2024年12月7日土曜日

DUNU(ドゥヌ)Da Vinci(ダビンチ) 6ドライバー搭載の美しいイヤホンを買いました。簡単にレビュー評価してみます。

 

DUNU x Gizaudio Da Vinci

【初めに】

有線のイヤホン「DUNU Da Vinci」を買いました。以前から気になっていたのですが、品薄状態が多かったのと、価格も高かったのでしばらく見送っていました。しかしAmazonで在庫が復活し価格も安くなっていたので購入することにしました。音質も良いと評価も高いのですが、この「DUNU Da Vinci」には大きな仕掛けがあります。イヤホンのプレートがとても美しいのですが、色々な組み合わせがあります。もちろん左右もバラバラです。更にそのデザインを自分では選べないことです。これはもう賭けでしかありません。

組み合わせの一例

「赤味とブラウンが絶妙の配合で、世界一お洒落な柄のが欲しい!!お願いします!!」と強く念じながらAmazonでポチリました。あとは到着を待つだけです。

AmazonHiFiGo DUNU x Gizaudio Da Vinci IEM 2DD+4BA、デュアル ダイナミックおよび 4 バランスド アーマチュア ドライバー ハイブリッド インイヤー イヤホン HiFi、5 ウェイ周波数クロスオーバー (Da Vinci)


【特徴】
DaVinci's Five-Leaf Maple Wood Faceplate
ダヴィンチの厳選された天然木目五つ葉カエデのスタビライジングウッドフェースプレートは、独特のテクスチャーとカラーで独特の美しさを醸し出しています。

デュアル・システム5ウェイ・プレシス・ クロスオーバー・コントロール
2基のダイナミック・ドライバーと4基のバランスド・アーマチュア、6ドライバー・ハイブリッド・アーキテクチャ、独立した5チャンネル・サウンド・ガイダンス+電子5ウェイ周波数クロスオーバー・コントロール、物理的および電子的な2周波チューニング・システム。

デュアル・ダイナミック・ドライバーによる 深みのある低音
2基の高性能フレキシブル・エッジ・ダイナミック・ドライバー・ユニットを搭載したDaVinciは、低域で卓越した表現力を発揮し、深みのある重層的なサブバスと正確でインパクトのあるミッドバスを提供します。

4つのカスタム・バランス・アーマチュア による豊かでクリアな音色
豊かでクリアな中音域のために綿密に調整されたダヴィンチのコンポジット・デュアル中音域バランスド・アーマチュア・ユニットは、メロディアスな響きを提供し、高音域バランスド・アーマチュア・ユニットは、自然で鮮やかな高音域のディテールを実現します。

仕様

■製品:DUNU DaVinci
■カラー:ブラック+不規則なフェースプレートテクスチャー

■ドライバー:ダイナミック×2、バランスド・アーマチュア×4
 (低音用)10 mmダイナミックドライバーx1
 (低音用) 8 mmダイナミックドライバーx1
 (中音用) BA型ドライバーx2
 (中高音用) BA型ドライバーx1
 (高音用) BA型ドライバーx1

■インピーダンス: 35Ω1 kHz
■感度:109 dB/mW (@ 1 kHz), 122 dB/Vrms (@ 1 kHz)
■周波数応答範囲: 5Hz-40kHz
■ケーブル:4本の単結晶同銀メッキ線材

■標準2pin 0.78mmピンコネクター
■重量: 約6.6 g (片側)
■付属ケーブル:4本の単結晶同銀メッキ線材(3.5mm/4.4mm交換可能プラグ)
※詳細はメーカーホームページをご覧ください



【開封】
到着しました。箱を前に正座をし「良いのをお願いします」と最後のお願いをし、ふたを開けました。こ・・・これは・・美しい!

これはもう、左右両方個性的で、世界一美しいのではないでしょうか。感動です!


右(R)
何なんでしょう、この何とも言えない複雑にして絶妙の柄、
赤味・ライトブラウン・ダークブラウン、惚れ惚れします。
この柄は自然界の芸術作品です。



左(L)
何なんでしょう、このシンプルな美しさは!
赤味・ライトブラウンが主役、そこに主張しすぎないラインが!
見ているだけで心穏やかになります。



ノ・・ノズルが太い!
これはイヤーチップ選びに苦労しそうです

2PINの溝が深い!
私の手持ちの2PINでは接続できませんでした。
コネクタ部が長いものを用意しなくては。


(バランスケーブル)
基本、4.4㎜で銅素材の実を銀のコーティングしたものをチョイスすることにしています。あとは2PINコネクタの長いタイプを探さなくては・・・

(イヤーチップ)
基本、医療用シリコンのイヤーチップをマストにしています。今回は、初めてのイヤーチップ「Whizzer EASYTIPS ET100AB」を使ってみます。サイズは(L)をチョイス。



さて、イヤーチップ入るでしょうか?

入りました!


次はケーブル、コネクタは入るでしょうか?



入りました!






これで準備OKです

【イヤーチップ再度交換(AZLA(アズラ) SednaEarfit MAX)[ L ]
の(L)に装着しました。最初はいらないかと思ったのですが、余裕で入りました。「ノズルが太いから入らないだろう」と言う先入観が強すぎました。最初から試せばよかったです。Whizzer EASYTIPS ET100ABも悪くは無かったですが、傘の部分が微妙に小さく密閉感が少し甘かったです。やっぱりAZLAが私の耳には一番合います。ホッとしました。(笑







【聴いてみる】

■評価に使う楽曲
評価にはいつものようにYouTubeの「お洒落なミュージック」に掲載しているような楽曲を使います。音源データのサンプリングレートは(44.1kHz)(48kHz)(96kHz)(192kHz)のハイレゾおよび(44.1kHz/16bit)のロスレスFLACファイルがメインです。


プレイヤーは「Neutron Music Player」を使用します。

設定等が複雑ですが、機能が多く音質が良いです。WindowosPC版も存在しており、私の手持ちの全ての端末で統一できます。
※ノーマライゼーション(OFF)・イコライザー(OFF)に設定



Da Vinciの周波数応答範囲は「5Hz-40kHz」と言う広い帯域でハイブリッドイヤホンの得意な分野でもあります。重低音も超高音も出せる事になると思うので期待に胸が膨らみます。


■利用プレイヤー① スマートフォン

プレイヤーには、SONY Xperia 1 VIを使用します

<無線>Bluetooth接続時 対応コーデック

コーデック サンプリング  ビットレート
SBC 48kHz/16bit         192kbps
AAC 48kHz/16bit         非公開
aptX 48kHz/16bit         384kbps
aptX HD 48kHz/24bit     576kbps
aptX Adaptive 48kHz/24bit     280kbps~420kbps可変
aptX Adaptive 96kHz/24bit     260kbps~640kbps可変
LDAC         96kHz/24bit     990kbps/660kbps/330kbps
aptX Lossless           44.1kHz/16bit     最大1200kbpsでビットレート可変
LC3 48kHz/32bit     16kbps – 320kbps
LC3(plus) 96kHz/24bit         16kbps – 320kbps

<有線>3.5㎜ アンバランス接続
3.5㎜のアンバランス接続ですが、比較的大きなインピータンスのイヤホン・ヘッドフォンでもシッカリ鳴ります。また、ノイズも少なく、音場も比較的広いのです。流石SONY。




それでは聴いてみます


エージング0時間(4.4㎜バランス→3.5㎜アンバランス接続)

ファーストインプレッション!
「期待したほど低音が出ない」「中音域の見通しが悪い」「BA型ドライバーらしく高音域は繊細でよく出ているが耳に刺さる」「音場の広がりと奥行きもあまりなし」「もう少し音圧が欲しい」「切れが甘く高音域の解像度よさばかり目立つ」でした。やはり、エージング時間は最低100時間かなぁ~しばらくエージングのみ行います。


エージング100時間越え4.4㎜バランス→3.5㎜アンバランス接続

さて、5日ほどエージングしっぱなしです。途中で聴きたいのをじっと我慢してきました。どんな音質になっているのか楽しみです。

凄い!とにかく解像度が高い!BA型ドライバーが良い仕事をしています。シルクのような音に包まれます。さらに切れのある低音がバランスよく融合します。傾向的にはドンシャリなんですが、迫力だけで追い込むようなドンシャリではありません。重低音・低音・高音・超高音が存在感を持ちながら、中音域もシッカリ出ています。基本ドンシャリなんですが、まるでフラットでもあるような素晴らしい世界観です。

基本的なシングルエンドの音質
高音:キラキラ美しく、シルクのように繊細、存在感は素晴らしく耳にも刺さらない。
中音:しっかりとした中音域でボーカルの際立ちます。
低音:切れもよく深い音が出ます。
音場:適度な広さです。ボーカルは中心に、楽器の位置もシッカリと確認でます。
音圧:しっかりとした音圧があります。
解像度:全体的に高いですが、特に中高音域の解像度が高いです。

3.5㎜シングルエンドで聴いただけでも、Da Vinciの基本性能の高さを感じます。しかし、シングルエンドではDa Vinciの本領は発揮できていないと感じます。次回はバランス接続・DAC・アンプで評価をしてゆきます。




■利用プレイヤー② スマートフォン + ポータブルUSB-DAC
プレイヤーには、SONY Xperia 1 VI + Astell&Kern AK HC2を使用します

Astell&Kern AK HC2に4.4㎜コネクタで有線接続します。
DAC:Cirrus Logic CS43198×2 (Dual-DAC)、アンプ:DACに内蔵
Astell&Kern AK HC2 Midnight Blue [リミテッドカラー 4.4mm5極バランス出力搭載ポータブルUSB-DAC]を使用します。
Astell&Kern AK HC2は、お気に入りの音を出すUSB-DACです。長く手放せない逸品です。

エージング100時間越え4.4㎜バランス接続

さて、聴いてみます。
はぁ~素晴らしいです!スマホ直接続とは別物の音です。若干エッジが効きすぎている感はありますが、とにかく高い解像度で繊細にして迫力のある美しい音に包まれます。

Astell&Kern AK HC2 バランス接続の音質
高音:キラキラ美しく、シルクのように繊細。広がりや伸びが素晴らしいです。
中音:しっかりとした中音域で、更に女性ボーカルの美し存在感が際立ちます。
低音:切れもよく深い音が出ます。
音場:適度にカラッとした広がりです。
音圧:文句なしでが、まだパワーを受け止められる感じです
解像度:シングルに比べると倍くらい解像度が高くなった感じです。

これは、今後更に色々なUSB-DACで聴いてみたくなります。





■利用プレイヤー③ スマートフォン + ポータブルUSB-DAC
プレイヤーには、SONY Xperia 1 VI + FIIO KA15を使用します

FIIO KA15に4.4㎜コネクタで有線接続します。
DAC:Cirrus Logic CS43198×2 (Dual-DAC)、オペアンプ:SGM8262 ×2
FIIO KA15 FIO-KA15-L [4.4mmバランス出力:560mWの高出力、最大768kHz/32bitおよびDSD256のサンプリングレートに対応、ポータブルUSB-DAC]

エージング100時間越え4.4㎜バランス接続

さて、聴いてみます。
同じCirrus Logic CS43198のDACを搭載したAstell&Kern AK HC2と想像通り同系統の音がします。ただ、これも想定範囲ですがオペアンプの違いがしっかり出ています。AK HC2は輪郭がしっかりとしエッジが乾いた乾いた音質ですが、FIIO KA15は高出力オペアンプにより濃厚で奥の深い音が出ます。EDMやロック、ポップスからクラシックまで高音質にオールラウンドに対応します。

FIIO KA15 バランス接続の音質
高音:シルクのように繊細。隅の隅まで広がる微かな音も聴こえます。
中音:落ち着きのある濃厚な中音域です。ボーカルの厚みも感じます。
低音:弾けるような切れのいい低音や、どしりと濃厚な低音が出ます。
音場:目の前の静けさの中に空間が広がります。楽器の位置もシッカリとわかります。
音圧:少し音量が取りにくいですが、ゆとりのある音圧です。
解像度:アンプの違いか、AK HC2に比べると低中高の解像度が更に高いです。

AK HC2とFIIO KA15の音質は似ているようで似ていない、どちらも良いです。






■利用プレイヤー④ スマートフォン + Bluetooth レシーバー( その1)

FiiO(フィーオ) FIIO BTR15に4.4㎜コネクタで有線接続します。
DAC:ES9219MQ、アンプ:アンプ統合型、Bluetoothチップ:QCC5125

・ESS Technology製DAC+アンプ統合型「ES9219MQ」を2基、左右独立搭載
・バランス出力時の最大パワーは340mW
・統合型DACチップのDAC部とヘッドホンアンプ部に独立した電源供給、低ノイズ
・BluetoothレシーバーにQualcomm製「QCC5125」を採用、高い接続安定性
・AAC/SBC/aptx/aptx LL/aptx Adaptive/aptX HD/LDAC主要コーデックに対応
BTR7よりコンパクト、更に有線イヤホンとのセットで使用する場合に取り回しが良くなります。サウンドはESS Technologyらしい明るく乾いた美しい音質です。

エージング100時間越え(Bluetooth LDAC接続、4.4㎜バランス接続)

さて、聴いてみます。
やはり「DAC:Cirrus Logic CS43198×2 (Dual-DAC)、オペアンプ:SGM8262 ×2」のポータブルUSB-DACで音を聴いた後では流石に解像度の低さを感じます。FIIO BTR15のDACはESS社のES9219MQなのでやはりCirrus Logic CS43198とは音の系統が少し違います。
有線接続に比べると、Bluetooth接続には「サンプリング・圧縮・解凍・転送ビットレート」の壁がありますので、どうしても解像度も低くなり音圧・音場・音質が劣ります。しかしFIIO BTR15に関しては十分にリスニングに対応できます。しばらく聞いているとUSD-DAC接続との音質の差も感じなくなります。

FIIO BTR15 バランス接続の音質
高音:きちんと出ていますが、煌めきが若干大人しいです。
中音:しっかりとした中音域ですが少し曇った感じがあります。
低音:しっかりと出ていますが、若干迫力に欠けます。
音場:適度な音場です。楽器の位置もシッカリとわかります。
音圧:しっかりとした音圧です。
解像度:しっかしと解像度はあります。

良くも悪くも、普通にいい音でリスニングできるレベルです。エントリーBluetoothレシーバーとしては高音質の部類ですが、Da Vinciの性能を半分も出せていないと感じます。






■利用プレイヤー⑤ スマートフォン + Bluetooth レシーバー( その2)

FiiO(フィーオ) FIIO BTR17に4.4㎜コネクタで有線接続します。
DAC:ES9069Q×2、アンプ:THX AAA 78+、Bluetoothチップ:QCC5181

・QCC5181搭載による最新鋭のワイヤレス性能でロスレスオーディオにも対応
・詳細な音質調整を可能にする10バンドの高精細ロスレスPEQを搭載
・デュアル「ES9069Q」DACによる高品位な音質再現
・「THX AAA 78+」アンプによる強力な出力と優れた音質
・4.4mmバランス出力:650mW (32Ω、THD+N<1%)
・周波数特性:20Hz~80kHz(<3dB)
・高音質かつクリーンにこだわった精密な電源設計
・業界最新のBluetooth5.4に対応
・主要な高音質コーデックを網羅
 aptX Lossless:1200 kbps
 LDAC:990 kbps
 aptX HD:576 kbps
 aptX Adaptive:420 kbps
 AAC:328 kbps

とうとうBTRシリーズがここまで来ました。aptX Lossless対応です。どういう事かと言うと、CD音源を、Bluetooth無線において有線接続と遜色ない音が出ることを意味しています。ここからBluetoothオーディオの新しいスタートと言っても過言ではないでしょう。
End of the Worldという曲ですが、もう何度も聴いた曲なのに・・
今回、この組み合わせで聴いていて、なぜか涙がこぼれました。

エージング100時間越え(Bluetooth aptX Lossless接続、4.4㎜バランス接続)

さて、聴いてみます。
「これは凄い!さあ皆さん!もう(DAP)オーディオプレイヤー、(USB-DAC)ポータブルUSB-DACなどにイヤホンを直接接続して音楽を聴く必要はありません。」正直言って、私が過去に持っていた諸々の「DAP・USB-DAC」よりも音が良いのです。BTR17は今までの常識を覆したと言えます。旧機種のBTR7からすると想像を絶する進化です。

圧倒的な解像度の高さ、濃厚な太い重低音、どこまでも抜けてゆく高音域、存在感のある中音域、圧倒的な音の厚み・深み、洗練された音質、接続したイヤホンの性能を100%引き出せる能力があります。本当にこれは凄いです。

FIIO BTR17 バランス接続の音質
高音:本当に繊細で美しいです。「煌めき・クリア・共鳴・余韻」全てが素晴らしい。
中音:男女問わずボーカルの安定感が半端ないです。打楽器・弦楽器も素晴らしい。
低音:厚みがあり、濃厚で深い低音が出ます。このアンプ凄いです。
音場:音の広がりは、まるで小宇宙の様です。しかも、ギュッと全ての音が濃厚。
音圧:余裕の音圧です。ボリュームを絞っていてもシッカリと存在感があります。
解像度:DAPへの有線バランス接続時の解像度と比べても遜色ありません。

本当にBluetoothレシーバーとしては現状最高音質だと思います。
Da Vinciの性能を100%出せていると思います。相性は抜群です。




【Da Vinciのライバルと比較する】

Da Vinciのライバルとなると、やはりこのお方でしょう!
AFUL (アフー)Performer8」これはガチでしょう!
デザインやコンセプトも意外と似ており、どちらも相当変態です。
Performer8

Da Vinci

使用するプレイヤーはもちろん「SONY Xperia 1 VI + Fiio BTR17」です


それでは比較してみます

性能比較 Da Vinci Performer 8
デザイン どんな柄が届くか分からない
耳に良くフィットするデザイン。天然木目五つ葉カエデのスタビライジングウッドフェースプレートが魅力です。
必ず手に入るプレートデザイン
耳に良くフィットするデザイン。ハンドペイントの美しいフェイスカバーが魅力です。
ドライバ (低音用)10 mm DDx1
(低音用) 8 mm DDx1
(中音用) BAx2
(中高音用) BAx1
(高音用) BAx1
高精度 3D プリント音響チャンバー
(低音用)8mm DD×1
(低音用)BA×2
(中音用)BA×2
(高音用)BA×3
3Dプリント音響管構造
超長尺低周波音響管
インピーダンス 35Ω 30Ω
感度
109 dB/mW
115 dB/mW
周波数応答範囲
5Hz-40,000Hz
低音~ハイレゾ領域
5Hz-35,000Hz
低音よりのチューニング
本体素材 樹脂?厳密には素材は不明
ノズルは金属アルミ?
樹脂?厳密には素材は不明
ノズルは本体一体の樹脂?
コネクター 標準2pin(CIEM 2pin) 標準2pin
フィット感良い 良い
イヤーチップ ★AmazonAZLA SednaEarfit MAX(L) ★AmazonAZLA SednaEarfit MAX(L)
メーカー通販価格
あくまでも参考価格
価格51,490円前後
★AmazonDa Vinci
価格56,055円前後
★AmazonPerformer 8
音質比較
音場
★★★★★5.0
ライブなどでは各パートのメンバーの位置がわかります。端っこの方で鳴っているトライアングルの音も聴こえます。音場は上下左右に適度に広く、それでいて濃厚です。特に高音域が良く伸びるので向こうの方にスーッと消えてゆく共鳴や余韻も感じます。
★★★★★5.0
適度な音場があります。ボーカルを中心において左右に広がります。上下はそう広くありません。中音域が安定しているので非常に聴きやすく、左右に伸びてゆく高音域の音もしっかしと聴き取れます。高音域の空気感はDa Vinciが上を行きます。
音圧 ★★★★★5.0
音圧はプレイヤーのアンプ性能比左右されますが、Da Vinciはダイナミック型ドライバーが2基ありシッカリと鳴っているので音圧もシッカリしています。
★★★★★5.0
音圧はプレイヤーのアンプ性能比左右されますが、Performer 8はダイナミック型ドライバーx1ですが、Da Vinciと比べても遜色のない音圧です。
解像度 ★★★★★5.0
細分化された多ドライバーにより解像度は非常に高いです。特に中高音域の解像度は半端なく繊細です。
★★★★★5.0
細分化された多ドライバーにより解像度は非常に高いです。特に中高音域の解像度は半端なく繊細です。
高音 ★★★★★5.0
柔らかく、キラキラ感もあり美しくクリアでもあります。耳に刺さることもなく空気感も味わえます。
★★★★★5.0
クリアでスッキリとした高音です。BA型ドライバーの特徴的なシャリシャリ・キラキラ感があまりありません。
中音 ★★★★★5.0
中音域は若干高音寄りです。解像度も高く、ボーカルも濃厚です。ギターやバイオリン、ピアノなど弦楽器の繊細さと美しさが素晴らしいです。
★★★★★5.0
中音域は若干低音寄りです。解像度も高く、ボーカルも濃厚です。ギターやバイオリン、ピアノなど弦楽器の繊細さと美しさが素晴らしいです。
低音 ★★★★★5.0
よく聞いていると、楽曲にもよりますが、広がりのある低音とスピード感があり切れのいい低音が存在しています。しかも段付きもなく一体的に聴こえます。チューニング凄いです。
★★★★★5.0
比較的どんな楽曲においても安定して、深く、広がりのある低音が鳴ります。低音用ドライバー(DDx1、BAx2)のなせる業でしょうか。ただDa Vinciに比べると切れ味はマイルドです
打楽器 ★★★★★5.0
バスドラ、ドラムス、シンバル、木琴、大太鼓色々聞いてみましたが、全部切れも良くスピード感もあります
★★★★★5.0
バスドラ、ドラムス、シンバル、木琴、大太鼓色々聞いてみましたが、全部切れも良くスピード感もあります
ボーカル ★★★★★5.0
男女ボーカルもシッカリと美しいです。しかも濃厚、全体的に柔らかで心地の良いボーカルです。何時までも聴いていた。
★★★★★5.0
男女ボーカルもシッカリと美しいです。しかも濃厚、全体的に柔らかで心地の良いボーカルです。何時までも聴いていた。
相性の良い
楽曲ジャンル
EDM、ロック、ポップス、フュージョン、ジャズ、クラシック色々聴いてみましたがどれも素晴らしいです。アコースティック~電子楽器までオールラウンドです EDM、ロック、ポップス、フュージョン、ジャズ、クラシック色々聴いてみましたがどれも素晴らしいです。アコースティック~電子楽器までオールラウンドです
一押しポイント 重低音~超高音まで全開
再生周波数帯域に死角なし、しかも、低音・中音・高音の繋がりの良さは最高レベル!
重低音~高音域まで素晴しいつながりで、多ドライバーとは思えないバランスです。「本当に多ドライバーなの?」と思ってしまいます。間違いなく今まで私が買ったイヤホンの中では最高クラスの音質です。
また、「不規則なフェースプレートテクスチャー」は素晴らしく美しいのです。思わずもう一個買って柄の違いを楽しみたくなります。
重低音&低音寄りの中音が魅力
重低音が包み込み中音域が全体をまとめ、更に高音域が彩る。そんな世界観が魅力!

重低音・低音の表現はDa Vinciよりも押し出しが少し強く、逆に高音・超高音域はDa Vinciよりも若干大人しい。こちらも多ドライバーなのに一体感が素晴らしく、すべての帯域において、深みがありシットリとした音を出します。
こちらの「テクスチャープレート」は固定ですから、購入時のドキドキはありません。安心してください。
デメリットと感じる所 2ピンコネクターが特殊なので、バランスケーブルの選択肢が狭いことくらいでしょうか。 3Dプリントで作成されたせいか、個体差でしょうが仕上に雑なところがあります。
総合評価 ★★★★★5.0 ★★★★★5.0
比較の結論
トータルバランスという意味では「Da Vinci」に軍配!
ただ、重低音を中心に考えると「Performer 8」に軍配!


重低音~超高音まで全域の音が好きな方は「Da Vinci」、重低音~中音が好きな方は「Performer 8」といった感じでしょうか。ただ、この2機種は、何だかんだ言っても意外と似たものイヤホンです。個人的には両方好きなのです。やっぱり結論は出ません。(笑





【総評】

購入前、「独立した5チャンネル・サウンド・ガイダンス+電子5ウェイ周波数クロスオーバー・コントロール、物理的および電子的な2周波チューニング・システム」というのが気になっていました。

「下手なチューニングをすると、それそれぞれのドライバーの特性とチグハグになり音のバランスが悪くなるのでわ?」と心配していました。
しかし、蓋を開けてみると拍子抜けするくらい素晴らしい音でした。それぞれの帯域の音に段差は全く無く、すべてのドライバーの一体感が半端ないのです。しかもそれぞれのドライバーの主張も感じることができます。

きっと、どんなプレイヤーやDAC・アンプを持ってきても素晴らしい音を出すと確信してます。Da Vinci(ダビンチ)は少し効果ですが完成してます。買って損のない逸品です。満足度は高いです。ご検討の一つに入れてもいいと思います。ただし、色柄は運任せです(笑

最後に
Da Vinci(ダビンチ)は「私史上ダントツに美しいデザイン」だと思っています。しかも、この喜びが”運”であったことも大きいです。もしも、ガチャポンで届いたパネルのデザインが気に入らなかったら、多分気持ちも萎えていたと思います。そういった「デザインの運任せ!」も史上初ではないでしょうか?面白い試みだったと思います。音質の良さは間違いないので、デザインに運を賭けてみたい方にお勧めのイヤホンでした。


※ケーブル交換、ウレタン系とシリコン系のイヤーピースの違いだけでも音質はガラリと変わってしまいます。内容はあくまでも個人的な環境下での考えですのでご了承ください。参考程度にお読みいただければ幸いです。