2022年4月1日金曜日

SENNHEISER(ゼンハイザー)の「aptX LL対応オーディオトランスミッターBT T100」と「aptX Adaptive対応の完全ワイヤレスイヤホンCX Plus True Wireless」を低遅延でBluetooth接続し、NetflixやYouTubeを良い音で楽しむ!


aptX-LL(Low Latency)+ aptX Adaptive
SENNHEISER BT T100 + CX Plus True Wireless


かれこれ10年ほど前になりますが【大画面テレビ「イヤフォンで聴くと音がショボイ」とお嘆きの方にお勧めのヘッドホンアンプ[FOSTEX HP-A3]と[DENON DA-300USBS]】と題しブログを書いたことがあります。
現在でもヘットホンアンプ[FOSTEX HP-A3]から延長コードで有線イヤホンを伸ばし、夜間などNetflixやYouTubeを楽しんでいます。しかし、時代は「完全ワイヤレスイヤホン!」そろそろアップデートを行いたいと思います。ただし、今の資産も生かしながらコスト控えめで構築したいと思います。


【完全ワイヤレスイヤホンで低遅延の音を楽しむには】

■コーデック
低遅延で音をBluetooth送信するためのコーデック「aptX LL
」又は「aptX Adaptive」に対応した送信機と受信機が必須条件となります。

※「aptX LL」:CD音源と同等の音質を保ちつつ、より低遅延を実現したコーデック。(低遅延は40ms未満を目安)
※「
aptX Adaptive」:aptX Adaptiveは高音質のaptX HDや低遅延のaptX LLなどを統一化したコーデックとして登場。(低遅延は50~80msが目安)
aptX Adaptive」はaptX LL」よりも遅延が少し多いです。しかし、人間の脳は100ms(0.10秒)以下の遅延は感じにくいと言われているので、大きな問題ではないと感じます。


■送信機

低遅延で音をBluetooth送信できるトランスミッター

「ゼンハイザー Bluetoothオーディオトランスミッター BT T100」をチョイスしました。「コーデック(SBC・ aptX・aptX LL)、Bluetooth V4.2」と規格的には少し古いですが、価格が安くゼンハイザーと言う事で安心です。


■受信機
低遅延で音をBluetooth受信できる完全ワイヤレスイヤホン

「ゼンハイザー 完全ワイヤレスイヤホン CX Plus True Wireless」をチョイスしました。「コーデック(SBC・AAC・ aptX・aptX Adapative)、Bluetooth V5.2」と規格的には新しいです。aptX Adapativeのハイレゾ高音質モードが(96kHz/24bit)まで対応するのかは不明ですが、(48kHz/24bit)は間違いありません。aptX Adaptiveは低遅延モード~高音質モードは自動で可変します。

※今回、「aptX LL(低遅延は40ms未満)」と「aptX Adaptive(低遅延は50~80ms未満)」の組み合わせになります。基本的に遅い方にスピードが合うので、今回の組み合わせでは(低遅延は50~80ms未満)と言う事になると思われます。



【「BT T100 ブラック」&「CX Plus True Wireless ホワイト」】

商品が到着しました。価格もまずます安いので仕方ないですが、両製品少しチープに感じます。性能に期待です!ただ、ちょと残念なのは、BT T100の周波数帯域は「20Hz-20kHz」、CX Plus True Wirelessの周波数帯域は「5Hz-21kHz」なので共にハイレゾ対応ではありません。




■Bluetoothオーディオトランスミッター BT T100
インターフェースは右から、「USB-Cの電源」「光デジタル入力」「切り替え」「3.5mmアナログ入力」と言った感じです。フロントにはボタンが一つ、電源のON/OFFやBluetoothのペアリングや解除などに使います。


★AmazonSennheiser BT T100
ゼンハイザー Bluetoothオーディオトランスミッター BT T100 ブラック 508258【国内正規品】


(仕様)
色:black
寸法:93 x 93 x 27 mm (approx.)
Bluetooth バージョン:Version 4.2, class 1
対応プロファイル:A2DP
接続ケーブル:optical cable/analog 3.5mm cable/USB power cable
動作環境:0-40°C (32-104°F)
RF 出力電力:10 mW (max)
チャンネル数:79
入力電圧範囲:5V
周波数帯:ISM 2.4GHz Band
周波数帯域:2.4GHz~2.4835GHz
RF 感度:-80dBm (BR, Max)
転送周波数:2402 to 2480 MHz
ケーブルなしの重量:85g
接続:analog or digital
コーデック:SBC, aptX,aptX LL
音声の周波数特性:20Hz-20kHz
変調方式:GFSK, π/4 DQPSK, 8 DPSK
Maximum number of connected receivers:2
★詳しくはメーカーホームページをご覧ください。(マニュアル



■完全ワイヤレスイヤホン CX Plus True Wireless
ケースは少しチープ。イヤホン本体の質感は悪くありません。ただ、本体を取り出すときに乾燥体質の私の指では滑りやすいです。あと、マイクの  の穴が顔に見えてきて可愛いです(笑

★AmazonSennheiser CX Plus True Wireless



(仕様)
寸法:イヤフォン2個 + ケース: 59 x 33.8 x 42.3 mm (2.3 x 1.3 x 1.6 in)
本体重量:47g(イヤフォン2個 + ケース) 6g(イヤフォン1個) 35g(ケース)
周波数特性(マイク):100 Hz ~ 10 kHz
マイクロホン:2 mic ビームフォーミング・アレイ (合計4 mics)
電源:5 V⎓ 600 mA max
スピーカー形式:7mmダイナミックドライバー
USB規格:USB-C
ノイズキャンセレーション:アクティブノイズキャンセリング
パッケージ寸法:170 × 130 × 47 mm
イヤカップ形状:インイヤー、密閉型
充電時間:1.5時間(フルチャージ)/ 10分(1時間動作)
充電池仕様:ビルトインリチウムイオンバッテリー
Bluetooth:Bluetooth 5.2対応 + Class 1(10mW)
Bass Boost:Smart Control Appでの設定
動作時間:イヤフォン本体:最大8時間 / ケース併用で最大24時間
アプリサポート:Smart Control App ( iOS™ 、Android™)
対応プロファイル:A2DP, AVRCP, HFP
コーデック:SBC, AAC, aptX, aptX Adapative
イコライザー:Smart Control App でのEQプリセット
周波数帯域:5 hz ~ 21,000 Hz
製品保証:2年間
★詳しくはメーカーホームページをご覧ください。(マニュアル







【イヤーチップ SpinFit スピンフィット

イヤーチップには最近の私の定番、「医療用シリコンを採用したSpinFit」を装着します。CP360のLサイズが私の耳にジャストフィットでした。首振りヘッドが耳の穴の形状に合いシッカリと密閉します。イヤーチップのサイズが合えば、低音がアップし高音域も綺麗になります。また、SpinFitは長時間使用しても耳が痒くならないのでありがたいです。

SpinFit スピンフィット CP360 完全ワイヤレスイヤホン向けイヤーピース 医療用シリコンを採用 (XL/Lサイズ各1ペア)








【セッティングする】

さて、それではセッティングします。検討の結果、光入力ではなく3.5mmアナログ入力にします。(ヘットホンアンプ[FOSTEX HP-A3]➡延長コード➡有線イヤホン)の構成を一切変更することが無いからです。延長コードを抜き、両端3.5mmのケーブルで[FOSTEX HP-A3]と[BT T100]を接続します。入力切替スイッチは3.5mm側にスライドさせます。






【ペアリングする】

「CX Plus True Wireless」の両ヘッドをアナウンスが流れるまで同時に長押してペアリングモードに、「BT T100」の電源ボタンを4秒ほど長押してペアリングモードにします。しばらくするとペアリングします。「Power on connect volume Max」というアナウンスが流れます。
※上手くいかなかったときは電源ボタンを10秒以上長押しし、ペアリング機器の全解除をします。再度ペアリングを行ってみます。液晶画面も何もないので本当に手探り接続です(笑。 ちょっと慣れが必要かもしれません。

一度ペアリングすると以降は「BT T100」の電源が入っていれば、
好きな時に「CX Plus True Wireless」をケースから取り出せはすぐに接続されます。
「赤ランプ」ペアリングの待ち受け状態
「青ランプ」ペアリング完了状態

Bluetoothのバージョンですが、BT T100は(Version 4.2)、CX Plus True Wirelessは(Version 5.2)とバージョンの違いに不安もあったのですが、ペアリングのレスポンスなどには問題はないようです。

ただ、トランスミッター BT T100の置き場所によってはノイズが出ます。どこからノイズを拾っているのかは定かではありませんが、3.5mmアナログ接続の為、多少は仕方ないと考えます。




【音を聞いてみる】

ペアリングしてしまうと、出来ることはあまりありません。コーデックの指定も切り替えも一切できません。出来るのはボリュームの調整くらいです。イヤホン側のボリュームは中間位にしておいて、後はアンプのボリュームで調整します。(右を長押しするとボリューム+)(左を長押しすると -)となります。

予想以上に良い音です。全体的にスッキリとした音で、クリアで見通しの良い音質です。トランスミッターの「周波数特性:20Hz-20kHz」、イヤホンの「周波数帯域:5 hz ~ 21,000 Hz」と言う事で、特に中音域が優秀で音声(話し声や歌声)が聞き取りやすくテレビの視聴にはベストマッチしています。
低音域~高音域までフラットに、そして迫力のある美しい音質です。特にギターの音や女性ボーカルが綺麗です。YouTubeでミュージックビデオを本気で楽しめます。
メディアプレーヤーには
Fire TV Stick 4K Maxを利用

(高音)クリアで非常に抜けが良いです。耳にも刺さりません。
(中音)中音域の表現力はすばらしく、声が非常に聞き取りやすいです。
(低音)十分に迫力があります。
(音場)意外とあります。隅の方で人が話している感じも良く出ています。
(深さ)奥行きもあります。
(音圧)かなりあります。有線イヤホンよりむしろあります。
(解像度)解像度は高く、音源が良ければそれなりによく聴こえます。

(遅延)
日本語の喋りを見ると、気持ち遅れている気もしますが、気になりません。吹替映画なら全く感じません。ほぼ無いと言っていいと思います。

(ノイズ)
トランスミッター BT T100の置き場所によってはノイズが発生しました
。場所の位置を色々変えるとノイズの出方もかなり変わりました。ただ、ノイズが徐々に気になりだしたので後日ノイズ対策を色々検討してみようと思います

(電波干渉)
電子レンジにたまに反応します。あとは両耳を手でふさぐとバッサリ切れます。BT T100とCX Plus True Wirelessの組み合わせは、特に人間の水分に弱いようです。なるべく自分の体を電波の壁にしない方が良いです。

※3.5mmアナログ接続における評価です。光接続の場合には内容は少し変わると思います。また光接続をする機会があったら追記します。




【CX Plus True Wirelessをスマートフォンとペアリング】

Xiaomi Mi 11 Lite 5Gスマートフォンとペアリングして音楽を聴いてみました。aptX Adaptive(48kHz/24bit)で接続された音質は全体的に抜けが良く軽快で解像度も高く細部にわたるまで高精度な表現をします。周波数帯域が5Hz ~ 21,000 Hzなので低音域寄りの音かと思ったのですが、どちらかと言うと中音域がしっかりしている印象を受けました。もちろんノイズは皆無です。

ハイレゾ対応ドンシャリ・リスニング系の「SONY WF-1000XM4」「AVIOT TE-BD21j-ltd」「Anker Soundcore Liberty 3 Pro」と比べるとCX Plus True Wirelessはフラットで精度の高いモニターライクのイヤホンに思えてきます。
個人的にはドンシャリ系が好きなのでCX Plus True Wirelessは少し物足りなく感じます。ただ、映画やドラマを楽しむときにはベストマッチするのです。




【ノイズ対策

「オーディオトランシーバー:BT T100」と「ヘットホンアンプ:FOSTEX HP-A3」とのアナログ接続周りに目を向け、3.5㎜オーディオケーブルとUSB-Cの電源ケーブルに対策をします。3.5㎜ケーブルは「HiFiケーブル」に交換、USB-Cの電源ケーブルには「ノイズフィルター」を装着します。

★AmazonMAVEEK フェライトコア ノイズフィルター
ノイズフィルター、MAVEEK フェライトコア パッチンコア ヒンジ式 シールド効果 電源線 高周波 ノイズ除去 ブラック 内径Φ5mm 12個セット

★AmazonUGREEN オーディオケーブル 3.5mm オスオス
UGREEN オーディオケーブル ステレオミニプラグコード 3.5mm AUXケーブル オス-オス ステレオプロフェッショナル HiFiケーブル ナイロン編組み 金メッキコネクタ 1m

■装着
ノイズ対策品を購入し接続してみました。「若干のノイズがあるかも?」と言う程度までノイズが無くなりました。主にUSB-Cの電源ケーブルからのノイズが酷かったようです。また、3.5㎜オーディオケーブル交換による効果もありました。よりクリアに音質が少しアップしました。これなら憂鬱なノイズを気にせず音楽や映画に没頭できます。


強いシールド機能で音質損失を最小限になり、干渉信号を効果的に防止出来ます。

フェライトコアの高周波吸収特性が効いて高周波ノイズが除去されます

フェライトコアをUSB-Cのケーブルに3個付けました
 「オーディオトランシーバー:BT T100」と
「ヘットホンアンプ:FOSTEX HP-A3」接続








【総括】

個人的には、FOSTEXアンプに3.5㎜アナログ接続したのも大正解だったと感じています。CX Plus True Wireless自体のボリュームだけではすぐ上限が来てしまいますが、
FOSTEXのアンプを利用すると質感がUPし余裕をもってゲインを可変的に変更できるイメージです。ボリュームを少々上げても音が割れたりすることもありません。BT T100との相性もあると思いますが、もし、TV用にアンプをお持ちの方は3.5㎜アナログ接続も試してみて頂ければと思います。
また、トランスミッターとレシーバーイヤホンを全てゼンハイザーに統一したのも無線環境の安定と低遅延音質に一役買っている気がしています。コストパフォーマンスも良く大満足の結果になりました。NetflixやYouTubeで映画やドラマやミュージックビデオを部屋のどこにいても迫力の高音質で鑑賞出来るようになりました。

最後に、オーディオトランスミッター「BT T100」の対応周波数特性は20Hz-20kHzでハイレゾ音源を飛ばせるわけではありません。なのでワイヤレスイヤホンは「aptX LL又はaptX Adaptive対応」でハイレゾ音源対応以外の製品を探せばよいことになり、金額もピンキリで選択の範囲は広がると思います。ただ、それでも後悔をしない為に良い音のワイヤレスイヤホンをお勧めします。


とても残念なお知らせ
トランスミッターBT T100が壊れました。突然赤ランプが点滅し始め音が途切れ途切れになり出しました。リセットして再ペアリングを何回も行いましたが、症状は改善しません。無線ルーターの干渉も疑い近くのルーターの電源を切っても同じでした。しかたなくZENNHEIZERのサポートに色々確認したら、「故障だと思われます。Amazonで購入され30日以内であれば返品してください」との事でした。30日まであと4日あったので、イヤホンと共に返品しました。非常に残念な結果でした。
ただ、この組み合わせで「テレビを遅延のない無線環境で、良い音で楽しむ」のコンセプトには間違いはありませんので、しばらく様子をみて、aptX Adaptive対応の最新トランスミッターが出るのを待つことにしました。

とは言え寂しいので、何かないかと押し入れをゴソゴソしていたら、以前購入していたBluetoothトランスミッターが出てきました。当時はまともなワイヤレスイヤホンを持っていなかったので相性も悪く遅延が酷くて一瞬で使わなくなった商品でした。説明書を見てみてら、なんと、AptX-LL対応でした(笑


※内容はあくまでも個人的な考えですのでご了承ください。
 参考程度にお読みいただければ幸いです。

2022年1月29日土曜日

Anker Soundcore Liberty 3 Pro ハイレゾ対応・LDAC対応・ハイブリッド型の完全ワイヤレスイヤホンを試す。レビュー評価してみます。

「Anker Soundcore Liberty 3 Pro」を購入しました

「Soundcore Liberty 3 Pro(LDAC対応)」はハイレゾ対応の完全ワイヤレスイヤホン「SONY WF-1000XM4(LDAC対応)」「AVIOT TE-BD21j-ltd(aptX Adaptive対応)」に続く三機種目となります。
完全ワイヤレスイヤホンはWF-1000XM4以降、音質が飛躍的にアップしたように思います!有線イヤホンでなくても満足できるレベルになってきました。Ankerの製品は急速充電器しか知りませんのでどんな音質なのか楽しみです。


★AmazonAnker Soundcore Liberty 3 Pro

(仕様)
・色:ミッドナイトブラック
・メーカー:アンカー・ジャパン(株)・
・ドライバー(ハイブリッド型)
 10.6mmダイナミックドライバー x1
 バランスドアーマチュアドライバー x1
・Bluetoothバージョン:5.2
・オーディオコーデック:SBC、AAC、LDAC
・最長再生時間(通常):イヤホン単体8時間、ケース込み32時間
・最長再生時間(ANC):イヤホン単体6時間、ケース込み24時間
・ボタン:タッチパネル
・ノイズキャンセリング機能:対応
・自動着脱検知機能:対応
・マルチポイント接続:対応
・防水等級:IPX4
・ワイヤレス充電:対応(ケースのみ)
・付属品
 充電&収納ケース、イヤーチップ4サイズ、説明書
 イヤーウイング4サイズ、USB-C to USB-A充電ケーブル
※詳しくはメーカーホームページをご覧ください。



■開封
当たり障りのないデザインだと思います。質感はマズマズです。












■イヤーチップ
愛用の「医療用シリコンを採用したSpinFit スピンフィット CP360」に交換しました。わたしの耳にはLサイズがジャストでした。スピンフィットは低音も高音も文句なしに良くなります。また、耳が痒くならない優れものなのです。


SpinFit スピンフィット CP360 完全ワイヤレスイヤホン向けイヤーピース 医療用シリコンを採用 (XL/Lサイズ各1ペア)






標準でセットされているイヤーウィングだと耳に密着しないので、一番小さいイヤーウィングに交換しました。結果耳の奥までイヤーチップがシッカリ入り、密閉度が増しました。装着時も安定し、低音もシッカリ出だしました。
「ノイズキャンセリング」及び「外音取り込みモード」の場合後ろのマイクの部分に髪の毛が当たるとタッチノイズが出て気になります。「標準」にしておけばあまり気になりません。



■ケースはスライド式
軽くイヤホンも取り出しやすいです。蓋をスライドさせてあけるとイヤーチップの辺りが点滅しスマホと接続されます。ちょっとカッコいいです。









■ワイヤレス充電対応
ケースはワイヤレス充電に対応しています。


Google Pixel Stand (第 2 世代)でも充電出来ました。




■少し調子が悪い

ケース内の接点とイヤホン(R)が時々接触不良を起こし気味です。個体差があるとおもいますが、私のはよく認識しなくなります。
ケースにイヤホンを閉って蓋を締めても片方が接続したままだったりすることが良くありました。この状態だと電話が掛かってきてもスマホ本体が鳴ることもなく、全く気が付きません。そして、イヤホンは充電されないのでバッテリーが空になります。
Ankerカスタマーサポートに相談したところ、不具合や設定の相談に乗っていただけました。色々チェックした結果、不良という事で商品の交換をしてもらうことになりました。交換品が二日後にAmazonから到着しました。不良品は後日送られてきた「レターパック」にイヤホン本体と付属品のみを送り返しました。
現在、接触不良もなく快適に使えています。音質も良い気がします。Ankerカスタマーサポートの対応は素晴らしく良かったです。サポートが良いと安心です。





■評価に使う楽曲
評価にはいつものようにYouTubeの「お洒落なミュージック」に掲載しているような楽曲を使います。音源データのサンプリングレートは(44.1kHz)(48kHz)(96kHz)(192kHz)のハイレゾがメインです。ファイル形式はFLACです。

■オーディオプレイヤー
プレイヤーは「Neutron Music Player」を使用します。操作は難しいですが、機能も多く音質も良いです。







■聴いてみます。

(1時間程度エージング済み)
第一印象はダイナミック型ドライバー x1、BA型ドライバーx1の2ドライバー構成でスッキリと力強い音が出ます。低音~中音域をダイナミック型ドライバーが受け持ち、高音域をBA型ドライバーが受け持っている印象を受けました。ボーカルの聴きとり易さは手持ちの完全ワイヤレスイヤホン中No1に感じます。全体的に音質は硬めに感じます。
現段階、BA型ドライバーの高音域が良く出ていますが、BA特有の金属的サ行が耳に刺さり気味です。低音域はよく出てますが輪郭がボケています。レスポンスやアタック力が強く楽曲によっては疲れる場合もありました。厳しい言葉で言うなら「音が雑」ただ、ポテンシャルは高そうなので30~100時間くらいエージングで音が変わると思っています。
「BA型ドライバーのエッジ取れ、刺さらない繊細な高音域が出る」「ダイナミック型ドライバーが馴染んで、ハッキリとした輪郭と豊かな低音域」「ダイナミック型ドライバーとBA型ドライバーのバランスも良くなる」に変化するのではと期待してます。

高音:スッキリした高音域です。多少耳に刺さります。
中音:ボーカルの出方は非常に良いです。一歩前に出てます。
低音:良く出てますが音が硬いです。
音場:程よくあります。狭いとは感じません。
深さ:音の深さはあまりありません。
音圧:あります。切れ味&パワーあり!
解像度:高いですが見通しが良くない。



(30時間程度エージング済み)
BA型ドライバーの高音域の刺さりが取れてきました。ダイナミックドライバーも低音が出るようになってきました。そろそろ本領発揮です。

高音:力強いスッキリした高音域です。多少耳に刺さります。
中音:ボーカルの出方は非常に良いです。一歩前に出てます。
低音:切れの良い低音が出ます。
音場:程よくあります。各楽器の位置も良く分かります。
深さ:少し深さを感じます。
音圧:あります。切れ味&パワーあり!
解像度:高いです。見通し抜け感がかなり出て気ました。

※特定の高音域で時折”刺さり”を感じます。
相当長くエージングが必要と感じます。


(50時間以上エージング済み)
BA型ドライバーもダイナミック型ドライバーもかなり馴染んできたようです。高音域の刺さりも無くなり、豊な低音と抜けるようなクリアな高音域が出始めました。全体的に力強くも柔らかい澄んだ音質になってきました。また、長時間聴いても疲れません。購入時当初あった耳刺さりや、音の雑味などはエージングかなり改善されてゆきます。

高音:クリアで抜けるような高音域。
中音:中音域は更に見通しが良くなり、解像度の高さを感じます。
低音:迫力・切れ満足の低音です。
音場:程よくあります。
深さ:程よくあります。
音圧:しっかりあります。
解像度:解像度も少し上がった感じです。



■ハイレゾ対応の完全ワイヤレスイヤホン3機種を比較します。
評価は(48kHz)(96kHz)(192kHz)のハイレゾ音源を使用
性能比較 TE-BD21j-ltd Soundcore
 Liberty 3 Pro
WF-1000XM4



イヤホン
取り出し
✕ 出しにくい
 出しやすい
 出しやすい
ドライバ 8 mm ダイナミックx1
バランスドアーマチュアx2(Knowles社製ユニット)
10.6mmダイナミックx1
バランスドアーマチュアx1(Knowles社製ユニット)
6 mm ダイナミックx1
Bluetooth Bluetooth Ver.5.2 Bluetooth Ver.5.2 Bluetooth Ver.5.2
コーデック SBC,AAC,aptX
aptX Adaptive
SBC, AAC
LDAC
SBC, AAC
LDAC
ホワイトノイズ なし なし なし
電波干渉
時の挙動
ビットレートが可変する。音は途切れず音質を落とす。少し干渉を受けやすい。 挙動は1000XM4と同じですが、少し干渉を受ける気がします。 音が「ブッ」っと切れる。後に音質は変動せず再生に戻る。干渉は少ない。
ノイズ
キャンセリング
なし
イヤーチップが合えばノイキャンが無くても外音はシッカリかッとされます。また、ノイキャンが無い分逆に音質は自然に感じる。
あり
効果はマイルドです。気になるのは首を振ったりしたとき髪の毛が当たる音や、首がポキポキいう音が聞こえて気になる(笑
あり
効果が安定しており音質に影響なくよく効く。流石SONYです。
マルチポイント
2つの端末に同時接続
ありあり(使用するとLDACは使えない) あり(LDACでマルチポイントが使える)
※2022冬にアップデートで対応
タッチスイッチ
の操作性
良い
2タップなどで曲送りなど普通に出来る
普通
上手く操作できない事がある
普通
2タップなどで曲送りなど普通に出来る
周波数特性 不明
aptX Adaptive接続時は多分20Hz-40,000Hzくらいではないでしょうか?
不明
音を聴く限りは20Hz-40,000Hz
と思われる
・20Hz-20,000Hz
(44.1kHz sampling)
・ 20Hz-40,000Hz
(LDAC 96kHz sampling 990kbps)
DAC・アンプ 不明 不明 統合プロセッサーV1
Qiワイヤレス充電 未対応 対応 対応
フィット感 コンパクトで軽く装着が決まると非常に安定する。ただ、1000XM4よりも落下が不安 ラバーのガイドで安定させる仕組み。個人的にはあまり会わない。 コンパクトで耳の中に貼り付くように収まる装着感は良い。落下の不安は意外とない
イヤーチップ 医療用シリコンを採用したSpinFit スピンフィット CP100+
個人的にジャストフィット!低音~高音まで良く出る。
医療用シリコンを採用したSpinFit スピンフィット CP360
個人的にジャストフィット!低音~高音まで良く出る。
医療用シリコンを採用したSpinFit スピンフィット CP360
個人的にジャストフィット!低音~高音まで良く出る。
高音質時の
バッテリー
(ノイキャンなし)
最⼤9.5時間
 (イヤホン本体のみ)
 最⼤45時間
 (充電ケース使⽤時)
最⼤4時間
 (イヤホン本体のみ)
 最⼤16時間
 (充電ケース使⽤時)
最⼤12時間
 (イヤホン本体のみ)
 最⼤36時間
 (充電ケース使⽤時)
防滴仕様 IPX4 IPX4 IPX4
重量
約5.7 g x2 約7.5 g x2 約5.3 g x2
メーカー通販価格
あくまでも参考価格
¥17,820- ¥19,800- ¥33,000-
音質比較
音場 シッカリと左右に楽器は配置、中央にボーカルがいます。奥行きはあまりない。
aptX Adaptive(96kHz/24bit)接続時は音場は少し広がります。
広くはありませんが特に狭いとも感じません。各楽器の位置も分かりやすい。ボーカルは中央に位置している。 左右・上下・奥行ともに程よい。ボーカルは中心に集まる。
音圧 十分な音圧です。個人的にはもう少しあっても良い! 流石10.6mmダイナミック。音圧は3機種中一番いいです。 聴きごたえのある音圧です。6㎜とは思えない音圧です。
解像度 非常に高いです。繊細な小さな音まで聴こえます。 解像度は高いです。エージングによりかなり繊細に。 非常に高く濃厚。ワイヤレスイヤホンとは思えない。
クリア感 クリア感5
細分化された2つのBA型ドライバーのおかげで柔らかく繊細。
クリア感5
1つのBA型ドライバーが加わり少し硬めのスッキリとした空間。
クリア感3
BA型ドライバー無しと言う事では頑張っているが、比べてしまうと残念。
高音 高音~超高音域用のBA型x1、キラキラした超高音が魅力。繊細で見通しの良い高音域。 BA型x1で力強くスッキリした高音。繊細と言うより切れのある高音域。 非常によく出ていますが、抜け感がもう少し欲しい。
中音 中音~高音域用のBA型x1とダイナミックの中音域が上手くミックスしている感じです。見通しが良いがボーカルがもう少し強くても良い! スッキリと押しのある中音域です。ボーカるの言葉もシッカリ聴き取れます。3機種中ピカイチです! よく出ている。男女ボーカル共にシッカリと出ている。見通しも良い。
低音 多少マイルドですがシッカリとした低音が出ています。 深み・キレ・パンチのある豊かな低音が出ます。 切れの良い低音が出ます。心地よい圧のある低音です。
打楽器 バスドラからシンバルまで非常にバランスよく切れの良い音を出します。 スピード感があり切れ味も素晴らしいです。お腹に響きそうなバスドラが魅力。 切れも良く、ダイナミック型一発のドライバーらしくパワーを感じます。
ボーカル 全体的に美しいボーカルです。もう少し前に出ても良いかも。 男女共にクッキリと良くでています。少し前に出てきており聴きとりやすい。 男女共にシッカリとでています。少し前に出てきており聴きとりやすい。
電波干渉
時の挙動
電波干渉のある場所ではビットレートがダウンし音質がモノラルの様に悪くなります。10秒から30秒くらいで元に戻ります。 電波干渉のある場所では「ブッ」と音が途切れます。そして又良い音に戻ります。LDACは潔く音が切れ、そしてすぐ復旧します。 電波干渉のある場所では「ブッ」と音が途切れます。そして又良い音に戻ります。LDACは潔く音が切れ、そしてすぐ復旧します。
一押しポイント 繊細で美しいクリアな音質はピカイチ!
音圧やパワー感は右の2機種には及びませんがマルチドライブのチューニングは素晴らしいです。音質の美しさは秀逸です。イヤホン・ケース共に高級感があります。
低音~高音域まで破壊力抜群のパワー
低音と高音の両方を贅沢に味わい方にはお勧めです。また、中音域が優秀なのでボーカルもしっかり出ています。クリアで美しい音質のドンシャリイヤホンです。
完全ワイヤレスイヤホンのリファレンス
ハードウェア、ソフトウエア共に安定している。一つのドライバーで全体的なクリア感は無いものの濃厚な低音~高音域は見事。完全イヤホンを比較する時のリファレンス。
デメリットと感じる所 ケースからイヤホンが出しにくい。ビットレートの可変で音が揺れる。色々なスマホで使いたいのでLDACに早く対応してください。 バッテリの持ちが悪い。デザインが今一。ちょっと耐久性が気になる。個人的にイヤーウイングがいらない。 価格が高い。見合う技術がシッカリ投入されているのは分かりますが、もう5000円くらいは安い方が良い。
コメント トリプルドライーバーのハイブリッド型です。BAドライバーの数が増えていくとチューニングが難しくなるといわれていますが、非常にバランスよくチューニングされています。聴き疲れもせず何時までも音楽に耳を傾けたくなります。世界に通用するイヤホンと感じました。
エージングが進むと低音域が出始めるのでいい意味で少しドンシャリ系になってきます。
ダイナミックx1、BAx1の基本的なハイブリットです。個人的にはこの構成が一番ハイブリットらしさを出せると感じます。ダイナミックとBAのお互いの素材の良いところを出しやすいからです。個人的には迫力のあるドンシャリサウンドで好みです。最初、女性の声で”サ行”やシンバルが耳に刺さる事がありますがエージングで改善されます。 多少マイルドな高音域、低音域も切れ良く圧もあり音の輪郭や見通しも良いです。6㎜のダイナミックドライバでここまで圧のある良い音が出るとはすばらしいです。個人的には完全ワイヤレスイヤホンのハイレゾ・リファレンスと呼ぶにふさわしいと思います。
この先WF-1000XM5にバランスドアーマチュア型ドライバーが追加されたら最強になると思います。
総合評価 ★★★★★5.0 ★★★★★5.0 ★★★★★5.0
比較の結論 3機種中のNo1を決めようと思ったのですが、ドライバーの数とか同一条件ではないのでやめました。また、現在各カテゴリーで一機種づつしかもっていのでそれぞれのカテゴリーでNo1と言う事にしたいと思います。三種三様良い音です。
BD21j「ハイブリッド型(マルチ)」No1
3 Pro 「ハイブリッド型(シンプル)」No1
XM4  「ダイナミック型」No1

今回購入した「Anker Soundcore Liberty 3 Pro」は後からソフトウエアアップデートでLDACに対応します。LDACに対応すると音質は別物に変わります。バッテリーの持ちも別物に変わります(笑
また、30時間のエージングを超えたあたりから非常にクリアな音場に変わって来ました。クリア感では「AVIOT TE-BD21j-ltd」が群を抜いていたのですが、同等以上のクリア感になりました。

思うのはLDACはライセンスフリーでソフトウェアで対応できるコーデックです。なんとか「AVIOT TE-BD21j-ltd」もソフトウェアUpdateで対応してくれないかなと思います。ただ、LDACが動くときかなりCPUパワーを使うと聞いたことがあるので、再生時間はグッと短くなるでしょう!
あと、いつも気になるのは、SONYは別として残り二つの完全ワイヤレスイヤホンですが、DACやアンプってどこのメーカーでどんな仕様なんでしょうか?単純に知りたいです。





■LDAC同時2台接続、とりあえず試します

LDAC完全ワイヤレスイヤホンの「Anker Soundcore Liberty 3 Pro」と「WF-1000XM4」を同時に接続し両方から音が出るか試します。まず無理なのは分かっているのですが、一応検証しておきます。

両方接続は出来ますが(有効)にした方のみから音が出ます。同時に有効にすることは出来ません。以上。








【総括】
有線イヤホンの場合、ビットレートを圧縮する必要が無い為、音
の情報をそのままイヤホンに伝えます。ハイレゾの場合、今まで聴こえなかった音が聞こえて来ます。解像度の高さ、音質の高さ、音の遅延のなさ、音場・奥行・空気感など音空間の表現などワイヤレスにはまだまだ追いつけないのが現状です。


しかし、ハイレゾ対応の完全ワイヤレスイヤホンの登場で「完全ワイヤレスは音楽を聴くには全く物足りない」そういった概念が徐々に壊れてゆきます。高い解像度・迫力の低音・繊細な高音や音圧など十分に音楽に耳を傾ける事が出来ます。Anker Soundcore Liberty 3 Proも「WF-1000XM4」「TE-BD21j-ltd」に続き、そう思させてくれる完全ワイヤレスイヤホンです。

「バッテリーがあまり持たない」と言う部分を除けば価格的にも音質的にも魅力的でコストパフォーマンスは非常に高いと思います。基本的に、終日外出する場合はAnker Soundcore Liberty 3 Proだけでは不安です。LDACで大体4時間、電話で使用すると3~3.5時間程度しか持たないことがあります。なので必ず「WF-1000XM4」とセットでお出かけします(笑。

ダイナミック型ドライバーの切れの良い低音域とBA型ドライバーのクリアな高音域がシンプルに融合し、そこに中音域のボーカルがシッカリと存在します。音圧も十分にありメリハリのある聴きごたえのある音質です。ハイレゾ対応(LDAC)の完全ワイヤレスイヤホンをお探しの方は選択肢の一つに入れて良いと思います。

Ankerはオーディオ製品としては全くのノーマークでした。AVIOTもそうですが、完全ワイヤレスイヤホンの普及に伴い多方面のメーカーからの参入が増えてきたと思います。良い時代です。


※ウレタン系とシリコン系のイヤーピースの違いだけでも音質はガラリと変わってしまいます。内容はあくまでも個人的な環境下での考えですのでご了承ください。参考程度にお読みいただければ幸いです。