2019年4月14日日曜日

SUMMIT2(サミット2)はMONTBLANC(モンブラン)のお洒落なSMARTWATCH(スマートウォッチ)です。簡単に評価レビューしてみます。

モンブラン SUMMIT2(ステンレススティール&ナイロン)
現在、FOSSIL(フォッシル)のスマートウォッチを使っていますが、今回新しスマートウォッチが仲間に加わりました。モンブランのSUMMIT2です。FOSSILはお洒落な「スマートウォッチ」として気に入っていますが、モンブランのSUMMIT2は更に「腕時計」としての美しさを備えています。外観も高級時計と言っていいほどの完成度で、スペックも最新となっています。ヘビロテ間違いなしです。

 製品番号 119561

ケース
[ 本体 ] ステンレススティール
[ 風防 ] サファイヤガラス
[ 裏面 ] ガラス&ファイバーグラス レジン
[ 防水 ] 50m / 5気圧
[ 直径 ] 42mm
[ 厚み ] 14.3 mm
[ 重量 ] 62g(ストラップを含まず)

■ ストラップ
[ 幅 ] 22mm(交換可能)

■ スペック
[ ディスプレイ ] 1.2インチフルサークル AMOLED搭載、390 x 390 (327 ppi)
[ OS ] Wear OS by Google搭載(ヘルプページ
[ CPU ] Qualcomm Snapdragon Wear 3100搭載
[ 対応スマホOS ] iOS 9.3以降およびAndroid 4.4以降(Go エディションを除く)
[ 電源 ] 340 mAh – 丸1日、Time Onlyモードの場合はさらに4~5日
[ メモリ ] 1 GB
[ ストレージ ] 8 GB
[ センサー ] 心拍数、マイクロホン、高度計、加速度計、ジャイロスコープ、環境照明
[ 通信 ] Bluetooth 4.2、Wi-Fi(802.11b/g/n 2.4GHz)、GPS、 NFC決済

■ 添付品
磁気充電ベース、USBケーブル、安全性マニュアル、クイックスタートガイド、保証カード
※詳しくはメーカーホームページで確認してください。


■SUMMIT2は秀逸なデザインが魅力
真っ黒な大きな箱が届いてビック視しました。箱を開けるとワサワサのクッションの中に白い箱が登場しました。箱を開け、初めて時計を見たとき少し笑いました。「これはモンブラン山頂の火口をイメージしたのかな?

さて、時計ですが、これは美しいの一言です。小ぶりでシンプルなボディー、リューズのサイズ感とキラキラ感、とても軽く回転し、リューズをプッシュするときのしなやかさは高級感に溢れています。見た目”時計”としての完成度は高く、本体裏のセンサー類を見なければSmartwatchとは気が付かないでしょう。

また、ナイロンのベルトはチープ感は全くなくラグジュアリー感にあふれています。個人的にはカジュアルで使うより、ビジネスやフォーマルスタイルに進んで合わせたいと思いました。このナイロンの高級感はFelisi(フェリージ)のバックで使われるナイロンに通じるものがある気がしました。

















■液晶の保護フィルムは必要か?
モンブラン様に確認しました。「SUMMIT2は、高級時計の風防として利用されているサファイヤガラスを使用しており、傷が付きにくい特徴があります。保護フィルムの貼り付けは視認性、操作性の観点から不具合を感じられる場合は、ご使用をお控えください。」との事でした。安心して普通の時計の様に大切に使っていきたいと思います。:)





■スマートフォンと接続
接続は変わらず簡単です。スマートフォンで「Ware OS by Google」アプリをダウンロード、インストールします。「新しいスマートウォッチを追加」を選択しSUMMIT2と接続してゆきます。接続や諸々の設定やインストールが終わると下記画面になります。



■早々にベルトを交換した
標準のナイロンベルトは気に入っているのですが、最初は「グレーのベルト」に決めていました。なので、早々にベルトを交換しました。今回はオロビアンコのベルトにしました。モンブランのベルトと同じくワンタッチで着脱できるタイプです。価格もリーズナブルです。また、SUMMIT2のベルト幅は22㎜です。この幅はFOSSILのスマートウォッチも同じなので皆で仲良く使い回しできるのです。





















FOSSILとの違いと操作性やバッテリー
FOSSILのFTW4000 & FTW4002とどのくらい違うのか比べて見ました。下記は主にFOSSILからスペックアップしていると思われる部分です。

[ OS ] Android Wear2.0 → Wear OS by Google
[ CPU ] Qualcomm Snapdragon Wear 2100 → 3100
[ ストレージ ] 4GB → 8 GB
[ その他 ] 心拍数、高度計、GPS、 NFCが追加
[ ケース ] 直径 44㎜ → 42㎜
Qualcomm Snapdragon Wear 3100についてはこちらをご覧ください

本体ケースの大きさはFOSSILの一回り小さい 42㎜ とコンパクトです。女性でも使いやすいサイズです。


全体的なレスポンスはサクサクと向上しています。画面操作も非常にスムーズです。基本アプリの操作性はFOSSILとほぼ同じですが、トータル的なハードとソフトのバランスがブラッシュアップしていると感じました。

バッテリー時間については劇的ではありませんが、良くなったと思います。使い方にもよりますが1.5日~2日は持ちます。(電話の送受信のない場合:約10時間使用でFOSSILはバッテリ残は40~50%程度、SUMMIT2は60~70%程度でした。液晶のサイズも影響しているかもしれません。)

購入後一カ月、かなり使い慣れてきた。日々「たまに時計を見る」「アラームを一度鳴らす」「通知を見る」といた使い方に。更にバッテリーの持ちがよくなりました。

また、大きな違いとしてSUMMIT2にはスピーカーが無いようです。設定を見ても音量の設定も無く音を聴く事が出ません。なので「アラーム音」を鳴らしたり、「文章読み上げ」や、時計で「電話をする」事が出来ません。この部分はFOSSILと大きく異なるところです。何故スピーカーが無いのかは不明ですが、個人的に特に困ることはありません。




■気になるサポートは?
購入前に一番気になっていたのはサポートです。「故障時の修理やバッテリ交換はやってもらえるのか?」メーカーに確認しました。

回答
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バッテリー交換・修理について
Summit2では、バッテリー交換・修理はあいにく非対応となっております。
バッテリーは、通常のご使用で約5年~7年ご利用いただけることを想定いたしております。5年~7年以内でも、経年によりバッテリーの性能が低下することはございます。
保証期間内(ご購入日より2年間)に製造上の不具合があった場合は、ご購入店にて本体を交換対応させていただきます。
保証期間終了後、また、期間中であっても衝撃や通常のご使用による消耗にて生じた不具合等、保証対象外となる場合は、お修理・交換ともに対応いたしかねます。あらかじめご了承のほど、お願い申し上げます。
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「2年以内の自然故障であれば丸ごと交換。それ以外の故障または保証期間外は修理・交換対応はできない」という事になります。つまり、保証期間が過ぎた時点で故障した場合は、このスマートウォッチは終了!ただのオブジェと化します。この部分を納得しておかないとこの商品は買えません。普通の時計は大切に使えば”一生”使える場合もありますから。個人的には保証期間を3年くらいにして頂けると大変うれしいです。

また、他にもモンブランサポートに色々質問をしましたが、メールに対するレスポンスは大変良く、文面も適切で分かりやすく、非常に親身で、安心できるサポートだと感じました。流石モンブランです!




【総括】
正直、上記サポートで書いている部分を納得しておかないと買えない商品です。「どこに価値を置くか?」個人的にも非常に難しい判断でした。

まず、価格は「SUMMIT2が大体12万円とすると、(3年間使って、40,000円/年、3,300円/月)、(5年間使って、24,000/年、2,000/月)、(7年間使って、17,140円/年、1,420円/月)の費用です。例えば、3年間使ったとすると、毎月3,000程度でお気に入りのスマートウォッチを買っている」と考えています。

次に、寿命の考え方は、スマートウォッチはスマホと同じで「何年かすると最新スペックの商品に買い替える」です。しかし、スマートウォッチの進化はスマートフォンに比べると比較的スローテンポです。2~3年サイクルで最新になると考えています。

結果、個人的には「3年くらいしたら、新しいスマートウォッチを買う」という気で購入しました。そして、ある意味使い捨てにはなるけれども、3年間「毎日眺めていても飽きない、美しいガジェット、カッコいい時計を身に着ける」そこに私は価値を置きました。とても満足しています。

最後に、技術の向上により、今の機能のまま「太陽光による発電」や「動くことによる発電」「体温による発電」、「普通のボタン電池交換で」または「スマホから無線で電力をもらって」半永久的に動きつ続ける、そんな商品が登場するのを首を長くして待っている、今日この頃です。