LINSOUL 7HZ Aurora |
以前「LinsoulのKiwi Ears Quintet」と言うイヤホンを購入しました。 Linsoulは非常に面白いドライバー構成(斜め上を行く変態でもある)のイヤホンを出すメーカーとして有名だと思います。現在、私は「HIDIZS MP145(平面駆動型ドライバー)」の音にハマっており、この「7Hz Aurora(低音域:12mmダイナミック型ドライバーx1、中音域:BA型ドライバーx2、高音域:6mm平面駆動振動型ドライバーx1)」のハイブリッドイヤホンに興味を持ちました。この、本格的3種ドライバーの組み合わせは、私の知る限り初めてではないかと思います。
※平面駆動型ドライバーは円形の振動版(コイル一体)を二つの磁石で挟んで駆動させるタイプが一般的です。しかし、近年、平面駆動型ドライバーは技術開発が進み「BA型と同じ様な形をした角形」「完ぺきな正方形をした角形」「磁石が片方にしかないタイプ」などコストやコンパクト化を考えた形状や仕組みの商品が存在するようです。7Hz Auroraに関してですが、ドライバーの図解を見ると本格的な円形の平面駆動型ドライバーの様です。
※Kiwi Ears Quintetは「DLC ダイナミック ドライバーx2、バランスド アーマチュア ドライバーx2、平面磁気ドライバーx1、圧電骨導体x1」とごった煮のようなドライバー構成だったのですが、搭載される平面磁気ドライバーはBA型ドライバーのような形をしており、角形の平面駆動型ドライバーだと思われます。なので私の中では帯域の広い純然たる円形の平面駆動ドライバーとしてはカウントしません!(笑
今回のLinsoulの7Hz Auroraは一見(DD+BA+平面)ドライバーのハイブリット正常進化と思えます。しかし、私が考えるに、どうしても斜め上を行く変態構成イヤホンに思えてしまうのです。
★もし、私が今回のハイブリッド構成をするなら、下記のように考えてしまいます。
例えば、広い帯域を均一に安定した存在感のある音を出せる平面駆動型ドライバーをフルレンジとして使います。そこに、重低音をDD、超高音をBAドライバーで構成します。
12mm複合ダイナミックドライバーx1 ダブルコイルシステムを搭載 低音を特にチューニングしたドライバー |
カスタム調整バランスド・アーマチュアx2 ダイナミックドライバーとプレーナー・ドライバーの 間のギャップを埋めるカスタムのフルレンジ あくまでも想像ですが、帯域の違う2個のBA型を一つに (20kHz-30kHz)x1、(30kHz-40kHz)x1 のような構成になっているのでしょうか? |
【開封】
箱は少し大きめです。
カラーが派手です |
実物を見てびっくり!地味です(笑 |
コネクタは通常のフラットな2Pinタイプです また、よく見ると2Pinの穴に少し角度がついています。 これは、本体が大きく厚みがあるので、 ケーブルが耳にかかり易くする工夫でしょうか? そうなら、この気配りは素晴らしいと思いました。 |
花柄のフィルタが特徴的です。 |
中々パッケージやホームページあるような 派手な色合いが表現できません 光の当て方とかが難しいです。 |
(1芯あたりにOFC(無酸素銅)を22本使用、16芯のケーブル本体が高純度の銀メッキ)
何気なく照明も考えずに自撮りしたのですが、以外に良い感じの模様・カラーが出ています。屋外で晴れた天気の時には、また違った色に見えるのかな?数か所場所と角度を変えて撮影してみました。
プレイヤーは「Neutron Music Player」を使用します。
※ノーマライゼーション(OFF)・イコライザー(OFF)に設定
■利用プレイヤー スマートフォン
・主要な高音質コーデックを網羅
エージング0時間のファーストインプレッションです!
「耳に刺さる寸前」です。長時間は無理かもです。
エージングでこの微妙な刺さり感が続く用なら
リケーブルで調整する必要があります。それでもだめならハズレかも・・。
非常に美しいですが、やはり少し弱いです。
ボーカルの位置や楽器の位置にバラツキを感じます。それぞれの
ドライバーの再生周波数帯域の割り当てに段付きを感じます。
2台のギターが(L)(R)で同じフレーズを演奏しますが、その
左右の音質に違和感を感じる事がありました。
気のせいかもしれませんが何かと「違和感」を感じてしまいます。
自分に合った音量ポジションを見つけると音圧もシッカリしますが、
高音域も刺さり気味になり、疲れやすくなります。なんとかせねば・・・。
今までこんなに不安な50時間を過ごしたイヤホンはありませんでした。大抵は想像通りにエージングが進んで音質は向上するからです。しかし、今回の7Hz Auroraは正直不安がいっぱいです。まずはエージング環境そのままで音質の変化を確かめます。
FIIO BTR17で聴いて見ましょう!
おぉ~真っ先にわかるのは音場のスケールの違いです。イメージ的にはFIIO KA15の時の音場は目の前に球のような音場が存在する感覚でしたが、FIIO BTR17では、その球の音場の中に一歩踏み入った感じです。自分の頭のあたりから大きな球の音場が存在する感じでしょうか?また、全ての音が濃厚・濃密となります。やっぱりFIIO BTR17は凄すぎです。
男女問わずボーカルは美しく、打楽器、弦楽器のレスポンスも良いです。
低音と高音のまとめ役としてシッカリと役目を果たしています。
ダイナミックらしいウオーム感あふれる優しい音質でもあります。
重低音好きにはたまらないです。
拡散してしまうようなことは無く、すべて音を手に取る様に聴きとれます。
でも音量を上げても高音疲れしないのでグイグイ上げられます。
時間が異なると思うで、全体的に解像度に少しバラツキが残っています。
DUNU Da Vinci |
それでは比較してみます
性能比較 | 7Hz Aurora | Da Vinci |
---|---|---|
デザイン | パッケージ写真は派手だけど パッケージの写真は派手だけど、実際は意外と地味なフェースプレートです。お洒落かと言われると微妙です。 |
どんな柄が届くか分からない 耳に良くフィットするデザイン。天然木目五つ葉カエデのスタビライジングウッドフェースプレートが魅力です。 |
ドライバ | (低音用)12mm DDx1 (中音用) フルレンジBAx2 (高音用) 6mm平面駆動x1 |
(低音用)10mm DDx1 (低音用) 8mm DDx1 (中音用) BAx2 (中高音用) BAx1 (高音用) BAx1 高精度 3D プリント音響チャンバー |
インピーダンス | 30Ω | 35Ω |
感度 | 105 dB/mW |
109 dB/mW |
周波数応答範囲 | 5Hz-40,000Hz |
5Hz-40,000Hz |
ベント | あり |
なし |
本体素材 | 医療用級UVレジン 医療用に用いられる樹脂 |
樹脂?厳密には素材は不明 |
コネクター | 標準2pin ★Amazon:TRN T2 Pro 2Pin リケーブル(ブラック) |
標準2pin(CIEM 2pin) ★Amazon:JSHiFi-Zeusリケーブル(シルバー) |
フィット感 | 良い | 良い |
イヤーチップ | ★Amazon:AZLA SednaEarfit MAX(L) | ★Amazon:AZLA SednaEarfit MAX(L) |
メーカー通販価格 あくまでも参考価格 |
価格69,480円前後 ★Amazon:7Hz Aurora |
価格51,490円前後 ★Amazon:Da Vinci |
音質比較 | ||
音場 |
★★★★★5.0 空間広がりですが、私史上最も美しい空間です。非常に立体的でもあります。しかも音質は全てシッカリと聴き取れます。ヘッドフォンに近い音場かもしれません。この包み込まれるような音場の感覚がAuroraの大きな魅力の一つでもあります。 |
★★★★☆4.0 ライブなどでは各パートのメンバーの位置がわかります。端っこの方で鳴っているトライアングルの音も聴こえます。音場は上下左右に適度に広く、それでいて濃厚です。特に高音域が良く伸びるので向こうの方にスーッと消えてゆく共鳴や余韻も感じます。 |
透明感・クリア感 | ★★★★★5.0 平面駆動型ドライバーの効果が大きいと思われます。広い音場全体にクリアで透明感のある音楽が広がります。ちょっと大げさですが、目を閉じて音楽を聴いていると、広い大地に吸い込まれていく感覚に襲われます。 |
★★★☆☆3.5 透明感・クリア感に関しては残念ながらAuroraに完敗!BA型ドライバーの出す高音域はキラキラするのですが、平面駆動型ドライバーの様なスーッと伸びてゆく透明感は出せません。全体的に籠った音質に聴こえます。 |
音圧 | ★★★★★5.0 普通のプレイヤーならアンプ性能に左右されず音圧があります。ベントの効果もあると感じます。ダイナミック型ドライバーがシッカリ振動しています。 |
★★★★★5.0 音圧はプレイヤーのアンプ性能比左右されますが、Da Vinciはダイナミック型ドライバーが2基ありシッカリと鳴っているので音圧もシッカリしています。 |
解像度 | ★★★★★5.0 3種のドライバーはそれぞれに高い解像度を出しています。特に平面駆動型ドライバーの解像度は非常に高いです。 |
★★★★★5.0 細分化された多ドライバーにより解像度は非常に高いです。特に中高音域の解像度は半端なく繊細です。 |
高音 | ★★★★★5.0 BAドライバーの高音とは違い、透明感のあるクリアで繊細な広帯域での高音域が出ます。空気感もシッカリ感じます。 |
★★★★★5.0 柔らかく、キラキラ感もあり美しくクリアでもあります。耳に刺さることもなく空気感も味わえます。 |
中音 | ★★★★★5.0 シッカリ出ていますが、ここが中音域だ!と言うポイントをもはや見つけ出せません。重低音と超高音域の中に見事に溶け込んでいます。 |
★★★★★5.0 中音域は若干高音寄りです。解像度も高く、ボーカルも濃厚です。ギターやバイオリン、ピアノなど弦楽器の繊細さと美しさが素晴らしいです。 |
低音 | ★★★★★5.0 新しい楽曲でも、古い楽曲でも、深く濃厚な重低音~低音を出します。ここでもやはりベントが良い仕事をしています。12㎜DDの振動板を的確に駆動させることに効果を出しています。 |
★★★★★5.0 よく聞いていると、楽曲にもよりますが、広がりのある低音とスピード感があり切れのいい低音が存在しています。しかも段付きもなく一体的に聴こえます。チューニング凄いです。 |
打楽器 | ★★★★★5.0 バスドラ、ドラムス、シンバル、木琴、大太鼓色々聞いてみましたが、全部切れも良くスピード感もあります |
★★★★★5.0 バスドラ、ドラムス、シンバル、木琴、大太鼓色々聞いてみましたが、全部切れも良くスピード感もあります |
ボーカル | ★★★★★5.0 男女ボーカルもシッカリと美しいです。しかも濃厚、全体的に柔らかで心地の良いボーカルです。何時までも聴いていた。 |
★★★★★5.0 男女ボーカルもシッカリと美しいです。しかも濃厚、全体的に柔らかで心地の良いボーカルです。何時までも聴いていた。 |
相性の良い 楽曲ジャンル |
全ての楽曲に対して猛アタックするので、EDM、ロック、ポップス、フュージョン等がよく合います。音が元気すぎるのでアコースティックなクラシックとかジャズをシットリ聴くには向かないかも。 | EDM、ロック、ポップス、フュージョン、ジャズ、クラシック色々聴いてみましたがどれも素晴らしいです。アコースティック~電子楽器までオールラウンドです |
一押しポイント | 重低音~超高音まで全開 独特な音場、音空間が魅力的!重低音と超高音域が同居する力強さと美しさが魅力! 重低音と超高音とのドンシャリイヤホンと言っても過言ではありません。なのに実際は裏方の中音域が良い仕事をしており、ドンシャリとは感じません。また、音場が他のイヤホンとは一線を画しています。広い空間を持ちながらも、力強く美しい音を表現します。また、本格的な平面駆動型ドライバーを高音域専用とし、全体的に抜群の透明感・クリア感を表現する本器を非常に魅力的に感じています。 |
重低音~超高音まで全開 再生周波数帯域に死角なし、しかも、低音・中音・高音の繋がりの良さは最高レベル! 重低音~高音域まで素晴しいつながりで、多ドライバーとは思えないバランスです。「本当に多ドライバーなの?」と思ってしまいます。間違いなく今まで私が買ったイヤホンの中では最高クラスの音質です。 また、「不規則なフェースプレートテクスチャー」は素晴らしく美しいのです。思わずもう一個買って柄の違いを楽しみたくなります。 |
デメリットと感じる所 | やはり価格でしょうか、もう1万円は安くても良いと感じます。後、デザインがダサい。 | 2ピンコネクターが特殊なので、バランスケーブルの選択肢が狭いことくらいでしょうか。 |
総合評価 | ★★★★★5.0 | ★★★★★5.0 |
比較の結論 |
平面駆動型ドライバーを備え、重低音も超高音も美しいハイブリッド型イヤホンとしては、「7Hz Aurora」に軍配! 低音~高音までバランスよく、楽曲を選ばないオールラウンダーのして考えると「Da Vinci」に軍配!! 重低音~超高音まで全域において迫力もあり、音質も良く、楽曲を選ばないイヤホン、そして美しい筐体デザインを検討するとするなら間違いなくトータルバランスの良い「Da Vinci」でしょう。 ただ、個人的には平面駆動型ドライバーの美しさを前面に出し、更に重低音も出す「7Hz Aurora」も非常に魅力的に感じています。 |
HIDIZS(ヒディス)MP145 |
それでは比較してみます
性能比較 | 7Hz Aurora | MP145 |
---|---|---|
デザイン | パッケージ写真は派手だけど パッケージの写真は派手だけど、実際は意外と地味なフェースプレートです。お洒落かと言われると微妙です。 | 可も不可もなく・・ただ・・ デザイン的には、普通だと感じました。ただ、大きく、装着時に耳掛けに苦労します。 |
ドライバ | (低音用)12mm DDx1 (中音用) フルレンジBAx2 (高音用) 6mm平面駆動x1 | 14.5mm平面駆動型×1 |
インピーダンス | 30Ω | 30Ω |
感度 | 105 dB/mW | 104 dB/mW |
周波数応答範囲 | 5Hz-40,000Hz | 5Hz-40,000Hz |
ベント | あり | バイオニック通気孔 |
本体素材 | 樹脂?厳密には素材は不明 | アルミ合金 |
コネクター | 標準2pin ★Amazon:TRN T2 Pro 2Pin リケーブル(ブラック) | 標準2pin ★Amazon:TRN T2 Pro 2Pin リケーブル(シルバー) |
フィット感 | 良い | 大きくあまりよくない |
イヤーチップ | ★Amazon:AZLA SednaEarfit MAX(L) | ★Amazon:AZLA SednaEarfit MAX(L) |
メーカー通販価格 あくまでも参考価格 | 価格69,480円前後 ★Amazon:7Hz Aurora | 価格27,999円前後 ★Amazon:MP145 |
音質比較 | ||
音場 | ★★★★★5.0 空間広がりですが、私史上最も美しい空間です。非常に立体的でもあります。しかも音質は全てシッカリと聴き取れます。ヘッドフォンに近い音場かもしれません。この包み込まれるような音場の感覚がAuroraの大きな魅力の一つでもあります。しかし、共鳴についてはMP145が更に美しいです。 | ★★★★★5.0 楽曲によっては160度程度の広がりを感じます。ただ、これは高音域の横への共鳴を感じるからで中音域を中心に低音・高音域はシッカリと目の前少し奥の中央に感じます。非常に聴きやすく広さも存在感もしっかり感じる音場です。アルミ筐体とバイオニック通気孔なるものが良い効果を出していると思われます。 |
透明感・クリア感 | ★★★★★5.0 平面駆動型ドライバーの効果が大きいと思われます。広い音場全体にクリアで透明感のある音楽が広がります。ちょっと大げさですが、目を閉じて音楽を聴いていると、広い大地に吸い込まれていく感覚に襲われます。 | ★★★★☆4.5 ダイナミック型ドライバーやバランスドアーマチュア型ドライバーでは決して出せない透明感とクリア感です。平面駆動型ドライバー1基と言うこともあり雑味のない非常にピュアな透明感・クリア感です。Auroraは更に透明感とクリア感がアップ |
音圧 | ★★★★★5.0 普通のプレイヤーならアンプ性能に左右されず音圧があります。ベントの効果もあると感じます。ダイナミック型ドライバーがシッカリ振動しています。 | ★★★★★5.0 安定した力強い音圧があります。多少ボリュームを絞っていても的確な圧を感じます。平面駆動型ドライバーなのでボリュームを上げると更によくなります。 |
解像度 | ★★★★★5.0 3種のドライバーはそれぞれに高い解像度を出しています。特に平面駆動型ドライバーの解像度は非常に高いです。 | ★★★★★5.0 非常に高いです。平面駆動型ドライバーらしく歪みの無い高い解像度を感じます。表現されるの帯域幅が本当に広くて、もうハイブリットイヤホンは不要と感じます。 |
高音 | ★★★★★5.0 BAドライバーの高音とは違い、透明感のあるクリアで繊細な広帯域での高音域が出ます。空気感もシッカリ感じます。 | ★★★★★5.0 透き通り美しい繊細な高音を出します。共鳴も美しく細部にわたるまで、とにかく美しく延びてゆきます。高音の質ですが、どちらかというと硬質な部類かもしれません。 |
中音 | ★★★★★5.0 シッカリ出ていますが、ここが中音域だ!と言うポイントをもはや見つけ出せません。重低音と超高音域の中に見事に溶け込んでいます。 | ★★★★★5.0 中音域は若干高音寄りです。解像度も高く、レスポンスの良い濃厚な中音域です。ギターやバイオリン、ピアノなど弦楽器の繊細・美しさ・力強さを兼ね備えています。 |
低音 | ★★★★★5.0 新しい楽曲でも、古い楽曲でも、深く濃厚な重低音~低音を出します。ここでもやはりベントが良い仕事をしています。12㎜DDの振動板を的確に駆動させることに効果を出しています。 | ★★★★★5.0 広がりのある低音とスピード感があり切れのいい低音が存在しています。しかも段付きもなく一体的に聴こえます。なんのギミックもなしにシッカリとした低音を表現しています。 |
打楽器 | ★★★★★5.0 バスドラ、ドラムス、シンバル、木琴、大太鼓色々聞いてみましたが、全部切れも良くスピード感もあります。 | ★★★★★5.0 バスドラ、ドラムス、シンバル、木琴、大太鼓色々聞いてみましたが、アタック感・スピード感が素晴らしく小さな打音も逃しません。 |
ボーカル | ★★★★★5.0 男女ボーカルもシッカリと美しいです。しかも濃厚、全体的に柔らかで心地の良いボーカルです。何時までも聴いていたい。 | ★★★★★5.0 男女ボーカルもシッカリと美しいです。切れが良く濃厚、透明感のある存在感のあるボーカルです。何時までも聴いていたい。 |
相性の良い 楽曲ジャンル | 全ての楽曲に対して猛アタックするので、EDM、ロック、ポップス、フュージョン等がよく合います。音が元気すぎるのでアコースティックなクラシックとかジャズをシットリ聴くには向かないかも。 | EDM、ロック、ポップス、フュージョン、ジャズ、クラシック色々聴いてみましたがどれも素晴らしいです。アコースティック~電子楽器までオールラウンドです |
一押しポイント | 重低音~超高音まで全開 独特な音場、音空間が魅力的!重低音と超高音域が同居する力強さと美しさが魅力! 重低音と超高音とのドンシャリイヤホンと言っても過言ではありません。なのに実際は裏方の中音域が良い仕事をしており、ドンシャリとは感じません。また、音場が他のイヤホンとは一線を画しています。広い空間を持ちながらも、力強く美しい音を表現します。また、本格的な平面駆動型ドライバーを高音域専用とし、全体的に抜群の透明感・クリア感を表現する本器を非常に魅力的に感じています。 | 低音・中音・高音全てが主張 全再生周波数帯域がバランスよく全てが主張し喧嘩もしない、シングルとは思えません! 平面駆動型ドライバーx1期のみでなんの特殊ギミックも無しに存在感のある低音~音域まで表現できるとは素晴しいです。また、平面駆動型ドライバーにありがちな癖も全く感じません。繊細・力強さ・美しさがバランスしており完成度の高い逸品だと感じました。 価格も適切だと感じます。コストパフォーマンスは高いと思います。 |
デメリットと感じる所 | やはり価格でしょうか、もう1万円は安くても良いと感じます。後、デザインがダサい。 | やはり耳掛けの部分でしょう。眼鏡をかけますし、良くマスクもするので不便です。 |
総合評価 | ★★★★★5.0 | ★★★★★5.0 |
比較の結論 | 低音もシッカリでる、存在感のある平面駆動型ドライバーx1のイヤホンを検討されている方は「MP145」がお勧めです。 そして「MP145」の世界観を更に強力にアップグレードしたような音質の平面駆動型ドライバーベースのハイブリッド型イヤホンを検討されている方には「7Hz Aurora」をお勧めします! 現在「MP145」と「7Hz Aurora」を交互に聴き比べしていますが、楽曲の途中で付け替えた時に違和感が全くありません。「MP145」でも十分に存在感と美しさを備えているのに・・「7Hz Aurora」はその世界感そのままをバーンと底上げしたような音質なのです。おもわず「おぉ~凄い」と声が出てしまいます。そして「MP145」に戻すと「美しい!いいわぁ~」となるのです。非常に興味深いです。。 |
導電性に優れていますが、6N単結晶銅の方がさらに優れた素材です。
・音場も少し広がりより深く澄んだ空間が広がります。
・低音域はより深く洗練されているけれども存在感は増しています。
・高音域はより繊細で空気感を感じます。ソリッド感は無いですが、より美しいです。
・ドッシリトした音圧です。少しゲインが上がったように感じます。
・存在感は更に増しますが、疲れはありません。いつまでも聴いていられます。
・音場も少し広がりより深く澄んだ空間が広がります。共鳴の伸びもさらに美しい。
・低音域のレスポンスが良くなった感じです。輪郭もよりシッカリとしています。
・高音域はより繊細で空気感を感じます。ソリッド感は無いですが、より美しいです。
・ドッシリトした音圧です。少しゲインが上がったように感じます。
・存在感は更に増しますが、疲れはありません。いつまでも聴いていられます。
驚いたのは、確かに「Linsoul 7Hz Aurora」は力強くすべての音が洗練されています。しかし、聴き比べをしていて、時々どっちがどっちかわからなくなるほどMP145も力強く音質も良くなっています。「シンプルなのに高い解像度で聴きごたえがある美しい音」という表現が合うでしょうか・・・。とにかく最高に美しく存在感がある音色です。
ただ、一般的な「ダイナミック+多BA型ドライバー」のハイブリットとは全く違う世界観の音質です。そう言った音質が好きな方には向かないかもしれません。
※ケーブル交換、ウレタン系とシリコン系のイヤーピースの違いだけでも音質はガラリと変わってしまいます。内容はあくまでも個人的な環境下での考えですのでご了承ください。参考程度にお読みいただければ幸いです。