2025年1月12日日曜日

Linsoul(リンソウル) 7Hz(セブンヘルツ)Aurora(オーロラ)を購入しました。 簡単にレビュー評価します。

 

LINSOUL 7HZ Aurora
【はじめに】

以前「LinsoulのKiwi Ears Quintet」と言うイヤホンを購入しました。 Linsoulは非常に面白いドライバー構成(斜め上を行く変態でもある)のイヤホンを出すメーカーとして有名だと思います。現在、私は「HIDIZS MP145(平面駆動型ドライバー)」の音にハマっており、この「7Hz Aurora(低音域:12mmダイナミック型ドライバーx1、中音域:BA型ドライバーx2、高音域:6mm平面駆動振動型ドライバーx1)」のハイブリッドイヤホンに興味を持ちました。この、本格的3種ドライバーの組み合わせは、私の知る限り初めてではないかと思います。

※平面駆動型ドライバーは円形の振動版(コイル一体)を二つの磁石で挟んで駆動させるタイプが一般的です。しかし、近年、平面駆動型ドライバーは技術開発が進み「BA型と同じ様な形をした角形」「完ぺきな正方形をした角形」「磁石が片方にしかないタイプ」などコストやコンパクト化を考えた形状や仕組みの商品が存在するようです。7Hz Auroraに関してですが、ドライバーの図解を見ると本格的な円形の平面駆動型ドライバーの様です。
Kiwi Ears Quintetは「DLC ダイナミック ドライバーx2、バランスド アーマチュア ドライバーx2、平面磁気ドライバーx1、圧電骨導体x1」とごった煮のようなドライバー構成だったのですが、搭載される平面磁気ドライバーはBA型ドライバーのような形をしており、角形の平面駆動型ドライバーだと思われます。なので私の中では帯域の広い純然たる円形の平面駆動ドライバーとしてはカウントしません!(笑


今回のLinsoulの7Hz Auroraは一見(DD+BA+平面)ドライバーのハイブリット正常進化と思えます。しかし、私が考えるに、どうしても斜め上を行く変態構成イヤホンに思えてしまうのです。

★もし、私が今回のハイブリッド構成をするなら、下記のように考えてしまいます。
例えば、広い帯域を均一に安定した存在感のある音を出せる平面駆動型ドライバーをフルレンジとして使います。そこに、重低音をDD、超高音をBAドライバーで構成します。

 重低音:12mm複合ダイナミックドライバーx1(割当帯域:5Hz-10kHz)
 低中高音:6mm平面駆動型ドライバーx1(割当帯域:10kHz-30kHz)
 超高音:カスタム調整バランスド・アーマチュアx2(割当帯域:30kHz-40kHz)

素人考えですが、この組み合わせにより「深い重低音、力強く存在感のある中高音、煌めく超高音」となります。

しかし、Linsoul 7Hz の発想は一味違います。なんと平面とBAの使い方が逆なのです。フルレンジのBAドライバーを中音域として設定しています。個人的にフルレンジのBAドライバーほどつまらないドライバーはありません。癖のない非常に繊細な音を出しますが、迫力の無い中音域、低音も高音もパッとしません。Linsoul 7Hz はその、癖のない繊細なフルレンジBAドライバーを全体の音を馴染ませるために利用しているということです。あくまでも主役は「重低音~低音の12㎜DD」と「高音~超高音の6㎜平面駆動型ドライバー」と言うことなのだと思います。

ただ、個人的に前回のKiwi Ears Quintetは「この音質ならもう少し安くてもいいんじゃないの?」と言う感じだったので、今回の7Hz Auroraはかなりの冒険ではあります。

AmazonLINSOUL 7HZ Auroraハイブリッド型ハイエンドイヤホン( 12mm大口径ダイナミック振動板+2つバランスド・アーマチュアー+6mm超高域平面駆動振動板 )


Auroraは、各タイプのダイナミックドライバーのフルポテンシャルをできるだけに発揮するために、3ウェイのパッシブクロスオーバーネットワークを使用して慎重に調整されました。チューニングには、10dBのインパクトを持つパワフルな低音があり、これは滑らかにわずかにウォームでミッドレンジに移行します。高音域はクリアで詳細になっていますが、快適でありながらも鋭敏なリスニングセッションを提供するために10dB以下に抑えられています。
12mm複合ダイナミックドライバーx1
ダブルコイルシステムを搭載
低音を特にチューニングしたドライバー
カスタム調整バランスド・アーマチュアx2
ダイナミックドライバーとプレーナー・ドライバーの
間のギャップを埋めるカスタムのフルレンジ
あくまでも想像ですが、帯域の違う2個のBA型を一つに
(20kHz-30kHz)x1、(30kHz-40kHz)x1
のような構成になっているのでしょうか?
6mm平面駆動型ドライバーx1
ドライバーへの気流を調整することで、
効果的に40kHzを超える高音域を伸ばします。
円形の振動版を両面磁石で挟み込んだ
本格的形状の平面駆動型ドライバーです。



仕様
■ドライバー構成
 低音:12mm複合ダイナミックドライバーx1
 中音:カスタム調整バランスド・アーマチュアx2
 高音:6mm平面駆動型ドライバーx1
■周波数特性:5Hz-40kHz
■感度:105dB(at 1KHz/mW)
■インピーダンス:30Ω
■コネクタ: 0.78mm 2 ピン
■重量:-g
■ケーブル:金メッキシングルクリスタル銅ケーブル
■プラグ:3.5mm/4.4mm
■付属品:ケーブル ・キャリングケース ・イヤーピース各種 ・説明書


【開封】

箱は少し大きめです。

カラーが派手です
実物を見てびっくり!地味です(笑



コネクタは通常のフラットな2Pinタイプです
また、よく見ると2Pinの穴に少し角度がついています。
これは、本体が大きく厚みがあるので、
ケーブルが耳にかかり易くする工夫でしょうか?
そうなら、この気配りは素晴らしいと思いました。

花柄のフィルタが特徴的です。


中々パッケージやホームページあるような
派手な色合いが表現できません
光の当て方とかが難しいです。





【イヤーチップ交換】
ノズルの太さや長さは一般的でしたので「AZLA(アズラ) SednaEarfit MAX」にしましたサイズは(ML)サイズ・(L)サイズ。両方試しましたが、装着の安定性と低音の出方が(ML)では弱いので(L)サイズとしました。





【TRN T2 Pro ケーブルに交換】
製品には「金メッキシングルクリスタル銅ケーブル」が付属していますが、はやりここは「TRN T2 Pro ケーブル」し他のイヤホンとの整合性をとります。銅と銀で構成されており低音も高音も走る癖のない良いケーブルだと思います。
(1芯あたりにOFC(無酸素銅)を22本使用、16芯のケーブル本体が高純度の銀メッキ)





【装着感】
一見大きく見えますが、装着感は良好です。「DUNU(ドゥヌ)Da Vinci(ダビンチ)」や「AFUL (アフー)Performer8(パフォーマーエイト)」と同じくらいの大きさです。
何気なく照明も考えずに自撮りしたのですが、以外に良い感じの模様・カラーが出ています。屋外で晴れた天気の時には、また違った色に見えるのかな?数か所場所と角度を変えて撮影してみました。


これは珍しいカラーです





【聴いてみる】

■評価に使う楽曲
評価にはいつものようにYouTubeの「お洒落なミュージック」に掲載しているような楽曲を使います。音源データのサンプリングレートは(44.1kHz)(48kHz)(96kHz)(192kHz)のハイレゾおよび(44.1kHz/16bit)のロスレスFLACファイルがメインです。


プレイヤーは「Neutron Music Player」を使用します。

設定等が複雑ですが、機能が多く音質が良いです。WindowosPC版も存在しており、私の手持ちの全ての端末で統一できます。
※ノーマライゼーション(OFF)・イコライザー(OFF)に設定




■利用プレイヤー スマートフォン

プレイヤーには、SONY Xperia 1 VIを使用します

Bluetooth接続時 対応コーデック

コーデック サンプリング  ビットレート
SBC 48kHz/16bit         192kbps
AAC 48kHz/16bit         非公開
aptX 48kHz/16bit         384kbps
aptX HD 48kHz/24bit     576kbps
aptX Adaptive 48kHz/24bit     280kbps~420kbps可変
aptX Adaptive 96kHz/24bit     260kbps~640kbps可変
LDAC         96kHz/24bit     990kbps/660kbps/330kbps
aptX Lossless           44.1kHz/16bit     最大1200kbpsでビットレート可変
LC3 48kHz/32bit     16kbps – 320kbps
LC3(plus) 96kHz/24bit         16kbps – 320kbps


■利用Bluetoothレシーバー

FiiO(フィーオ) FIIO BTR17に4.4㎜コネクタで有線接続します。
DAC:ES9069Q×2、アンプ:THX AAA 78+、Bluetoothチップ:QCC5181

・QCC5181搭載による最新鋭のワイヤレス性能でロスレスオーディオにも対応
・詳細な音質調整を可能にする10バンドの高精細ロスレスPEQを搭載
・デュアル「ES9069Q」DACによる高品位な音質再現
・「THX AAA 78+」アンプによる強力な出力と優れた音質
・4.4mmバランス出力:650mW (32Ω、THD+N<1%)
・周波数特性:20Hz~80kHz(<3dB)
・高音質かつクリーンにこだわった精密な電源設計
・業界最新のBluetooth5.4に対応
・主要な高音質コーデックを網羅
 aptX Lossless:1200 kbps
 LDAC:990 kbps
 aptX HD:576 kbps
 aptX Adaptive:420 kbps
 AAC:328 kbps

BTR17はaptX Lossless対応です。どういう事かと言うと、CD音源を、Bluetooth無線において有線接続と遜色ない音が出ることを意味しています。BTR17は「圧倒的な解像度の高さ、濃厚な太い重低音、どこまでも抜けてゆく高音域、存在感のある中音域、圧倒的な音の厚み・深み、洗練された音質」と飛びぬけて良い音を出します。接続したイヤホンの性能を100%引き出せる能力があります。




まずはエージングの準備

エージングは(パソコン+FIIO KA15+7Hz Aurora)の組み合わせで、音楽を流しっぱなしで行います。長時間エージングにおいても良い音を流してあげたいと思います。

DAC:Cirrus Logic CS43198×2 (Dual-DAC)、オペアンプ:SGM8262 ×2
FIIO KA15 FIO-KA15-L [4.4mmバランス出力:560mWの高出力、最大768kHz/32bitおよびDSD256のサンプリングレートに対応、ポータブルUSB-DAC]

エージング環境(パソコン+FIIO KA15+7Hz Aurora)で少し聴いてみた
エージング0時間のファーストインプレッションです!

高音:煌めきクリアな高音域です。少し金属的な音でキツイです。
   今まで聴こえなかった細かな高音も聴こえますが、
  「耳に刺さる寸前」です。長時間は無理かもです。
   エージングでこの微妙な刺さり感が続く用なら
   リケーブルで調整する必要があります。それでもだめならハズレかも・・。
中音:フルレンジBA型ドライバーらしく解像度は高く繊細ですが
   低音と高音に押されて存在感があまりないです。ボーカル全般
   非常に美しいですが、やはり少し弱いです。
低音:主張が凄いです。切れや見通しは良くないです。少し疲れます。
音場:上下左右前後に非常に広いです。しかし、低音・中音・高音の出方、
   ボーカルの位置や楽器の位置にバラツキを感じます。それぞれの
   ドライバーの再生周波数帯域の割り当てに段付きを感じます。
   2台のギターが(L)(R)で同じフレーズを演奏しますが、その
   左右の音質に違和感を感じる事がありました。
   気のせいかもしれませんが何かと「違和感」を感じてしまいます。
音圧:平面駆動型ドライバーにありがちですが、ボリューム調整が若干難しいです。
   自分に合った音量ポジションを見つけると音圧もシッカリしますが、
   高音域も刺さり気味になり、疲れやすくなります。なんとかせねば・・・。
抜け感:空間は広いですが、抜け感がイマイチで見通しが悪いです。
解像度:解像度は高いのですが、低音・中音・高音域でバラツキを感じます。

失敗かも・・・大丈夫かな不安です・・・・。



エージング時間が50時間を超えました

さて、50時間ぶりのご対面です。
今までこんなに不安な50時間を過ごしたイヤホンはありませんでした。大抵は想像通りにエージングが進んで音質は向上するからです。しかし、今回の7Hz Auroraは正直不安がいっぱいです。まずはエージング環境そのままで音質の変化を確かめます。

エージング環境(パソコン+FIIO KA15+7Hz Aurora)で確認
・高音域の微妙な「刺さり」解消!
・中音域が弱いと言う感覚は無くなました。
・重低音~低音の切れ、深み、レスポンスが良くなりました。
・音場は安定し、各楽器の位置や音質にバラツキもありません。
・重低音~低音・高音~超高音がガッツリ主張します。
・ゲインを上げ好みの音圧を確保しても疲れはありません。
・全体の解像度が上がりました。でも抜け感、見通しはもう一歩かなぁ~。
よかったです。(*^-^*)エージング0時間での不安要素はほぼ解消です。


それでは本番です

エージング50時間越え7Hz AuroraFIIO BTR17+Xperia 1 VI接続)

FIIO BTR17で聴いて見ましょう!
おぉ~真っ先にわかるのは音場のスケールの違いです。イメージ的にはFIIO KA15の時の音場は目の前に球のような音場が存在する感覚でしたが、FIIO BTR17では、その球の音場の中に一歩踏み入った感じです。自分の頭のあたりから大きな球の音場が存在する感じでしょうか?また、全ての音が濃厚・濃密となります。やっぱりFIIO BTR17は凄すぎです。

高音:煌めき・繊細・クリア・共鳴・囁き声も美しい。
中音:中音域がしっかりと持ち上がりました。切れも良く抜け感もあります。
   男女問わずボーカルは美しく、打楽器、弦楽器のレスポンスも良いです。
   低音と高音のまとめ役としてシッカリと役目を果たしています。
低音:豊かで深い重低音と切れの良い低音が存在感を主張します。
   ダイナミックらしいウオーム感あふれる優しい音質でもあります。
   重低音好きにはたまらないです。
音場:ただ単に広がっているだけではなく、立体的な音場です。
   まるで、中規模のホールで演奏を聴いている感覚です。かといって音が
   拡散してしまうようなことは無く、すべて音を手に取る様に聴きとれます。
音圧:音場が広いのでついついボリュームを上げてしまいます。
   でも音量を上げても高音疲れしないのでグイグイ上げられます。
抜け感:全体的な抜け感がもう少しかなと思います。もう一枚薄皮がある感じ。
解像度:ダイナミックドライバーと平面駆動型ドライバーの必要エージング
    時間が異なると思うで、全体的に解像度に少しバラツキが残っています。

特に平面駆動型ドライバーは50時間ではエージング不足です。やはり100時間は欲しい所です。7Hz Auroraのポテンシャルはこんな物では無いはずです。



エージング100時間越え7Hz AuroraFIIO BTR17+Xperia 1 VI接続)

50時間からの変化
「透明感・クリア感がアップ」「震えるような重低音、深み切れアップ」「低音域のレスポンス・輪郭がアップ」「中音域の更によく馴染んで来ました」「中音域の見通しがアップ」「高音域が更に繊細に」「高音域の透明感がアップ」「音場が更に安定」「全体な解像度・帯域のバランスがアップ」しました!
特に感じたのが「平面駆動型ドライバーの音質が主役」と言うことです。説明が難しいのですが「平面駆動型ドライバーの音の出方、特性を壊さずそのままダイナミックドライバーとフルレンジBA型ドライバーが濃厚にした。」そんな感じに思えるのです。
例えば、いつも食べる大好きなレトルトカレーに「少しの蜂蜜とビターチョコを入れる。そうすると基本的なカレーの味は変えずに濃厚になります。」見たいな感じでしょうか?(笑



【ベント発見】
今まで気が付かなかったのですが、ベントを発見しました。ダイナミック型ドライバーの豊かな重低音の秘密の一つが分りました。エージング毎に低音域が良くなって行く理由がわかりました。ダイナミック型ドライバーの振動版のエージングと合わせてベントが効率よく振動版を動かしていると思われます。ベントは音場の広さにも一役買ってるのかな?







【7Hz Aurora のライバルと比較する】


■ハイブリットイヤホンと比べる

今回、「正統派変態: 7Hz Aurora 」のライバルとなると、「隠れ変態: DUNU(ドゥヌ)Da Vinci(ダビンチ) 」でしょう!両機種「相当変態である」「良い音を出す」「微妙に高価である」「どちらかと言うとドンシャリである」の4点が合致しています。ハイブリットのドライバ構成・チューニング・音質の方向性は全く異なります。

DUNU Da Vinci

使用するプレイヤーはもちろん「SONY Xperia 1 VI + Fiio BTR17」です


それでは比較してみます

性能比較 7Hz Aurora Da Vinci
デザイン パッケージ写真は派手だけど
パッケージの写真は派手だけど、実際は意外と地味なフェースプレートです。お洒落かと言われると微妙です。
どんな柄が届くか分からない
耳に良くフィットするデザイン。天然木目五つ葉カエデのスタビライジングウッドフェースプレートが魅力です。
ドライバ (低音用)12mm DDx1
(中音用) フルレンジBAx2
(高音用) 6mm平面駆動x1
(低音用)10mm DDx1
(低音用) 8mm DDx1
(中音用) BAx2
(中高音用) BAx1
(高音用) BAx1
高精度 3D プリント音響チャンバー
インピーダンス 30Ω 35Ω
感度
105 dB/mW
109 dB/mW
周波数応答範囲
5Hz-40,000Hz
5Hz-40,000Hz
ベント
あり
なし
本体素材 医療用級UVレジン
医療用に用いられる樹脂
樹脂?厳密には素材は不明
コネクター 標準2pin
★AmazonTRN T2 Pro 2Pin リケーブル(ブラック)
標準2pin(CIEM 2pin)
AmazonJSHiFi-Zeusリケーブル(シルバー)
フィット感 良い 良い
イヤーチップ ★AmazonAZLA SednaEarfit MAX(L) ★AmazonAZLA SednaEarfit MAX(L)
メーカー通販価格
あくまでも参考価格
価格69,480円前後
★Amazon7Hz Aurora
価格51,490円前後
★AmazonDa Vinci
音質比較
音場
★★★★★5.0
空間広がりですが、私史上最も美しい空間です。非常に立体的でもあります。しかも音質は全てシッカリと聴き取れます。ヘッドフォンに近い音場かもしれません。この包み込まれるような音場の感覚がAuroraの大きな魅力の一つでもあります。
★★★★☆4.0
ライブなどでは各パートのメンバーの位置がわかります。端っこの方で鳴っているトライアングルの音も聴こえます。音場は上下左右に適度に広く、それでいて濃厚です。特に高音域が良く伸びるので向こうの方にスーッと消えてゆく共鳴や余韻も感じます。
透明感・クリア感
★★★★★5.0
平面駆動型ドライバーの効果が大きいと思われます。広い音場全体にクリアで透明感のある音楽が広がります。ちょっと大げさですが、目を閉じて音楽を聴いていると、広い大地に吸い込まれていく感覚に襲われます。
★★★☆☆3.5
透明感・クリア感に関しては残念ながらAuroraに完敗!BA型ドライバーの出す高音域はキラキラするのですが、平面駆動型ドライバーの様なスーッと伸びてゆく透明感は出せません。全体的に籠った音質に聴こえます。
音圧 ★★★★★5.0
普通のプレイヤーならアンプ性能に左右されず音圧があります。ベントの効果もあると感じます。ダイナミック型ドライバーがシッカリ振動しています。
★★★★★5.0
音圧はプレイヤーのアンプ性能比左右されますが、Da Vinciはダイナミック型ドライバーが2基ありシッカリと鳴っているので音圧もシッカリしています。
解像度 ★★★★★5.0
3種のドライバーはそれぞれに高い解像度を出しています。特に平面駆動型ドライバーの解像度は非常に高いです。
★★★★★5.0
細分化された多ドライバーにより解像度は非常に高いです。特に中高音域の解像度は半端なく繊細です。
高音 ★★★★★5.0
BAドライバーの高音とは違い、透明感のあるクリアで繊細な広帯域での高音域が出ます。空気感もシッカリ感じます。
★★★★★5.0
柔らかく、キラキラ感もあり美しくクリアでもあります。耳に刺さることもなく空気感も味わえます。
中音 ★★★★★5.0
シッカリ出ていますが、ここが中音域だ!と言うポイントをもはや見つけ出せません。重低音と超高音域の中に見事に溶け込んでいます。
★★★★★5.0
中音域は若干高音寄りです。解像度も高く、ボーカルも濃厚です。ギターやバイオリン、ピアノなど弦楽器の繊細さと美しさが素晴らしいです。
低音 ★★★★★5.0
新しい楽曲でも、古い楽曲でも、深く濃厚な重低音~低音を出します。ここでもやはりベントが良い仕事をしています。12㎜DDの振動板を的確に駆動させることに効果を出しています。
★★★★★5.0
よく聞いていると、楽曲にもよりますが、広がりのある低音とスピード感があり切れのいい低音が存在しています。しかも段付きもなく一体的に聴こえます。チューニング凄いです。
打楽器 ★★★★★5.0
バスドラ、ドラムス、シンバル、木琴、大太鼓色々聞いてみましたが、全部切れも良くスピード感もあります
★★★★★5.0
バスドラ、ドラムス、シンバル、木琴、大太鼓色々聞いてみましたが、全部切れも良くスピード感もあります
ボーカル ★★★★★5.0
男女ボーカルもシッカリと美しいです。しかも濃厚、全体的に柔らかで心地の良いボーカルです。何時までも聴いていた。
★★★★★5.0
男女ボーカルもシッカリと美しいです。しかも濃厚、全体的に柔らかで心地の良いボーカルです。何時までも聴いていた。
相性の良い
楽曲ジャンル
全ての楽曲に対して猛アタックするので、EDM、ロック、ポップス、フュージョン等がよく合います。音が元気すぎるのでアコースティックなクラシックとかジャズをシットリ聴くには向かないかも。 EDM、ロック、ポップス、フュージョン、ジャズ、クラシック色々聴いてみましたがどれも素晴らしいです。アコースティック~電子楽器までオールラウンドです
一押しポイント 重低音~超高音まで全開
独特な音場、音空間が魅力的!重低音と超高音域が同居する力強さと美しさが魅力!
重低音と超高音とのドンシャリイヤホンと言っても過言ではありません。なのに実際は裏方の中音域が良い仕事をしており、ドンシャリとは感じません。また、音場が他のイヤホンとは一線を画しています。広い空間を持ちながらも、力強く美しい音を表現します。また、本格的な平面駆動型ドライバーを高音域専用とし、全体的に抜群の透明感・クリア感を表現する本器を非常に魅力的に感じています。
重低音~超高音まで全開
再生周波数帯域に死角なし、しかも、低音・中音・高音の繋がりの良さは最高レベル!
重低音~高音域まで素晴しいつながりで、多ドライバーとは思えないバランスです。「本当に多ドライバーなの?」と思ってしまいます。間違いなく今まで私が買ったイヤホンの中では最高クラスの音質です。
また、「不規則なフェースプレートテクスチャー」は素晴らしく美しいのです。思わずもう一個買って柄の違いを楽しみたくなります。
デメリットと感じる所 やはり価格でしょうか、もう1万円は安くても良いと感じます。後、デザインがダサい。 2ピンコネクターが特殊なので、バランスケーブルの選択肢が狭いことくらいでしょうか。
総合評価 ★★★★★5.0 ★★★★★5.0
比較の結論
平面駆動型ドライバーを備え、重低音も超高音も美しいハイブリッド型イヤホンとしては、「7Hz Aurora」に軍配!
低音~高音までバランスよく、楽曲を選ばないオールラウンダーのして考えると「Da Vinci」に軍配!!


重低音~超高音まで全域において迫力もあり、音質も良く、楽曲を選ばないイヤホン、そして美しい筐体デザインを検討するとするなら間違いなくトータルバランスの良い「Da Vinci」でしょう。
ただ、個人的には平面駆動型ドライバーの美しさを前面に出し、更に重低音も出す「7Hz Aurora」も非常に魅力的に感じています。





■平面駆動型ドライバーイヤホンと比べる

2024年の後半から、平面駆動型ドライバーを一基のみ搭載したイヤホンにドハマリしている。中でも「HIDIZS(ヒディス)MP145」はピュアな平面駆動の基本構造で勝負しており、特に気に入っているイヤホンです。Linsoul 7Hz Auroraを購入したのもMP145があったからなのです。
HIDIZS(ヒディス)MP145


使用するプレイヤーはもちろん「SONY Xperia 1 VI + Fiio BTR17」です


それでは比較してみます

性能比較7Hz AuroraMP145

デザインパッケージ写真は派手だけど
パッケージの写真は派手だけど、実際は意外と地味なフェースプレートです。お洒落かと言われると微妙です。
可も不可もなく・・ただ・・
デザイン的には、普通だと感じました。ただ、大きく、装着時に耳掛けに苦労します。
ドライバ(低音用)12mm DDx1
(中音用) フルレンジBAx2
(高音用) 6mm平面駆動x1
14.5mm平面駆動型×1
インピーダンス30Ω30Ω
感度
105 dB/mW
104 dB/mW
周波数応答範囲
5Hz-40,000Hz
5Hz-40,000Hz
ベント
あり
バイオニック通気孔
本体素材樹脂?厳密には素材は不明アルミ合金
コネクター標準2pin
★AmazonTRN T2 Pro 2Pin リケーブル(ブラック)
標準2pin
★AmazonTRN T2 Pro 2Pin リケーブル(シルバー)
フィット感良い大きくあまりよくない
イヤーチップ★AmazonAZLA SednaEarfit MAX(L)★AmazonAZLA SednaEarfit MAX(L)
メーカー通販価格
あくまでも参考価格
価格69,480円前後
★Amazon7Hz Aurora
価格27,999円前後
★AmazonMP145
音質比較
音場
★★★★★5.0
空間広がりですが、私史上最も美しい空間です。非常に立体的でもあります。しかも音質は全てシッカリと聴き取れます。ヘッドフォンに近い音場かもしれません。この包み込まれるような音場の感覚がAuroraの大きな魅力の一つでもあります。しかし、共鳴についてはMP145が更に美しいです。
★★★★★5.0
楽曲によっては160度程度の広がりを感じます。ただ、これは高音域の横への共鳴を感じるからで中音域を中心に低音・高音域はシッカリと目の前少し奥の中央に感じます。非常に聴きやすく広さも存在感もしっかり感じる音場です。アルミ筐体とバイオニック通気孔なるものが良い効果を出していると思われます。
透明感・クリア感
★★★★★5.0
平面駆動型ドライバーの効果が大きいと思われます。広い音場全体にクリアで透明感のある音楽が広がります。ちょっと大げさですが、目を閉じて音楽を聴いていると、広い大地に吸い込まれていく感覚に襲われます。
★★★★☆4.5
ダイナミック型ドライバーやバランスドアーマチュア型ドライバーでは決して出せない透明感とクリア感です。平面駆動型ドライバー1基と言うこともあり雑味のない非常にピュアな透明感・クリア感です。Auroraは更に透明感とクリア感がアップ
音圧★★★★★5.0
普通のプレイヤーならアンプ性能に左右されず音圧があります。ベントの効果もあると感じます。ダイナミック型ドライバーがシッカリ振動しています。
★★★★★5.0
安定した力強い音圧があります。多少ボリュームを絞っていても的確な圧を感じます。平面駆動型ドライバーなのでボリュームを上げると更によくなります。
解像度★★★★★5.0
3種のドライバーはそれぞれに高い解像度を出しています。特に平面駆動型ドライバーの解像度は非常に高いです。
★★★★★5.0
非常に高いです。平面駆動型ドライバーらしく歪みの無い高い解像度を感じます。表現されるの帯域幅が本当に広くて、もうハイブリットイヤホンは不要と感じます。
高音★★★★★5.0
BAドライバーの高音とは違い、透明感のあるクリアで繊細な広帯域での高音域が出ます。空気感もシッカリ感じます。
★★★★★5.0
透き通り美しい繊細な高音を出します。共鳴も美しく細部にわたるまで、とにかく美しく延びてゆきます。高音の質ですが、どちらかというと硬質な部類かもしれません。
中音★★★★★5.0
シッカリ出ていますが、ここが中音域だ!と言うポイントをもはや見つけ出せません。重低音と超高音域の中に見事に溶け込んでいます。
★★★★★5.0
中音域は若干高音寄りです。解像度も高く、レスポンスの良い濃厚な中音域です。ギターやバイオリン、ピアノなど弦楽器の繊細・美しさ・力強さを兼ね備えています。
低音★★★★★5.0
新しい楽曲でも、古い楽曲でも、深く濃厚な重低音~低音を出します。ここでもやはりベントが良い仕事をしています。12㎜DDの振動板を的確に駆動させることに効果を出しています。
★★★★★5.0
広がりのある低音とスピード感があり切れのいい低音が存在しています。しかも段付きもなく一体的に聴こえます。なんのギミックもなしにシッカリとした低音を表現しています。
打楽器★★★★★5.0
バスドラ、ドラムス、シンバル、木琴、大太鼓色々聞いてみましたが、全部切れも良くスピード感もあります。
★★★★★5.0
バスドラ、ドラムス、シンバル、木琴、大太鼓色々聞いてみましたが、アタック感・スピード感が素晴らしく小さな打音も逃しません。
ボーカル★★★★★5.0
男女ボーカルもシッカリと美しいです。しかも濃厚、全体的に柔らかで心地の良いボーカルです。何時までも聴いていたい。
★★★★★5.0
男女ボーカルもシッカリと美しいです。切れが良く濃厚、透明感のある存在感のあるボーカルです。何時までも聴いていたい。
相性の良い
楽曲ジャンル
全ての楽曲に対して猛アタックするので、EDM、ロック、ポップス、フュージョン等がよく合います。音が元気すぎるのでアコースティックなクラシックとかジャズをシットリ聴くには向かないかも。EDM、ロック、ポップス、フュージョン、ジャズ、クラシック色々聴いてみましたがどれも素晴らしいです。アコースティック~電子楽器までオールラウンドです
一押しポイント重低音~超高音まで全開
独特な音場、音空間が魅力的!重低音と超高音域が同居する力強さと美しさが魅力!
重低音と超高音とのドンシャリイヤホンと言っても過言ではありません。なのに実際は裏方の中音域が良い仕事をしており、ドンシャリとは感じません。また、音場が他のイヤホンとは一線を画しています。広い空間を持ちながらも、力強く美しい音を表現します。また、本格的な平面駆動型ドライバーを高音域専用とし、全体的に抜群の透明感・クリア感を表現する本器を非常に魅力的に感じています。
低音・中音・高音全てが主張
全再生周波数帯域がバランスよく全てが主張し喧嘩もしない、シングルとは思えません!
平面駆動型ドライバーx1期のみでなんの特殊ギミックも無しに存在感のある低音~音域まで表現できるとは素晴しいです。また、平面駆動型ドライバーにありがちな癖も全く感じません。繊細・力強さ・美しさがバランスしており完成度の高い逸品だと感じました。
価格も適切だと感じます。コストパフォーマンスは高いと思います。
デメリットと感じる所やはり価格でしょうか、もう1万円は安くても良いと感じます。後、デザインがダサい。やはり耳掛けの部分でしょう。眼鏡をかけますし、良くマスクもするので不便です。
総合評価★★★★★5.0★★★★★5.0
比較の結論
低音もシッカリでる、存在感のある平面駆動型ドライバーx1のイヤホンを検討されている方は「MP145」がお勧めです。
そして「MP145」の世界観を更に強力にアップグレードしたような音質の平面駆動型ドライバーベースのハイブリッド型イヤホンを検討されている方には「7Hz Aurora」をお勧めします!


現在「MP145」と「7Hz Aurora」を交互に聴き比べしていますが、楽曲の途中で付け替えた時に違和感が全くありません。「MP145」でも十分に存在感と美しさを備えているのに・・「7Hz Aurora」はその世界感そのままをバーンと底上げしたような音質なのです。おもわず「おぉ~凄い」と声が出てしまいます。そして「MP145」に戻すと「美しい!いいわぁ~」となるのです。非常に興味深いです。。




【6N単結晶銅ケーブルにアップグレードしてみる】
現在、1芯あたりにOFC(無酸素銅)を22本使用、16芯のケーブル本体が高純度の銀メッキを使用した「TRN T2 Pro ケーブル」を利用しています。「良く沈む低音、存在感のある中音、よく走る高音」と癖のないバランスの良いケーブルで、「どこかの帯域だけが飛びぬけて目立つ」と言ったことも少ないケーブルです。

しかし、今回「Linsoul 7Hz Aurora」と「HIDIZS MP145」の平面駆動型ドライバーの音質を聴いていて、どうしても「価格も手ごろで、もう少し質のいい銅線のみの音を聴いてみたい」と思うようになりました。色々探していて、KBEAR 4989という4芯6N単結晶銅ケーブルが目に留まりました。色は2色ありましたのでそれぞれ一本ずつ購入しました。

■TRN T2 Pro の「OFC(無酸素銅)」とKBEAR 4989の「6N単結晶銅」の違い
OFC(無酸素銅)と6N単結晶銅は、どちらも純度が高く
導電性に優れていますが、6N単結晶銅の方がさらに優れた素材です。
・OFC(無酸素銅)
JIS規格に基づき、純度が99.96%以上の銅を指します
酸素が極めて少なく、不純物も除去されているため、導電性や熱伝導性に優れています
・6N単結晶銅
超高純度の無酸素銅で、純度は99.9999%です
特殊な鋳造方式により結晶粒界(結晶同士の隙間)をなくした導電性に優れる素材です
純度は「N(Nine=9)」の数で表記され、現在「8N」までみられ、限りなく100%に近づいてゆきます。




さて、「Linsoul 7Hz Aurora」と「HIDIZS MP145」それぞれどんな音質に変化するでしょうか?楽しみです。プレイヤー環境は「SONY Xperia 1 VI + Fiio BTR17」です。
ケーブルは非常に存在感があり、コネクタの造りもシッカリしています。カラーも素敵です。「TRN T2 Pro ケーブル」の倍はごついです。音質に期待が高まります。


7Hz AuroraKBEAR 4989(パープル)FIIO BTR17+Xperia 1 VI
パープルが7Hz Auroraに良く似合います。



音質の変化
・予想通り銀メッキが無い分、高音域のソリッド感は無くなります。
・全体的に解像度が上がった感じです。
・音場も少し広がりより深く澄んだ空間が広がります。
・低音域はより深く洗練されているけれども存在感は増しています。
・中音域の安定感が増しています。
・高音域はより繊細で空気感を感じます。ソリッド感は無いですが、より美しいです。
・ドッシリトした音圧です。少しゲインが上がったように感じます。
・存在感は更に増しますが、疲れはありません。いつまでも聴いていられます。

(総括)
音質は確実にアップしています。平面駆動型ドライバーベースのハイブリットイヤホンとの相性は抜群です。とにかく力強く最高に美しい音色です。銀メッキが無い事のデメリットは全くありませんでした。TRN T2 Proも良かったですが、KBEAR 4989との組み合わせは更に良いです。




HIDIZS MP145+KBEAR 4989(ブルー)FIIO BTR17+Xperia 1 VI
ブルーががHIDIZS MP145と相性抜群です。



音質の変化
・予想通り銀メッキが無い分高音域のソリッド感は無くなります。
・全体的に解像度が上がった感じです。
・音場も少し広がりより深く澄んだ空間が広がります。共鳴の伸びもさらに美しい。
・低音域のレスポンスが良くなった感じです。輪郭もよりシッカリとしています。
・全体の音の出方そのまま、全体が持ち上がりました。より聴きやすくなりました。
・高音域はより繊細で空気感を感じます。ソリッド感は無いですが、より美しいです。
・ドッシリトした音圧です。少しゲインが上がったように感じます。
・存在感は更に増しますが、疲れはありません。いつまでも聴いていられます。

(総括)
TRN T2 Proから音質と音圧が確実にアップしています。平面駆動型ドライバー一基とは思えない解像度の高さを感じます。銀メッキが無い事のデメリットは全くありませんでした。
驚いたのは、確かに「Linsoul 7Hz Aurora」は力強くすべての音が洗練されています。しかし、聴き比べをしていて、時々どっちがどっちかわからなくなるほどMP145も力強く音質も良くなっています。「シンプルなのに高い解像度で聴きごたえがある美しい音」という表現が合うでしょうか・・・。とにかく最高に美しく存在感がある音色です。

当面このケーブルとの組み合わせがメインとなります。「(銅)オンリーのケーブルは、高音が出にくい」と思っていたのですが、この組み合わせに関してはそんなイメージは全く通用しませんでした。とにかく迫力もあり美しいのです。




【LINSOUL の小物収納ケースを購入】
偶然にLINSOUL の小物収納ケースを発見!大き目で頑丈そうだし、造りも良さそうなので購入しました。3種類買いました。








各種デザインも良く、造りもシッカリしています。いずれも内側はイヤホンを傷つけない素材で安心です。少々ごついケーブルでも入ります。頑丈なのでトートバックの中に投げ込んでも安心です。良い買い物でした。









【総括】

7Hz Auroraは今までにない強さと美しさを兼ね備えたイヤホンだと感じました。
ただ、一般的な「ダイナミック+多BA型ドライバー」のハイブリットとは全く違う世界観の音質です。そう言った音質が好きな方には向かないかもしれません。

7Hz Auroraは平面駆動型ドライバーの音質が好きで、重低音が好きで、超高音が好きな方には是非おすすめ出来る商品と感じました。平面駆動型ドライバーの音質の傾向をそのまま、フルレンジBA型ドライバーと重低音用のダイナミックドライバーが飾り付け押し上げた感覚でしょうか、一度聴いてほしい逸品です。また、購入の際は最低でも100時間のエージングをお勧めします。

また、平面駆動型ドライバー「MP145」と「7Hz Aurora」の両方に言える事なのですが、音場の広さと透明感とクリア感、重低音~超高音域まで的確でレスポンスが良く音圧があり存在感のある音質。この音質に慣れてしまうと、他の手持ちのイヤホン(シングルドライバー~ハイブリット含む)の音が「全体的に”見通しが悪い”、”こもっている”、”美しくない”」と感じてしまいます。正直最近では「MP145」と「7Hz Aurora」ばかりを使っています。


※ケーブル交換、ウレタン系とシリコン系のイヤーピースの違いだけでも音質はガラリと変わってしまいます。内容はあくまでも個人的な環境下での考えですのでご了承ください。参考程度にお読みいただければ幸いです。