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ASUS Zenbook SORA UX3407RA |
【はじめに】
仕事とプライベートの両方で機動力のあるマシンを探していて、偶然Zenbook SORAを見つけました。そして、デザイン・色・性能・機動力に一目ぼれしてしまいました。商品到着後、実機に触れてさらに大満足です。
■ここがイイ!おすすめポイント!
・デザインと素材の良さ
非常にシンプルでスッキリとしています。「おれがMACだ」みたいな押しつけもない優しいデザインです。この今までに無いお洒落感は持ち歩く喜びを感じます。ボディーの素材もとても素晴らしく、しっとりサラサラしています。実際に触るとその高級感に気が付きます。
・絶妙のベージュカラー
非常に珍しい、他のメーカーとは一線を画す美しい絶妙のベージュ。黒・白・グレー・ライトグレー(シルバー)などが多いノートパソコンの中にあって、どこかノスタルジーも感じるカラーです。
・とにかく軽い!
約980gの本体はとにかく軽いです。片手でも軽く持ち上げられます。以前購入した同じSnapdragon を搭載した「Lenovo IdeaPad 5x 2-in-1 Gen 9(Snapdragon X Plus X1P-42-100)」は約 1.5kgあり、正直重いです。こちらはタブレット入力用なので良いのですが、常時持ち歩く気は全く起こりません。
・早くてバッテリーの持ちがイイ!
バッテリーモードでも、サクサク動きます。相変わらず動作しないアプリもありますが、個人的に必要なアプリは使えるので全く問題ありません。実は、IdeaPadのSnapdragon X Plus X1P-42-100の場合、Affinity2の起動時におかしな挙動があり少し心配したのですが、SORAのSnapdragon X Eliteでは全く問題はありませんでした。これがCPUの問題なのか、本体固有の問題なのかわかりません。
・初めての感覚のキーボード
プラスチック感は無く、しっとりとした感触です。ストロークは比較的浅めですがしっかりしており、「カシャカシャ」言うことはなく打音は静かです。高級感もあり、打漏れも少ないです。高級感もありイイ感じです。
・美しい画面
ASUS Zenbook S 16と同じくOLED (有機EL)の画面は美しいです。最近スマホもOLED (有機EL)なので、もう普通の液晶画面には戻れないです。
★Amazon:ASUS ノートパソコン Zenbook SORA UX3407RA 14.0型 Qualcomm Snapdragon X Elite メモリ32GB SSD 1TB Windows11 重量 980g Wi-Fi 7 Type-C給電対応 有機ELパネル搭載 Copilotキー搭載 AI PC ザブリスキーベージュ UX3407RA-HA32170BE
(仕様)
・名称:Zenbook SORA
・型番:UX3407RA-HA32170BE
・カラー:ザブリスキーベージュ
・CPU:Snapdragon X Elite X1E-78-100 プロセッサー
・NPU:Qualcomm Hexagon NPU 45TOPS (Qualcomm AI エンジン 最大計75TOPS)
・GPU:Qualcomm Adreno GPU (CPU内蔵)
・ストレージ:1TB (PCI Express 4.0 x4接続 NVMe/M.2)
・メモリ:32GB LPDDR5X-8448(スロット無しオンボードメモリのみ)
・OS:Windows 11 Home 64ビット(Office:なし)
・ディスプレイ:14.0型 OLED (有機EL)、グレア、1,920×1,200ドット (60Hz)
・外部ディスプレイ出力:HDMI×1、Type-C×2
・キーボード:84キー日本語キーボード (イルミネート)※Copilotキー搭載
・ポインティングデバイス:マルチタッチ・タッチパッド
・無線LAN:IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax/be (Wi-Fi 7)
・Bluetooth: 5.4
・webカメラ:207万画素赤外線 (IR) カメラ内蔵
・スピーカー:ステレオスピーカー内蔵 (1W×2)
・マイク:アレイマイク内蔵
・オーディオジャック:ヘッドホン/ヘッドセット・コンボジャック×1
・USBポート:USB4 (Type-C/Power Delivery対応) ×2
※データ転送と映像出力、本機への給電をサポート、USB3.2 (Type-A/Gen2) ×1
・カードリーダー:なし
・本体サイズ:幅310.7mm×奥行き213.9mm×高さ13.4~15.9mm 約980g
・バッテリー駆動:約29時間(ビデオ再生時) ※使用状況や設定などにより変動します。
・消費電力:最大約90W
・その他:顔認証対応、PC Game Pass (3ヶ月利用権)
・保証:本体:購入日より12ヵ月間のインターナショナル保証+購入日より12ヵ月間のASUSのあんしん保証(日本国内保証・要登録)※製品購入後30日以内にMyASUSで製品登録が必要: ・バッテリーおよびACアダプター:購入日より12ヵ月間の日本国内保証
・主な付属品:ACアダプター、製品マニュアル、製品保証書
【開封】
箱から美しいです。キー配列はいつものASUSで打ちやすいです。[漢字変換キー]と[¥キー]が若干小さいですが問題ありません。
【気になっている事】
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●Snapdragon X EliteやSnapdragon 8 Gen 3はBluetoothは基本バージョン 5.4に対応しています。よって下記Bluetoothコーデックには基本全て対応していると思われます。
コーデック サンプリング ビットレート
SBC 48kHz/16bit 192kbps
AAC 48kHz/16bit 非公開
aptX 48kHz/16bit 384kbps
aptX HD 48kHz/24bit 576kbps
aptX Adaptive 48kHz/24bit 280kbps~420kbps可変
aptX Adaptive 96kHz/24bit 260kbps~640kbps可変
LDAC 96kHz/24bit 990kbps/660kbps/330kbps
aptX Lossless 44.1kHz/16bit 最大1200kbpsでビットレート可変
LC3 48kHz/32bit 16kbps – 320kbps
LC3(plus) 96kHz/24bit 16kbps – 320kbps
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●Google Geminiに聴いてみました
①まずは「Snapdragon X Plus 」について聞いてみました
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Q:Snapdragon X Plus 搭載パソコンは aptx adaptive に対応していますか?
A:Snapdragon X Plus 搭載パソコンが aptX Adaptive に対応しているかどうかは、個々のパソコンのメーカーやモデルによって異なります。
Snapdragon X Plus は Qualcomm のプラットフォームであり、Qualcomm のオーディオ技術には aptX Adaptive が含まれています。しかし、パソコンメーカーが Snapdragon X Plus を搭載する際に、aptX Adaptive をサポートするかどうかは自由に選択できます。
Snapdragon 搭載のスマートフォンやタブレットでは aptX Adaptive をサポートする機種が多いですが、パソコンにおいてはまだ情報が少ない状況です。今後の Snapdragon X Plus 搭載パソコンの登場とともに、対応状況が明らかになってくると思われます。
現時点では、Snapdragon X Plus 搭載パソコンが必ず aptX Adaptive に対応しているとは断言できません。 個々の製品情報を確認することが重要です。
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②次に「Snapdragon X Elite」について聞いてみました
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Q:Snapdragon X Elite 搭載パソコンは aptx adaptive に対応していますか?
A:はい、Snapdragon X Elite搭載パソコンは、aptX Adaptiveに対応しています。
複数の情報源で、Snapdragon X EliteがaptX Adaptiveコーデックをサポートしていることが明記されています。これにより、対応するBluetoothイヤホンやヘッドホンと接続した際に、高音質かつ低遅延なワイヤレスオーディオ体験が可能になります。
(参考資料)
PHILE WEB: Snapdragon X Elite搭載PCの特徴の一つとして、aptX Adaptive/aptX Losslessコーデックのサポートを挙げています。
Qualcomm: Snapdragon Soundの紹介ページで、aptX Adaptive技術がプレミアムなオーディオ体験を提供すると説明しています。
Microsoft Community Hub: Snapdragon X Eliteチップ搭載のSurface Pro 11でaptX Adaptiveが利用できないという報告がありますが、これはOS側の対応状況による可能性があり、チップ自体は対応しています。
したがって、Snapdragon X Eliteを搭載したパソコンであれば、基本的にはaptX Adaptiveに対応していると考えて良いでしょう。ただし、実際の利用においては、接続するBluetoothデバイス側の対応状況や、パソコンのドライバなどのソフトウェア側のサポートも重要になります。
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■2025年3月29日
「Snapdragon X EliteがaptX Adaptiveコーデックをサポートしている」らしいです!これはもう試してみるしかないでしょう。接続コーデックの表示ができる
Fiio BTR17 に接続して確認してみます。
例えばSnapdragon 8 Gen 3搭載のXperia1 Ⅵに接続した場合は(AptX Lossless)で接続され、こんな表示になります。
それでは、ペアリング開始です。
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ペアリング開始! 期待に胸膨らみます |
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接続しました |
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(SBC)って・・・😞 終了 |
気を取り直してもう少し調べてみます。
③次に「Windows11 aptx adaptive対応ドライバー」について聞いてみました
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Q:Snapdragon X Elite 搭載パソコン Windows11 aptx adaptive対応ドライバーは?
A:Windows 11のネイティブサポート:Microsoftの公式情報によると、Windows 11 バージョン 24H2 以降で、一部の互換性のあるQualcomm Bluetooth無線を搭載したデバイスにおいて、aptX Adaptive (lossless) がサポートされる予定です。。
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なんと、Windows11のアップデート24H2以降で何か変化が起こりそうです。24H2のアップデートが入ったら再度確認してみます。
■2025年4月09日
最新のアップデート:2025-04 arm64 ベース システム用 Windows 11 Version 24H2 の累積更新プログラム (KB5055523)。Windows 11 Version 24H2 が来ました!
Fiio BTR17 に接続してリベンジです。



何と(LC3)コーデックです。(LC3)は(CSB)の次世代のコーデックで、規格上サンプリングは48kHz/32bitと音質はかなり期待できます。ただWindows11のプロパティを確認すると48kHz/16bitとなっています。また、今回もaptX Adaptive対応にはなっていないようで残念です。マシン自体のファームウェアアップデートで変わるかもしれないし、今後もWindows Updateがある度にテストし気長に待つことにします。

ちなみに、Snapdragon X Plus X1P-42-100搭載の「
Lenovo IdeaPad 5x 2-in-1 Gen 9」に接続した場合も(LC3)で接続されました。また、インテルコア搭載の「DAIV Z4(i7+RTX 3050)」と「DAIV Z6(i9+RTX 4070)」では(ACC)で接続されました。
(LC3)でハイレゾ音銀をきいてみましたが、Fiio BTR17が優秀なのでAptxHDくらいの音質は出ており音は良いです。ACCよりも音は良く感じました。
【総括】
ASUS Zenbook SORA(Snapdragon X Elite)は、お高い上にアプリケーションの対応がインテル系のCPUに比べて完全対応とは行かず、若干敷居は高いと思います。ただ、日々使用されるアプリケーションが対応しているのであれば検討の価値はあると思いました。「インテルやAMDのCPUに飽きた方!」「バッテリーの持ちがよく、スピードの速いパソコンをご検討の方!」「軽く持ち運びが楽で、人と違うお洒落なパソコンを所有したい方!」に刺さる商品だと思いました。
※内容はあくまでも個人的な考えですのでご了承ください。
参考程度にお読みいただければ幸いです。