2024年1月1日月曜日

1MORE penta driver p50(ワンモア ペンタドライバーヘッドフォン ピー50)レビューを忘れてましたが、7mmφダイナミックドライバーx1、平面駆動ユニットx4とかなりの変態イヤホンです。レビュー評価してみます。

 

1MORE penta driver p50

【はじめに】
実はとても大事な変態イヤホンのレビューを忘れていました。
1MORE penta driver p50「7mmφダイナミックドライバーx1、平面駆動ユニットx4のハイブリッド」というドライバ構成の有線イヤホンです。購入したのは少し前ですが、簡単にレビューしてみます。「ダイナミックドライバーx1、バランスドアーマチュアx4」と言うドライバ構成は今や普通中の普通ですが、「ダイナミックドライバーx1、平面駆動ユニットx4」というのは中々見当たりません。
ハイレゾ音源に対応した5ドライバー・ハイブリッド・アコースティック方式を採用し、DLCダイナミックドライバーと4つの専用平面ユニットを内蔵することで、すべての周波数帯域をカバーし、豊かでコクのあるサウンドを再現します。

モデル:EH904
ドライバー:7mmφダイナミックドライバーx1、平面駆動ユニットx4
周波数範囲:20Hz~40kHz
インピーダンス:32Ω
感度:105dB
定格出力:5mW
※詳細はメーカーホームページをご覧ください



【開封】
箱は少し大きめ、3.3㎜シングルエンドのケーブルが付いていますが使用しません。さすが1MOREの製品、可もなく不可もなくシンプルで良好です。内箱がベージュ色でセンスを感じます。実はこの製品Amazonの訳あり商品です。多分箱潰れのアウトレットでしょう。当時、もう商品が全然なくて速攻で買いました。中身が問題なければ良いのです。



普通に買った商品が傷物の場合は絶対に許しませんが、
今回は傷物と分かって買うので中身が問題なければすべてOKです

ベージュの配色がお洒落です
構造の説明等もお洒落です
非常にシンプルで小さいです。筐体はプラスチックでしょうが質感は良いです。
これで本当に平面駆動ドライバーが4つも入っているのでしょうか?
フィルターもシッカリしており目が細かいです。高級感もあります。
コネクタはMMCX
RN T2 Pro  MMCX ケーブルに交換します
 16芯OFC銀メッキ線 イヤモニ バランスケーブル
AZLA SednaEarfit MAX [ Lサイズ2ペア] に交換
p50はノズルが少し短いので私の耳には(L)サイズがベストマッチ

エージング後、低音が膨らみ過ぎる様になったので(ML)サイズに変更
(ML)サイズにすると若干遮音性は多少下がりますが、耳への圧迫も減り、抜け感・低音の切れ・高音域伸びがアップします。penta driver p50は重低音は出ませんので、今回は低音~超高音までのバランスを重視します。
完成です




【エージングする】

※最近はレビュー評価に際して、事前に少し聴いています。
全体的に輪郭がボケて見通しが悪く、左右への音場は適度ですが、奥行きはあまりありません。低音域~中音域は出ていますが少しボアついています。高音域は硬めですが耳に刺さる事はありません。
ダイナミック型ドライバーと平面駆動ドライバーとのバランスですが、上手くまとまっていると感じます。多分ですが、ダイナミック型ドライバーと平面駆動ドライバーでキッチリと再生周波数帯域を分けてはいないのではないでしょうか?ダイナミック型ドライバーは、ほぼフルレンジで低音~高音まで対応し、平面駆動ドライバーは中音域~超高音域までを受け持っているのではないでしょうか?そんな風に感じました。

特に平面駆動ドライバーはエージングに時間を要します。
少なくとも100時間のエージングを行います。個人的には200時間あたりが理想です。


エージングには、ミニPC「ミニpc N97 mini pc2023」とDACはUSB接続スティックタイプの「Astell&Kern AK HC2」を使用します。この組合せで100時間ほどボリュームを少し落として鳴らしっぱなしにします。
※実は「Astell&Kern AK HC2(Cirrus Logic社製DAC、CS43198[アンプ内蔵])」との相性も抜群でした。もう少し低音が欲しい所ですが切れも良く十分です。音場もあり特に中高音域の美しいこと!ファーっと広がる余韻も美しく、本当にシルキーで惚れ惚れします。




【評価の環境】

最近は個人的スタイルとして、専用のDAPを使いません、基本「完全ワイヤレスイヤホン」を接続する時と同じ環境にします。音楽もストリーミングもYouTubeも見る事のできる「スマートフォン」+「Bluetooth対応モバイルDACアンプ」+「有線イヤホン」の環境です。また、基本コーデックは「aptX Adaptive」としています。
※現状LDACは音切れが多いので不可


■プレイヤー:motorola razr 40 ULTRA

対応コーデック
コーデック サンプリング  ビットレート
SBC 48kHz/16bit         192kbps
AAC 48kHz/16bit         非公開
aptX 48kHz/16bit         384kbps
aptX HD 48kHz/24bit     576kbps
aptX Adaptive 48kHz/24bit     280kbps~420kbps可変
aptX Adaptive 96kHz/24bit     260kbps~640kbps可変
LDAC         96kHz/24bit     990kbps/660kbps/330kbps
aptX Lossless           44.1kHz/16bit     最大1200kbpsでビットレート可変
LC3 48kHz/32bit         16kbps – 320kbps
LC3(plus) 96kHz/24bit         16kbps – 320kbps


■オーディオアプリ:Neutron Music Player
設定等が複雑ですが、機能が多く音質が良いです。(WindowosPCでも使用)
※ノーマライゼーション(OFF)・イコライザー(OFF)に設定




■評価に使う楽曲
評価にはいつものようにYouTubeの「お洒落なミュージック」に掲載しているような楽曲を使います。音源データのサンプリングレートは(44.1kHz)(48kHz)(96kHz)(192kHz)のハイレゾがメインです。ファイル形式はFLAC又はAACです。





■DAC&アンプ①:FiiO(フィーオ) BTR7
DAC:ES9219C x2、アンプ:THX AAA-28
対応コーデック:LDAC:96kHz/24bi、aptX Adaptive:48kHz/24bit




■DAC&アンプ②:iFi Audio(アイファイオーディオ) xDSD Gryphon
DAC:バーブラウン製、アンプ:1000mW @ 32Ω
対応コーデック:LDAC:96kHz/24bi、aptX Adaptive:48kHz/24bit






【聴いてみる】

①FiiO(フィーオ) BTR7による評価

FiiO BTR7はスッキリとしたバランスの取れた音を出します。低音~高音域まで比較的フラットで力強い音質です。音場はさほど広くありません、奥行きも深くなくどちらかというと目の前で演奏が展開されます。イヤホンの個性をシッカリ生かしてくれるDCAアンプです。コンパクトで持ち運びにも優れてます。


それでは聴いてみます
良い意味で普通に良い音です。比較的音場の狭いFiiO BTR7ですが、広くなります。低音~高音域までも繋がりが良いので全体気にスッキリとした音質です。解像度は高く見通しも良いです。高音域はシルキーで空気感や余韻も出てきています。しかし、エージングでまだ変わる予感があります。低音と高音が前に出てくるので中音域が弱く感じます。いわゆるドンシャリに近い鳴り方です。

1MORE penta driver p50は平面駆動ドライバーx1と「とても癖のある音質」と身構えていたのですが、平面駆動ドライバー特有の癖は無く少し拍子抜けでした。ハイブリッド型にありがちな音域の段差は感じません、よく聴くと低音と高音の”音の質”の違いがあるくらいですが、気にはなりません。個人的にはもう少し低音が欲しいです。

高音:シルキーなスッキリとした高音。BA型の様なシャリシャリ感はありません。
中音:中音域の解像度は非常に高いです。女性ボーカルが特に美しいです。
低音:あまり深くなく比較的アッサリとした低音です。輪郭もマイルド。
音場:左右への余韻の伸びはありますが、適度な広さです。
奥行:比較的中間域に音がいます。あまり深さを感じませんが聴きやすいです。
音圧:シッカリとした音圧があります。ダイナミック型ドライバーを感じます。
抜け感:非常にクリアな抜け感です。
解像度:エージング後かなり良くなります。

「FiiO BTR7」は比較的スッキリアッサリした音なので、リスニングとしてはある意味面白味に欠ける所もあるのですが、「1MORE penta driver p50」は良い意味で、そのアッサリ間を底上げします。相性は良いです。

【相性評価】 ★★★★☆ 4.5



②iFi Audio(アイファイオーディオ) xDSD Gryphonによる評価

xDSD Gryphonはとにかく官能的な音を出します。「性能の良いDACと上質はPowerのあるアンプだとこんなに音が良くなるんだ」と肌で感じる事の出来る商品です。しかも音源はBluetooth接続で・・・。


それでは聴いてみます
毎回言ってますが、xDSD Gryphonの音はやっぱり凄いです。おおよその音質の感想は上記の「①FiiO(フィーオ) BTR7による評価」をベースとしていただいて良いです。
BTR7からアップする部分のみ記載します。

xDSD Gryphonにすると
●そこ時からのある音圧、低音・中音・高音が濃厚に立体的な音質になります。
●低音が奥から全体を包み、中高音は中央から広がります。
●低音が持ち上がります。特にダイナミックドライバーの低音量がアップします。
●中音が持ち上がります。よりボーカルが際立ちます。
●中音域がアップ!ダイナミックと平面駆動ドライバーのバランスが良いです。
●高音が良い意味でサポートに回ります。シルキーで美しい余韻を残します。
●切れのある濃厚なバスドラ、透き通るようなシンバルが心に響きます。
●音場は上下が少し広がります。特に高音が左右にファーっと音場が広がります。
●解像度が更に高くなった感じがします。濃厚ですが見通しは良くなります。
●楽曲によってはFiiO BTR7の時に見せたスッキリ感が暴力的に感じます。イイ!

【相性評価】 ★★★★★ 5.0



【やっぱりBluetoothだけではもったいないので】
良い音だという事は分かっているのですが、やはり確認してみます。
未だ現役で使っている「SHANLING(シャンリン) M6 Ver.21」「HiBy(ハイビー) R8SS」で聴いてみました。

SHANLING(シャンリン) M6 Ver.21による評価
「ESSのDACチップ:ES9038Q2M+オペアンプ:OPA2211」は、濃厚で繊細で乾いた切れの良い美しい音を出します。音圧もあって、解像度も高くて、とても見通しの良い音質は素晴らしいです。各楽器の細やかな演奏やクッキリとしたボーカルにはいつまでも耳を傾けていたくなります。音の粒が見えるようで「繊細なのに濃厚」そんな美しい音質が特徴です。

それでは聴いてみます
うわ~イイ!音場は広く、切れのある低音がシッカリと出ており、中音域も膨らみ、シルキーな高音域は更にシルキーになります。全ての音が立体的に美しく繊細にガンガン来ます。ボーカルの位置は大体目の前より一歩下がったあたりです。感覚的には「xDSD Gryphonの音」を少しアッサリ目にして、更に解像度を上げた感じです。この辺りはやはり無線のビットレートの壁が無い事を実感します。あんまり「SHANLING M6 Ver.21」の音を聴いていると、FiiO BTR7に戻れなくなりそうで怖いです。相性は抜群です。

【相性評価】 ★★★★★ 5.0



HiBy(ハイビー) R8SS
「旭化成エレクトロニクス製DAC:AKM AK4497 x 2、オペアンプ:OP02」アコースティックな楽曲からPC打ち込みの楽曲まで、オールラウンドに鳴ります。左右上下前後に広がり過ぎない適度な音場を造り、高音域が繊細に微かに拡散して行く様はステンレススティール筐体ならではと感じました。音圧もシッカリあり、特に切れの良い深い低音域、煌めくような高音域が美しいの一言です。スピード感も切れもありますが粗削りではなく洗練されています。

それでは聴いてみます
全体的に金属的な共鳴を得意とするR8SSです。音場は広く奥行きがあります。全体的に少し後ろの方で全ての音が鳴ります。サーと伸びて行く共鳴が美しいです。ただ、何でしょう、全体的に非常に美しい音なのですが、比較的フラットな鳴り方をします。低音もあまりなくpenta driver p50の特徴でもあるシルキーな高音域もサラリと流れます。
決して音が悪い訳では無くとても良いんですが、penta driver p50の特徴がパッとしません、ひょっとしたらR8SS自体が全体的にキラキラ&シルキーな音を出すので、あまりにも馴染み過ぎているのかもしれません。
逆に言うと長時間聴いても疲れない美しさがあります。相性は良いんですが、ドンシャリ好きの人には向かないかもしれません。個人的には想像と違う結果でした。もっとガンガン来るかと思ったのですが。

【相性評価】 ★★★★☆ 4.0






総括】
ハイブリッド型(ダイナミック型+BA型)にありがちな音の段差もなく、いたって癖のない音質です。一般的に平面駆動ドライバーは音に歪みが無いので、低音~高音までフラットな音を出します。個人的には「面白みに欠ける音」だと思っているのですが、本製品は全くそんな感じを受けません。
ダイナミック型ドライバーが良い仕事をしていると思います。多分ですがこのダイナミック型ドライバーは重低音・低音寄りのチューニングではなく、低音~中音(高音寄り)域までをカバーしているのではと感じます。4つの平面駆動ドライバーは中音域から超高音域までを細分化しダイナミック型ドライバーの上でバランスよく融合するように鳴っているように感じます。ひょっとするとネットワーク回路を持たず、音の帯域の割り振りをドライバーの周波数特性のみに預けているのかもしれません。本当に段付きのない自然な鳴り方です。これは変態イヤホンではなくナチュラルなイヤホンと呼べるでしょう!アコースティック~EDM・PC打込の楽曲まで、オールラウンドに鳴らせるイヤホンです。

約200時間のエージング後更に全体的に見通しが良くなりました。更に解像度が高くなった感じです。低音は更にズシッと重くなり切れも良くなってます。また、エージングを重ねていくとスピード感もありながら、音質は非常に柔らかくなり聴き心地が良いのです。個人的に「平面駆動ドライバーの音質は少し硬め」と言うイメージがあったのですが、少し驚きました。高音域の音質はバランスドアーマチュア(BA)に似ていますが、雑味が無く非常にクッキリそしてシルキーです。

(最後に)
完全ワイヤレスイヤホンですが、現在同じ「ダイナミックドライバー+平面駆動ドライバー」の構成を持つAVIOT(アビオット)TE-Z1PNKを所有しています。チューニングが全然違うので一概には言えないのですが、ダイナミックドライバーと平面駆動ドライバーの組み合わせは非常に優秀と感じます。また、Kiwi Ears Quintet(キーウィ イアーズ クインテット)を見ると平面駆動ドライバーとBA型ドライバーの共存というのも「今後普通になるのかな?」と感じました。「それぞれの担当パートをどうするか」とか、諸々チューニングが難しいと思いますが・・今後の楽しみでもあります。

※ウレタン系とシリコン系のイヤーピースの違いだけでも音質はガラリと変わってしまいます。内容はあくまでも個人的な環境下での考えですのでご了承ください。参考程度にお読みいただければ幸いです。

2023年12月17日日曜日

Linsoul(リンソウル)何でもありのハイブリッド型イヤホンKiwi Ears Quintet(キーウィ イアーズ クインテット)を購入しました。簡単に評価レビューしてみます。

 

Kiwi Ears Quintet(キーウィ イアーズ クインテット)

【初めに】

最近「頭の中でどんな音になるのか全く想像のつかないドライバー構成を持ったイヤホン」に出くわしてしまいました。中国メーカーのLinsoul(リンソウル)という所の「Kiwi Ears Quintet(キーウィ イアーズ クインテット)」と言う商品です。なんと「DLC ダイナミック ドライバーx2、バランスド アーマチュア ドライバーx2、平面磁気ドライバーx1、圧電骨導体x1」と言うドライバ構成なのです。まるで、現在所有している完全ワイヤレスイヤホン下記①と②を合わせた様なドライバー構成なのです。

①AVIOT TE-Z1PNK( ダイナミック型+平面磁気駆動ドライバー)搭載


AVIOT WB-E1M (骨伝導+BAドライバー)搭載ヘッドセット


正直「いい音楽に骨伝導は必要?あのブルブルくる感覚は必要?」という素朴な疑問が頭の中を渦巻きます。・・・・しかし、ドライバーの構造図を見て妄想と違うと感じました。

Kiwi Ears Quintetのドライバ構造

まず「平面磁気ドライバー」ですが全く想像と違います。「小さな円の形状」を思っていたのですが、図を見るとまるでBA型ドライバーと同じような形状に見えます。「マイクロ・プラナー・トランスデューサー(MPT)」と呼ばれていますが、情報があまりありません。平面駆動ドライバー自体「円」である必要も無いので、この箱の中に「小さな長方形」の平面ドライバーが入っているのでしょうか?

次に「圧電(PZT)骨導体」ですが、PZT(チタン酸ジルコン酸鉛)は、叩いたり、圧力をかけたりすると電圧を生じ、逆に電圧をかけるとそのものが伸縮する性質があります。図のレイアウトを見る限り、この「圧電(PZT)骨導体」は骨を揺らすのではなく、あくまでも「空気を振動させる」ことを目的にしているように感じます。ますます、どんな音がするのか興味がわいてきます。


★AmazonLINSOUL Kiwi Ears Quintet
Kiwi Ears Quintet は、DLC ダイナミック ドライバー、2 つのバランスド アーマチュア ドライバー、平面磁気ドライバー、圧電骨導体を含む 4 種類のドライバーを使用し、高解像度オーディオを提供します。

各ドライバーの特徴
ダイナミック(低音):衝撃的な低音と速い減衰速度
BA型(中音):自然で解像度の高い中域
平面磁気(高音):鮮明で詳細な自然な高音
圧電(PZT):より高い解像度、空気感、音場感を向上

仕様
■ドライバー構成
 ダイナミック:10mmダイヤモンドライクカーボン(DLC)x1
 BA型:バランスド・アーマチュア(Knowles 製)x2
 平面磁気:マイクロ・プラナー・トランスデューサー(MPT)x1
 圧電(PZT):ボーンコンダクタ(骨伝導)x1
■周波数特性:20 ‒ 30kHz
■感度:108db(at 1KHz/mW)
■インピーダンス:32Ω
■重量: (ケーブル含む)約40g
■重量: (ケーブル含まず)約10g(両側)
■ケーブル長:約1.25m
■ケーブル:銀メッキ無酸素銅(OFC)線
■入力端子:3.5mmステレオミニプラグコネクター2pin
■付属品:ケーブル ・キャリングケース ・イヤーピース2 種(S/M/L サイズ各2 ペア、合計6 ペア) ・説明書


【開封】
本体もそうですが、箱も黒とグレーでまとめられています。派手さはないですが、個人的には好きです。筐体は最近の主流?の3Dプリンターで作成された樹脂の筐体のトップに金属プレートを取り付けたデザインになっています。造りに雑さはなくシンプルな美しさと高級感も漂います。また、ノズルの先端にはキチンとフィルターもあります。







【イヤーチップ交換(AZLA(アズラ) SednaEarfit MAX)】
Kiwi Ears Quintetは(ML)サイズでベストマッチです。ノズルにきちんと引っかかりもあり「ホッ」とします。なんせ前回買ったPerformer8はノズルがツルンツルンでしたから!


ノズルの違い
Performer8は引っかかりがありません
Kiwi Ears Quintetはしっかりと引っかかりがあります





【TRN T2 Pro ケーブルに交換】
製品には3.5㎜のケーブルが付属していますが、最初からバランス接続したいので、ケーブル交換を同時に行います。コネクタは(2pin)です。非常に柔らかくタッチノイズも全くなし、 2.5 3.5 4.4 mmコネクタにも簡単に交換でします。銅と銀で構成されており低音も高音も走る癖のない良いケーブルだと思います。





【ポーチを購入】
有線イヤホンが増えてきたのでケースを買いました。ハードなものではなくソフトなポーチです。パクパクする昔こんなコイン入れを持っていました。大小買いました。
★Amazonイヤホンポーチ

★Amazonイヤホンポーチ






【評価の環境】

最近は個人的スタイルとして、専用のDAPを使いません、基本「完全ワイヤレスイヤホン」を接続する時と同じ環境にします。音楽もストリーミングもYouTubeも見る事のできる「スマートフォン」+「Bluetooth対応モバイルDACアンプ」+「有線イヤホン」の環境です。また、基本コーデックは「aptX Adaptive」としています。
※現状LDACは音切れが多いので不可


■プレイヤー:motorola razr 40 ULTRA

対応コーデック
コーデック サンプリング  ビットレート
SBC 48kHz/16bit         192kbps
AAC 48kHz/16bit         非公開
aptX 48kHz/16bit         384kbps
aptX HD 48kHz/24bit     576kbps
aptX Adaptive 48kHz/24bit     280kbps~420kbps可変
aptX Adaptive 96kHz/24bit     260kbps~640kbps可変
LDAC         96kHz/24bit     990kbps/660kbps/330kbps
aptX Lossless           44.1kHz/16bit     最大1200kbpsでビットレート可変
LC3 48kHz/32bit         16kbps – 320kbps
LC3(plus) 96kHz/24bit         16kbps – 320kbps


■オーディオアプリ:Neutron Music Player
設定等が複雑ですが、機能が多く音質が良いです。(WindowosPCでも使用)
※ノーマライゼーション(OFF)・イコライザー(OFF)に設定




■DAC&アンプ①:FiiO(フィーオ) BTR7
DAC:ES9219C x2、アンプ:THX AAA-28
対応コーデック:LDAC:96kHz/24bi、aptX Adaptive:48kHz/24bit




■DAC&アンプ②:iFi Audio(アイファイオーディオ) xDSD Gryphon
DAC:バーブラウン製、アンプ:1000mW @ 32Ω
対応コーデック:LDAC:96kHz/24bi、aptX Adaptive:48kHz/24bit






■評価に使う楽曲
評価にはいつものようにYouTubeの「お洒落なミュージック」に掲載しているような楽曲を使います。音源データのサンプリングレートは(44.1kHz)(48kHz)(96kHz)(192kHz)のハイレゾがメインです。ファイル形式はFLAC又はAACです。







【エージングする】

※最近はレビュー評価に際して、事前に少し聴いています。
音場は非常にタイト、奥行きもあまりありません。低音域はイマイチですが、中高音域は良く出ています。解像度は高いようなのですが、音にごちゃ混ぜ感があり、どんな楽器がどこで鳴っているのか位置関係が良く分かりません。「慌てて沢山のごはんやおかずを口の中に頬張ている感じ」です。また、女性ボーカルの声は美しいですが、高音域がたまに耳に刺さり疲れます。また、いわゆる音圧ではなく妙な圧迫感を感じます。ちょっと疲れます。
更に30分ほど聞いたのですが、筐体ハウジングが私の耳には微妙に大きいようで耳が少し痛くなりました。現在はお世辞にも良い音とは言えません。今回のKiwi Ears Quintetは高音域用に平面駆動ドライバーが入っています
。経験上平面駆動ドライバーは長いエージングが必要と思っています。なので今回は少なくとも100時間のエージングを行います。
エージングには、ミニPC「ミニpc N97 mini pc2023」とDACはUSB接続スティックタイプの「stell&Kern AK HC2」を使用します。この組合せで100時間ほどボリュームを少し落として鳴らしっぱなしにします。

★Amazonミニpc N97 mini pc2023 「最大3.6GHz、16GB DDR4 3200MHz、512GB M.2 NVMe PCle3.0 SSD、WIFI 6、BT5.2、4K、USB3.0×2/USB2.0×2/HDMI×2、windows11Pro 対応」

★AmazonAstell&Kern AK HC2 Midnight Blue [リミテッドカラー 4.4mm5極バランス出力搭載ポータブルUSB-DAC] 384KHz32bit/DSD256ハイレゾ対応 バスパワー駆動 Type-C&Lightning対応


エージングも100時間を超えましたので評価をしてゆきます





【聴いてみる】

①FiiO(フィーオ) BTR7による評価

FiiO BTR7はスッキリとしたバランスの取れた音を出します。低音~高音域まで比較的フラットで力強い音質です。音場はさほど広くありません、奥行きも深くなくどちらかというと目の前で演奏が展開されます。イヤホンの個性をシッカリ生かしてくれるDCAアンプです。コンパクトで持ち運びにも優れてます。

それでは聴いてみます
比較的音場の狭いFiiO BTR7ですが、Kiwi Ears Quintetとの組み合わせにおいてもそう広くありません。ただ、狭く感じる事もなく、とても澄んだ音場です。奥行きもあまりありませんが、窮屈ではありません。非常に解像度が高く感じますが、低音~高音域まで音が中央に集まっている感です。音質自体は美しくメリハリも良く音の輪郭もシッカリとあります。ただ、色々な楽器の音を探そうとすると見つけにくい場合があります。そして、特定の周波数帯域の音、例えばピアノの中音辺りは少し小さめの音だけど、シンバルとか高音域のギターの高音域は良く聴こえたりします。

音圧は高いです。ただ低音が凄く強い訳でもなくダイナミックドライバーの空気振動による圧ではないように感じます。きっと圧電(PZT)が良い仕事をしていると思われます。
スペックとしては「周波数特性:20Hz ‒ 30kHz」で中音域に重きを置いた設計と思われます。Knowles 製のバランスド・アーマチュアがとてもいい仕事をしておりボーカルの存在感は素晴らしいです。特に女性ボーカルは美しく心地よいです。ただ、楽曲によってはBA型(中音)と平面磁気(高音)の周波数帯の繋がりに若干の違和感も感じる時があります。

高音:若干硬質の高音に感じます。繊細な余韻が美しいです。
中音:中音域の解像度は非常に高いです。女性ボーカルが特に美しいです。
低音:あまり深くなく比較的アッサリとした低音です。輪郭もマイルド。
音場:左右への余韻の伸びはありますが、あまり広くありません。
奥行:比較的前の方に音が集まっています。深さを感じませんが聴きやすいです。
音圧:シッカリとした音圧があります。バスドラなどはグッときます。
抜け感:明るく曇りのない見通しの良い抜け感、空気感は他では味わえません。
解像度:高いと思います。しかし、中音~高音域あたりの繋がりがモヤモヤします。

「FiiO BTR7」は比較的スッキリアッサリした音なので、リスニングとしてはある意味面白味に欠ける所もあるのですが、「Kiwi Ears Quintet」が見事に美しく聴きごたえのある存在感のある音楽へと変貌させています。相性はいいです。

【相性評価】 ★★★★☆ 4.5



②iFi Audio(アイファイオーディオ) xDSD Gryphonによる評価

xDSD Gryphonはとにかく官能的な音を出します。「性能の良いDACと上質はPowerのあるアンプだとこんなに音が良くなるんだ」と肌で感じる事の出来る商品です。しかも音源はBluetooth接続で・・・。

それでは聴いてみます
xDSD Gryphonの音はやっぱり凄いです。おおよその音質の感想は上記の「①FiiO(フィーオ) BTR7による評価」をベースとしていただいて良いです。アップする部分のみ記載します。

xDSD Gryphonにすると
●全体的に非常に濃厚な音質になります。
●低中音が持ち上がります。特に低音域は聴きごたえがあります。
●切れがあり、濃厚なバスドラやドラムスが心に響きます。
●奥行きが少し広がります。左右に音場が広がります。
●空気感がアップします。一粒一粒がさらに濃厚に。
●解像度が更に高くなった感じがします。中音域が良いので全体が安定します。
●高音域は良い意味で中音域を上手く捕捉しスーッと伸びて行く余韻を演出します。
●明るめの抜け感は、深みのある抜け感に変わり色気が漂います。
●FiiO BTR7の時に感じた「BA型(中音)と平面磁気(高音)の周波数帯の繋がりの若干の違和感」は感じませんでした。xDSD Gryphonのアンプパワーで押しきったかな?

【相性評価】 ★★★★★ 5.0

※今後さらにエージングを行うとまだ変化は起きそうに感じています。







【他のイヤホンと比較してみます(個人的ベスト3で比較)】

お気に入り変態イヤホンのベスト3で、NO1を決めます!
現在、特殊な多ドライバー構成を持つこの3機種が大好きなのです。すべて中華イヤホンですが昔の様な「安かろう悪かろう」のイメージは全くありません。それぞれが個性的ではありますが、いずれも実に洗練されており音質は素晴らしいものがあります。
今回、個人的NO1を決定しました。


■候補①:Linsoul(L.Sオーディオ) Kiwi Ears Quintet:変態度100%
(ここがポイント)
今後「MEMS:シリコン・ドライバー」とか新しい音が登場してくるでしょう。本製品は間違いなく、イヤホンを次の次元へ導くドライバー構成だと感じます。音質は若干意見が分かれるかもしれませんが新しいチャレンジがいっぱい詰まった素晴らしいイヤホンだと感じます。高音域の余韻の空気感が美しいです。

■ドライバー構成
 ダイナミック:10mmダイヤモンドライクカーボン(DLC)x1
 BA型:バランスド・アーマチュア(Knowles 製)x2
 平面磁気:マイクロ・プラナー・トランスデューサー(MPT)x1
 圧電(PZT):ボーンコンダクタ(骨伝導)x1

 ダイナミック(低音):衝撃的な低音と速い減衰速度
 BA型(中音):自然で解像度の高い中域
 平面磁気(高音):鮮明で詳細な自然な高音
 圧電(PZT):より高い解像度、空気感、音場感を向上

■周波数特性:20Hz ‒ 30kHz
■感度:108db(at 1KHz/mW)
■インピーダンス:32Ω




■候補②:AFUL (アフー)Performer8:変態度100%

(ここがポイント)
多ドライバーにもかかわらず、各周波数帯の音域にズレや段付きを全く感じません。
独自の「3Dプリント音響管構造、超長尺低周波音響管」により非常に自然で低音~超高音を繋がりよく、そして繊細に的確に表現をしてくれます。音楽を聴いて、心穏やかになりたい方にお勧めです。低音域の再生周波数帯域はNo1です。しかし、重低音~超高音までバランスよく鳴る優れものです。

■ドライバー構成
 7BA+1DD高性能ハイブリッド構成
 8mmダイナミックドライバー、バイオロジカルダイアフラム搭載
 カスタマイズされた高性能バランスド・アーマチュア・ドライバー

 低音域用:8mmダイナミックドライバー×1
 低音域用:BAドライバー×2
 中音域用:BAドライバー×2
 高音域用:BAドライバー×3

■周波数特性:5Hz-35kHz
■感度:115dB@1kHz
■インピーダンス:30Ω




■候補③:TRN(ティーアールエヌ) VX Pro:変態度60%

(ここがポイント)
押し寄せるシルキーで繊細な美しい高音域、耳に刺さる事もなく音場の広い壮大な美しい世界が広がります。中音域~超高音域は再生帯域による段付きは一切なく、広大な面上でフラットに広がる感じです。コストパフォーマンスはピカイチ!高音域の再生周波数帯域はNo1です。また、多ドライバーですが、実は意外とシンプルな構成だと思います。
どちらかと言うとドンシャリ系のイヤホンです。

■ドライバー構成
 10mm二重磁気ダイナミックドライバー x 1
 30095中音域バランスドアーマチュアドライバー x 4
 50060高音域バランスドアーマチュアドライバー x 4

■周波数特性:7Hz ‒ 40kHz
■感度:106db/mW
■インピーダンス:22Ω


比較候補の①②③は全て同じ周辺環境です


プレイヤーは「motorola razr 40 ULTRA」、DACアンプは「FiiO BTR7」、バランスケーブルは「TRN T2 Pro」、イヤーチップは「AZLA SednaEarfit MAX サイズはML」に統一しています。


評価スタートです!比べてゆきます!

■抜け感・空気感
Kiwi Ears Quintet★★★★★5.0
Perfomer 8★★★★★4.5
TRN VX Pro★★★★★4.0
面白いのは全て抜け感・空気感があるのですが、その感覚が全て違うのです。
それぞれ、Kiwi Ears Quintetは「圧電(PZT)」Perfomer 8は「音響管構造、超長尺低周波音響管」TRN VX Proは「アルミニウム筐体」による効果が高いのでは?と考えています。空気感の美しさはKiwi Ears Quintetが一つ抜けています。


■自然な透明度
Kiwi Ears Quintet★★★★★5.0
Perfomer 8★★★★☆4.5
TRN VX Pro★★★★☆4.0
Kiwi Ears Quintetの透明感を聴いてしまうとPerfomer 8は少しモッサリした感じがします。TRN VX Proは金属的な共鳴感で自然とは言えません。この辺りは好みですが個人的にはKiwi Ears Quintetが一つ抜けています。

■音圧の高さ
Kiwi Ears Quintet★★★★★4.5
Perfomer 8★★★★★4.5
TRN VX Pro★★★★☆4.8
音圧の出方は三種三様に感じます。Kiwi Ears Quintetは「圧電(PZT)」による振動。Perfomer 8は「直接的では無く超長尺低周波音響管によるもの」。TRN VX Proは「ダイナミックドライバーと筐体の空間を利用」による効果が高いのでは?と考えています。一番馴染みの音圧はTRN VX Proかなと思います。

■音場の広さ
Kiwi Ears Quintet★★★★★3.
Perfomer 8★★★★★5.0
TRN VX Pro★★★★★5.0
決して「音場は広い方が良い」と言う分けではありません。Kiwi Ears Quintetは他に比べると狭いですが、それが「音質にどうのこうの影響する」訳ではありません。自分の目の前の丁度いい位置で鳴る音楽は素晴らしいです。「Perfomer 8」は最もバランスが良いと感じます。「TRN VX Pro」は左右上下に最も広い音場です。でなおかつシッカリと安定した音質で鳴ります。もちろん、世の中には「音場は広く音もスカスカ」という最悪のイヤホンも存在します。

■音場の奥行
Kiwi Ears Quintet★★★★★3.
Perfomer 8★★★★★5.0
TRN VX Pro★★★★★5.0
ドライバの位置や構造によっても変わってきます。音場の左右の広さと合わせ奥行きがあると、ホール感やライブ感をより感じる事が出来ると思います。これも音場と一緒で「奥行きがあればいい」という事でもないと思っています。

■ホール感・ライブ感
Kiwi Ears Quintet★★★★★4.5
Perfomer 8★★★★★5.0
TRN VX Pro★★★★★5.0
上記の音場と奥行きと密接に関連しますが、Kiwi Ears Quintetは「圧電(PZT)」による効果によりかなりライブ感があります。激しいRockなどではライブ会場感覚で燃えます!Perfomer 8とTRN VX Proについても文句なしです。

■解像度の高さ
Kiwi Ears Quintet★★★★★4.5
Perfomer 8★★★★★5.0
TRN VX Pro★★★★★4.5
Kiwi Ears Quintet、Perfomer 8、TRN VX Pro全て解像度は高いですが、中でもPerfomer 8だダントツです。全ての細かな音が見えるようです。

■レスポンス・軽快感
Kiwi Ears Quintet★★★★★5.
Perfomer 8★★★★★5.0
TRN VX Pro★★★★★5.0
これは何れも文句なしです。TRN VX Proのみ若干低音域がマイルド

■低音の深み
Kiwi Ears Quintet★★★★★3.
Perfomer 8★★★★★5.0
TRN VX Pro★★★★★4.0
Kiwi Ears Quintetは個人的にはもう少し欲しい所です。Perfomer 8は深くそしてキレキレの良い低音が出ます。TRN VX Proは重低音寄りの低音でドーンと来ますが若干輪郭が甘いです。

■重低音
Kiwi Ears Quintet★★★★★3.
Perfomer 8★★★★★5.0
TRN VX Pro★★★★★5.0
Kiwi Ears Quintetは重低音はほぼ出ていないです。Perfomer 8は(低音域用:8mmダイナミックドライバー×1、BAドライバー×2)切れの良い低音の下に重低音がバランスよく聴こえます。TRN VX Proの(10mm二重磁気ダイナミックドライバー)は暴力的でもありドーンと来ます。

■中音の厚み
Kiwi Ears Quintet★★★★★5.
Perfomer 8★★★★★5.0
TRN VX Pro★★★★★4.0
Kiwi Ears QuintetもPerfomer 8も中音域はかなりシッカリしています。TRN VX Proは比較的高音域よりの中音域です。

■高音の煌めき
Kiwi Ears Quintet★★★★★5.
Perfomer 8★★★★★4.8
TRN VX Pro★★★★★5.0
煌めきという意味ではKiwi Ears Quintet(平面磁気ドライバーx1)とTRN VX Pro(高音域バランスドアーマチュアドライバーx4)でしょう。高価は絶大です。Perfomer 8も(高音域バランスドアーマチュアドライバーx3)ですが、樹脂の筐体なので煌めきますが若干マイルド。

■高音の共鳴・伸び
Kiwi Ears Quintet★★★★★5.
Perfomer 8★★★★★4.5
TRN VX Pro★★★★★5.0
高音域の伸びと共鳴という意味ではTRN VX Proでしょう。BA型の高音域ドライバーとアルミ筐体の共鳴は美しいです。

■高音の柔らかさ
Kiwi Ears Quintet★★★★★4.8
Perfomer 8★★★★★5.0
TRN VX Pro★★★★★4.0
何れもシッカリとしたエージングが必要です。中でもPerfomer 8が最も繊細で柔らかな高音がでます。

■音質の濃厚度
Kiwi Ears Quintet★★★★★4.5
Perfomer 8★★★★★5.0
TRN VX Pro★★★★★4.0
全体的にPerfomer 8が最も濃厚な音質です。

■音質のトータルバランス
Kiwi Ears Quintet★★★★★4.
Perfomer 8★★★★★5.0
TRN VX Pro★★★★★4.0
低音~高音域までトータルバランスはPerfomer 8が一番でしょう。どこの音を切り取っても同じように良い音がします。Kiwi Ears Quintetは色んな構造のドライバーと搭載し「異業種交流会」のようになっています。しかし、よくもここまで一体感が出ていると感心しています。

■長時間音楽を聴くと疲れる
Kiwi Ears Quintet★★★★★5.
Perfomer 8★★★★★2.0
TRN VX Pro★★★★★3.0
Perfomer 8は音圧もあるし迫力もあるのに長時間聴いてもほとんど疲れません。Kiwi Ears Quintetは「圧電(PZT)」の関係か長時間聴いていると若干疲れが出ます。TRN VX Proはドンシャリ具合が強いので少し疲れます。

■音楽に没頭できるか
Kiwi Ears Quintet★★★★★4.8
Perfomer 8★★★★★5.0
TRN VX Pro★★★★★4.0
音質のバランスがよく、疲れの出ないPerfomer 8が最も没頭できます。

■耳への負担
Kiwi Ears Quintet★★★★★5.
Perfomer 8★★★★★2.0
TRN VX Pro★★★★★2.0
Kiwi Ears Quintetは筐体が若干大きく私の耳には気持ち合わない部分もあります。最近は慣れてきましたが、長時間着けていると少し耳が痛くなります。

■コストパフォーマンス
Kiwi Ears Quintet★★★★★2.
Perfomer 8★★★★★4.0
TRN VX Pro★★★★★5.0
TRN VX Pro以外もう少し安くても良いと思います。

■装着感
Kiwi Ears Quintet★★★★★5.
Perfomer 8★★★★★5.0
TRN VX Pro★★★★★5.0
装着感は全ていいです。ズレ落ちたりすることもありません。ただしこの辺りはイヤーチップとの相性にもよります。

■省エネ具合
Kiwi Ears Quintet★★★★★3.
Perfomer 8★★★★★3.0
TRN VX Pro★★★★★4.4
ドライバーのタイプ、数、抵抗値、にもよると思いますが、TRN VX Pro以外はFiio BTR7の電池の減りが早いです。もちろんすべて同じボリュームで聴いています。

■総合評価
Kiwi Ears Quintet★★★★★4.5
Perfomer 8★★★★★4.8
TRN VX Pro★★★★★4.0


No1を決定します!


さて、3種三様でどれも素晴らしい音を聴かせてくれますが、どうしても順位をつけるとしたら、No1はトータルバランスに優れた「AFUL Perfomer 8」となります。
太い重低音・低音、繊細で透き通る超高音、広い音場、深い奥行き、スピード感、美しい共鳴、アコースティックな楽曲でも、打ち込みの楽曲でも、どんな古い楽曲であっても濃厚でリッチなサウンドで聴かせてくれます。デザインも良く長時間聴いても疲れません。





【総括】
当初、Kiwi Ears Quintetは「ダイナミック(低音)、BA型(中音)、平面磁気MPT(高音)、圧電(PZT)」という構成で、個人的には(中音域のKnowles 製BA型ドライバー)と(高音域の平面磁気ドライバー(MPT))の音質の違い、繋がり、位置のチューニングが自然でないように感じました。素直に高音域・超高音域用にKnowles 製BA型ドライバーを使用した方が良い音になった気もします。ただ、これらはエージングを重ねると変わってきます。
低音~高音域まで繋がりの良い美しい音を出します。リスニング用イヤホンとしては没頭できる音質です。楽曲によってですが、音場はそう広くないのに「フぅ~」と広かる高音域・空気感は特質すべきポイントです。よくある「アルミの筐体で共鳴させクリアで冷たい広がり」ではありません。暖かくも冷たくもない非常に自然な広がりなのです。この感覚は今までのイヤホンには無いかもしれません。しかし、リスニングイヤホンとしては良いのですが、音質に関しては原音再生に重きを置いていないと思われ、多分モニター用としては微妙かと思います。

ポイントとしては、長めのエージングを行うとかなり自然な良い音になって来ます(個人的にはトータル200時間以上が推奨)。また、色んなDAC・アンプアップで色んな楽曲を鳴らしてあげるのも重要だと感じます。今回「Astell&Kern AK HC2」→「FiiO BTR7」→「xDSD Gryphon」と長時間ずつ鳴らしいったのですが、最後の「xDSD Gryphon」で鳴らした後もう一度「FiiO BTR7」で音楽を聴くと中音・高音あたりの変な癖も無くなり、物凄く音が良くなっていました。これは違うアンプを使う事で他のアンプでは振動しないドライバーがまんべんなく振動した結果だと思っています。

価格から見たコストパフォーマンスですが、この音質なら「もう少しお安くても良いのかな?」と感じました。ただ、色々な変態構造にチャレンジしているのでこの価格でも良いとも思います。(笑


※ウレタン系とシリコン系のイヤーピースの違いだけでも音質はガラリと変わってしまいます。内容はあくまでも個人的な環境下での考えですのでご了承ください。参考程度にお読みいただければ幸いです。