密閉型インナーイヤーレシーバー SONY XBA-Z5 |
なかでもお気に入りの組み合わせは「NW-ZX2」+「JVC HA-FX850+(リケーブル:Beat Audio Supernova BEA-1757)」で、キレの良い低音から透き通る高音までが、奥行きのある空間の中で、上品に、そして迫力のある音楽を聴かせてくれる。
残念なのは「XBA-H3」だ、色々な音が綺麗に聞こえるのだが、全体的に少しオブラートに包まれたような感じと、低音の不足が感動を呼ばない。今は主にテレビ用のモニタイヤホンとして使っている。会話もシッカリ聞き取れ迫力もあるので映画を見る時などは気に入っている。
さて、今回最後までHA-FX850の上位HA-FX1100と迷いました。「HA-FX1100はHA-FX850を少しブラッシュアップして、リケーブルをしている」という認識があったので「さほど音に違いが無いのではないか?」と言う理由から止め、XBA-H3の汚名挽回を願ってXBA-Z5を買うことにしたのです。
※XBA-H3なのですが、なんと言いますか、2015年8月に入ってから急に音が良くなりだしました。高音域はイマイチなのですが、抜けるような低音が出るようになりました。今まで、エージングが終わってなかったのでしょうか? しかし、HA-FX850 より音イイかも・・・ノーマルケーブルのままなのですがネ・・・あら不思議(笑 。
≪密閉型インナーイヤーレシーバー XBA-Z5≫
大口径16mmダイナミックドライバーユニットとバランスド・アーマチュア・ドライバーユニット2基(フルレンジ+マグネシウムHDスーパートゥイーター)を組みあわせた、新開発のHDハイブリッド3ウェイドライバーを搭載。全帯域にわたってハイレゾ音源特有の空気感に富んだ楽曲のニュアンスをあますところなく再現します。
【型式】 密閉ハイブリッド
【ドライバー】 ハイブリッド 3ウェイ(16mm ダイナミック + 2 x バランスド・アーマチュア)
【感度】 107 dB SPL/mW
【インピーダンス】 32Ω
【再生周波数】 3Hz-40,000Hz
【コード長】 約1.2m、銀コートOFCリッツ線、着脱式イヤーハンガー、 約2m
【コードタイプ】 Y型
【入力プラグ】 金メッキL型ステレオミニプラグ
【質量】 約11g (ケーブル含まず)
※詳しい使用はSONYホームページをご覧ください。
★SONYホームページの「Zの軌跡」開発秘話なども面白いです。
箱でかいです |
中箱は高級感のあるブラック |
シリアルが打ってあります。 |
下の段に何かあります。しかし、ケーブルが良くない、見るからに良い音がしそうにない。6万円もする高級機なんだから最初から良いケーブルを付けるべきではないでしょうか? |
デカイケースが! |
バランス用のケーブルがはいってます。私には不要な商品です。 |
ここにはイヤーピースなどが入ってます。 |
XBA-Z5 と XBA-H3 デザインは、ほぼ同じですが大きさは少し小さいかな?あと、少し軽い。 |
あまり高級感はないですね。 |
思ったより軽いです。 |
Lコネ |
WALKMAN NW-ZX2に装着するとこんな感じ。 |
COMPLY (コンプライ) イヤホンチップ Tx-200に交換! |
耳垢防止のフィルタ付き!準備完了 |
装着 |
違和感はない |
ファーストインプレッション
ん~ 全然 高級感がないなぁ~ |
●2015年4月12日 エージング0時間
うわ~ \(◎o◎)/!正直失敗したかも!!
XBA-H3に比べると、音場の広さや全体的な音の出方は良くなっており、いい音は確かに出ています。が、HA-FX850に比べると全く駄目!音に深みや艶もないし、心にぐっとくる音圧もない、スーッと抜けていく高音もない、ついついボリュームをHA-FX850より3レベルくらいあげてしまう。音量が取りにくいと感じる。低音域は少しは良くなったがHA-FX850の比ではない。まだ、全くエージングがされていない状態なのだが、現段階では60,000円も出して買った意味を見出せない状態です。やっぱり私の耳にはダイナミックタイプのイヤホンなのかなぁ~!
音が変わることを期待しつつエージングを続けてゆきます。ただ、基本構造やスペックはXBA-H3とそう変わらないので、期待薄かなぁ~!少なくとも、迫力がUPすることは無いように思われます。音に変化があったらご報告いたします。
●2015年4月13日 エージング24時間
ウ~ン (;・∀・) これは期待できるかも!!
音場が前日の倍近く広がりました。モヤモヤした膜が取れ、中高音の伸びも出て来ました。低音も切れよくシッカリ出ていますし、楽曲によっては中々の低音を聴かせてくれます。特に高音域の細やかな音の表現は感動的です。全体的に艶やかな空間を感じ、ズーット聴いていたいと思わせます。純正のショボイケーブルでこれですから、SONY純正のリケーブルの出来によってはかなり期待が出来そうです。
聴こえてくる音の数と空間の広さはHA-FX850を超えています。また、16mm ダイナミックドライバーが2個のバランスド・アーマチュアドライバーユニットを下から包み込み、全体的にダイナミックイヤホンに近い音を出しているように感じました。
また、ウォークマン「NW-ZX2」の目玉機能の1つである「DSEE HX※」機能があります。私は基本的に、こう言った機能は使わない派ですが、今回試しにONにしてみたところ違和感なく解像度が上がり、中々聴き応えのある音になりました。楽曲によっては率先して使ってみようと思いました。XBA-Z5と「DSEE HX」機能の相性はいいと感じました。
※「DSEE HX」とは、MP3などの圧縮音源やCD音源をハイレゾ相当の高解像度音源にアップスケーリングする機能。
●2015年4月14日 エージング48時間
ソロソロ (ノ´∀`*) エージング終了かな!
音が安定してきました。低音域もシッカリとクッキリとして来ました。中高音の伸びと空間の広さも素晴らしく、繊細な音まで表現しています。特に、アコースティックによるスタジオ録音やライブ録音など各楽器の位置感などが素晴らしいです。
ただ、残念なのはHA-FX850にある、荒々しいけどグッとくる色気と言うか、木の温もりと言うか、そういうのは無いです。良く言えばクール、悪く言えば無機質な音が正確に淡々と流れる感じ。まあ、楽曲によって使い分けるのが良いかなと思っています。
また、XBA-Z5はXBAーH3と基本構造は同じです。しかし、実際は方向性は似ていますが別物の音ですね。値段が高いだけのことはあるかなぁ~!?ノーマルケーブルでこれですから、リケーブルしたらどんな音に変化するのでしょうか?楽しみです。
●2015年5月31日 エージング200時間〜
200時間を超えました。 深みのある音で安定!
低音域が”ズシ”っと切れよく安定してきました。更に全体的に深みのある音質になりました。ただ、他のアンプで聴くと音がかなり違うので、Walkman NZ-ZX2のエージングが更に安定したとも考えれます。いずれにしても、どんな楽曲も2ランクアップした様に感じます。いつまでも、いつまでも聴いていたい・・・・・。
★ヘッドホンケーブル「MUC-M12SM1」
現在、SONY純正のリケーブルを注文しているので、到着したらそちらも合わせて報告します。
※詳細はSONYページを確認してください。
・2015年4月12日 現在全く納期が見えず・・・
・2015年5月 2日 もうすぐ子供の日なのにまだ来ない・・・
・2015年5月18日 未だ「入荷次第出荷(目安)」の表示・・・・
・2015年5月26日 納期連絡が来た「2015年6月上旬頃(目安)」・・・・
現在、SONY純正のリケーブルを注文しているので、到着したらそちらも合わせて報告します。
※詳細はSONYページを確認してください。・2015年5月18日 未だ「入荷次第出荷(目安)」の表示・・・・
・2015年5月26日 納期連絡が来た「2015年6月上旬頃(目安)」・・・・
●2015年6月3日 リケーブル
とうとう「MUC-M12SM1」が届きました!永かったぁ~
ここ最近ノーマルケーブルで満足し始めているだけに、どのように変わるのか、嬉しくもあり不安でもあります・・・・・。
ヘッドホンケーブル「MUC-M12SM1」ステレオミニプラグ |
高級感はありませんが、なかなかカッコいいです。 |
ごついLコネ! |
高級感があります。 |
太いケーブルに安心感と期待感が漂います。 |
装着感も良いです。 耳かけ時と逆になるの[L][R]の文字が前面にでますが、愛嬌と言う事で!あと、ケーブルタッチノイズは少しありますネ。 |
本当はケーブル自体のエージングを少しした方が良いのですが、待ちきれないので、とりあえず聴いてみます!
おおぉ~!凄い!ギターやキーボードは左右の端っこの方から聴こえてきます。音場が倍くらいに広がりました。低音域がグワッと盛り上がり中音域辺りまで包み込んでいます。解像度・音圧も上がりました。逆に中高音域の輪郭が埋もれたように聴こえます。また、音場が広がったためにボーカルの位置が少し奥まった様にも思います。イヤホン自体が全く別物に思えるくらい違いがあります。
※ケーブルエージング24時間後
低音域のキレが出てきました。嬉しいことに低音が引き続き強いですが、中高音もシッカリ埋もれずシッカリとした輪郭で聴こえます。
【総括】
HA-FX850の音が好きな方は、(XBA-Z5+リケーブル)の音もキット好きになると思いました。相当エージングは必要ですが(笑
高音域・中音域・低音域の音がシッカリと輪郭よく聴こえます。かといってそれぞれがバラバラに聞こえるわけではなく、低音域が全体を包むようにまとめ上げ、上質にバランスしています。
・中高音
解像度と音場の広がりはXBA-Z5に軍配が上がります。力強さではHA-FX850に軍配が上がります。繊細さではXBA-Z5に軍配が上がります。
・低音
低音の質と言うか味と言うか、全然方向性が違います。
HA-FX850の低音は正面からズーンと色気のあるパワーで攻めてきます。XBA-Z5は透明感のある震えるような低音で体を包み込むように攻めてきます。
・ボーカル
XBA-Z5のボーカルは広がりのある空間の中で、繊細に力強く空気を震わせます。HA-FX850のボーカルは目の前歌っているように力強く聴こえます。
最後に
ウォークマンNW-ZX2の性能を引き出せるのは!ズバリ(XBA-Z5+リケーブル)だと思います。空気感・音場の広さ・スーッと伸びのある美しく澄んだ音を表現できる(XBA-Z5+リケーブル)は「ウォークマンNW-ZX2の為に作られたのではないか?」とさえ思います。
ただ、残念なのは・・・XBA-Z5はNW-ZX2では良い音を出すのですが、他のヘッドホンアンプ[DENON DA-300USBS]につなげても何故かパッとしません。逆にHA-FX850は生き生きと鳴ります。これは相性なのでしょうか?最近では「XBA-Z5はNW-ZX2」、「HA-FX850はDA-300USBS」と、それぞれ専属パートナーになっています。
HA-FX850の専属パートナーDA-300USBS |
オマケ
HA-FX850を「MUC-M12SM1」でリケーブル
少し接点が短いかな?と思いながら、接続してみました。「プチッ」とんなり接続出来ました。外す時もすんなり外れるので、ケーブルを引っ掛けたりすると簡単に抜けるかもしれません。 |
音を聴いてみました。これが中々良いです。音場はそう広くありませんが、中高音域がとても綺麗に出ています。低音も含め全体的に迫力があり引き締まった音を聴かせてくれます。 |
8000円程度の金額でこの音は、コストパフォーマンスが高いと感じました。私の組み合わせではコネクタの接触不良は無いようですが、もしこの組み合わせを試される方は、自己責任でお願い致します。 |
★匿名の方から「HA-FX850にMUC-M12SM1の装着感」についての質問がありましたので、アップしました。
「く」の字のへこんだ部分を耳たぶに乗っけた感じに装着してます。 |
私はいつも「く」の字の凹部分を耳たぶ側に持ってきます。なので頬にケーブルが当ることも少なくタッチノイズも軽減されます。
XBA-Z5をワイヤレスにする
XBA-Z5を「ワイヤレスオーディオレシーバーMUC-M2BT1」を使ってワイヤレス化しました。想像以上の良さでした。詳しくはこちらをご覧ください。
美しく、格好良く、お洒落な
EDM(エレクトロニック・ダンス・ミュージック)が好きな方に
2015年・・絶対に外してはならないアルバムです!
2015年・・絶対に外してはならないアルバムです!
下記の作品をXBA-Z5で是非聴いて欲しい
True Colors CD, Import
Zedd (アーティスト)ロシア生まれのドイツのDJ、音楽プロデューサー
特に好きな曲
Addicted To A Memory
I Want You To Know
Beautiful Now
Transmission
True Colors
Papercut
Forever CD, Import
Alesso (アーティスト)スウェーデンのDJ、音楽プロデューサー
特に好きな曲
Sweet Escape
All This Love
Heroes (We Could Be)
Cool
Deja Vu(デジャヴ)
Giorgio Moroder(ジョルジオ・モロダー)イタリアの音楽プロデューサー・作曲家・シンセサイザー奏者。懐かしいシンセサイザー演奏やチラホラ出てくるディスコ・サウンドテイストはもう最高です!
特に好きな曲
Déjà Vu
Diamonds
Right Here, Right Now
Tempted
Wildstar
Deja Vu(デジャヴ)
Giorgio Moroder(ジョルジオ・モロダー)イタリアの音楽プロデューサー・作曲家・シンセサイザー奏者。懐かしいシンセサイザー演奏やチラホラ出てくるディスコ・サウンドテイストはもう最高です!
特に好きな曲
Déjà Vu
Diamonds
Right Here, Right Now
Tempted
Wildstar