2024年1月1日月曜日

Noble Audio(ノーブル オーディオ) FALCON MAX(ファルコン マックス) 全部が新しい!ついに次世代の完全ワイヤレスイヤホンが登場です。レビュー評価します。

Noble Audio FALCON MAX NOB-FALCONMAX-B


【まえがき】

いきなりFALCON MAXの存在を知りました。これは次世代・新世代と言っても良いと思います。今までの規格や仕様の敷居がいきなり上がります。個人的にビックリしたのは「最新のBluetoothチップQCC5171を搭載し、LDAC/aptX Adaptiveへ両対応」という事です。マルチポイントで両方に対応出来るという事だと思いますが問題は帯域制御でしょう。きちんと最高ビットレートで安定するのか?この辺りは楽しみです。


ハイスペックBluetoothオーディオSoC

強力なクアッドコアプロセッサ(Snapdragon Sound対応、LE audio対応)
・SoC:QCC5171(CPU:32 ビット/クロック80MHZ DSP: 2x 240 MHz/RAM 384kB)
・aptX テクノロジー:aptX Audio、aptX Voice、aptX Adaptive、aptX Lossless
・cVc(ECNS):エコー キャンセリングおよびノイズ抑制テクノロジー
・ブルートゥース:Ver5.3/TrueWireless/ データ レート: 3 Mbps/2 Mbps/1 Mbps
・アクティブ ノイズ キャンセリング (ANC) :FeadFoward、FeadBack、Hybrid
・その他:Amazon Voice Services、Googleアシスタント
※LDAC/aptX Adaptiveへ両対応はFiio BTR7「QCC5124」Bluetoothレシーバーでは実現できていましたが、完全ワイヤレスイヤホン本体のみでは間違いなく初です。


私の知る限り、この組み合わせは日本初(2023/12現在)
①xMEMS製「Cowell」MEMSドライバー+ダイナミックドライバー
②Qualcomm製SoC「QCC5171」Bluetooth5.3とLE-Audioに対応
③LDAC/aptX Adaptiveの両コーデックに対応
TrueWireless Mirroring対応 これは多分便利です
左右で一つのBluetoothアドレスを共有イヤホンの左右を意識する必要はありません。一度ペアリングするだけで左右のどちらでもお使いいただけます。また、左右イヤホンのロールスワッピング機能にも対応し、バッテリーの片減りを防止。

とても気になるxMEMS製「Cowell」MEMSドライバー
とにかく音を出す構造今までのドライバーとは全く違います。現存するドライバーの代表的な物は「ダイナミック型ドライバー、バランスドアーマチュア(BA)型ドライバー、平面駆動ドライバー(※また、これらを組み合わせたものをハイブリッド型と言う)」等ですが、これらは全て「音楽データを電気信号に変え磁石とコイルにより振動素材を”吸い寄せたり離したり”して振るわせ音を出します。」この音を出す方法・考え方は基本的に昔から変わっていないと思います。個人的に思うのは、言ってみればとてもアナログな音の出し方です。ムラがあったりコンディションによっては音が違うかもしれません。ただ、それらも「味」と考えます。

しかし、MEMSドライバーは全く違います。音楽データを電気信号に変えるところまでは同じですが、MEMSドライバーはここから違います。簡単に言うと「電気信号(電圧)を変形するピエゾ素子に流すことにより、シリコン自体が上下にパタパタと震えて音を出す」と言うものです。想像するに「物凄い精密さで正確に振動する」のではと考えます。個人的には、「的確に音を出すけれども、とても機械的で優しさや温もりのない冷たいデジタル的な音質」と考えてしまいます。

なので「アナログ的なダイナミックドライバーの音と、デジタル的なMEMSの音と組み合わせても音質が分離し過ぎて浮いてしまうのでは?」と考えてしまいます。まぁNoble Audioの事ですから、そつなく良い音に仕上げていると思うのですが・・・。それでも、FALCON MAXは結構高額ですから「私の耳に合わなかったらどうしよう。。」と悩みながらも買わずにはいられないのです。それだけ衝撃的な内容なのです。
※技術的な説明は個人的に調べて解釈している内容なので、正しくないかもしれません。あくまでも個人的な考えなのでご了承ください。

★AmazonNoble Audio FALCON MAX NOB-FALCONMAX-B【日本正規品】ワイヤレス イヤホン Blueooth ブルートゥース MEMSドライバー 防水 アクティブ ノイズキャンセリング LDAC aptX IPX54

主な特徴

全てがNoble Audio初!
最高クラスの性能を誇るドライバー・SoC・コーデックの三位一体設計

・Noble Audio初採用となるxMEMS製「Cowell」MEMSドライバー

・10mm径複合素材ダイナミックドライバー「Dual-Layered LCP Driver」

・Qualcomm製SoC「QCC5171」を搭載 Bluetooth5.3とLE-Audioに対応

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・もうオーディオコーデックで悩まない LDAC/aptX Adaptiveに両対応

・QualcommのSnapdragon Sound認証とJASのハイレゾワイヤレス認証に対応

・リアルタイムでNC効果を最適化 第3世代「Adaptive ANC」に対応

・自然な外音取り込み「Full-band ambient mode」搭載

・高い密閉度でノイズをアイソレーション コーティング加工ウレタン製イヤーピース

・抜群の接続安定性を実現 High Precision Connect Technology 4

・左右イヤホンのバッテリー片減りを防止 TrueWireless™ Mirroring対応

・パーソナルユースからビジネスユースまでマルチポイント・マルチペアリングに対応

・音楽はもちろん、通話品質も“いい音” aptX Voiceに対応

・ワークアウト時の汗や水濡れを気にせず使える防塵・防水設計(IP54)

・ワイヤレス充電に対応 4回充電可能なバッテリー搭載充電ケース

・FALCON MAXを自由にカスタマイズ 専用アプリ提供予定


仕様

■ドライバー構成: ハイブリッド型(MEMS+DD)
■ドライバー詳細: xMEMS製 Cowell MEMS Driver 1基
          10mm径 Dual-Layered LCP Driver 1基
■再生周波数帯域: 20Hz – 48kHz

■SoC:QCC5171
■Bluetooth仕様: Ver.5.3
■プロファイル: A2DP, AVRCP, HSP, HFP
■マルチポイント: 対応(2台まで同時接続)
■マルチペアリング: 対応(片耳使用 対応)
■対応コーデック: SBC, AAC, aptX,
      aptX Adaptive(24/96, Lossless, Low Latency),
      LDAC(330kbps, 660kbps, 990kbps, Adaptive), 
      LC3(LE-Audio時)
■BLE (Bluetooth Low Energy): 対応

■連続再生時間: ANC OFF+音量60%時=約5.5時間
         ANC ON+音量60%時=約4.5時間
■充電時間: ケース=約2時間以下(USB充電時)、
       約4時間以下(ワイヤレス充電時)
       イヤホン本体=約1.5時間

■通話機能: 有(aptX Voice、通話時cVcノイズキャンセリング対応)
■音質調整機能: 有(10BAND EQ)
■アクティブノイズキャンセリング: 有(適応型)

■TrueWireless Mirroring: 有
■外音取り込み機能: 有(適応型)
■自動電源ON/OFF機能: 有
■防水機能(イヤホン本体): 有(IP54)
■無線充電機能(充電ケース): 有
■低遅延(ゲーミング)モード: 有(マルチポイントOFF時)
■バッテリー容量: イヤホン本体 約50mAh
■充電ケース: 約600mAh
■イヤホン本体重量: 約5.5g/個
■充電ケース重量: 約39.5g(イヤホンを含まず)

■付属品: 充電ケース/ポーチ/イヤーピース(メモリーフォーム:S/M/L)/充電用USBケーブル/クイックスタートガイド

※詳しくはメーカーホームページをご確認ください



【開封】

ケースはコンパクトでシックな色合いです。高級感はありませんが、個人的には外箱にお金を掛けるのはあまり好きでないので、好感がもてます。






「え?」出ない!出ません!出ないの?

ケースから出そうとすると「指が滑る、引っ掛かりが無い、トップの高さが無いので”つかみ所がない”穴に指を入れようにも小さすぎて小指も入りません。綿棒を突っ込んでも出ない、逆さまにしてトントンしても出ない。」「いったい、これってどうやって出せばいいんでしょうか????誰か教えてください!」(涙
出そうになっても「”ツル”っと滑って”カシャ”ケースに戻る」。これがどういうことかというと、イヤホンが少し浮いた時点で「充電終わり、ペアリング開始」、ケースに戻る「ペアリング切断して、充電」。もうかれこれ「ツルっカシャ」を30回ほど繰り返してます。どう考えても、バッテリにも電源接点にもスマホのペアリングにも悪影響としか思えません。
「あ~萎えるわぁ~」音がどうのこうの以前にこのストレスはアウトでしょう!返品したくなってきます。本当にこれって誰がデザイン開発したんでしょうか?何か対策をしないと、投げ捨ててしまいそうです。とりあえずAmazonに連絡をしよう!




【MAXを取り出す】

現在、購入先に「取り出せない事を真剣に悩んでいる」胸をメールしていますが、回答があるまで待てないので取り出す方法を真剣に考えました。

①手を洗う
ハンドクリームの手、パサパサの手、お湯だと直ぐ乾燥するので水又はぬるま湯でシッカリ手を洗う。そして、良く拭く。程よく湿気を残した状態でMAXを取り出す。乾燥する前にユックリ慌てず急いで取り出すのがコツです。外出する時にはノンアルコールのウエットティッシュを常備する必要があります。

あっ!だからMAXは(IP54)の防水対応なのか!濡れた指で触ってもOK!(笑
5:塵埃の侵入を完全に防止できないが電子機器の動作には問題がない
4:あらゆる方向からの水の飛まつによって機器が影響を受けない

程よく指先が湿気た状態で素早く蓋を開ける

素早く優しくつかむ
(私の場合、横穴の辺りに人差し指が来るようにしました)
優しく「スッ」と真上に引き上げます
取り出し完了です。「あぁ~気持ちいい」



②輪ゴムを付ける
小さく薄い輪ゴムを滑り止めに装着してはどうか?・・試してみました。
輪ゴムがありました(高さ 3㎜5㎜
5㎜を装着します。3㎜はすぐ外れました

不細工ですが取りあえずこんなもんでしょう
ケースにも収まり充電も出来ます

見た目はともかく、取り出しは一発です
想像はしていましたが、蓋がしまりません(笑




③指サックを使う
よく、お金を数える時に親指と人差し指に付けている「ゴム製の指サック」が良いと思い探したのですがありません。仕方ないのでシリコン系の柔らかいフニャフニャのホースを切って試してみました。

シリコン系は柔らかく表面がサラサラの為、横から押し上げると何とか取れますが、失敗率も高いです。やはりチャンとした摩擦抵抗の高い「指サック」を注文します。

予想通り全く抵抗が無く、スルスル滑って取り出せません(笑
逆にスマホを使うときには滑りも良くタッチ感覚・反応も良いです。

さて、本命はこちらです


流石「まさつ力2倍」のキャッチは嘘ではありません!
一発で取り出せます!



④購入先のお店から連絡がある
原文製品を確認いたしましたが、他の製品と比較して取り出しが固いという事は確認できませんでした。取り出し方のコツとしましては、上から引っ張るようにするのではなく、
添付した画像のように、矢印の方向に力を加えると充電ケースから外れるようになっております。改めてお試しいただけますでしょうか。ご参考いただけますと幸いです。
By e-イヤホン
添付いただいた写真
写真の様にしてみると、簡単に取り出せるようになりました。私は「片方の親指で押し上げ、もう一方の指でつかむ」感じで取り出します。親指で押す時に力を入れ恐れず「グッ」と押すのがコツです。【MAXを取り出す】の検証はこれにて終了です。e -イヤホン様ありがとうございました。






【イヤーチップ交換(AZLA(アズラ) SednaEarfit MAX)
FALCON MAXはノズルが長いので私の耳には(M)サイズがベストマッチでした。耳の少し奥の方でシッカリと密着し安定しており遮音性も高いと思います。ケースに問題なく収まりますし、出し入れで引っかかる事もありません。


イヤーチップはケースにはジャストフィットです
見た所ピッタリしており、これ以上大きい
イヤーチップだと入らない気もします





【聴いてみる】


■評価に使う楽曲
評価にはいつものようにYouTubeの「お洒落なミュージック」に掲載しているような楽曲を使います。音源データのサンプリングレートは(44.1kHz)(48kHz)(96kHz)(192kHz)のハイレゾがメインです。ファイル形式はFLAC又はAACです。


プレイヤーは「Neutron Music Player」を使用します。

設定等が複雑ですが、機能が多く音質が良いです。WindowosPC版も存在しており、私の手持ちの全ての端末で統一できます。
※ノーマライゼーション(OFF)・イコライザー(OFF)に設定




■プレイヤー(スマートフォン)について
今回のFALCON MAXは、「aptX Adaptive」「LDAC」「LE Audio」「マルチポイント」に対応という事もあり motorola razr 40 ULTRA と Google Pixel 8 Pro の両方で音質を試してみたいと思います。


聴いてみる プレイヤー①:motorola razr 40 ULTRA

対応コーデック

コーデック サンプリング  ビットレート
SBC 48kHz/16bit         192kbps
AAC 48kHz/16bit         非公開
aptX 48kHz/16bit         384kbps
aptX HD 48kHz/24bit     576kbps
aptX Adaptive 48kHz/24bit     280kbps~420kbps可変
aptX Adaptive 96kHz/24bit     260kbps~640kbps可変
LDAC         96kHz/24bit     990kbps/660kbps/330kbps
aptX Lossless           44.1kHz/16bit     最大1200kbpsでビットレート可変
LC3 48kHz/32bit     16kbps – 320kbps
LC3(plus) 96kHz/24bit         16kbps – 320kbps

※Socがクアルコムの(Snapdragon 8+ Gen 1)なのでコーデックの対応が流石に幅広いです。「aptX Adaptive」「LDAC」「LE Audio」がどのように接続されるのか非常に興味深いです。



接続する

ん?なんと、「LE Audio」で接続されました。コーデックはLC3です。aptX AdaptiveやLDACを選択できません。これは「motorola razr 40 ULTRA固有の問題なのか」「Snapdragon 8+ Gen 1の問題なのか」「Android13の問題なのか」「FALCON MAX専用アプリが無いことが問題なのか」どうやったら、クラシックAudioに戻してaptX Adaptiveが使えるようになるのか分かりません!
でも、あまりビットレートの高くないLC3がどんな音なのか気になります。



※2023年12月3日現在専用アプリがまだ出ていないので細かな設定が出来ません。




聴いてみる(LC3コーデック・・だと思います)

第一印象ですが、「おぉ~音が良い!」思わず有線イヤホンかと思いました。インパクトは凄いです。「いきなり全開で押し寄せる良い音!」そんな感じです。SONY WF-1000XM5を更にパワフルにした感じです。

中音域
エージング0時間では、若干フォーカスが甘いですが、しっかりと出ています。全体の音のまとまりも良いです。ボーカルもシッカリとしています。特に女性ボーカルは綺麗です。ドラムスのアタック感も強く聴きごたえがあります。ただ、時折ドラムスで「ポコッ」という音、または「圧迫」に感じる事があります。これが「MEMS Driver」の物なのか「ダイナミックドライバー」の出すものなのかは分かりません。
エージング50時間程度から輪郭がクッキリし切れとレスポンスが良くなってきます。中音域の見通しが良くなってきました。当初あった「ポコッ」という感覚も無くなってきました。

低音域
エージング0時間では、比較的マイルドでしっかりとした豊かな低音が出ています。多少ボヤケいてますが、エージング50時間程度から輪郭がクッキリし切れとレスポンスが良くなってきます。ただ、個人的にはもう少しパワーが欲しい所です。
再生周波数帯域の低音側が 20Hz なのでたいしたことは無いと思っていたのですが、シッカリとした深い低音が出ていて安心しました。

高音域
これがまた凄いです。BA型ドライバーの高音域の様で違います。BA型の高音域の場合「シャリシャリ」とした余韻が残るのですが、MEMSドライバーの場合ほぼそういった感覚がありません。ソリッドでも無いし、かと言って柔らかすぎない、無機質な音でもないし、非常い高い解像度で正確に繊細な高音域が全部出ています。ただ、いい意味でも雑味が無いので余韻が無いようにも感じます。余韻はスッと終息する感じです。ただ、そのあたりの空気感はダイナミックドライバーがカバーしているように感じます。
再生周波数帯域の高音側が 48kHz なので耳に刺さらないか心配でしたが全くそんな感じはありませんでした。

音圧
シッカリあります。ダイナミックドライバーが良い仕事をしています。

解像度
エージング0時間では、低音域と中音域の見通しや切れ味が今一つです。MEMSドライバーはエージング不要の様ですが、ダイナミックドライバーがにしてはやはり必要と思われます。エージング50時間程度から低音域~中音域の見通しが良くなり解像度も上がってきます。ダイナミックドライバーがこなれてきています。

音場
バランス接続の有線イヤホン並みに広いです。奥行きも程よくあり非常に聴きやすいです。だだ、多分MEMSドライバーに対する先入観があるためでしょうが、高音域が目の前の少し上の辺りで集中してなっている感じがします。慣れてくるとそうでもないのですが、最初は若干の違和感がありました。エージング50時間程度からダイナミックドライバーが馴染んできており高音域の余韻とかも出て左右に音場が更に広がっている感覚になります。楽曲によっては更に壮大な空間を感じます。

LC3について
LC3による音質ですが、正直普通に良い音です。ビットレートは最大320kbpsなのでACCコーデックと同じ位かなと思います。ただ、はやりビットレートが低い分「濃厚な音を出す、aptX AdaptiveやLDAC」に比べると解像度は低めでエッジの効いたソリッドで軽めの音質です。しかし、ACCよりも音質は良いと感じます。

気になった事
あと気になったのが、スタバのミキサーで音がいきなり切れたり、プレイヤーが(■停止)していたりしました。もう一度(再生)ボタンを押す必要もありました。LC3は「自動的にビットレートを可変せず、切れる時は切れる」のかもしれません。この辺りはaptX Adaptiveの方が優秀と感じました。



※しばらくしてコーデックを見ると
Qualcomm aptX Adaptive オーディオ になっています。
これは(44.1kHz/16bit)ハイレゾ楽曲がaptX Losslessのコーデックを要求したのでしょうか? 暫くして違う楽曲で確認したらまた、LC3コーデックになっていました。でも、それ以降aptX Adaptiveの姿を見る事はありませんでした。もう、頭がバグってます、何が起こっているのか分かりません。とりあえず専用アプリが出るまでは身を任せるしかありません(笑
44.1kHz/16bit


※専用アプリが登場すれば「コーデックの設定なども細かく出来るのでは?」と期待をしています。その時にaptX Losslessなどの評価がきちんとできればと思っています。





聴いてみる プレイヤー②Google Pixel 8 Pro

対応コーデック

コーデック サンプリング  ビットレート
SBC 48kHz/16bit         192kbps
AAC 48kHz/16bit         非公開
aptX 48kHz/16bit         384kbps
aptX HD 48kHz/24bit     576kbps
aptX Adaptive 48kHz/24bit     280kbps~420kbps可変
aptX Adaptive 96kHz/24bit     260kbps~640kbps可変
LDAC         96kHz/24bit     990kbps/660kbps/330kbps
aptX Lossless           44.1kHz/16bit     最大1200kbpsでビットレート可変
LC3 48kHz/32bit         16kbps – 320kbps
LC3(plus) 96kHz/24bit         16kbps – 320kbps

※Pixel 8 ProもLE Audioには対応の様ですが、現在はまだテスト期間の様です。



接続する

LE Audioは「試験運用・・」となっておりONにするとイヤホンから音が聴こえませんでした。コーデックは「LDAC」となっています。やっぱりSocがクアルコムの「スナップドラゴンではない」ので迷走しているのかな・・・。


聴いてみる(LDACコーデック)

音質の傾向は「プレイヤー①:motorola razr 40 ULTRA」でのLC3をベースに考えて頂ければと思います。「Pixel 8 ProのLDAC」で聴く音質は一気に濃厚で繊細でパワフルになります。特に解像度が高くなり音場もスッと広がります。ダイナミックドライバーの濃厚な低音と中音域が中心に鳴り、空気感や共鳴を表現し、そこに正確で繊細なMEMSドライバーの高音域が広がる感じです。特にダイナミックドライバーの低中音がシッカリしているので非常に安定感があり、音場も広く音圧も迫力があります。個人的には低音の出方が半端ないLDACの方が好みです。やっぱりLDACコーデックのサンプリングレート・ビットレートの高さが良い音に繋がっている気がします。

プレイヤー①:motorola razr 40 ULTRAにて「クラシックAudio」に切り替えaptX Losslessの音質を確認出来ていませんので何とも言えませんが、今現在ではLDACが最も良い音質だと思います。


★エージング200時間越えしました
シルキーで柔らかく、それでしっかりと芯のある、そして存在感のある低音域。けして出しゃばらない中音域、かと言って消極的でもない、男女問わず美しくも存在感のあるボーカル、切れの良い打楽器。段付きも違和感もない繊細でシルキーな高音・超高音域。すべてがバランスして素晴らしいの一言です。音場は広く、かと言って拡散しすぎず、すべての音を拾うことができます。音圧はしっかりあるのに耳の負担にはならず、いくら聴いても疲れません。




※FALCON MAXのアプリについて
2023年12月30日現在提供されていません。
よって、細かな設定は分かりません。取りあえず分かっている操作性は

(右)
長押し:電源ON・OFF
一回タップ:停止・再生(受話・切断)
二回タップ:曲送り
三回タップ:曲戻し
2秒押し(ポンと言う音がしたら話す):動作を繰り返すと下記モード変化
「ノイズキャンセリングON→アンビエントモード→ノイズキャンセリングOFF」
(各モードについて)
・ノイズキャンON:スタバです。段々と外音がカットされてる気がします。
・アンビエント:自然な音ではありませんが、外音はシッカリ聴こえます
・ノイズキャンOFF:遮音性は高く個人的にはOFFで問題ないです
※各モードにかかわらず音質の変化はあまりないように感じます。

(左)
長押し:電源ON・OFF
一回タップ:停止・再生(受話・切断)
二回タップ:ボリューム(ー)下げる
三回タップ:ボリューム(+)上げる
2秒押し(ポンと言う音がしたら話す):音声アシスタント

ファームウェアアップデートも同時に来てました



「対応コーデックの設定」を確認するとSBSとLC3は必ず選択されているようです。そして「aptX adaptive」「LDAC」「aptX」「ACC」も選択されています。あくまでもSBSとLC3は音声用のコーデックであり、音楽用のコーデックは裏で「aptX adaptive」や「LDAC」に自動で変わっているのかもしれません。と言う事は、razr 40 ULTRAは「LC3」と言う表現がされていても実際は「aptX adaptive」なのかもしれません。

※また、専用アプリはPixel8Proでは接続でき、razr 40 ULTRAでは接続できません。しばらく様子を見ます。






【比較する】

Noble Audio FALCON MAX Vs SONY WF-1000XM5
さて、いずれもエージング200時間は越え、音もかなり落ち着いてきたので、ソロソロ完全ワイヤレスイヤホン頂上決戦をしないといけないでしょう。
※音質比較は使用するスマートフォン(SoCやOS)、イヤーチップ、音源データ、コーデックにより音質が変わってきます。今回はあくまでも私の環境での比較結果です


Noble Audio FALCON MAX
プレイヤーPixel8Pro
使用コーデック:LDAC
★AmazonNoble Audio FALCON MAX NOB-FALCONMAX-B ★Amazonアズラ(AZLA) AZLA SednaEarfit MAX
 [イヤーピース Mサイズ2ペア]
オーディオアプリ


(仕様)

■ドライバー構成: ハイブリッド型(MEMS+DD)
■ドライバー詳細: xMEMS製 Cowell MEMS Driver 1基
          10mm径 Dual-Layered LCP Driver 1基
■再生周波数帯域: 20Hz – 48kHz
■SoC:QCC5171
■Bluetooth仕様: Ver.5.3
■プロファイル: A2DP, AVRCP, HSP, HFP
■マルチポイント: 対応(2台まで同時接続)
■マルチペアリング: 対応(片耳使用 対応)
■対応コーデック: SBC, AAC, aptX,
      aptX Adaptive(24/96, Lossless, Low Latency),
      LDAC(330kbps, 660kbps, 990kbps, Adaptive),
      LC3(LE-Audio時)
■BLE (Bluetooth Low Energy): 対応



(簡単に点数で比べてみました)
各評価点数は個人的主観で5点満点で評価しました

■音場:有線イヤホン並みに広い、左右にスーッと広がる・・・(5点)
■音圧:文句のつけようがありません。DACやアンプが非常に良いです・・・(5点)
■解像度:全帯域高いです。特に中音域では有線イヤホンより凄いかも・・・(5点)

■抜け感:全体域で抜け感は最高です。特に中音域は良く抜けます・・・(5点)
■低音:TE-Z1PNK並みに湧き上がるような迫力のある重低音が出ます・・・(5点)
■中音:シッカリと前に出て来ます。ドラムスもボーカルも切れ良く美しく・・(5点)
■高音:ソリッドの様なのに角の立たない繊細な表現も難しい繊細で煌めく高音域。存在感は抜群で押しも強いのに決して耳に刺さることが無い。個人的には未体験ゾーン・・・(5点)

■音の硬さ:[低音:柔らかい][中音:中ぐらい][高音:硬めなの?]・・・(5点)
■音の傾向:全体的に抜群の切れ味と迫力がある。クリアな空間なのに決して冷たくも硬くもない音質、更に全てにおいて繊細で美しく濃厚、抜け感も解像度が非常に高く空気感も感じる。見楽曲に応じた美しい伸びや共鳴はあるが、それ以上の無駄な共鳴はないように感じる。ハイブリットにありがちな音全域の段差など皆無・・・(5点)

■ケースからの出しやすさ:出しにくい・・・(2点)
■ノイキャン:比較的自然な効き目です、音質の変化はありません・・・(3点)
■装着感:ノズルは長め、イヤーチップが合えば問題なく良いです・・・(5点)

■タッチ操作:一般的な操作性ですが、たまにタッチを外す・・・(4点)
■マルチポイント:AptX・LC3・aptX Adaptive・LDACと組み合わせても音質の低下は見られません。「SoC:QCC5171」の威力でしょうか?・・・(3点)
■電波干渉:LDACなのに今まで一回もありません。「抜群の接続安定性を実現 High Precision Connect Technology 4」のおかげでしょうか?・・・(4点)

Noble Audio FALCON MAX・・・(総合:5点)





SONY WF-1000XM5
プレイヤーPixel8Pro
使用コーデック:LDAC
★AmazonSONY WF-1000XM5 ワイヤレスノイズキャンセリングイヤホン ★Amazonアズラ(AZLA) AZLA SednaEarfit MAX
 [イヤーピース Lサイズ2ペア]
オーディオアプリ


(仕様)

■ドライバー構成: 密閉ダイナミック
■ドライバー詳細: 8.4 mmダイナミックドライバーX
■再生周波数帯域: 20Hz – 40kHz
■SoC:統合プロセッサーV2
■Bluetooth仕様: Ver.5.3
■プロファイル: A2DP, AVRCP, HFP, HSP, TMAP, CSIP, MCP, VCP, CCP
■マルチポイント: 2台まで同時接続
■マルチペアリング: 8台までペアリング可能
■対応コーデック: SBC, AAC, LDAC, (LC3)



(簡単に点数で比べてみました)
各評価点数は個人的主観で5点満点で評価しました

■音場:有線イヤホン並みに広い、左右にファーっと広がる・・・(5点)
■音圧:文句のつけようがありません。V2プロセッサーが良い仕事してます・・・(5点)
■解像度:凄い高いです。ハイブリットでは聴こえない音に気が付きます・・・(5点)
■抜け感:高音域もスーッと伸びて行きます。全域で抜け感は最高です・・・(5点)
■低音:非常に心地よく存在感のある重低音が出ます・・・(5点)
■中音:非常に安定した中音域です。男女問わずボーカルもクッキリ美しい・・(5点)
■高音:耳に決して刺さることの無い、繊細で美しく煌めく・・・(5点)

■音の硬さ:[低音:柔らかい][中音:柔らかい][高音:柔らかい]・・・(5点)
■音の傾向:全体的にシルクの様に柔らかく繊細で濃厚、抜け感も良くすべての音の粒が見通せるよう。しかも迫力もある。音全域の繋がりも抜群・・・(5点)

■ケースからの出しやすさ:出しやすい・・・(5点)
■ノイキャン:自然でよく効きます、音質の変化はありません・・・(4点)
■装着感:ノズルは短め、イヤーチップが合えば問題なく良いです・・・(5点)

■タッチ操作:独特な設定だが反応はピカイチ・・・(5点)
■マルチポイント:基本シングル接続の方が音質が良い・・・(3点)
■電波干渉:流石SONYです。LDACなのにほぼ無い。・・・(4点)

SONY WF-1000XM5・・・(総合:5点)



(結論)


優勝は Noble Audio FALCON MAX です。

実は初めて「FALCON MAX」の音を聴いた時、音質が「WF-1000XM5」と似ていると感じました。「FALCON MAX」の音質は全域において「WF-1000XM5」をブラッシュアップしたような感覚に捕らわれます。
音場・音圧・解像度・柔らかさ・クリア感・メリハリ・スピード感・見通し・繊細・低音・中音・高音・音楽への没頭感・感動、等全てがWF-1000XM5の上位にあります。「もし、WF-1000XM6が存在するならきっとこんな音質かな?」と思ってしまいました。勿論「WF-1000XM5」の音が決して悪い訳ではありません。聴くと「やっぱり良い音だわ~落ち着く」となるのです。たた、「FALCON MAX」の音圧・メリハリ・繊細さ・明るさなどが凄すぎて「WF-1000XM5」の音が若干くすんで感じたのには驚きましました。
操作性については「FALCON MAX」は取り出しに若干の難しさがありマイナスポイントですが、音質だけを純粋に突き詰めると「FALCON MAX」は「WF-1000XM5」よりもかなり新しい音質と感じます。

あくまでも個人の好みによる結果です。ご了承ください。







【総括】
音質ですが、まるで「FiiO BTR7 と Kiwi Ears Quintet」を組み合わせた様な良い音で、「これは本当に完全ワイヤレスイヤホンなの?」と思ってしまいます。「広い空間・繊細・音圧・柔らかくそしてくすみのない低音から超高音域」を聴いていると、本当にもう「有線と専用PDAは要らないな!」と思ってしまいます。また、勝手に妄想して心配していた「アナログ的な音とデジタル的な音のアンバランス」ですが、まったくそんな事はありませんでした。古い楽曲も・新しい楽曲も・アコースティックな楽曲も・デジタルな楽曲も一様に素晴らしい音質です。特に古い楽曲は、薄いぼやけた膜をサッと取り除いたようにクリアで明るい繊細な音質に変わります。また、録音の古い楽曲はゲインも低く音圧もあまり感じないのですが、MAXでは音圧もシッカリしており、素晴らしい聴きごたえとなります。

ただ、個人的には気にならないのですが「アコースティックな演奏と、シンセサイザーやPC打ち込みによる演奏」が混在する場合、少し違和感を感じるかもしれません。MEMSはデジタル音、特にパーカッションやシンバルの打楽器やノイズ系の音の場合、本当に小さな音まで正確にクッキリ・ハッキリ・キッチリ音を出します。なので多少ラフな演奏が味のアコースティック音との間に違和感を感じる人もいるかもしれません。そのあたりも踏まえFALCON MAXの魅力とも言えます。ただ、エージングも200時間を超えた辺りから更にダイナミックドライバーがこなれた良い音になります。全体を包み込む深く乾いた低音、広い音場を支える安定した中音、そうなるとMEMSの過剰とも思える繊細な的確サウンドも素晴らしくマッチしてきます。

例えば「Ellie Goulding の Love Me Like You Do」ですが最初静かなエレクトーンから始まり、切れの良いドラムスが走り出します。その時の空間の広さやEllie Gouldingのスモーキーボイスの美しさ、盛り上がってゆくサウンド、鳥肌が立ち感動で泣けてきます。そんな感覚に包まれる完全ワイヤレスイヤホンはなかなかないでしょう。

MEMS Driverに対して要らぬ先入観を持たなければ、まるでダイナミック型ドライバー1基の様に思える音の繋がりの良さです。また、現在「SONY WF-1000XM5」を所有されている方は是非とも「FALCON MAX」の音を聴いていただきたいと思います。さらに上を行っています。きっと好きになります。「FALCON MAX」は価格に見合うだけのポテンシャルと持っています。検討の価値はあると思いました。!

今回のMAXは「dynamic Driverx1+MEMS Driverx1」の構成ですが、これが最もバランスしており、二つのドライバーの存在感や良いところを見事に自然で分かりやすく聴かせてくれます。Nobleのチューニング力の高さを感じます。また、例えばMAXにさらにBAドライバーや平面磁気駆動型ドライバーをプラスしたりしたら、この美しい世界感が台無しになってきまいそうな気がします。先のことはありませんが、このMAXは完全ワイヤレスイヤホンの時代に一石を投じた製品には間違いないと感じました。このMAXの音質を聞いて正直思うのは「絶対に手放せない音質」です。長く付き合える商品です。

価格は¥44,000ー前後だと思いますが、非常に高価です。ただこの音質を味わうと、けして高いとも思わないのです。私にとっては、そうとう長く付き合えるイヤホンです。また、このMAXの後に購入した「AVIOT(アビオット)TE-ZX1-PNK(ピヤホン7)」の音も素晴らしく、MAXとともに2024年のベスト完全ワイヤレスイヤホンとも言えます。本当にすごい時代になったものです。

(最後に)
2023年は、ハイレゾ音源コーデックとしてLDACやaptX Adaptiveが全盛でした。2024年は、クアルコムSoC:QCC5171クラスの普及によりaptX LosslessやLE audioが当たり前になると感じました。MEMS Driverも増えて来るでしょう。まあ、間違いなく「ダイナミックドライバー+BAドライバー+MEMS Driverのハイブリット」なんかも出て来るでしょう!・・・また、新しい完全ワイヤレスイヤホン購入スパイラルに落ちて行きそうです。多分当面高価な商品ばかりでしょうから、今から貯金をしなくては・・・。

※ウレタン系とシリコン系のイヤーピースの違いだけでも音質はガラリと変わってしまいます。内容はあくまでも個人的な環境下での考えですのでご了承ください。参考程度にお読みいただければ幸いです。

1MORE penta driver p50(ワンモア ペンタドライバーヘッドフォン ピー50)レビューを忘れてましたが、7mmφダイナミックドライバーx1、平面駆動ユニットx4とかなりの変態イヤホンです。レビュー評価してみます。

 

1MORE penta driver p50

【はじめに】
実はとても大事な変態イヤホンのレビューを忘れていました。
1MORE penta driver p50「7mmφダイナミックドライバーx1、平面駆動ユニットx4のハイブリッド」というドライバ構成の有線イヤホンです。購入したのは少し前ですが、簡単にレビューしてみます。「ダイナミックドライバーx1、バランスドアーマチュアx4」と言うドライバ構成は今や普通中の普通ですが、「ダイナミックドライバーx1、平面駆動ユニットx4」というのは中々見当たりません。
ハイレゾ音源に対応した5ドライバー・ハイブリッド・アコースティック方式を採用し、DLCダイナミックドライバーと4つの専用平面ユニットを内蔵することで、すべての周波数帯域をカバーし、豊かでコクのあるサウンドを再現します。

モデル:EH904
ドライバー:7mmφダイナミックドライバーx1、平面駆動ユニットx4
周波数範囲:20Hz~40kHz
インピーダンス:32Ω
感度:105dB
定格出力:5mW
※詳細はメーカーホームページをご覧ください



【開封】
箱は少し大きめ、3.3㎜シングルエンドのケーブルが付いていますが使用しません。さすが1MOREの製品、可もなく不可もなくシンプルで良好です。内箱がベージュ色でセンスを感じます。実はこの製品Amazonの訳あり商品です。多分箱潰れのアウトレットでしょう。当時、もう商品が全然なくて速攻で買いました。中身が問題なければ良いのです。



普通に買った商品が傷物の場合は絶対に許しませんが、
今回は傷物と分かって買うので中身が問題なければすべてOKです

ベージュの配色がお洒落です
構造の説明等もお洒落です
非常にシンプルで小さいです。筐体はプラスチックでしょうが質感は良いです。
これで本当に平面駆動ドライバーが4つも入っているのでしょうか?
フィルターもシッカリしており目が細かいです。高級感もあります。
コネクタはMMCX
RN T2 Pro  MMCX ケーブルに交換します
 16芯OFC銀メッキ線 イヤモニ バランスケーブル
AZLA SednaEarfit MAX [ Lサイズ2ペア] に交換
p50はノズルが少し短いので私の耳には(L)サイズがベストマッチ

エージング後、低音が膨らみ過ぎる様になったので(ML)サイズに変更
(ML)サイズにすると若干遮音性は多少下がりますが、耳への圧迫も減り、抜け感・低音の切れ・高音域伸びがアップします。penta driver p50は重低音は出ませんので、今回は低音~超高音までのバランスを重視します。
完成です




【エージングする】

※最近はレビュー評価に際して、事前に少し聴いています。
全体的に輪郭がボケて見通しが悪く、左右への音場は適度ですが、奥行きはあまりありません。低音域~中音域は出ていますが少しボアついています。高音域は硬めですが耳に刺さる事はありません。
ダイナミック型ドライバーと平面駆動ドライバーとのバランスですが、上手くまとまっていると感じます。多分ですが、ダイナミック型ドライバーと平面駆動ドライバーでキッチリと再生周波数帯域を分けてはいないのではないでしょうか?ダイナミック型ドライバーは、ほぼフルレンジで低音~高音まで対応し、平面駆動ドライバーは中音域~超高音域までを受け持っているのではないでしょうか?そんな風に感じました。

特に平面駆動ドライバーはエージングに時間を要します。
少なくとも100時間のエージングを行います。個人的には200時間あたりが理想です。


エージングには、ミニPC「ミニpc N97 mini pc2023」とDACはUSB接続スティックタイプの「Astell&Kern AK HC2」を使用します。この組合せで100時間ほどボリュームを少し落として鳴らしっぱなしにします。
※実は「Astell&Kern AK HC2(Cirrus Logic社製DAC、CS43198[アンプ内蔵])」との相性も抜群でした。もう少し低音が欲しい所ですが切れも良く十分です。音場もあり特に中高音域の美しいこと!ファーっと広がる余韻も美しく、本当にシルキーで惚れ惚れします。




【評価の環境】

最近は個人的スタイルとして、専用のDAPを使いません、基本「完全ワイヤレスイヤホン」を接続する時と同じ環境にします。音楽もストリーミングもYouTubeも見る事のできる「スマートフォン」+「Bluetooth対応モバイルDACアンプ」+「有線イヤホン」の環境です。また、基本コーデックは「aptX Adaptive」としています。
※現状LDACは音切れが多いので不可


■プレイヤー:motorola razr 40 ULTRA

対応コーデック
コーデック サンプリング  ビットレート
SBC 48kHz/16bit         192kbps
AAC 48kHz/16bit         非公開
aptX 48kHz/16bit         384kbps
aptX HD 48kHz/24bit     576kbps
aptX Adaptive 48kHz/24bit     280kbps~420kbps可変
aptX Adaptive 96kHz/24bit     260kbps~640kbps可変
LDAC         96kHz/24bit     990kbps/660kbps/330kbps
aptX Lossless           44.1kHz/16bit     最大1200kbpsでビットレート可変
LC3 48kHz/32bit         16kbps – 320kbps
LC3(plus) 96kHz/24bit         16kbps – 320kbps


■オーディオアプリ:Neutron Music Player
設定等が複雑ですが、機能が多く音質が良いです。(WindowosPCでも使用)
※ノーマライゼーション(OFF)・イコライザー(OFF)に設定




■評価に使う楽曲
評価にはいつものようにYouTubeの「お洒落なミュージック」に掲載しているような楽曲を使います。音源データのサンプリングレートは(44.1kHz)(48kHz)(96kHz)(192kHz)のハイレゾがメインです。ファイル形式はFLAC又はAACです。





■DAC&アンプ①:FiiO(フィーオ) BTR7
DAC:ES9219C x2、アンプ:THX AAA-28
対応コーデック:LDAC:96kHz/24bi、aptX Adaptive:48kHz/24bit




■DAC&アンプ②:iFi Audio(アイファイオーディオ) xDSD Gryphon
DAC:バーブラウン製、アンプ:1000mW @ 32Ω
対応コーデック:LDAC:96kHz/24bi、aptX Adaptive:48kHz/24bit






【聴いてみる】

①FiiO(フィーオ) BTR7による評価

FiiO BTR7はスッキリとしたバランスの取れた音を出します。低音~高音域まで比較的フラットで力強い音質です。音場はさほど広くありません、奥行きも深くなくどちらかというと目の前で演奏が展開されます。イヤホンの個性をシッカリ生かしてくれるDCAアンプです。コンパクトで持ち運びにも優れてます。


それでは聴いてみます
良い意味で普通に良い音です。比較的音場の狭いFiiO BTR7ですが、広くなります。低音~高音域までも繋がりが良いので全体気にスッキリとした音質です。解像度は高く見通しも良いです。高音域はシルキーで空気感や余韻も出てきています。しかし、エージングでまだ変わる予感があります。低音と高音が前に出てくるので中音域が弱く感じます。いわゆるドンシャリに近い鳴り方です。

1MORE penta driver p50は平面駆動ドライバーx1と「とても癖のある音質」と身構えていたのですが、平面駆動ドライバー特有の癖は無く少し拍子抜けでした。ハイブリッド型にありがちな音域の段差は感じません、よく聴くと低音と高音の”音の質”の違いがあるくらいですが、気にはなりません。個人的にはもう少し低音が欲しいです。

高音:シルキーなスッキリとした高音。BA型の様なシャリシャリ感はありません。
中音:中音域の解像度は非常に高いです。女性ボーカルが特に美しいです。
低音:あまり深くなく比較的アッサリとした低音です。輪郭もマイルド。
音場:左右への余韻の伸びはありますが、適度な広さです。
奥行:比較的中間域に音がいます。あまり深さを感じませんが聴きやすいです。
音圧:シッカリとした音圧があります。ダイナミック型ドライバーを感じます。
抜け感:非常にクリアな抜け感です。
解像度:エージング後かなり良くなります。

「FiiO BTR7」は比較的スッキリアッサリした音なので、リスニングとしてはある意味面白味に欠ける所もあるのですが、「1MORE penta driver p50」は良い意味で、そのアッサリ間を底上げします。相性は良いです。

【相性評価】 ★★★★☆ 4.5



②iFi Audio(アイファイオーディオ) xDSD Gryphonによる評価

xDSD Gryphonはとにかく官能的な音を出します。「性能の良いDACと上質はPowerのあるアンプだとこんなに音が良くなるんだ」と肌で感じる事の出来る商品です。しかも音源はBluetooth接続で・・・。


それでは聴いてみます
毎回言ってますが、xDSD Gryphonの音はやっぱり凄いです。おおよその音質の感想は上記の「①FiiO(フィーオ) BTR7による評価」をベースとしていただいて良いです。
BTR7からアップする部分のみ記載します。

xDSD Gryphonにすると
●そこ時からのある音圧、低音・中音・高音が濃厚に立体的な音質になります。
●低音が奥から全体を包み、中高音は中央から広がります。
●低音が持ち上がります。特にダイナミックドライバーの低音量がアップします。
●中音が持ち上がります。よりボーカルが際立ちます。
●中音域がアップ!ダイナミックと平面駆動ドライバーのバランスが良いです。
●高音が良い意味でサポートに回ります。シルキーで美しい余韻を残します。
●切れのある濃厚なバスドラ、透き通るようなシンバルが心に響きます。
●音場は上下が少し広がります。特に高音が左右にファーっと音場が広がります。
●解像度が更に高くなった感じがします。濃厚ですが見通しは良くなります。
●楽曲によってはFiiO BTR7の時に見せたスッキリ感が暴力的に感じます。イイ!

【相性評価】 ★★★★★ 5.0



【やっぱりBluetoothだけではもったいないので】
良い音だという事は分かっているのですが、やはり確認してみます。
未だ現役で使っている「SHANLING(シャンリン) M6 Ver.21」「HiBy(ハイビー) R8SS」で聴いてみました。

SHANLING(シャンリン) M6 Ver.21による評価
「ESSのDACチップ:ES9038Q2M+オペアンプ:OPA2211」は、濃厚で繊細で乾いた切れの良い美しい音を出します。音圧もあって、解像度も高くて、とても見通しの良い音質は素晴らしいです。各楽器の細やかな演奏やクッキリとしたボーカルにはいつまでも耳を傾けていたくなります。音の粒が見えるようで「繊細なのに濃厚」そんな美しい音質が特徴です。

それでは聴いてみます
うわ~イイ!音場は広く、切れのある低音がシッカリと出ており、中音域も膨らみ、シルキーな高音域は更にシルキーになります。全ての音が立体的に美しく繊細にガンガン来ます。ボーカルの位置は大体目の前より一歩下がったあたりです。感覚的には「xDSD Gryphonの音」を少しアッサリ目にして、更に解像度を上げた感じです。この辺りはやはり無線のビットレートの壁が無い事を実感します。あんまり「SHANLING M6 Ver.21」の音を聴いていると、FiiO BTR7に戻れなくなりそうで怖いです。相性は抜群です。

【相性評価】 ★★★★★ 5.0



HiBy(ハイビー) R8SS
「旭化成エレクトロニクス製DAC:AKM AK4497 x 2、オペアンプ:OP02」アコースティックな楽曲からPC打ち込みの楽曲まで、オールラウンドに鳴ります。左右上下前後に広がり過ぎない適度な音場を造り、高音域が繊細に微かに拡散して行く様はステンレススティール筐体ならではと感じました。音圧もシッカリあり、特に切れの良い深い低音域、煌めくような高音域が美しいの一言です。スピード感も切れもありますが粗削りではなく洗練されています。

それでは聴いてみます
全体的に金属的な共鳴を得意とするR8SSです。音場は広く奥行きがあります。全体的に少し後ろの方で全ての音が鳴ります。サーと伸びて行く共鳴が美しいです。ただ、何でしょう、全体的に非常に美しい音なのですが、比較的フラットな鳴り方をします。低音もあまりなくpenta driver p50の特徴でもあるシルキーな高音域もサラリと流れます。
決して音が悪い訳では無くとても良いんですが、penta driver p50の特徴がパッとしません、ひょっとしたらR8SS自体が全体的にキラキラ&シルキーな音を出すので、あまりにも馴染み過ぎているのかもしれません。
逆に言うと長時間聴いても疲れない美しさがあります。相性は良いんですが、ドンシャリ好きの人には向かないかもしれません。個人的には想像と違う結果でした。もっとガンガン来るかと思ったのですが。

【相性評価】 ★★★★☆ 4.0






総括】
ハイブリッド型(ダイナミック型+BA型)にありがちな音の段差もなく、いたって癖のない音質です。一般的に平面駆動ドライバーは音に歪みが無いので、低音~高音までフラットな音を出します。個人的には「面白みに欠ける音」だと思っているのですが、本製品は全くそんな感じを受けません。
ダイナミック型ドライバーが良い仕事をしていると思います。多分ですがこのダイナミック型ドライバーは重低音・低音寄りのチューニングではなく、低音~中音(高音寄り)域までをカバーしているのではと感じます。4つの平面駆動ドライバーは中音域から超高音域までを細分化しダイナミック型ドライバーの上でバランスよく融合するように鳴っているように感じます。ひょっとするとネットワーク回路を持たず、音の帯域の割り振りをドライバーの周波数特性のみに預けているのかもしれません。本当に段付きのない自然な鳴り方です。これは変態イヤホンではなくナチュラルなイヤホンと呼べるでしょう!アコースティック~EDM・PC打込の楽曲まで、オールラウンドに鳴らせるイヤホンです。

約200時間のエージング後更に全体的に見通しが良くなりました。更に解像度が高くなった感じです。低音は更にズシッと重くなり切れも良くなってます。また、エージングを重ねていくとスピード感もありながら、音質は非常に柔らかくなり聴き心地が良いのです。個人的に「平面駆動ドライバーの音質は少し硬め」と言うイメージがあったのですが、少し驚きました。高音域の音質はバランスドアーマチュア(BA)に似ていますが、雑味が無く非常にクッキリそしてシルキーです。

(最後に)
完全ワイヤレスイヤホンですが、現在同じ「ダイナミックドライバー+平面駆動ドライバー」の構成を持つAVIOT(アビオット)TE-Z1PNKを所有しています。チューニングが全然違うので一概には言えないのですが、ダイナミックドライバーと平面駆動ドライバーの組み合わせは非常に優秀と感じます。また、Kiwi Ears Quintet(キーウィ イアーズ クインテット)を見ると平面駆動ドライバーとBA型ドライバーの共存というのも「今後普通になるのかな?」と感じました。「それぞれの担当パートをどうするか」とか、諸々チューニングが難しいと思いますが・・今後の楽しみでもあります。

※ウレタン系とシリコン系のイヤーピースの違いだけでも音質はガラリと変わってしまいます。内容はあくまでも個人的な環境下での考えですのでご了承ください。参考程度にお読みいただければ幸いです。