HiBy Music R6 Pro (316Lステンレス モデル) |
ストリーミング音楽自体は随分と前から時折スマホで利用していましたが、音も特に良くないのでBGMとして聴き流す程度でしか利用していませんでした。しかし、昨年Android AUTO対応オーディオユニット「FH-9400DVS」を購入して以来、車の中でストリーミング音楽を良く聴くようになりました。アンプも”まあまあ”シッカリしており、スピーカーも”そこそこ”なので、意外いに良い音なのでした。
そんな中、HiBy がR6Proを発表しました。しかも「316Lステンレススチール筐体、Android 8.1、4.4mmバランス出力対応、魅力的なアンプ」とワクワクする内容です。これがあれば、ストリーミング音楽もYouTubeも良い音で聴けるに違いないと思いました。
3月1日に発売開始と言うことで、慌てて2月25日に「eーイヤホン」さんに注文しました。
■HiBy Music R6Pro (316Lステンレス)
主な仕様
■CPU:Snapdragon 425 SoC(1.4GHz)
■OS:Android 8.1
■RAM:3GB ストレージ:32GB
■SDのフォーマットとMediaGOの設定の失敗
音楽データは256GBのmicroSDカードに保存します。R6 Pro端末でSDのフォーマットを行いパソコンの色々なデータをMediaGOで転送しました。基本設定としてはパソコンにある色々な音源形式を全てFLAC形式に変換してR6 Proに転送しています。
そう・・・している・・つもりでした・・・。評価をはじめるに前にR6 Proに転送されたデータを見てみると、なんとMP3ではありませんか!パソコンにCDから無圧縮FLACで取り込んでいるデータも全てMP3になっていました。MediaGOでの転送の設定ミスだと思い再度確認しました。
なんと、FLAC変換設定にしたつもりがMP3変換になっています。更に変換フォーマットにFLACがありません。悩みに悩んで、Σ(゚□゚;)ハッ! 根本的な失敗を思い出しました。
SDのフォーマットです。Android端末でSDをフォーマットすると通常FAT32でフォーマットされます。
細かな技術情報は割愛しますが、MediaGOではFAT32フォーマットでは変換設定にFLACが存在しないのです。まずはパソコンでSDのフォーマットを「eFAT」でやり直します。アロケーションユニットサイズは「標準」で良いと思います。
「eFAT」で初期化後再度MediaGOで設定を行います。
今度は変換フォーマットにFLACだ出てきました。(´▽`) ホッ
あとは次の様に設定をします。これでFLAC形式データはFLACのままR6 Proに転送され、FLAC形式以外のMP3やWEB形式データはFLACに変換されR6 Proに転送されます。
古い「mp3」データも「FLAC」に変換
いやぁ~初心忘るべからずです!これで気持ちよく聴くことが出来ます。(笑
■聴いてみる
エージングが出来ていない状況でのファーストインプレッションです。イコライザー等は一切いじらない派です。P6 Proの設定はデフォルトにしています。
音源は、CDからFLAC「Free Lossless Audio Codec」無劣化でコーデックした楽曲が90%、残り10%はハイレゾ音源です。楽曲の内容は「お洒落なミュージック 」で紹介している音楽がメインになります。
また、最近は少し古いですがMONDO GROSSOの楽曲もよく聴いています。「日本のサウンドやPV映像は世界に負けてないなぁ~」と思いました。
また、アコースティック楽器のチェックをする時は必ず、初期の山下達郎を聴きます。
★エージング10時間
エージング時間は10時間ほどです。シッカリとした音圧とパワー感で、楽曲が力強く聴こえます。しかし、音が全体的にボアっとしてます。よく言うとマイルド、悪く言うと音に切れが無い。「N40」の特徴的なキラキラした高音が出ておらず魅力が半減しています。この傾向は他のイヤホン「AKG N5005」「FOSTEX(フォステクス)TH610」で聴いても同じでした。
【音場】
ボーカルも含め各楽器パートも良く聴こえます。解像度も高く音の位置も分かりますが、全体的に目の前にこじんまりとまとまった感じです。もう少し広く深い音空間があってもいいと感じました。
【音質】
ホワイトノイズも無く、重低音・低音・中音・高音と非常にバランスよく、そして力強い音がします。アコースティック楽器やPC打ち込みまで良く鳴ります。ボーカルの声もシッカリを聴こえます。ただ、全体的に輪郭がボケている感で、「良い音だけれども?」と言う感じです。ただ、ハイレゾ音源になるとかなり良い音になります。ハイレゾでない、古い音源だとパッとしない音になります。音源の良し悪しが比較的シビアに現れるように感じました。
その点、SONYのフルデジタルアンプのS-Master HXは「トーンコントロール、DSEE HX、DCフェーズリニアライザー、ダイナミックノーマライザー」などの機能が素晴らしく、自然なデジタル処理で、ハイレゾ音源~古い楽曲まで良い音になります。
R6Pro はSONYのようにあまり音を造らず「原音を忠実に綺麗に鳴らす。というコンセプトなのかな?」と思っています。
また、バッテリー残量が20%を切った辺りと、100%の辺りで、音圧というか音質が安定してない気がしました。これはウォークマンWM1Zでも経験したことがあり、電源やコンデンサーがまだ馴染んでないからと思われます。
エージングはマダマダこれからです。経験上200時間ほどで化けると信じています。もし、変わらなければ10万円近い金額は高すぎると感じるでしょう!(笑
★エージング50時間
【音場】
音場の広さはこじんまりとしたままです。各楽器の左右の位置関係が気持ちハッキリしてきました。また、ボーカルは少し前に出てきた気がします。
【音質】
低音・中音・高音のモヤッとしていた感じが取れてきました。打楽器の切れが良くなって来ました。低音と高音の輪郭もシッカリしてきたように感じます。
だんだんと音に没頭できる様になって来ました。
★エージング80時間
【音場】
左右音場が少し広がりました。奥行きも少し出て、でも、ボーカルはきちんと中央一歩手前に位置しています。4畳半の部屋から、小さなライブハウスのような空間に広がったきがします。個人的にはこのくらいが効きやすいと感じました。
【音質】
特にアコースティック楽器に関して、音に窮屈感やボヤケがなくなり随分と見通しが良くなりました。古い音源では確かに音量が小さかったり、音圧が弱かったりしますが、低音も高音もかなりいい音になりました。全体においてN40の持ち味である低音の切れと高音のキラキラ感が出てきました。やはり、N40をシッカリ鳴らしきるとはR6Pro は只者ではないです。
★エージング100時間
【音場】
左右の広がりは80時間の辺りとそう変わりはありませんが、奥行きが少し出てきました。ほぼ、安定してきてかなと感じています。とても自然な空間が心地よいです。
【音質】
新しい楽曲、古い楽曲全てにおいて聴き応えのある音になりました。低音は深みと切れが、高音はスーッと抜ける煌めきが、何時までも聴いていたい音です。ただ、もう少し全体的に、一枚膜がある感じはあります。もう少しエージングが必要かなぁ!
★エージング150時間
【音場】
左右の広がりは100時間の辺りとそう変わりはありませんが、高音の伸びが良くなりました。
【音質】
100時間まであった、一枚膜が取れスッキリとした音になりました。この辺でエージングは完了としたいと思います。
音質と音場の広がりは「N40+ MUC-M12NB1」の組み合わせではここが限界かなと感じています。これから先音の変化を楽しむ場合はケーブルの交換、またはイヤホン自体の交換が必要になります。
★エージング時間もうわかりません(笑
ズーット、低音と高音の綺麗な相性のいいAKG N40で聴いていたのですが、久々にAKG N5005で聴いてみました。「何なんだこれは?」音が進化している。
【音場】
音場の広がりは変わりなし。
【音質】
AKG N5005は低音から高音までカマボコ状に全速全域に良い音がするのですが、以前とはどこか音が違います。豊で濃厚な演奏に耳をすますと、すべての楽器のパートが拾えそうです。とくにアコースティック楽器の美しさ、女性ボーカルの艶やかな美しさ、弾くギター弦の余韻、心を打つ鼓動、しっとりとしたベースの深み、カスタネットでさえ美しい、表現が難しいのですが、兎に角美しく、聴き入ってしまう音がでます。ウオークマンNW-WM1Zとの組み合わせとは、また少し違った感動を覚える音なのです。また、新しいAKG N5005の魅力を感じた気がします。
👍グッジョブR6Pro!
■ケーブルをキンバ―に変えてみる
R6 Pro のエージングもほぼ終わり「N40+ MUC-M12NB1」の組み合わせでの音が安定したので、ケーブルを「MUC-M12SB1」のキンバ―ケーブルに交換して音を聴いてみます。
【音場】
「MUC-M12NB1」ケーブルに比べると、更に左右及び奥行が一歩分広がった感じです。しかし、ボーカルはシッカリと目の前に位置しています。
【音質】
「MUC-M12SB1」のキンバ―ケーブルは純銅のより線で濃厚な低音がでるケーブルです。エージング前は低音がボアつき聴き苦しい音でした。どう変わったでしょうか?
まず、楽曲によって重低音が出すぎる場合もありますが、全体的にボア付きのない締りのいい低音域が全体の土台となっており、音圧もアップしています。N40は比較的中音域が弱いのですが、キンバ―ケーブルにより中音域も持ち上がりました。高音域もキッチリ美しく出ています。各楽器の一音一音が見えるようです。ボーカルの吐息が微かに消えていく最後の最後まで聴こえてきます。
全ての楽が濃厚に厚みを増し質感がアップしました。エージング後の「R6PRO+N40+MUC-M12SB1」の組み合わせは大変◎です。
全体的に、電子音楽などEDM系の楽曲を好み、スッキリとしたスピード感のある音を好まれる方は「R6PRO+N40+MUC-M12NB1」の組み合わせ。クラシックやアコースティック系の楽曲が多く、濃厚な音を好まれる方は「R6PRO+N40+MUC-M12SB1」の組み合わせが良いと思いました。
■他のイヤホンで聴いてみる
エージングも終了したので、他の手持ちのイヤホンで少し音を聴いてみます。
● FOSTEX TH610(ダイナミック型)
全域にわたって曇りのない音は、美しく迫力満点です。ダイナミック型で鳴る低音域は豊かでパンチがあります。高音域の広がりも綺麗です。R6 ProはキッチリとΦ50mmのダイナミック型x1のドライバーを鳴らします。ドップリと音の世界にひたれます。
● AKG N5005(ハイブリット:ダイナミック型x1、BA型x4)
ダイナミック型x1、BA型x4と言う構成で、低音・中音・高音域までBA型を中心に細分化しています。音場の広さ、繊細さ、解像度の高さではN40の遥か上を行き、どこまでも澄んだ美しいサウンドを聴かせてくれます。N40で聴こえなかった音が更に聴こえてきます。各楽器の低音・中音・高音の全てがキッチリと、ボーカルはクッキリと前面に、特に女性ボーカルは美しいです。疲れにくい音で何時までも耳を傾けていたいと感じます。
ただ、残念なのはN5005のバランスケーブルはAKG純正の2.5㎜用のケーブルを4.4㎜にコネクタ変換して利用しています。細いのです。これが、4.4㎜用の銅&シルバーの太いケーブルだったら、音は変わってくると思われます。しかし、未だAKGは純正の4.4㎜バランスケーブルを出してくれていません。
● AKG N40(ハイブリット:ダイナミック型x1、BA型x1)
低音域にダイナミック型x1、中高音域にBA型x1と言う構成です。迫力の低音域の上でキラキラした高音域が走ります。上記のAKG N5005は確かにN40よりも音は良いんです。でも、スピード感とキレッキレのN40の音も個人的に大好きです。最近価格も安くなっておりコストパフォーマンスの高い逸品です。R6 Pro との相性もGoodです。
R6 Proは、ダイナミック型でもハイブリット型でも、とても良い音を鳴らします。ただ、どちらかと言うとBA型よりもダイナミック型のドライバーが生き生きとする気がしました。個人的にはハイブリットがお勧めです。
● JVC HA-FW1500(ダイナミック型x1)
久しぶりにJVCのイヤホンを買いました。JVC HA-FW1500です。残念ながら、これが凄い音が良いのです。上記、R6 ProとN40の相性で「個人的にはハイブリットがお勧めです。」と言いましたが、前言撤回です。このダイナミック型イヤホンはいいです!濃い低音から煌めく高音まで、全域で切れが良く、深く、スピード感のある音が出ます。音場はあまり広くないですが、この、ダイナミック一発のイヤホンは久々のベストな組み合わせです。R6 Pro との相性はMAXです。
ステンレスボディならではの力強い切れのある音を出すR6Proと「ケーブル:SONY MUC-M12NB1(銅+銀)」+「イヤーチップ:コンプライTsx-400(ポリウレタン)」+「HA-FW1500(WOOD)」の組み合わせは、豊かな低音から煌めく高音域までとてもバランスが良く、最強かもしれません。
● RHA CL2 Planar(平面磁気ドライバー型x1)
人生初の平面駆動(平面磁気ドライバー)今までに経験のない音質なので少し戸惑ってしまいます。
ステンレスボディならではの力強い切れのある音を出すR6Proと「ケーブル:AKG(CN120-2.5)2.5mmバランスケーブル(銅+銀)、4.4㎜変換ケーブル」+「イヤーチップ:コンプライTsx-400(ポリウレタン)」+「RHA CL2 Planar(平面駆動)」の組み合わせは、全ての音が一気に立ち上がる感じです。解像度の高さはN5005に近くHA-FW1500よりも高いです。雑味が無く小さな音でもシッカリ聞こえる、また、ボーカルの美しさは特筆ものです。ただ、FW1500と合わせた時のような感動はなく、この組み合わせをメインで使おうとは思わない音です。
しかし、ケーブルを「MUC-M12SB1」キンバ―ケーブルに変えたとたんビックリするほど音が変わりました。少し個性的な音で、一気に立ち上がる高い解像度、豊かな音圧、ソリッドなのに優しく深みがあり、低音・中音・高音域をいとも簡単に繊細にキッチリと表現します。AKGのN5005に似てそうで似ていない音質!今は、このR6 Pro + キンバ―ケーブル + CL2の組み合わせにはまっています。
■アプリケーション
アプリケーションは標準で入っている「HiBy プレイヤー」に加え「Amazon Music」「Google Playミュージック」「Spotify」「YouTube Music」「MX Player Pro」「YouTube」をインストールしました。音楽の転送にはMediaGOを使用しています。
プレイリストがインポートできることになったのでデフォルトプレイヤーとして使えるようになりました。ただ、MediaGOで新しく又はプレイリストを更新した場合は、HiByのプレイリストを一度削除し、再度インポートする必要があります。
■HiBy Linkを試す
HiBy Linkとは、HiBy R6 Pro と任意のスマートフォンを接続し、スマートフォンからHiBy R6 Pro を操作できるアプリです。R6 Pro で音楽を聴きながら外出する時、一日を通して一番手にするのは多分スマートフォンです。そのスマートフォンでR6 Pro を操作できるスタイルは意外と便利です。重たいR6 Proをイチイチ出し入れして操作する必要が無いのですから。
設定は簡単です
①スマートフォン(EssentialPhone)にHiBy music プレイヤーをインストール
②スマートフォンとR6 Pro をBluetoothで接続
③R6 ProのHiByプレイヤーを起動し「サーバー」に設定
④スマートフォンのHiByプレイヤーを起動し「クライアント」に設定
⑤スマートフォンからR6 Proを指定し接続
これでせっては終わりです。
●設定スイッチ
【サーバー】R6 Proと【クライアント】スマートフォン、全く同じアプリです。下記の設定により、サーバーになるか、クライアントになるか選択出ます。
●【サーバー】R6 Pro
操作される側になる場合はサーバーのスイッチを入れる。
●【クライアント】スマートフォン
操作する側になる場合はクライアントのスイッチを入れ、R6 Proを選択しサーバーに接続する。これで終わりです。
スマートフォンとR6 Proの両方を持って外出を良くされる方は、インストールしてみてはいかがでしょうか?
※ただ、私の環境だけかもしれませんが、電話の着信があった時に、スマートフォン「Essential Phone PH-1」やスマートウォッチ「SUMMIT2」が、おかしな挙動をするので、残念ながらアンインストールしました。スマホにHiBy music プレイヤーをインストールする際に、電話へのアクセス権を求めてきました、ひょっとしたらその関係かも知れません。
■少し不満もある
①バッテリーの持ちが悪いです。バランスで聴くと一日持たないです。
画面の光度を下げ、コマめに電源を切る。ストリーミング音楽を聴く場合は3.5㎜のアンバランス接続で聴く(音も意外と十分)。また、バッテリーのエージングも終わったのか最近気持ち、再生時間が伸びた気がします。
②音の小さな楽曲との差をなくす「ノーマライゼーション」的な機能が欲しい。
HiByプレイヤーの設定の中にReplayGain(リプレイゲイン)の設定がありました。
③古い音源を疑似ハイレゾ化する機能が欲しい。
エージングが進むにつれ、古い音源でもかなり美しく聴く事で出来るようになってきました。これなら、音源のアップデート機能は必要ないと感じました。
④個人的に4.4㎜のコネクタが逆の左端にあると良かった。
最近慣れたので解決です。
⑤USB転送が遅い。USB3.1にしてほしかった。
最近慣れたので解決です。
⑥対応ファイル形式の詳細が分からない
色々調べましたが、対応ファイル形式の詳細を見つけられませんでした。実際、私の持っている古いファイル形式の音源などはザーッとノイズになったりします。こういったところは昔の中国のラフさを感じます。せめて再生できない音源はノイズではなく無音にして欲しいです。耳が壊れます。
その点、同じ中国でもiBasso DX160はきちんと対応ファイル形式を掲載しており安心感があります。
■アップデート
(ファームウェア1.6Gアップデート)
2019年12月に入ってアップデートをしました。「AmazonMusicHDをサポート」とありますが、契約していないので今の所必要ないです(笑
アップデート内容
1.AmazonMusicHDをサポート
2.OSレベルでのMSEBサポートを追加
3. MSEB機能のユーザーガイド(英語)を追加
4.WiFi使用時のバッテリーの消耗不具合を修正
5.その他のさまざまなバグ修正
※「GooglePlayMusic」がおかしくなる
このアップデートが原因かどうか分かりませんが 「GooglePlayMusic」 プレイヤーでハイレゾ音源(サンプルレート96kHz/ビットレート4608kbps/ビット深度24bit)を再生する場合、激しいノイズで耳が壊れる程の音が出ます。また、同じ音源をスマートフォン(Google Pixel 4 XL)の「GooglePlayMusic」で再生しても全く問題はありませんでした。
HiBy R6 Proの「OSのリセット・再設定・SD初期化・音源再転送」等を行っても症状は同じでした。R6標準の「HibyMusic」よりも、シンプルでスッキリとした良い音を出す「GooglePlayMusic」を気に入っていたのでショックでした。
早急に他の代替アプリを色々探しました。「Onkyo HF Player」が中々音が良いので候補にあげたのですが、スピードが遅いのと、広告バナーが鬱陶しいので却下となりました。そして、「Neutron Music Player(有料版)」と言うアプリを購入しました。「GooglePlayMusic」 に近いスッキリ感とメリハリの利いた深い良い音を出します。設定の多さにウンザリするのと、楽曲のリスト表示でサムネイル画像が出ないのは超不満ですが、レスポンスが良く、音質も良く、MediaGoで作成したプレイリストがそのまま使えるのが購入ポイントです。しかし、ハードボタンの制御が上手く行かないとか、バッテリー消費が少し大きいのが気に食わなくなり、結局、R6標準の「HibyMusic」プレイヤーに戻ったのでありました。
また、色々プレイヤーアプリを試している中で、何本かは「GooglePlayMusic」プレイヤーと全く同じ症状が出て、ハイレゾ音源を再生できませんでした。気長に次のHibyのOSアップデートを待ちたいと思います。
ただ、ここで一抹の不安も・・・、そもそも「GooglePlayMusic」プレイヤーは「ハイレゾ音源に対応しているのであろうか?」・・・しかし、後日購入したiBasso DX160 で「GooglePlayMusic」を利用しR6 Proで再生できないハイレゾ音源を再生したところ、全く問題なく再生できました。画面表示のサンプルレートに96kHzと表示もされていましたから間違いないと思います。はやり、「GooglePlayMusic」でハイレゾ音源が再生できないのはR6 Pro固有の問題だと思いました。
(ファームウェア1.86Gアップデート)
2020年6月に入ってアップデートをしました。現状、具体的なアップデート内容は分かりません。しかし、このアップデートで「GooglePlayMusic」 において、ハイレゾ音源(サンプルレート96kHzや192kHz)等が問題なく再生できるようになりました。久々に「GooglePlayMusic」 を恐れずに使うことが出来ます。
※現在は、価格の安い「《 R6ProAL 》アルミボディー版」も存在しています。購入時間違わないように。
【総括】
バッテリの持ちの悪さ、OSの不安定さ、再生できないファイル形式、など少し気になりますが、音の良さを考えると我慢できます。今後のアップデートに期待です。YouTubeやSpotifyなどAndroid上で動作するストリーミングを含む全ての音が良くなる、R6 Proの満足度は大きな武器で、価格に十分に見合うと感じました。
アルミ筐体の多い中、ステンレススティール筐体のデジタルオーディオプレイヤーは意外と希少だと思います。なので個人的には“買い!”の商品です。勿論、良い音を聴くためには、それなりのヘッドホン・イヤホン・バランスケーブル・イヤーチップ等を用意する必要があります。
また、音についての評価は本当に難しいです。デジタルオーディオプレイヤー・ケーブル・イヤーチップ・イヤーチップの組み合わせによって音の評価は全然変わってきます。なので、感じる音のイメージも千差万別です。わたしの評価も、あくまでも参考としてとらえて頂きたいと思います。やはり、お店にいつも使っている「イヤホン・ケーブル・イヤーチップ」をもって行き、実際にお目当てのデジタルオーディオプレイヤーで音を聴く、これが一番でしょう!
個人的には、下記、三種三様の音質でどれも素晴らしいものと感じます。
●NW-WM1Z:(銅筐体)
繊細で深く、音に空気感や粒感や色気まで表現するその音質は、おいそれと他のプレイヤーでは出せない別格な音です。ただ、イヤホンやケーブルなどを凄く選びます。
●NW-ZX300:(アルミニウム筐体)
繊細で柔らかな抜けのいい軽快な音をだします。比較的どんなイヤホンでもある程度良い音がでます。ただ、個人的には少し物足りなくなる事もあり、アルミニウム筐体のDAPに関しては、「メインマシンにはならない」と言うのが正直なところです。
※しかし、後に購入したFiio M15によりアルミニウム筐体のDAPに対する評価が根底から変わってしまいます。
●R6 Pro:(316Lステンレススチール筐体)
力強い低音と全体的に硬質でソッリドな美しい音色を出します。これは、やはりステンレススチール素材の重さと硬さが生み出すところが大きい気がしました。驚くのは、少しボケた様な古い楽曲を聴いたときです。R6 Proの硬質でソリッドな持ち味が、このボケを削ぎ落し、最近の録音の様に、とても澄んだ音になります。個人的には優しい音のするアルミよりもこちらの音が好みです。
こんな感じでしょうか。音質はボディー素材、密度、硬さや重さによって大きく影響されると思っています。今回の3機種は素材の違いによりそれぞれ個性があります。気分によって使い分けようと思います。
※ブログは全て個人的な気持ちです。参考程度にお読みいただければと思います。
★2020年11月
HiBy R8SS購入にあたり、残念ですがR6 Proとお別れすることになりました。
■WI-FI:2.4GHz/5GHz
■Bluetooth V4.0、aptX、aptX HD、LDAC、HWA 対応
■寸法:119.8×66.96×15.7 mm
■重量:285g
■急速充電QC3.0に対応
■再生時間:12時間(32Ω、シングルエンド)および8時間(32Ω、バランス)
■ディスプレイ:4.2 インチフルタッチスクリーン(1280x768 )
(コーニング社製ゴリラガラス)
■ CNC切削加工によるラウンドデザインの316Lステンレスシャーシ
■ PCM384/32、DSD256までのオーディオ入力及び出力に対応
■ NIPPON DICS社製4.4mmバランス出力端子「Pentaconn」を採用
■ I/V変換:(オペアンプ)新日本無線社製MUSES8920を4基搭載
■ D/A変換:Technology製 ES9028Q2Mを2基搭載
■ Panasonic社製POSCAPコンデンサとELNA社製SILMICコンデンサを採用
■シングルエンドヘッドフォン出力(3.5mm)
出力電力:245mW(RMS)@32Ω
■バランスヘッドフォン出力(4.4mm)
出力電力:750mW(RMS)@32Ω
※詳しくは、メーカーホームーページをご覧ください(仕様)
■開封
非常にシッカリとしたケースで、添付品の内容も充実しています。ソフトケースと液晶保護シート、3.5㎜のラインアウト用のケーブルまでついていました。購入前に添付品の内容をよく調べていなかったので、保護フィルムとケースは別に注文してしまいました。
本体はサポートの心配もあったので「eーイヤホン」さんで購入しました。価格についても、Amazon.com(米)とほぼ同じで、良心的な価格でした。中には10万円~14万円の価格帯や、別途クレジットカードを契約しろとか、酷いところもありました。更にeーイヤホンさんはAmazonペイで購入できたので安心でした。
■添付のケースを付ける
■起動
電源ボタンを長押しで電源をONします。基本操作は全てAndroidと同じなので、Android8.1のスマホをお持ちの方であれば何の苦労もありません。サクサクとセットアップしましょう!違いと言えば少しオーディオ関連の設定画面が追加されている程度です。
■microSDカード
内蔵ストレージは32Gしかありませんので、AndroidのOS及びアプリ用に空けて置きます。音源は外部microSDカードに保存したいと思います。Amazonで256GBで税込\4,980-(2019/03/03現在)と言う魅力的な商品を見つけました。「JNH」と言う聞きなれないブランドです。多分、中国製でしょうしHiBy R6Pro も中国ですから「逆に相性が良いのでは?!」と思た次第です(笑
microSDカード microSDXCカード 256GB JNH 超高速100MB/秒 UHS-I U3 V30 4K Ultra HD アプリ最適化A1対応 【国内正規品 5年保証】
高性能 microSDXC UHS-I カード 容量:256GB(ユーザ領域約232GB)東芝3D NAND採用;最大読取速度100MB/s、最大書込速度80MB/s、 スピードクラス:UHSスピードクラス3、SDスピードクラス CLASS10、Video Speed Class V30;4K Ultra HD対応
スペック的には悪くありませんし、結論から言うと普通に使えてます。全体的な体感レスポンスも悪くありません。R6Proは少しあったかくなりますが、今の所メモリに影響はないようです。長期使用に少し不安もありますが、「5年保証」とあるので安心かなと思っています。
挿入後、電源を入れます。認識されるとmicroSDを外部メモリとして使うか聞いて来ます。(microSDがマウントされます)microSDが使える状態になったらフォーマットをします。
※過去にフォーマットをせずに使用して、不具合が起こった経験が多々ありました。なので、新しいmicroSDを買ったら必ずちゃんとフォーマットをするようにしています。
■Bluetooth メディアボタン
最近、曲を飛ばしたり一時停止したり再生したり、イヤフォンケーブルもクルクルなってくるし、毎回バッグから取り出して操作するのが内蔵くさくなってきた。そこでBluetoothのリモコンを買いました。
この手の機器は耐久性が少し気になりますが、Satechi_Japan様から「18か月保証: 万が一不具合が見られます場合は製品の無償交換や返金などすぐに対応致します」と、メールが来ました。商品に自信があるのでしょう!大変安心しました。
進む・戻る・一時停止・再生・音量のup-down全て快適に操作できます。もっと早く買えばよかったと思います。ただ、ポケットの中で指の感覚だけでスイッチを操作できないのが少し残念です。せめて、真ん中の「再生・一時停止」の部分と「進む」ボタンの部分に「立体ポチ」や「立体バー」を付けてもらえると、ポケットの中でも指の感覚で操作できるのですが!でも、本体を出し入れしなくても良いのは便利になりました。
■筐体素材と、アンプの違い
アンプによる音の違いは明らかですが、実はボディーの素材でも音質はかなり変わってきます。イヤホンのリケーブルをしたことがある方は分かると思いますが、ケーブルの素材で音が全然変わってきます。
(筐体素材の違い)
銅ボディの「WALKMAN NW-WM1Z」、アルミボディの「WALKMAN NW-ZX300」です。そして、「R6Pro」はステンレスボディとになります。また、素材によって重さもかなり変わってきます。重さのダントツは銅のNW-WM1Z、一番軽いのはアルミのNW-ZX300となります。
(アンプの違い)
SONYの「NW-WM1Z」と「NW-ZX300」はフルデジタルアンプ(S-Master HX)。
HiByの「R6Pro」は新日本無線社製オペアンプ(MUSES8920)。
(個人的な意見として)
アンプであるS-Master HXは、細部まで見渡せそうな繊細で綺麗な音を出します。
MUSES8920は、スピード感があり低音がよく効いた力強い美しい音を出します。
中には「SONYの音は迫力が無くて嫌だ!」と言われる方もいますが、私的にはZX300は美しい音を出しますし、WM1Zは別格に音が良く好きです。R6Proの音質は未だ未知数ですが、WN1ZやZX300にはない力強いスピード感のある美しい音が魅力です。
■評価イヤホン 「AKG N40」
N40は低音用ダイナミック型ドライバーx1と、中高音用のBA型ドライバーx1を搭載したハイブリットイヤホンです。ハイレゾ対応で迫力の低音域と透き通るような高音域が得意なイヤホンです。本当に低音も高音もキッチリ出すN40は素晴らしいです。ただ、ケーブル・イヤーチップ・DAP(デジタルオーディオプレイヤー)の相性が悪いと、途端にパッとしない音になります。
ケーブルは下の3種類から選択することにしました。
高純度6N-OFC線、解像度は高く繊細な音がでるが、音圧が低い。
■「SONY MUC-M12NB1 (4.4mm)」
銀コートOFC線、音圧もあり、低・高音のバランスが良い。
■「SONY MUC-M12SB1 (4.4mm)」
銅線ケーブル、低音量が多すぎで、少し聴き疲れする。
※ただし、上記ケーブル評価は、まったくR6PROのエージングがされていない状況下での評価です。R6PROのエージングが終わった段階では、各組み合わせでの音の評価は変わってきます。
■Bluetooth V4.0、aptX、aptX HD、LDAC、HWA 対応
■寸法:119.8×66.96×15.7 mm
■重量:285g
■急速充電QC3.0に対応
■再生時間:12時間(32Ω、シングルエンド)および8時間(32Ω、バランス)
■ディスプレイ:4.2 インチフルタッチスクリーン(1280x768 )
(コーニング社製ゴリラガラス)
■ CNC切削加工によるラウンドデザインの316Lステンレスシャーシ
■ PCM384/32、DSD256までのオーディオ入力及び出力に対応
■ NIPPON DICS社製4.4mmバランス出力端子「Pentaconn」を採用
■ I/V変換:(オペアンプ)新日本無線社製MUSES8920を4基搭載
■ D/A変換:Technology製 ES9028Q2Mを2基搭載
■ Panasonic社製POSCAPコンデンサとELNA社製SILMICコンデンサを採用
■シングルエンドヘッドフォン出力(3.5mm)
出力電力:245mW(RMS)@32Ω
■バランスヘッドフォン出力(4.4mm)
出力電力:750mW(RMS)@32Ω
※詳しくは、メーカーホームーページをご覧ください(仕様)
■開封
非常にシッカリとしたケースで、添付品の内容も充実しています。ソフトケースと液晶保護シート、3.5㎜のラインアウト用のケーブルまでついていました。購入前に添付品の内容をよく調べていなかったので、保護フィルムとケースは別に注文してしまいました。
本体はサポートの心配もあったので「eーイヤホン」さんで購入しました。価格についても、Amazon.com(米)とほぼ同じで、良心的な価格でした。中には10万円~14万円の価格帯や、別途クレジットカードを契約しろとか、酷いところもありました。更にeーイヤホンさんはAmazonペイで購入できたので安心でした。
黒いシンプルでお洒落な箱です。
本体は美しくツルンとして、落としそうで怖いです。
左側面:ボリューム |
右側面:上から(電源ー戻るープレイ・停止ー進む) |
上部:4.4㎜イヤホンジャックー3.5㎜イヤホンジャックー3.5㎜ラインアウト |
USB端子は勿論タイプC |
■添付のケースを付ける
添付のケースを付けてみました。透明で柔らかいケースです。ボタン類も含め全面保護できるタイプです。厚みも適度で中々良いです。これだけ別売してくれないかな?予備で欲しいです。
後日、eーイヤホンさんに「付属のケースは別途購入できないですか?」と質問したところ「販売はしていません」との事でした。残念です。
後日、eーイヤホンさんに「付属のケースは別途購入できないですか?」と質問したところ「販売はしていません」との事でした。残念です。
流石純正品です。ピッタリです。ケースを付けることによって滑りません |
各ボタンを押す感覚も良いです。汗や汚れの侵入は防げそうです。 |
電源オン時には(青)ランプが点きます。意外と明るく気にすると気になります。 |
充電中は(赤)ランプが点きます。充電が完了すると消灯します。 |
画面はとても綺麗です。 |
重量もそんなに重く感じません。 |
ハイレゾシールです。 あと、保護フィルム(標準添付品ではありません)を貼ってますが、寸足らずで、更に液晶の角がRしてるので少し浮いてゴミが溜まってます。 |
サードパーティーから、もっといい保護フィルムと沢山ケースが出てほしいものです。 |
■起動
電源ボタンを長押しで電源をONします。基本操作は全てAndroidと同じなので、Android8.1のスマホをお持ちの方であれば何の苦労もありません。サクサクとセットアップしましょう!違いと言えば少しオーディオ関連の設定画面が追加されている程度です。
■microSDカード
内蔵ストレージは32Gしかありませんので、AndroidのOS及びアプリ用に空けて置きます。音源は外部microSDカードに保存したいと思います。Amazonで256GBで税込\4,980-(2019/03/03現在)と言う魅力的な商品を見つけました。「JNH」と言う聞きなれないブランドです。多分、中国製でしょうしHiBy R6Pro も中国ですから「逆に相性が良いのでは?!」と思た次第です(笑
microSDカード microSDXCカード 256GB JNH 超高速100MB/秒 UHS-I U3 V30 4K Ultra HD アプリ最適化A1対応 【国内正規品 5年保証】
高性能 microSDXC UHS-I カード 容量:256GB(ユーザ領域約232GB)東芝3D NAND採用;最大読取速度100MB/s、最大書込速度80MB/s、 スピードクラス:UHSスピードクラス3、SDスピードクラス CLASS10、Video Speed Class V30;4K Ultra HD対応
左サイドのトレイにmicroSDを挿入します。挿入方法はスマホと同じなので問題ないと思います。 |
本体を裏に向け付属のピンを穴に押し込みます |
トレイを出してmicroSDを乗せます。 |
ユックリとそしてキッチリと押し込みます。トレイを挿入するときのフィーリングは良いです。粗悪品はトレーを挿入するときに引っかかったり、斜めに入ったりします。細部に至るまでシッカリとした造りを感じました。 |
※過去にフォーマットをせずに使用して、不具合が起こった経験が多々ありました。なので、新しいmicroSDを買ったら必ずちゃんとフォーマットをするようにしています。
①「ストレージ」を押します |
②現在の状態が表示されます。「SDカード」と書かれた文字の上を押します ※右の▲を押すとアンマウント(接続を解除)されます。 |
③SDカードの画面を開き |
④画面右上の … を押すとサブメニューが出ます。 「ストレージの設定」を押します。 |
⑤フォーマットを押します。 「内蔵ストレージとしてフォーマット」を選択すると外部メモリを内蔵ストレージの様に使えます。個人的には嫌いなのでこちらは使いません。 |
⑥「消去してフォーマット」とデータは消去され、キチンと使えるようになります。 |
■Bluetooth メディアボタン
最近、曲を飛ばしたり一時停止したり再生したり、イヤフォンケーブルもクルクルなってくるし、毎回バッグから取り出して操作するのが内蔵くさくなってきた。そこでBluetoothのリモコンを買いました。
Satechi サテチ Bluetooth ボタンシリーズ (メディアボタン) 省エネBluetooth3.0搭載でCR2016電池の寿命は最大2年 Android OS 4.4.4 以降対応、Bluetooth HIDプロファイル対応 |
ジャケットやシャツの胸ポケット、パンツのポケットに楽々入るサイズです。 |
裏面です。非常に軽いです。 |
BluetoothでHiBy R6 Proとの接続 裏のポチをジャーペンなどの先っぽで長押しします。 |
「Satechi Media Buttom」と接続完了 |
シンプルで作りもシッカリしています。 |
ボタンを押した感じも良いです。 |
グット押さえてもビクともしません。軽くて頑丈です。 |
この手の機器は耐久性が少し気になりますが、Satechi_Japan様から「18か月保証: 万が一不具合が見られます場合は製品の無償交換や返金などすぐに対応致します」と、メールが来ました。商品に自信があるのでしょう!大変安心しました。
進む・戻る・一時停止・再生・音量のup-down全て快適に操作できます。もっと早く買えばよかったと思います。ただ、ポケットの中で指の感覚だけでスイッチを操作できないのが少し残念です。せめて、真ん中の「再生・一時停止」の部分と「進む」ボタンの部分に「立体ポチ」や「立体バー」を付けてもらえると、ポケットの中でも指の感覚で操作できるのですが!でも、本体を出し入れしなくても良いのは便利になりました。
■筐体素材と、アンプの違い
アンプによる音の違いは明らかですが、実はボディーの素材でも音質はかなり変わってきます。イヤホンのリケーブルをしたことがある方は分かると思いますが、ケーブルの素材で音が全然変わってきます。
(筐体素材の違い)
銅ボディの「WALKMAN NW-WM1Z」、アルミボディの「WALKMAN NW-ZX300」です。そして、「R6Pro」はステンレスボディとになります。また、素材によって重さもかなり変わってきます。重さのダントツは銅のNW-WM1Z、一番軽いのはアルミのNW-ZX300となります。
NW-ZX300(アルミ) < R6Pro(ステンレス) < NW-WM1Z(銅) |
(アンプの違い)
SONYの「NW-WM1Z」と「NW-ZX300」はフルデジタルアンプ(S-Master HX)。
HiByの「R6Pro」は新日本無線社製オペアンプ(MUSES8920)。
(個人的な意見として)
アンプであるS-Master HXは、細部まで見渡せそうな繊細で綺麗な音を出します。
MUSES8920は、スピード感があり低音がよく効いた力強い美しい音を出します。
中には「SONYの音は迫力が無くて嫌だ!」と言われる方もいますが、私的にはZX300は美しい音を出しますし、WM1Zは別格に音が良く好きです。R6Proの音質は未だ未知数ですが、WN1ZやZX300にはない力強いスピード感のある美しい音が魅力です。
■評価イヤホン 「AKG N40」
N40は低音用ダイナミック型ドライバーx1と、中高音用のBA型ドライバーx1を搭載したハイブリットイヤホンです。ハイレゾ対応で迫力の低音域と透き通るような高音域が得意なイヤホンです。本当に低音も高音もキッチリ出すN40は素晴らしいです。ただ、ケーブル・イヤーチップ・DAP(デジタルオーディオプレイヤー)の相性が悪いと、途端にパッとしない音になります。
AKG N40 カナル型イヤホン ハイレゾ対応 2WAY(ダイナミック/BA)ハイブリッド型 ケーブル着脱式 ブラッククローム N40SIL |
ケーブルは下の3種類から選択することにしました。
それぞれのケーブルで「N40」と「R6Pro」を接続し音を聴いてみました。
■「AKG CN120-2.5 (2.5mm)」※4.4㎜変換コネクタが必要高純度6N-OFC線、解像度は高く繊細な音がでるが、音圧が低い。
■「SONY MUC-M12NB1 (4.4mm)」
銀コートOFC線、音圧もあり、低・高音のバランスが良い。
■「SONY MUC-M12SB1 (4.4mm)」
銅線ケーブル、低音量が多すぎで、少し聴き疲れする。
※ただし、上記ケーブル評価は、まったくR6PROのエージングがされていない状況下での評価です。R6PROのエージングが終わった段階では、各組み合わせでの音の評価は変わってきます。
CN120-2.5 MUC-M12NB1 MUC-M12SB1 |
4.4㎜規格のケーブルは太くシッカリとした音がでます。2.5㎜バランスと4.4㎜バランスでは、ケーブルの太さが違います。線が太い4.4㎜規格の方が圧倒的に音が良いと思いました。また、銅線は低音域が、銀は高音域が良く出ます。なので銀コートOFC線の「SONY MUC-M12NB1」が最も低音・高音のバランスが良かったと感じました。
と言うことで、今回の評価は「N40+ MUC-M12NB1」の組み合わせで行きます。
と言うことで、今回の評価は「N40+ MUC-M12NB1」の組み合わせで行きます。
■SDのフォーマットとMediaGOの設定の失敗
音楽データは256GBのmicroSDカードに保存します。R6 Pro端末でSDのフォーマットを行いパソコンの色々なデータをMediaGOで転送しました。基本設定としてはパソコンにある色々な音源形式を全てFLAC形式に変換してR6 Proに転送しています。
そう・・・している・・つもりでした・・・。評価をはじめるに前にR6 Proに転送されたデータを見てみると、なんとMP3ではありませんか!パソコンにCDから無圧縮FLACで取り込んでいるデータも全てMP3になっていました。MediaGOでの転送の設定ミスだと思い再度確認しました。
なんと、FLAC変換設定にしたつもりがMP3変換になっています。更に変換フォーマットにFLACがありません。悩みに悩んで、Σ(゚□゚;)ハッ! 根本的な失敗を思い出しました。
SDのフォーマットです。Android端末でSDをフォーマットすると通常FAT32でフォーマットされます。
細かな技術情報は割愛しますが、MediaGOではFAT32フォーマットでは変換設定にFLACが存在しないのです。まずはパソコンでSDのフォーマットを「eFAT」でやり直します。アロケーションユニットサイズは「標準」で良いと思います。
「eFAT」で初期化後再度MediaGOで設定を行います。
あとは次の様に設定をします。これでFLAC形式データはFLACのままR6 Proに転送され、FLAC形式以外のMP3やWEB形式データはFLACに変換されR6 Proに転送されます。
古い「oma」データも「FLAC」に変換
古い「mp3」データも「FLAC」に変換
いやぁ~初心忘るべからずです!これで気持ちよく聴くことが出来ます。(笑
■聴いてみる
エージングが出来ていない状況でのファーストインプレッションです。イコライザー等は一切いじらない派です。P6 Proの設定はデフォルトにしています。
音源は、CDからFLAC「Free Lossless Audio Codec」無劣化でコーデックした楽曲が90%、残り10%はハイレゾ音源です。楽曲の内容は「お洒落なミュージック 」で紹介している音楽がメインになります。
また、最近は少し古いですがMONDO GROSSOの楽曲もよく聴いています。「日本のサウンドやPV映像は世界に負けてないなぁ~」と思いました。
MONDO GROSSO / 惑星タントラ (Short Edit)
しばらくの間、音楽だけを聴いていた時は、「雰囲気があって声も良いなぁ~この歌手誰だろ?」と思っていましたが、動画が公開されて初めて「ん?齋藤飛鳥???乃木坂46の時と全然違う!」と驚きました。「楽曲が良いと歌手はこんなに輝くんだ!」と感じました。慌ててBlu-ray付きCDを買いました。(笑
しばらくの間、音楽だけを聴いていた時は、「雰囲気があって声も良いなぁ~この歌手誰だろ?」と思っていましたが、動画が公開されて初めて「ん?齋藤飛鳥???乃木坂46の時と全然違う!」と驚きました。「楽曲が良いと歌手はこんなに輝くんだ!」と感じました。慌ててBlu-ray付きCDを買いました。(笑
また、アコースティック楽器のチェックをする時は必ず、初期の山下達郎を聴きます。
山下達郎 WINDY LADY
もうすでにClassicになりつつありますが、爆発的なキレッキレのドラムスとチョッパーベースのカッコよさ、ストリングスの美しさ、トランペットやサックスのカッコよさも堪能できる「山下達郎 WINDY LADY」を聴きます。完璧に好みの音で表現できているかどうかが、個人評価のポイントになります。でも、これって40年近く前の音楽なんですよね!達郎はやっぱり凄いです。
もうすでにClassicになりつつありますが、爆発的なキレッキレのドラムスとチョッパーベースのカッコよさ、ストリングスの美しさ、トランペットやサックスのカッコよさも堪能できる「山下達郎 WINDY LADY」を聴きます。完璧に好みの音で表現できているかどうかが、個人評価のポイントになります。でも、これって40年近く前の音楽なんですよね!達郎はやっぱり凄いです。
DVD付き | Blu-ray付き | ベストアルバム |
★エージング10時間
エージング時間は10時間ほどです。シッカリとした音圧とパワー感で、楽曲が力強く聴こえます。しかし、音が全体的にボアっとしてます。よく言うとマイルド、悪く言うと音に切れが無い。「N40」の特徴的なキラキラした高音が出ておらず魅力が半減しています。この傾向は他のイヤホン「AKG N5005」「FOSTEX(フォステクス)TH610」で聴いても同じでした。
【音場】
ボーカルも含め各楽器パートも良く聴こえます。解像度も高く音の位置も分かりますが、全体的に目の前にこじんまりとまとまった感じです。もう少し広く深い音空間があってもいいと感じました。
【音質】
ホワイトノイズも無く、重低音・低音・中音・高音と非常にバランスよく、そして力強い音がします。アコースティック楽器やPC打ち込みまで良く鳴ります。ボーカルの声もシッカリを聴こえます。ただ、全体的に輪郭がボケている感で、「良い音だけれども?」と言う感じです。ただ、ハイレゾ音源になるとかなり良い音になります。ハイレゾでない、古い音源だとパッとしない音になります。音源の良し悪しが比較的シビアに現れるように感じました。
その点、SONYのフルデジタルアンプのS-Master HXは「トーンコントロール、DSEE HX、DCフェーズリニアライザー、ダイナミックノーマライザー」などの機能が素晴らしく、自然なデジタル処理で、ハイレゾ音源~古い楽曲まで良い音になります。
R6Pro はSONYのようにあまり音を造らず「原音を忠実に綺麗に鳴らす。というコンセプトなのかな?」と思っています。
また、バッテリー残量が20%を切った辺りと、100%の辺りで、音圧というか音質が安定してない気がしました。これはウォークマンWM1Zでも経験したことがあり、電源やコンデンサーがまだ馴染んでないからと思われます。
エージングはマダマダこれからです。経験上200時間ほどで化けると信じています。もし、変わらなければ10万円近い金額は高すぎると感じるでしょう!(笑
★エージング50時間
【音場】
音場の広さはこじんまりとしたままです。各楽器の左右の位置関係が気持ちハッキリしてきました。また、ボーカルは少し前に出てきた気がします。
【音質】
低音・中音・高音のモヤッとしていた感じが取れてきました。打楽器の切れが良くなって来ました。低音と高音の輪郭もシッカリしてきたように感じます。
だんだんと音に没頭できる様になって来ました。
★エージング80時間
【音場】
左右音場が少し広がりました。奥行きも少し出て、でも、ボーカルはきちんと中央一歩手前に位置しています。4畳半の部屋から、小さなライブハウスのような空間に広がったきがします。個人的にはこのくらいが効きやすいと感じました。
【音質】
特にアコースティック楽器に関して、音に窮屈感やボヤケがなくなり随分と見通しが良くなりました。古い音源では確かに音量が小さかったり、音圧が弱かったりしますが、低音も高音もかなりいい音になりました。全体においてN40の持ち味である低音の切れと高音のキラキラ感が出てきました。やはり、N40をシッカリ鳴らしきるとはR6Pro は只者ではないです。
★エージング100時間
【音場】
左右の広がりは80時間の辺りとそう変わりはありませんが、奥行きが少し出てきました。ほぼ、安定してきてかなと感じています。とても自然な空間が心地よいです。
【音質】
新しい楽曲、古い楽曲全てにおいて聴き応えのある音になりました。低音は深みと切れが、高音はスーッと抜ける煌めきが、何時までも聴いていたい音です。ただ、もう少し全体的に、一枚膜がある感じはあります。もう少しエージングが必要かなぁ!
★エージング150時間
【音場】
左右の広がりは100時間の辺りとそう変わりはありませんが、高音の伸びが良くなりました。
【音質】
100時間まであった、一枚膜が取れスッキリとした音になりました。この辺でエージングは完了としたいと思います。
音質と音場の広がりは「N40+ MUC-M12NB1」の組み合わせではここが限界かなと感じています。これから先音の変化を楽しむ場合はケーブルの交換、またはイヤホン自体の交換が必要になります。
★エージング時間もうわかりません(笑
ズーット、低音と高音の綺麗な相性のいいAKG N40で聴いていたのですが、久々にAKG N5005で聴いてみました。「何なんだこれは?」音が進化している。
【音場】
音場の広がりは変わりなし。
【音質】
AKG N5005は低音から高音までカマボコ状に全速全域に良い音がするのですが、以前とはどこか音が違います。豊で濃厚な演奏に耳をすますと、すべての楽器のパートが拾えそうです。とくにアコースティック楽器の美しさ、女性ボーカルの艶やかな美しさ、弾くギター弦の余韻、心を打つ鼓動、しっとりとしたベースの深み、カスタネットでさえ美しい、表現が難しいのですが、兎に角美しく、聴き入ってしまう音がでます。ウオークマンNW-WM1Zとの組み合わせとは、また少し違った感動を覚える音なのです。また、新しいAKG N5005の魅力を感じた気がします。
👍グッジョブR6Pro!
■ケーブルをキンバ―に変えてみる
R6 Pro のエージングもほぼ終わり「N40+ MUC-M12NB1」の組み合わせでの音が安定したので、ケーブルを「MUC-M12SB1」のキンバ―ケーブルに交換して音を聴いてみます。
【音場】
「MUC-M12NB1」ケーブルに比べると、更に左右及び奥行が一歩分広がった感じです。しかし、ボーカルはシッカリと目の前に位置しています。
【音質】
「MUC-M12SB1」のキンバ―ケーブルは純銅のより線で濃厚な低音がでるケーブルです。エージング前は低音がボアつき聴き苦しい音でした。どう変わったでしょうか?
まず、楽曲によって重低音が出すぎる場合もありますが、全体的にボア付きのない締りのいい低音域が全体の土台となっており、音圧もアップしています。N40は比較的中音域が弱いのですが、キンバ―ケーブルにより中音域も持ち上がりました。高音域もキッチリ美しく出ています。各楽器の一音一音が見えるようです。ボーカルの吐息が微かに消えていく最後の最後まで聴こえてきます。
全ての楽が濃厚に厚みを増し質感がアップしました。エージング後の「R6PRO+N40+MUC-M12SB1」の組み合わせは大変◎です。
■他のイヤホンで聴いてみる
エージングも終了したので、他の手持ちのイヤホンで少し音を聴いてみます。
● FOSTEX TH610(ダイナミック型)
全域にわたって曇りのない音は、美しく迫力満点です。ダイナミック型で鳴る低音域は豊かでパンチがあります。高音域の広がりも綺麗です。R6 ProはキッチリとΦ50mmのダイナミック型x1のドライバーを鳴らします。ドップリと音の世界にひたれます。
● AKG N5005(ハイブリット:ダイナミック型x1、BA型x4)
ダイナミック型x1、BA型x4と言う構成で、低音・中音・高音域までBA型を中心に細分化しています。音場の広さ、繊細さ、解像度の高さではN40の遥か上を行き、どこまでも澄んだ美しいサウンドを聴かせてくれます。N40で聴こえなかった音が更に聴こえてきます。各楽器の低音・中音・高音の全てがキッチリと、ボーカルはクッキリと前面に、特に女性ボーカルは美しいです。疲れにくい音で何時までも耳を傾けていたいと感じます。
ただ、残念なのはN5005のバランスケーブルはAKG純正の2.5㎜用のケーブルを4.4㎜にコネクタ変換して利用しています。細いのです。これが、4.4㎜用の銅&シルバーの太いケーブルだったら、音は変わってくると思われます。しかし、未だAKGは純正の4.4㎜バランスケーブルを出してくれていません。
● AKG N40(ハイブリット:ダイナミック型x1、BA型x1)
低音域にダイナミック型x1、中高音域にBA型x1と言う構成です。迫力の低音域の上でキラキラした高音域が走ります。上記のAKG N5005は確かにN40よりも音は良いんです。でも、スピード感とキレッキレのN40の音も個人的に大好きです。最近価格も安くなっておりコストパフォーマンスの高い逸品です。R6 Pro との相性もGoodです。
● JVC HA-FW1500(ダイナミック型x1)
久しぶりにJVCのイヤホンを買いました。JVC HA-FW1500です。残念ながら、これが凄い音が良いのです。上記、R6 ProとN40の相性で「個人的にはハイブリットがお勧めです。」と言いましたが、前言撤回です。このダイナミック型イヤホンはいいです!濃い低音から煌めく高音まで、全域で切れが良く、深く、スピード感のある音が出ます。音場はあまり広くないですが、この、ダイナミック一発のイヤホンは久々のベストな組み合わせです。R6 Pro との相性はMAXです。
ステンレスボディならではの力強い切れのある音を出すR6Proと「ケーブル:SONY MUC-M12NB1(銅+銀)」+「イヤーチップ:コンプライTsx-400(ポリウレタン)」+「HA-FW1500(WOOD)」の組み合わせは、豊かな低音から煌めく高音域までとてもバランスが良く、最強かもしれません。
● RHA CL2 Planar(平面磁気ドライバー型x1)
人生初の平面駆動(平面磁気ドライバー)今までに経験のない音質なので少し戸惑ってしまいます。
ステンレスボディならではの力強い切れのある音を出すR6Proと「ケーブル:AKG(CN120-2.5)2.5mmバランスケーブル(銅+銀)、4.4㎜変換ケーブル」+「イヤーチップ:コンプライTsx-400(ポリウレタン)」+「RHA CL2 Planar(平面駆動)」の組み合わせは、全ての音が一気に立ち上がる感じです。解像度の高さはN5005に近くHA-FW1500よりも高いです。雑味が無く小さな音でもシッカリ聞こえる、また、ボーカルの美しさは特筆ものです。ただ、FW1500と合わせた時のような感動はなく、この組み合わせをメインで使おうとは思わない音です。
■アプリケーション
アプリケーションは標準で入っている「HiBy プレイヤー」に加え「Amazon Music」「Google Playミュージック」「Spotify」「YouTube Music」「MX Player Pro」「YouTube」をインストールしました。音楽の転送にはMediaGOを使用しています。
MediaGO 音源は基本flacです。プレイリストや動画も転送します。 |
Nova Launcher ホーム
スマホでいつも使っているホームアプリです。
アプリをタップせずいきなりPlayボタンを押すと、少し間があり自動的にHiByプレイヤーがバックグラウンドで起動し音楽再生をしました。
|
Import playlist を選択 |
Click there to select file ファイルの選択を押す |
音楽データの入っているデバイスを選択(SDカードを選択) |
音楽データの入っているフォルダーを選択 |
画面をスクロールしてプレイリストファイルを探す |
プレイリストを選択する |
決定をするとプレイしストが追加されていく。以下繰り返し。 |
YouTube Music(ストリーミング)
動画も迫力の音質です。全般的にストリーミングの中では音が良いと思いました。
|
Spotify(ストリーミング)
解像度も高く良い音です。もう少し音圧が欲しいところです。広告も良い音です(笑
|
Amazon Music(ストリーミング)
Spotifyよりもエッジが聴いており、音も大きく聴こえます。が、聴き疲れしそうな音です。実際はSpotifyの方が解像度が高く感じました。
|
■HiBy Linkを試す
HiBy Linkとは、HiBy R6 Pro と任意のスマートフォンを接続し、スマートフォンからHiBy R6 Pro を操作できるアプリです。R6 Pro で音楽を聴きながら外出する時、一日を通して一番手にするのは多分スマートフォンです。そのスマートフォンでR6 Pro を操作できるスタイルは意外と便利です。重たいR6 Proをイチイチ出し入れして操作する必要が無いのですから。
HiBy Linkでスマートフォンから HiBy R6 Pro を操作する |
①スマートフォン(EssentialPhone)にHiBy music プレイヤーをインストール
②スマートフォンとR6 Pro をBluetoothで接続
③R6 ProのHiByプレイヤーを起動し「サーバー」に設定
④スマートフォンのHiByプレイヤーを起動し「クライアント」に設定
⑤スマートフォンからR6 Proを指定し接続
これでせっては終わりです。
●設定スイッチ
【サーバー】R6 Proと【クライアント】スマートフォン、全く同じアプリです。下記の設定により、サーバーになるか、クライアントになるか選択出ます。
●【サーバー】R6 Pro
操作される側になる場合はサーバーのスイッチを入れる。
●【クライアント】スマートフォン
操作する側になる場合はクライアントのスイッチを入れ、R6 Proを選択しサーバーに接続する。これで終わりです。
R6 Proサーバーに接続 |
サーバーの楽曲リストが出てきた。ただ、サムネイル画像が出ない。 |
※ただ、私の環境だけかもしれませんが、電話の着信があった時に、スマートフォン「Essential Phone PH-1」やスマートウォッチ「SUMMIT2」が、おかしな挙動をするので、残念ながらアンインストールしました。スマホにHiBy music プレイヤーをインストールする際に、電話へのアクセス権を求めてきました、ひょっとしたらその関係かも知れません。
■少し不満もある
①バッテリーの持ちが悪いです。バランスで聴くと一日持たないです。
画面の光度を下げ、コマめに電源を切る。ストリーミング音楽を聴く場合は3.5㎜のアンバランス接続で聴く(音も意外と十分)。また、バッテリーのエージングも終わったのか最近気持ち、再生時間が伸びた気がします。
②
HiByプレイヤーの設定の中にReplayGain(リプレイゲイン)の設定がありました。
リプレイゲインを「トラックごと」でONしてみた。 |
各曲の音量の差はマイルドになった気がするが、全体的な音量が下がり迫力がない。 |
一番下の数値を「0」にしたら、リプレイゲイン「OFF」の時と同じ音量になった。しばらくこの設定で行きます。 |
③古い音源を疑似ハイレゾ化する機能が欲しい。
エージングが進むにつれ、古い音源でもかなり美しく聴く事で出来るようになってきました。これなら、音源のアップデート機能は必要ないと感じました。
④個人的に4.4㎜のコネクタが逆の左端にあると良かった。
最近慣れたので解決です。
⑤USB転送が遅い。USB3.1にしてほしかった。
最近慣れたので解決です。
⑥対応ファイル形式の詳細が分からない
色々調べましたが、対応ファイル形式の詳細を見つけられませんでした。実際、私の持っている古いファイル形式の音源などはザーッとノイズになったりします。こういったところは昔の中国のラフさを感じます。せめて再生できない音源はノイズではなく無音にして欲しいです。耳が壊れます。
その点、同じ中国でもiBasso DX160はきちんと対応ファイル形式を掲載しており安心感があります。
■アップデート
(ファームウェア1.6Gアップデート)
2019年12月に入ってアップデートをしました。「AmazonMusicHDをサポート」とありますが、契約していないので今の所必要ないです(笑
アップデート内容
1.AmazonMusicHDをサポート
2.OSレベルでのMSEBサポートを追加
3. MSEB機能のユーザーガイド(英語)を追加
4.WiFi使用時のバッテリーの消耗不具合を修正
5.その他のさまざまなバグ修正
※「GooglePlayMusic」がおかしくなる
このアップデートが原因かどうか分かりませんが 「GooglePlayMusic」 プレイヤーでハイレゾ音源(サンプルレート96kHz/ビットレート4608kbps/ビット深度24bit)を再生する場合、激しいノイズで耳が壊れる程の音が出ます。また、同じ音源をスマートフォン(Google Pixel 4 XL)の「GooglePlayMusic」で再生しても全く問題はありませんでした。
HiBy R6 Proの「OSのリセット・再設定・SD初期化・音源再転送」等を行っても症状は同じでした。R6標準の「HibyMusic」よりも、シンプルでスッキリとした良い音を出す「GooglePlayMusic」を気に入っていたのでショックでした。
早急に他の代替アプリを色々探しました。「Onkyo HF Player」が中々音が良いので候補にあげたのですが、スピードが遅いのと、広告バナーが鬱陶しいので却下となりました。そして、「Neutron Music Player(有料版)」と言うアプリを購入しました。「GooglePlayMusic」 に近いスッキリ感とメリハリの利いた深い良い音を出します。設定の多さにウンザリするのと、楽曲のリスト表示でサムネイル画像が出ないのは超不満ですが、レスポンスが良く、音質も良く、MediaGoで作成したプレイリストがそのまま使えるのが購入ポイントです。しかし、ハードボタンの制御が上手く行かないとか、バッテリー消費が少し大きいのが気に食わなくなり、結局、R6標準の「HibyMusic」プレイヤーに戻ったのでありました。
また、色々プレイヤーアプリを試している中で、何本かは「GooglePlayMusic」プレイヤーと全く同じ症状が出て、ハイレゾ音源を再生できませんでした。気長に次のHibyのOSアップデートを待ちたいと思います。
ただ、ここで一抹の不安も・・・、そもそも「GooglePlayMusic」プレイヤーは「ハイレゾ音源に対応しているのであろうか?」・・・しかし、後日購入したiBasso DX160 で「GooglePlayMusic」を利用しR6 Proで再生できないハイレゾ音源を再生したところ、全く問題なく再生できました。画面表示のサンプルレートに96kHzと表示もされていましたから間違いないと思います。はやり、「GooglePlayMusic」でハイレゾ音源が再生できないのはR6 Pro固有の問題だと思いました。
(ファームウェア1.86Gアップデート)
2020年6月に入ってアップデートをしました。現状、具体的なアップデート内容は分かりません。しかし、このアップデートで「GooglePlayMusic」 において、ハイレゾ音源(サンプルレート96kHzや192kHz)等が問題なく再生できるようになりました。久々に「GooglePlayMusic」 を恐れずに使うことが出来ます。
【総括】
バッテリの持ちの悪さ、OSの不安定さ、
アルミ筐体の多い中、ステンレススティール筐体のデジタルオーディオプレイヤーは意外と希少だと思います。なので個人的には“買い!”の商品です。勿論、良い音を聴くためには、それなりのヘッドホン・イヤホン・バランスケーブル・イヤーチップ等を用意する必要があります。
また、音についての評価は本当に難しいです。デジタルオーディオプレイヤー・ケーブル・イヤーチップ・イヤーチップの組み合わせによって音の評価は全然変わってきます。なので、感じる音のイメージも千差万別です。わたしの評価も、あくまでも参考としてとらえて頂きたいと思います。やはり、お店にいつも使っている「イヤホン・ケーブル・イヤーチップ」をもって行き、実際にお目当てのデジタルオーディオプレイヤーで音を聴く、これが一番でしょう!
●NW-WM1Z:(銅筐体)
繊細で深く、音に空気感や粒感や色気まで表現するその音質は、おいそれと他のプレイヤーでは出せない別格な音です。ただ、イヤホンやケーブルなどを凄く選びます。
●NW-ZX300:(アルミニウム筐体)
繊細で柔らかな抜けのいい軽快な音をだします。比較的どんなイヤホンでもある程度良い音がでます。ただ、個人的には少し物足りなくなる事もあり、アルミニウム筐体のDAPに関しては、「メインマシンにはならない」と言うのが正直なところです。
※しかし、後に購入したFiio M15によりアルミニウム筐体のDAPに対する評価が根底から変わってしまいます。
●R6 Pro:(316Lステンレススチール筐体)
力強い低音と全体的に硬質でソッリドな美しい音色を出します。これは、やはりステンレススチール素材の重さと硬さが生み出すところが大きい気がしました。驚くのは、少しボケた様な古い楽曲を聴いたときです。R6 Proの硬質でソリッドな持ち味が、このボケを削ぎ落し、最近の録音の様に、とても澄んだ音になります。個人的には優しい音のするアルミよりもこちらの音が好みです。
こんな感じでしょうか。音質はボディー素材、密度、硬さや重さによって大きく影響されると思っています。今回の3機種は素材の違いによりそれぞれ個性があります。気分によって使い分けようと思います。
※ブログは全て個人的な気持ちです。参考程度にお読みいただければと思います。
★2020年11月
HiBy R8SS購入にあたり、残念ですがR6 Proとお別れすることになりました。