2021年3月8日月曜日

HIDIZS(ハイディズ)AP80 Pro Titanium Alloy(タイタニウム アロイ) 小さくて安いけど侮れないチタン合金ボディーのDAPです。レビュー評価してみました。

 

HIDIZS AP8 Pro Titanium Alloy Limited Edition

HIDIZSが、またしても私の心を鷲づかみにする限定商品を出しました。
AP80Pro CP Limited Edition(世界限定500台:純銅筐体)、AP80Pro Rose Gold Stainless Steel Limited Collector's Edition(世界限定688台:316Lステンレス筐体)に続く第三弾、AP80 Pro Titanium Alloy Limited Edition(世界限定399台:チタン合金筐体)です。魅力も価格もドンドン高くなります(笑

これら限定商品の基本性能はAP80Pro アルミニュウム筐体がベースになっており筐体以外は全て同じスペックです。つまり音の違いは単純に筐体の素材によるものになります。 さて今回のチタン合金ですが、個人的に未知の素材です。チタン素材の比重は鉄とアルミの中間で「軽くて硬く耐食性に優れている」と言う認識です。さて、一体このチタン合金はどんな音がするのでしょうか?AP80Pro(アルミ)の価格は倍します。期待も倍膨らみます。

★AmazonHidizs ストア


■AP80Proの主な特徴
・ESS社製DAC「ES9218P」をデュアルで搭載
・2.5mmバランス出力端子を搭載
・専用システム「HiBy OS」の最新版Hiby 3.0 OSを搭載
・好みのサウンドにカスタマイズできるMage Sound 8-Ball Tuning(MSEB)
・HiBy社製の専用FPGAチップ「HBC3000」搭載
・Bluetooth4.2
・aptX、LDACコーデックに加え、オリジナルのHiByUAT(192kHz、1.2Mbps)を利用可
・「HiBy Link」を使用してスマートホンからAP80Proをリモート操作可
・FMラジオ機能搭載
・2.45インチのタッチスクリーン搭載
・ボリュームには日本のALPS社製ボリュームを採用
・最大11時間の駆動時間(バッテリー容量850mA)
・Micro-SDカードスロットを搭載

■AP80Proの主な仕様
・CPU:Ingenic X1000
・DAC:ES9218Pデュアル
・FPGA:HBC3000
・ハウジング:アルミニウム合金
 (限定モデルAP80 Pro Titanium Alloyはチタン合金

・ディスプレイ:Samsung 社製2.45インチフルタッチスクリーン
・オペレーティングシステム:HiBy OS 3.0
・ボタン:サイドボタン
・ボリューム:日本ALPS社製ボリュームノブ
・Bluetooth:V4.2
・コーデック:aptX、LDAC、HiBy UAT
・インターフェイス:USB TypeC(USB2.0 /データ転送)
・電源アダプター:DC5V 2A
・電池:800mAh 3.7V リチウムポリマーバッテリー
・充電時間:約1時間
・使用可能時間:フォンアウト8~11時間
・出力:3.5mmステレオミニ、2.5mmバランス
・イコライザー:10バンドEQ(±12dB)、8 エフェクト+カスタムエフェクト
・マイクロSDカード最大サイズ:512GB
・ファームウェアのアップグレード:SDカード(FAT32システムのみ)
・質量:68g限定Titanium Alloyは約87g
・ロスレス形式のサポート:DSD64/128/256(".dsf", ".dff")、PCM384kHz/32bit(MAX)、FLAC、APE、WMA、WAV、ALAC
3.5 ステレオ出力 出力電力:70mW+70mW@32Ω
2.5 バランス出力 出力電力:190mW+190mW@32Ω

※詳しい仕様はメーカーホームページをご覧ください。


■開封
AP80Proシリーズの箱サイズはいずれも同じです。(文字のカラーはそれぞれ違う。)
本体はアルミより少し重いくらいで、とても軽いです。表面は硬くとても美しいです。背面の柄も高級感に溢れ安っぽさは全くありません。光のあたる角度を色々変えて何時までも眺めていたいです。







NO.255でした。世界に一つの255番です。




■メモリ
キングストンの microSD カード 128GBを購入しました。パソコンでフォーマット(exFAT)しAP80Pro Titanium Alloyのスロットにセットしました。問題なく使えています。




■ポートのカバー・キャップ
最近はTypeCのコネクタや、一切使用しない3.5㎜のイヤホンジャックにキャップをするのが趣味です。(笑

2セットに適用する FiiO M15S M11S M11 Plus LTD / M15 / M11 Pro / M9 に適用するShanling M8 / M6 / M6 Pro M5S に適用する iRiver に適用する iBasso MP3 DAP ポータブル HiFi プレーヤー ダスト プラグ 4.4MM 3.5MM 2.5MM Type C ジャック(2個入り)





■操作性
操作性はAP80Pro CPをご覧ください


■音を聴いてみる
色々なイヤホンで聴いてみます。
・AP80Pro Titanium Alloyの音質設定は全てデフォルトです。
・音源は全てFLACです。
・新品のDAPの場合、エージングは最低でも200時間はした方が良いと思います。


【楽曲】
YouTubeの「お洒落なミュージック」に集めているような曲を主に聴いて評価しました。


【イヤホン:AKG N30】

・イヤホンはAKG N30を使用します。
N30は私の手持ちのイヤホンの中では一番癖がありません。いい意味で普通です。低音域・中音域・高音域を非常にいいバランスで出してくれます。
(高域用)バランスド・アーマチュア・ドライバー×1
(中低域用)8mm径ダイナミック・ドライバー×1
(再生周波数帯域:20Hz ~ 40kHz) 
(インピータンス:32Ω 感度:86dB/mW ボリューム:45) 
・バランスケーブル:AKG CN120-2.5 イヤホンケーブル 2.5mm
4極/高純度6N-OFC導体/バランス ダークグレー AC-2.5M4-MMCX-1.2M
※実はN30で使える2.5㎜のバランスケーブルはこの純正品しかありません。
・イヤーチップはコンプライTsx-500
遮音性の高さと、豊かな低音を出してくれます。

【音場】
音場はシッカリと左右があります。奥行きの空間も適度にあります。高音域の音の余韻がスーッと伸びるので広がりを感じます。音場の左右の端の方に配置された楽器の音もシッカリと聴き取れます。ボーカルはシッカリと中心に位置しており、各楽器とほぼ同じ位置です。

【音圧】
ズシッと来る音圧を感じます。全体的にシッカリとした音圧です。N30はインピータンス高め、感度低め、と音量が少し取りにくいのですが生き生きと鳴っています。相性はいいです。

【音質】
ノイズは無く、解像度は高いです。シッカリとした音の輪郭・力強さ・音の切れ・ソリッド感・クリア感は素晴らしいです。特に深い低音と煌めく高音がきちんと表現されます。比較的N30が音がこもって聞こえるのですが、AP80 Pro Titanium Alloyは素晴らしくイヤホン自体がワンランクアップしたような感覚になります。アコースティック~EDMまでジャンルを選びません。とにかくパワフルに、切れ良くなります。ハイレゾ音源の場合は、更に脇役のような微かな演奏などもシッカリ聞こえます。

【相性】 ★★★★


【イヤホン:AKG N40】

・イヤホンはAKG N40を使用します。
ダイナミック型で低音域、BA型1基で中音域~高音域を受け持ちます。N30は低音・中音が気持ちいいですが、N40は中音域が少ない分、深い低音と煌めく高音域が特徴です。
(高域用)バランスド・アーマチュア・ドライバー×1
(中低域用)8mm径ダイナミック・ドライバー×1
(再生周波数帯域:10Hz ~ 40kHz) 
(インピータンス:20Ω 感度:109dB/mW ボリューム:55) 
・バランスケーブル:onso04
4.4mm/5極/6N+銀メッキ4Nハイブリッド/iect_04_bl4m_120
音場は程よく広く全体の音の芯が中央に集まり更に奥行きが出ています。
※4.4㎜のバランスケーブルなので2.5㎜変換が必要
・イヤーチップはコンプライTsx-500
遮音性の高さと、豊かな低音を出してくれます。
 
【音場】
音場は広めです。輪郭のハッキリした空間が広がります。すべての楽器の位置や音が拾えそうです。奥行きも少し感じます。ボーカルもシッカリ聴き取れます。

【音圧】
やはりN40はボリュームが取りにくいです。音圧は少し弱めですが、小さな音もキッチリ聴こえます。

【音質】
音の立ち上がりが素晴らしいです。解像度が高くシットリトした音なのにスピード感も在ります。N40の特徴の超高温のキラキラ感も更に美しいです。ただやはりもう少し低音が欲しいです。全体的な音の空気感は素晴らしいです。アルミでは出ない音の粒感を感じます。

【相性】 ★★★★


【イヤホン:AKG N5005】

・イヤホンはAKG N5005を使用します。
ダイナミック型で低音域、BA型4基で中音域~高音域を細分化する。帯域幅はハイレゾに対応するお手本の様な幅です。筐体はセラミック素材で、音場は広く、繊細でどこまでも澄んだ美しいサウンドを聴かせてくれます。ドンシャリタイプではなくカマボコタイプで、モニターとしてもリスニングとしても使えるとてもバランスのいいイヤホンです。
(中高域用)バランスド・アーマチュア・ドライバー×4
(中低域用)9.2mm径ダイナミック・ドライバー×1
(再生周波数帯域:10Hz ~ 40kHz) 
(インピータンス:18Ω 感度:99dB/mW ボリューム:55) 
・バランスケーブル:onso06
4.4mm/5極/高純度無酸素銅/iect_06_bl4m_120
音圧を上げ低音域を中心に濃厚な音になります。高音域はクールにスーッと伸びる音になります。
※4.4㎜のバランスケーブルなので2.5㎜変換が必要
・イヤーチップはコンプライTsx-500
遮音性の高さと、豊かな低音を出してくれます。
 
【音場】
左右真横の先の方で聴こえる微かな楽器の音があります。小さな音ですがきちんと認識できます。ちょとビックリしました。音場には奥行きもあり心地よいです。ボーカルは中心で少し前に聴こえます。

【音圧】
音圧は程よくあり、全体の音の厚みが豊かです。ボリュームは比較的取りやすく相性はいいです。

【音質】
激しくはないが濃厚な低音域、見通しの良い豊かな中音域、繊細でのびやかな高音域、N5005の特性を余すとこなく表現しています。更にクールで軽くソリッドな輪郭のある、柔らかそうで切れの良い音質はとても美しいです。何時までも聴いていたくなります。

【相性】 ★★★★★


【イヤホン:JVC HA-FW1500】

・イヤホンはJVC HA-FW1500を使用します。
口径11mm ウッドドームドライバーユニットx1で繊細にして迫力のサウンドを聴かせてくれます。周波数帯域は低音域から高音域までダントツの広さ。豊かな重低音と煌めく高音が魅力の心を揺さぶるリスニングイヤホンです。
(全域)11mm径ダイナミック・ドライバー×1
(再生周波数帯域:6Hz ~ 52kHz) 
(インピータンス:16Ω 感度:103dB/mW ボリューム:43) 
・バランスケーブル:onso05
5極/PCOCC+銀メッキ4N-OFCハイブリッド/iect_05_bl4m_120
※4.4㎜のバランスケーブルなので2.5㎜変換が必要
・イヤーチップはコンプライTx-400
遮音性の高さと、豊かな低音を出してくれます。

【音場】
比較的音場の狭い音場HA-FW1500ですが、意外にも広がりを感じます。楽曲によって各楽器は左右に広がります。ボーカルはシッカリと中心に位置しており、一歩前に出た来る感じです。

【音圧】
インピータンスも低く、感度が良いのでドーンと来ます。ズシッと来る音圧を感じます。全体的にシッカリとした音圧です。HA-FW1500はインピータンス低め、感度高め、と不用意に音量を上げると爆音になります。

【音質】
ウオーム感の強い音を出すWoodドライバーは、チタン合金によりひと皮むけた様な切れのある音になります。ドーンとくる重低音も引き締まり素晴らしいです。超高音域もシッカリ出ています。全体的にスピード感があり、良い意味でWoodらしさがありません。

【相性】 ★★★★


【イヤホン:RHA CL2 Planar(平面駆動型)】

・イヤホンはRHA CL2 Planarを使用します。
コンパクトな10mm平面磁気ドライバーが採用されています。低音域の周波数帯域はあまり広くなく、低音よりも高音寄りの帯域です。平面磁気ドライバーですが、もはや構造を想像できない世界です。ハウジングには非常に硬い二酸化ジルコニウムを使用しています。
(全域)10mm径平面磁気ドライバー×1
(再生周波数帯域:16Hz ~ 45kHz) 
(インピータンス:15Ω 感度:89dB/mW ボリューム:48) 
・バランスケーブル:onso05
5極/PCOCC+銀メッキ4N-OFCハイブリッド/iect_05_bl4m_120
※4.4㎜のバランスケーブルなので2.5㎜変換が必要
・イヤーチップはコンプライTx-400
遮音性の高さと、豊かな低音を出してくれます。

【音場】
音場はあまり広くありません。奥行きもあまりありません。各楽器は左右に広がりますが、演奏とボーカルの位置比較的近く全ての演奏が目の前に展開されます。

【音圧】
凄まじい音圧です。楽曲によってはドカンと来るのでボリュームは最初控え目にして調整。平面駆動ドライバーらしく一気にドンと立ち上がります。

【音質】
濃厚な重低音、クリアで澄んだ高音、パンチのあるドラムス。ボーカルはかなり近い目の前に位置します。CL2で重低音がこんなにカッコ良く聴こえたことは今までないです。CL2は非常に癖のあるイヤホンですが、そのCL2をここまで美しく鳴らすとはAP80 Pro Titanium Alloyは凄いです。

【相性】 ★★★★★


【イヤホン:RHA T20 Wireless】

・イヤホンはRHA T20 Wirelessを使用します。
DualCoil(デュアルコイル)と言う特殊な技術を使っています。ドライバーの材質やサイズは不明です。しかし、一つのドライバーで「高解像度」「硬質・ソリッド感」「スピード感」「クリア感」「重低音」「超高音」を実現しています。ハウジングはステンレススティールで高音域が兎に角美しい。
(全域)1DualCoilダイナミック×1
(再生周波数帯域:16Hz ~ 40kHz) 
(インピータンス:16Ω 感度:90dB/mW ボリューム:46) 
・バランスケーブル:onso06
4.4mm/5極/高純度無酸素銅/iect_06_bl4m_120
音圧を上げ低音域を中心に濃厚な音になります。高音域はクールにスーッと伸びる音になります。
※4.4㎜のバランスケーブルなので2.5㎜変換が必要
・イヤーチップはコンプライTx-400
遮音性の高さと、豊かな低音を出してくれます。

【音場】
音場と奥行きは程よくあります。演奏とボーカルの位置比較的近いです。ボーカルはもう一歩前に出ても良い。

【音圧】
適度な音圧です。音のキレが素晴らしいです。ボリュームは調整しやすいです。

【音質】
スピード感に溢れ、クリアで澄んだ高音、キレキレのドラムス、濃厚な重低音~中音。特に超高音域は素晴らしく美しいです。まるでBA型ドライバー搭載のハイブリッド型と思ってしまいます。RHAのCL2とは全く世界観です(CL2がまじめで大人しい音に聴こえます)。AP80 Pro チタン合金ボディーとステンレススティールハウジングの組み合わせでは、もっとキンキンした音質になるかと思いましたが全くそんなことは無かったです。
個人的には2021年の最もお気に入りの組み合わせです。

【相性】 ★★★★★


【イヤホン:FiiO FH7】

・イヤホンはFiiO FH7を使用します。
チタンに比べて、音伝導性や硬さが約2.5倍、比重も軽いという特性のベリリウムコーティング・ダイナミックドライバーをx1,しかも13.6㎜と言う巨大なサイズ、そして更にBA型ドライバーを4基搭載しています。それはもう美しい爆音です。
(中高域用)バランスド・アーマチュア・ドライバー×4
(低域用)13.6mm径ダイナミック・ドライバー×1
(再生周波数帯域:5Hz ~ 40kHz) 
(インピータンス:16Ω 感度:99dB/mW ボリューム:43) 
・バランスケーブル:KBX4913
2.5mm/4極/純度99.99%純銀 ケーブル8芯
銅線を持ってくると物凄いことになるので純銀ケーブルでクールダウン。結果最高に美しい音になります。
・イヤーチップはコンプライTsx-400
遮音性の高さと、豊かな低音を出してくれます。
 
【音場】
少し目の前に豊で壮大な音場が広がります。ボーカルは中央でシッカリと聴きとれます。楽器も女性ボーカルも男性ボーカルも、超高音域の余韻は素晴らしくスーっとどこまでも伸びてゆきます。

【音圧】
圧倒的な音圧です。純銀のバランスケーブルを入れているので良い感じになってます。音圧は程よくあり、全体の音の厚みが豊かです。ボリュームは比較的取りやすく相性はいいです。

【音質】
ボリュームを対して上げなくても、ベリリウムコーティング・ダイナミックドライバーが地を這うような重低音を唸らせます。その上で低音・中音・高音・超高音がバランスよく全て聴こえてきます。繊細でいて破壊的な、あまりの壮大な音に心臓がバクバクなります(笑。13.6㎜の巨大なダイナミックドライバーですがデカイは正義です!それを鳴らしきるAP80 Pro Titanium Alloyも凄い!

【相性】 ★★★★★


ヘッドホンFOSTEX(フォステクス) TH610

・最後はヘッドホンFOSTEX(フォステクス) TH610で聴いてみます。
黒胡桃無垢削り出し材を採用したハウジング、磁束密度1テスラの50mm ドライバー・ユニット、バイオダイナ振動板の共演による、艶やかで自然な響きを紡ぎ出すハイクオリティモデル。
(全域)50mm径ダイナミック・ドライバー磁束密度1T(テスラ)×1
(再生周波数帯域:5Hz ~ 40kHz) 
(インピータンス:25Ω 感度:98dB/mW ボリューム:55) 
・バランスケーブル:ET-H3.0N7BL
 
【音場】
イヤホンからヘッドホンに変えると一気に音場は広がります。ミニホールのような感覚で各楽器やボーカルの位置が立体的です。やっぱりこの辺りは壮大でイヤホンとの違いが歴然と出ます。

【音圧】
ヘッドホンは耳の外から音圧が来るのでイヤホンよりはマイルドです。しかし、1T(テスラ)の磁気回路と大きなダイナミックドライバーから来る野太い音圧には感動ます。しかし、AP80 Proはこんなに小さいのに、よくもこの大きなドライバーを鳴らせる物だと感心します。

【音質】
TH610は本来黒胡桃のハウジングにより比較的シットリトした音質ですが、AP80 Pro Titanium Alloyの特徴でもあるソリッドで硬質な音と合わさり、非常に切れがあり見通しの良い音になります。そして、豊かな太くて深い重低音~繊細な超高音まで気持ちよく出ます。また、少しボリュームを上げてもキンキンと耳に刺さることも無く、音楽に没頭できます。そのまま寝落ちしてしまうこともシバシバです。イヤホンとは土俵の違うTH610を鳴らしきるAP80 Pro Titanium Alloyの性能は凄いと思います。

【相性】 ★★★★★



■AP80Proアルミニウム筐体と比べてみる
AP80Proアルミニウム筐体と、チタン合金筐体と音がどこまで違うのか比べてみました。
・公平に評価するためボリュムは両機50に固定
・音源は全てFLACです。
・イヤホンはAKG N30を使用します。
・バランスケーブル:AKG CN120-2.5 イヤホンケーブル 2.5mm。
・イヤーチップはコンプライTsx-500


・YouTubeの「お洒落なミュージック」に集めているような曲を主に聴いて評価しました。

製品名 AP80 Pro Titanium Alloy AP80Pro
材質 チタン合金筐体 アルミニウム筐体
音場
音場は左右にスッキリと広がります。ボーカル、楽器問わず高音域の余韻はスーッと拡散し伸びてゆきます。 適度な広さです。ボーカルは中心で各楽器が左右に配置されます。高音域は短いですがスッと余韻が伸びます。
音圧
音圧は高いです。すべての音が豊かです。 適度ですがもう少し欲しい所です。
高音 抜けてゆくような高音から、かすれる様な高音までキッチリ出ています。余韻も美しいです。 クールでスッキリとした高音が出ています。
中音 全ての音が見通せます。パーカッションやドラムスのパンチ力や抜け感や余韻も最高です。 良く聴こえます。パーカッションやドラムスも軽快になります。
低音全体をまとめるように底辺に位置しシッカリと認識できます。もう少し欲しいところです。
ボーカル ボーカルは目の前に位置し、低い声から高い声まで美しくキッチリと美しく聴こえます。囁くようなコーラスも聴こえます。
女性ボーカル・男性ボーカル・男女のバックコーラスもシッカリと聴こえますが少し遠いです。
ポイント 解像度は非常に高く繊細で全ての音が見通せます。ソッリドなのに上質な深みのある音質。本当に音が良く聴こえます。 解像度は高いですが、少し輪郭が甘く、埋もれた音も多くあります。全体的にクールでスッキリとした音です。
評価 ★★★★★ ★★★★
コメント AKG N30は低音・中音・高音までをカマボコ状に癖なく出してくれます。私の手持ちの中では一番低価格で、比較的DAP本体の個性を聴きとりやすいイヤホンです。

AP80Proアルミニウム筐体の音質も決して悪くないのですが、全てに置いてAP80 Pro Titanium Alloyがすぐれた音を出します。

また、AP80 Pro Titanium Alloyは使用するイヤホンや楽曲を選びません、あらゆる音をブラッシュアップしてくれます。これはもう入門機ではなくハイエンドに迫る音質だと思いました。


AP80 Proベースモデル/CP/Rose Gold/Titanium Alloy Limited Editionの比較も掲載しています。是非ご覧ください。





【総括】
全ての楽曲が一段明るく、輪郭のハッキリした、質感のある濃厚な音質になります。シッカリとした音圧もあり、ボリュームを絞ったとしても、ボーカルや楽器の音をハッキリと認識できます。繊細な細かい音まで聴きとれます。更に、エージング200時間を超えてからは更に音が良くなりました。
<透明感がありクールな音質のアルミ筐体><ステンレススティール筐体の生み出す煌めきと美しい拡散><銅ボディーによる深く濃厚な音質>チタン合金ボディーはそれらを少しづつ足して更にブラッシュアップしたような贅沢な音です。チタン合金、それはもう万能の音質とも思えます。

チタン合金筐体を持つ本機は、ベース機であるアルミニウム筐体のAP80Proの倍はするお値段ですが、その価値はあると感じました。正直アルミニウム筐体とチタン合金筐体でここまで、音圧が違ったり音質が変わるとは思いませんでした。
手持ちのイヤホンの個性を生かしながら音源を全てキッチリ魅力的に鳴らしますし、FiiO M15やHiby R8SSと同じように音質を含め所有する喜びと満足感を味わえる逸品でした。 4万円台で購入できるチタン合金のDAPはあまり存在しないと思うので欲しい方はお早めに!

余談ですが、私は肩こりが酷く、たまにチタンの粒を肩に貼ります。効き目は確かにあって、血行が改善され肩こりがほぐれます。そして、そのチタンは一粒5000円もしました。6個持ってます。一肩に3個貼ります。全部で30000でした。今ジーっとこのAP80 Pro Titanium Alloyを見てますが、肩の上に置いたら効くんじゃあないかなぁ~
「音楽を聴きながら肩にも効く!(笑」


※内容はあくまでも個人的な考えですのでご了承ください。
 参考程度にお読みいただければ幸いです。

HIDIZS(ハイディズ)AP80 Proの原点!小さくて安いけど侮れないアルミニュウムボディーのDAPです。CP/Rose Gold/Titanium Alloy Limited Editionも合わせてレビュー評価してみました。

 

HIDIZS AP80 Pro

今更ですが、HIDIZSのAP80Pro(アルミ筐体ベースマシン)を購入しました。
現在までに、AP80Pro CP Limited Edition(世界限定500台:純銅筐体)、AP80Pro Rose Gold Stainless Steel Limited Collector's Edition(世界限定688台:316Lステンレス筐体)、AP80 Pro Titanium Alloy Limited Edition(世界限定399台:チタン合金筐体)の限定版3機種を所有しています。しかし、「やっぱり、ここまで来ると標準品も要るだろう」と思いAP80Proを購入しました(笑。

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■AP80Proの主な特徴
・ESS社製DAC「ES9218P」をデュアルで搭載
・2.5mmバランス出力端子を搭載
・専用システム「HiBy OS」の最新版Hiby 3.0 OSを搭載
・好みのサウンドにカスタマイズできるMage Sound 8-Ball Tuning(MSEB)
・HiBy社製の専用FPGAチップ「HBC3000」搭載
・Bluetooth4.2
・aptX、LDACコーデックに加え、オリジナルのHiByUAT(192kHz、1.2Mbps)を利用可
・「HiBy Link」を使用してスマートホンからAP80Proをリモート操作可
・FMラジオ機能搭載
・2.45インチのタッチスクリーン搭載
・ボリュームには日本のALPS社製ボリュームを採用
・最大11時間の駆動時間(バッテリー容量850mA)
・Micro-SDカードスロットを搭載

■AP80Proの主な仕様
・CPU:Ingenic X1000
・DAC:ES9218Pデュアル
・FPGA:HBC3000
・ハウジング:アルミニウム合金
・ディスプレイ:Samsung 社製2.45インチフルタッチスクリーン
・オペレーティングシステム:HiBy OS 3.0
・ボタン:サイドボタン
・ボリューム:日本ALPS社製ボリュームノブ
・Bluetooth:V4.2
・コーデック:aptX、LDAC、HiBy UAT
・インターフェイス:USB TypeC(USB2.0 /データ転送)
・電源アダプター:DC5V 2A
・電池:800mAh 3.7V リチウムポリマーバッテリー
・充電時間:約1時間
・使用可能時間:フォンアウト8~11時間
・出力:3.5mmステレオミニ、2.5mmバランス
・イコライザー:10バンドEQ(±12dB)、8 エフェクト+カスタムエフェクト
・マイクロSDカード最大サイズ:512GB
・ファームウェアのアップグレード:SDカード(FAT32システムのみ)
・質量:68g
・ロスレス形式のサポート:DSD64/128/256(".dsf", ".dff")、PCM384kHz/32bit(MAX)、FLAC、APE、WMA、WAV、ALAC
3.5 ステレオ出力 出力電力:70mW+70mW@32Ω
2.5 バランス出力 出力電力:190mW+190mW@32Ω

※詳しい仕様はメーカーホームページをご覧ください。



■開封
これが標準品の箱です。最初、黒かグレーで悩んだのですが、今回はブルーにしました。カッティングによる影の演出や仕上げの良さに技術の高さを感じます。音よし!価格よし!デザインよし!品質よし!と非常にコストパフォーマンスの高さを感じます。









■メモリ
キングストンの microSD カード 128GBを購入しました。パソコンでフォーマット(exFAT)しAP80Proにセットしました。問題なく使えています。



■ポートのカバー・キャップ
最近はTypeCのコネクタや、一切使用しない3.5㎜のイヤホンジャックにキャップをするのが趣味です。(笑

2セットに適用する FiiO M15S M11S M11 Plus LTD / M15 / M11 Pro / M9 に適用するShanling M8 / M6 / M6 Pro M5S に適用する iRiver に適用する iBasso MP3 DAP ポータブル HiFi プレーヤー ダスト プラグ 4.4MM 3.5MM 2.5MM Type C ジャック(2個入り)



■操作性
操作性はAP80Pro CPをご覧ください


■音を聴いてみる
色々なイヤホンで聴いてみます。
・AP80Proの音質設定は全てデフォルトです。
・音源は全てFLACです。
・新品のDAPの場合、エージングは最低でも200時間はした方が良いと思います。


【楽曲】
YouTubeの「お洒落なミュージック」に集めているような曲を主に聴いて評価しました。


【イヤホン:AKG N30】

・イヤホンはAKG N30を使用します。
N30は私の手持ちのイヤホンの中では一番癖がありません。いい意味で普通です。低音域・中音域・高音域を非常にいいバランスで出してくれます。
(高域用)バランスド・アーマチュア・ドライバー×1
(中低域用)8mm径ダイナミック・ドライバー×1
(再生周波数帯域:20Hz ~ 40kHz) 
(インピータンス:32Ω 感度:86dB/mW ボリューム:45) 
・バランスケーブル:AKG CN120-2.5 イヤホンケーブル 2.5mm
4極/高純度6N-OFC導体/バランス ダークグレー AC-2.5M4-MMCX-1.2M
※実はN30で使える2.5㎜のバランスケーブルはこの純正品しかありません。
・イヤーチップはコンプライTsx-500
遮音性の高さと、豊かな低音を出してくれます。
 
【音場】
音場は狭くも広くもないちょうどいい感じです。クールな余韻が適度に広がります。比較的演奏は中央に寄り気味です、各楽器音はシッカリと聴き取れます。ボーカルは中心で少し前に聴こえます。奥行きはあまりありありません。

【音圧】
シッカリとした程よい音圧です。N30はインピータンス高め、感度低め、と音量が少し取りにくいのですが生き生きと鳴っています。相性はいいです。

【音質】
アルミらしい軽くクールな音質です。ノイズは無く、解像度は高いシッカリとした音、クリア感は素晴らしいです。AP80Proシリーズのベースマシンらしい基本性能の高さを感じます。アコースティック~EDMまでジャンルを選びません。もう少し音の輪郭や低音域の切れは欲しいところですが、とにかく低音域~高音域までキッチリと出ます。この価格帯ではやはり驚異的でしょう!私がAmazon様で買ったときはキャンペーンで約18000でしたから!コストパフォーマンスは高いです。

【相性】 ★★★★


【イヤホン:AKG N40】

・イヤホンはAKG N40を使用します。
ダイナミック型で低音域、BA型1基で中音域~高音域を受け持ちます。N30は低音・中音が気持ちいいですが、N40は中音域が少ない分、深い低音と煌めく高音域が特徴です。
(高域用)バランスド・アーマチュア・ドライバー×1
(中低域用)8mm径ダイナミック・ドライバー×1
(再生周波数帯域:10Hz ~ 40kHz) 
(インピータンス:20Ω 感度:109dB/mW ボリューム:55) 
・バランスケーブル:onso04
4.4mm/5極/6N+銀メッキ4Nハイブリッド/iect_04_bl4m_120
音場は程よく広く全体の音の芯が中央に集まり更に奥行きが出ています。
※4.4㎜のバランスケーブルなので2.5㎜変換が必要
・イヤーチップはコンプライTsx-500
遮音性の高さと、豊かな低音を出してくれます。
 
【音場】
音場は少し広めです。比較的演奏は左右にしっかり広がっています。ボーカルは中心に位置し高音域の伸びがとても綺麗です。

【音圧】
N40は音量が取りにくいので一歩踏み込んだボリューム調整が要ります。ボリュームが決まるとシッカリとした音圧が出ます。相性はいいです。

【音質】
N40の特徴である高音域のキラキラ感がシッカリ表現できています。ただ低音域が思ったほど出ません。全体的に綺麗な音です。ドンシャリ間を味わうならN30の方が使いやすいかもしれません。

【相性】 ★★★


【イヤホン:AKG N5005】

・イヤホンはAKG N5005を使用します。
ダイナミック型で低音域、BA型4基で中音域~高音域を細分化する。帯域幅はハイレゾに対応するお手本の様な幅です。筐体はセラミック素材で、音場は広く、繊細でどこまでも澄んだ美しいサウンドを聴かせてくれます。ドンシャリタイプではなくカマボコタイプで、モニターとしてもリスニングとしても使えるとてもバランスのいいイヤホンです。
(中高域用)バランスド・アーマチュア・ドライバー×4
(中低域用)9.2mm径ダイナミック・ドライバー×1
(再生周波数帯域:10Hz ~ 40kHz) 
(インピータンス:18Ω 感度:99dB/mW ボリューム:50) 
・バランスケーブル:onso06
4.4mm/5極/高純度無酸素銅/iect_06_bl4m_120
音圧を上げ低音域を中心に濃厚な音になります。高音域はクールにスーッと伸びる音になります。
※4.4㎜のバランスケーブルなので2.5㎜変換が必要
・イヤーチップはコンプライTsx-500
遮音性の高さと、豊かな低音を出してくれます。
 
【音場】
音場は狭くも広くもない感じです。全体的に音が少し中央に集まり気味です。ボーカルは中心で少し前に聴こえます。奥行きはあまりありありません。

【音圧】
音圧は程よくあります。低音もシッカリ出ています。

【音質】
低音・中音・高音、シッカリと出ていますが、中音域の見通しがもう少しです。解像度は非常に高いですが、N5005の能力をフルに発揮できていません。
【相性】 ★★★★



【イヤホン:JVC HA-FW1500】

・イヤホンはJVC HA-FW1500を使用します。
口径11mm ウッドドームドライバーユニットx1で繊細にして迫力のサウンドを聴かせてくれます。周波数帯域は低音域から高音域までダントツの広さ。豊かな重低音と煌めく高音が魅力の心を揺さぶるリスニングイヤホンです。
(全域)11mm径ダイナミック・ドライバー×1
(再生周波数帯域:6Hz ~ 52kHz) 
(インピータンス:16Ω 感度:103dB/mW ボリューム:47) 
・バランスケーブル:onso05
5極/PCOCC+銀メッキ4N-OFCハイブリッド/iect_05_bl4m_120
※4.4㎜のバランスケーブルなので2.5㎜変換が必要
・イヤーチップはコンプライTx-400
遮音性の高さと、豊かな低音を出してくれます。

【音場】
比較的音場の狭い音場HA-FW1500ですが、少し広がりを感じます。各楽器は比較的中央に固まりますが狭苦しくはありません。ボーカルはシッカリと中心に位置しており、一歩前に出た来る感じです。

【音圧】
インピータンスも低く、感度が良いのでシッカリとあります。

【音質】
ドーンとくる重低音が素晴らしいです。超高音域もシッカリ出ています。しかし、中音域の見通しが悪いです。重低音や低音域に埋もれた感じがします。しかし、ボーカルはシッカリと聴きとれます。

【相性】 ★★★★


【イヤホン:RHA CL2 Planar(平面駆動型)】

・イヤホンはRHA CL2 Planarを使用します。
コンパクトな10mm平面磁気ドライバーが採用されています。低音域の周波数帯域はあまり広くなく、低音よりも高音寄りの帯域です。平面磁気ドライバーですが、もはや構造を想像できない世界です。ハウジングには非常に硬い二酸化ジルコニウムを使用しています。
(全域)10mm径平面磁気ドライバー×1
(再生周波数帯域:16Hz ~ 45kHz) 
(インピータンス:15Ω 感度:89dB/mW ボリューム:48) 
・バランスケーブル:onso05
5極/PCOCC+銀メッキ4N-OFCハイブリッド/iect_05_bl4m_120
※4.4㎜のバランスケーブルなので2.5㎜変換が必要
・イヤーチップはコンプライTx-400
遮音性の高さと、豊かな低音を出してくれます。

【音場】
音場はあまり広くありません。音全体が少し奥の下辺りに位置する感じです。音の輪郭が少し曖昧で見通しがよくありませんボーカルは良く聴こえます。

【音圧】
程よい音圧ですが、あまり迫力はありません。ボリューム少し上げ気味になります。

【音質】
全体的に少しこもった音です。以外に迫力に欠けます。解像度は高そうですが、全て表現できていない気がします。CL2の性能をフルに発揮できていません。

【相性】 ★★★


【イヤホン:RHA T20 Wireless】

・イヤホンはRHA T20 Wirelessを使用します。
DualCoil(デュアルコイル)と言う特殊な技術を使っています。ドライバーの材質やサイズは不明です。しかし、一つのドライバーで「高解像度」「硬質・ソリッド感」「スピード感」「クリア感」「重低音」「超高音」を実現しています。ハウジングはステンレススティールで高音域が兎に角美しい。
(全域)1DualCoilダイナミック×1
(再生周波数帯域:16Hz ~ 40kHz) 
(インピータンス:16Ω 感度:90dB/mW ボリューム:41) 
・バランスケーブル:onso06
4.4mm/5極/高純度無酸素銅/iect_06_bl4m_120
音圧を上げ低音域を中心に濃厚な音になります。高音域はクールにスーッと伸びる音になります。
※4.4㎜のバランスケーブルなので2.5㎜変換が必要
・イヤーチップはコンプライTx-400
遮音性の高さと、豊かな低音を出してくれます。

【音場】
音場と奥行きは程よくあります。演奏とボーカルの位置比較的近いです。ボーカルはもう一歩前に出ても良い。

【音圧】
音圧はかなりあります。ボリュームはいきなり上げないように。

【音質】
繊細でクリアな高音、パンチのあるドラムス。低音は程よく出ています。全体的に硬質ですが耳に刺さることもありません。音の輪郭やメリハリもあり解像度は高く美しい音です。しかし、RHA T20 WirelessはどんなDAPでも相性が良いです。

【相性】 ★★★★★


【イヤホン:FiiO FH7】

・イヤホンはFiiO FH7を使用します。
チタンに比べて、音伝導性や硬さが約2.5倍、比重も軽いという特性のベリリウムコーティング・ダイナミックドライバーをx1,しかも13.6㎜と言う巨大なサイズ、そして更にBA型ドライバーを4基搭載しています。それはもう美しい爆音です。
(中高域用)バランスド・アーマチュア・ドライバー×4
(低域用)13.6mm径ダイナミック・ドライバー×1
(再生周波数帯域:5Hz ~ 40kHz) 
(インピータンス:16Ω 感度:99dB/mW ボリューム:41) 
・バランスケーブル:KBX4913
2.5mm/4極/純度99.99%純銀 ケーブル8芯
銅線を持ってくると物凄いことになるので純銀ケーブルでクールダウン。結果最高に美しい音になります。
・イヤーチップはコンプライTsx-400
遮音性の高さと、豊かな低音を出してくれます。
 
【音場】
程よい音場です。ボーカルは中央でシッカリと聴きとれます。全体的に音が中央寄りに固まっています。

【音圧】
濃厚な音圧です。純銀のバランスケーブルを入れているので良い感じになってます。音圧は程よくあり、全体の音の厚みが豊かです。ボリュームは比較的取りやすく相性はいいです。

【音質】
重低音~低音・中音・高音・超高音がバランスよく全て聴こえてきます。流石FH7です、どんなDAPでもワンランク上の音質にしてくれます。ただ少し13.6㎜の巨大なダイナミックドライバーに他の音が少し埋もれている気がします。AP80 Pro アルミはよく検討しています。

【相性】 ★★★★



ヘッドホンFOSTEX(フォステクス) TH610

・最後はヘッドホンFOSTEX(フォステクス) TH610で聴いてみます。
黒胡桃無垢削り出し材を採用したハウジング、磁束密度1テスラの50mm ドライバー・ユニット、バイオダイナ振動板の共演による、艶やかで自然な響きを紡ぎ出すハイクオリティモデル。
(全域)50mm径ダイナミック・ドライバー磁束密度1T(テスラ)×1
(再生周波数帯域:5Hz ~ 40kHz) 
(インピータンス:25Ω 感度:98dB/mW ボリューム:55) 
・バランスケーブル:ET-H3.0N7BL
 
【音場】
イヤホンからヘッドホンに変えると一気に音場は広がります。ミニホールのような感覚で各楽器やボーカルの位置が立体的です。やっぱりこの辺りは壮大でイヤホンとの違いが歴然と出ます。

【音圧】
ヘッドホンは耳の外から音圧が来るのでイヤホンよりはマイルドです。しかし、1T(テスラ)の磁気回路と大きなダイナミックドライバーから来る野太い音圧には感動ます。しかし、AP80 Proはこんなに小さいのに、よくもこの大きなドライバーを鳴らせる物だと感心します。

【音質】
TH610は本来黒胡桃のハウジングにより比較的シットリトした音質ですが、AP80 Proのクールな音と合わさり、非常に美しい音になります。そして、豊かな太くて深い重低音~繊細な超高音まで気持ちよく出ます。また、少しボリュームを上げてもキンキンと耳に刺さることも無く、音楽に没頭できます。全体的に少し見通しが悪い感じもしますが、イヤホンとは土俵の違うTH610を鳴らしきるAP80 Pro の性能は凄いと思います。

【相性】 ★★★★


シリーズを比べてみました

■外見を比べてみました
HIDIZS AP80Proの外見を比べてみました。
ブルーのアルミニュウム筐体以外は全て限定商品です。
何れも、デザイン・質感・色・音質・価格も含めてクオリティーが高いです。
Aluminium / Titanium
Copper / Stainless Steel

モデルによって背面のデザインも一工夫

操作系は全て一緒

本来ならベースマシンのアルミから買うべきなのでしょうが、購入の順番は下記の様になりました。銅から始まってアルミで終わりました。
④Aluminium ③Titanium ②Stainless Steel ①Copper



■素材を比べてみました
私は専門家でも科学者でもないのでハッキリとした事は言えませんが、DAPの音色はボディー筐体の素材によって変化します。では、その変化は各金属のどんな特性によっておこるのでしょうか?私なりに金属の素材の違いを調べてみました。


Ⅰ.DAP本体を重量(重い順)に並べてみました
①AP80Pro 銅:116g
②AP80Pro 鉄:109g
③AP80Pro チタン合金:87g
④AP80Pro アルミニウム:68g

Ⅱ.純金属の密度と比重(密度高い順)に並べてみました
物質 密度[kg/m3] 比重
①銅   Cu 8880 8.880
②鉄     Fe 7870 7.870
③チタン      Ti 4506 4.506
④アルミニウム Al 2688 2.688

Ⅰ・Ⅱ DAP本体と純金属の重さの順位は同じです。これから見てもAP80Proの重さは、筐体素材の重さの違いと言う事が分かります。

Ⅲ.純金属の硬さ(硬い順)に並べてみました
ダイヤモンド 10(参考)
①チタン     9
②鉄         5~8.5
③銅         2.5~3
④アルミニウム 2~2.9

Ⅳ.ボディ筐体の重さと硬さの関係
・AP80Pro 銅(Copper)   最も重く柔らかい
・AP80Pro 鉄(Stainless Steel)   重く硬い
・AP80Pro チタン合金(Titanium)  軽く最も硬い
・AP80Pro アルミニウム(Aluminium)   最も軽く最も柔らかい

これから見ると、ボディー筐体素材の 重さ と 硬さ 違いが、DAPの音の違いに結びついていると思われます。でも、例えばアコースティック楽器ならば、素材・重さ・硬さ・サイズ、などがその音質に影響を及ぼすのはよくわかります。しかし、DAPの場合は直接的に、ボディーにアナログ的に、音をぶつけて音楽を鳴らしているわけではありません。あくまでもボディー素材の上に、DAC・アンプ・回路基板を乗せているだけです。電気信号も回路基板を走るだけです。では、なぜ音質がなぜ変わるのか?不思議です。



■音を比べてみました
HIDIZS(ハイディズ)AP80 Proシリーズの最終評価です。
いずれもエージングを200時間以上行っており、音質は安定しています。
評価項目
(発売順)
AP80 Pro
CP
Rose Gold
Titanium Alloy
筐体素材 アルミニウム
(Aluminium)

(Copper)

(Stainless Steel)
チタン合金
(Titanium)
評価
イヤホン
AKG N5005を使用します
(中高域用)バランスド・アーマチュア・ドライバー×4
(低域用)9.2mm径ダイナミック・ドライバー×1
(周波数特性)10Hz ~ 40kHz
(感度)99dB/mW
(インピーダンス)18Ω
(ボリューム)レベル55

AKG N5005は非常に解像度が高く、重低音・低音・中音・高音域が良くバランスされています。原音を大切に、全ての音が美しく繊細に表現されます。音場も広く、音の余韻の伸びが最後まで聴こえるようです。低音用ダイナミックドライバーは比較的大きめの9.2㎜、豊かな低音が出ます。中音域は繊細にシッカリと、高音域はキラキラしています。

↓アルミが比較の基本となります↓


音圧(迫力) スッキリした程よい音圧 深みのある音圧。ワンランクアップ ソリッドな音圧。ワンランクアップ 深みと切れあり。ワンランクアップ
音場(左右) あまり広くなく左右の耳のすぐ横で鳴っている 程よい広がりです。 スーッと広がります。 広がります。端の方までシッカリ聴き取れます。
音場(奥行) あまり深くない、目の前ので鳴っている感じ 少し深くなります 適度な深さです 左右と同じくらい深くなります。
音場(共鳴) スッキリとした共鳴で軽く短く音が伸びる感じ スッと伸びます ファーっと繊細に拡散します シッカリ聴き取れる切れのある共鳴です。
音の質感 クールでシッカリ 濃厚でシットリとした空気感があります。 硬質でソリッド。スピード感があります。 スピード感とシットリ感が同居している感じ、音の粒感を感じる
重低音 楽曲によっては適度に出ている 圧が強く、深い重低音が出ています 切れのある重低音が出ます 圧が強く深く切れのある重低音
低音 よく出ている 濃厚で深みがある 切れのある低音 濃厚で切れがある
中音少し見通しが悪い 濃厚で深みがある 見通しが良い 濃厚で切れがあり見通しが良い
高音 透明感があります 落ち着いた高音 スーッと伸び美しいです 伸びが良く、力強く、美しい
超高音 透明感があります 落ち着いた超高音 キラキラ感が半端ありません 細部にわたるまで聴き取れます
弦楽器綺麗な音ですが、楽曲によっては少し埋もれ気味 力強く澄んだ音がでます 等に高音域の音のシャラシャラ感が良い 繊細な弦の揺れやスキール音まで聴こえます。とても美しいです
打楽器 シッカリと出ていますが、もう少し切れが欲しい ずぶとい 高音域の打楽器の切れ・伸びが美しい 低音から高音域まで、切れも良く伸びも良いです
男性ボーカル 各楽器と同じ位置でよく出ています 深く濃厚です 低い低音より高音が綺麗です。 低音域の深みはCPのほうが良いですが、中高音域はこちらが良いです。
女性ボーカル 各楽器と同じ位置でよく出ています ハイトーンより中音域が綺麗です スーッと伸びてゆき、とても美しいです。 ハイトーンも十分に美しいですが、Rose Goldの方が綺麗かもしれん
アコースティック もう少し迫力が欲しい シッカリと濃厚な音が出ます。ジャズなどは相性が良い 切れがあり、スーッと音が伸びます。 力強く切れもあり繊細な音まで聴こえます。
EDM 非常にバランスがいいです。 シットリした音になるのでもう少し切れが欲しい 輪郭のシッカリした、切れ味のいい音質です。 一番いいバランスです。迫力よし、切れよし、解像度よし!
ハイレゾ音源 解像度は高く、
クールで深みのある音になります。
よりシットリと濃厚に、解像度は高く各音がしっかりと見通せます より高い解像度です。特に高音域より上が凄い。 多分、最もハイレゾ音源の良さを引き出しています。非ハイレゾ音源との違いがよくわかります。
コメント 一台だけ持つとしたらコストパフォーマンスが最も高いです。全体的にクールな音質で、どんな楽曲も、どんなイヤホンも良い音で鳴らします 特に低音域や男性ボーカルの迫力がでます。濃厚で音に深みがでます。ジャズやクラシックなどアコースティックな楽曲に高級感が生まれます。 全体的な迫力や濃厚さはCPの方が上ですが、音の広がり切れ味、余韻の広がり、女性ボーカルの美しさは群を抜きます。 CPとRose Goldの良い所どりをしている感じです。全体的に見通しが良く、解像度の高さを感じます。全ての音が聴きとれます。
総括 AP80ProシリーズとAKG N5005との相性はGoodです。重低音~超高音域まで表現できるN5005の性能をフルに引き出しています。
※あくまでも私のチョイスしたバランスケーブル・イヤーチップでチューニングした場合で、あくまでも私の感想です。人によってはこの組み合わせでの音が気に食わないかもしれません。いつも思うのですが、DAP(DAC・アンプ・筐体素材・音源)/イヤホン/ケーブル/イヤーチップの組み合わせによって音は全く別物になります。本当に奥が深いです。

スッキリとした音質でコストパフォーマンスの高いアルミニュウム筐体のベースマシン。濃厚で低音域に迫力と深みのあるCP。抜群の透明感、音の広がり、女性ボーカルの美しさのRose Gold。高い解像度を余すところなく表現するCPとRose Goldの良い所どりをしたようなTitanium Alloy。
同じようで、同じでない音、気分に応じて音の変化を楽しめるなんて、私はなんと幸せな男でしょう!(笑

あと、AP80Pro4機種を使ていていつも思うのが「熱」です。良い音を出すDAPはDACやアンプの駆動にそれなりのパワーを使うのでバッテリーがかなり発熱します。Fiio M15HiBy R8SSは素晴らしく良い音をだしますが、それはもうホッカホカになります。AP80Proはこの二機種に比べると確かに音質はアッサリ目になりますが、十分に良い音なのです。これだけ良い音なのに全く熱くなりません。バッテリーが空になるまで鳴らし続けても熱くなりません。「ホンノリ暖かい」と言う感じさえありません。ハッキリ言って不思議です。

さて、この4機種の中でどれか一つを買うとしたら・・・
個人的には「安くて良い音を希望するならベースのアルミニュウムモデル」「予算があるなら是非Titanium Alloy」です。
更に予算があるなら「CP/Rose Gold」をセットでお勧めします。CPとRose Goldは、対極の音質とも言えます。ニコイチ・セットで買うと幸せになれます。
更に更に!予算があるなら「CP/Rose Gold/Titanium Alloy」の各 Limited Editionをまとめて買いましょう!この場合アルミニュウムモデルは不要です。

最後に、AP80Proシリーズで5機種目はあるのでしょうか?出来れば出してほしくないです。また、買ってしまうので、これで終わりにしてほしい。でも、もし、出るとしたらどんなボディー素材でしょうか?気になります(笑
Amazon HIDIZSコーナー





【総括】
ベースマシンであるAP80Pro アルミ筐体。他の限定マシンとの違いは筐体素材のみです。以前持っていたiBasso(アイバッソ・オーディオ)DX160 とは比べ物にならないほど音が良いです。入門機としてもミドルクラスとしても通用します。良い音の割に本体も熱くなりません。ただ、時折音楽開始の時に音がプッと途切れる時があります。それは各シリーズ全て同じ症状が出ます。ソフトウェアの問題だと思われるので早期の解決をお願いしたい。
「コンパクトで安くて音が良い」DAPをお探しの方には強力な選択肢だと思います。

しかし、残念ながら今回このAP80ProとAP80Pro Titanium Alloyをほぼ同時に買ってしまった為にAP80Proアルミの評価がかなり辛口になっています。AP80Pro Titanium Alloyの音を知らなければAP80Proアルミはとてもクールでクリアな良い音なんです。


※内容はあくまでも個人的な考えですのでご了承ください。
 参考程度にお読みいただければ幸いです。

2021年2月1日月曜日

RHA T20 Wireless 独自テクノロジーDualCoil(デュアルコイル)ドライバー搭載を搭載したT20 をレビュー評価する


RHA T20 Wireless

現在、私はRHAの変態駆動ドライバー平面駆動ドライバーイヤホン「RHA CL2 Planar」を所有しています。そして、今回は少し前の機種になりますが、独特なDualCoil(デュアルコイル)ドライバーを搭載したイヤホン「RHA T20 Wireless」を購入しました。RHAは常に斜め上を行くメーカーです(笑。

イヤホンと言えば「ダイナミック型」「バランスド・アーマチェア(BA型)」「ハイブリッド型(ダイナミック+BA)」が主流です。個人的には良いとこどりのハイブリッド型が好きです。今回の「DualCoil(デュアルコイル)ドライバー」とはどんな物なのでしょうか?少し考えてみました。

簡単に言うとダイナミック型ドライバーの変形型と言えると思います。一般的にダイナミック型ドライバーは(図1)の様に、ダイヤフラム(振動板)+ボイスコイルが電気信号を受け永久磁石に吸い寄せられたり離れたりすることにより振動し音を出します。

(図1)

通常、振動板は円形になっており、一個のボイスコイルで振動します。振動板は円の外側に行くほど低音が、中心に行くほど高音になる特性があります。なので、振動板の直径が大きいほど低音が出ます。小さいほど高音が出ます。また、細かい話ですが、ボイスコイルの位置から振動が始まるので、端に行くほど振動が減衰し音が弱くなったりすると思われます。個人的には、これは悪いばかりではなく音の”余韻”として感じる事もあり、それぞれのイヤホンの個性にもなっていると思っています。なので各メーカーは、永久磁石の大きさ、振動板の大きさや材質、ボイスコイルの配分や位置などを研究し、独自の良い音が出るように工夫をしているのだと思います。多分・・・。

さて、「DualCoil(デュアルコイル)ドライバー」はこのボイスコイルが2個あります。通常ボイスコイルは永久磁石の外側にありますが、「DualCoil(デュアルコイル)ドライバー」は内側にもあります。RHAの狙いとしては、外側の方(低音域)と内側の方(高音域)を共に的確にムラなく振動させ低音域~高音域までを高音質にすることだと思われます。

よく考えると、平面駆動ドライバーイヤホン「RHA CL2 Planar」に関しても同じ狙いだと思うので、方式は違えど目指すところは一緒だったのではないでしょうか?

※注意!上記のうんちくは全て個人的な見解なので鵜呑みにしないでください(笑

余談ですが、今回「T20 Wireless」が手元に来るまでかなりの時間がかかりました。Amazonに2020年12月12日に注文して、届いたのは2021年1月29日でした。やっぱり、コロナ禍によるロックダウンの影響でイギリスからの輸入に時間がかかったのでしょうか?そんな事を考えながら到着を楽しみに待ちました。



■RHA T20 Wireless
DualCoil(デュアルコイル)ドライバーが比類なきパワフルなサウンドを提供、低音または高音をブーストする可変フィルター機構搭載。MMCX端子で着脱可能なステンレススチール製ハウジング。

・ドライバー:DualCoilダイナミック
・筐体:ステンレススティール
・周波数特性:16 Hz – 40,000 Hz (有線)、 20 Hz – 20,000 Hz (ワイヤレス)
・インピーダンス:16Ω
・バッテリー: 約12時間(リチウムイオン)
・感度: 90dB
・重量: 49g (ワイヤレス)、39g(有線)
・Bluetooth: バージョン4.1, 10mの接続範囲(障害物がない場合)、aptX対応
・保証: 国際的な3年保証
(付属品)
・MMCX着脱式3.5mm端子OFCケーブル ・MMCX着脱式Bluetoothネックバンド(aptX™対応) ・チューニングフィルター(ベース/トレブル/リファレンス)、ホルダー ・デュアルデンシティイヤーチップ7ペア:S, Lサイズ各2ペア, Mサイズ3ペア ・USB-C 充電ケーブル ・ダブルフランジイヤーチップ2ペア:S, Lサイズ各1ペア ・Comply™ Foamイヤーチップ2ペア (Tsx400) ・衣服用クリップ ・スポーツクリップ ・キャリーポーチ

※詳しくはメーカーホームページをご覧ください

■開封
箱は「RHA CL2 Planar」に比べるとシンプルです。今回は有線バランスケーブルによる使用が基本になりますので、使用するのはイヤホン本体のみです。イヤホン筐体はステンレススティールで見かけより重く感じます。また、ひんやりと冷たいです。面白いのはイヤホンは磁石になっており引っ付きます。また、イヤホンの表に小さな●がありますが、これは何なんでしょうか?ネジ?エアダンパーの穴?模様?








■聴いてみる①
すべてのレビュー評価は有線接続で行います
レビュー評価環境は、プレイヤーはFiio M15、バランスケーブルにonso 05、イヤーチップにコンプライTsx-400 を使用します。チューニングフィルター(リファレンス)を使用。

Fiio M15:アルミニウム筐体の質・DACとアンプの性能・これらのバランスがとても良く、とても良い音を出します。あらゆるイヤホンの性能を評価するのにうってつけです。
onso 05:onso04/05/06を所有しており、今回は(PCOCC+銀メッキ4N-OFC)のonso05を選択しました。音に奥行きが出て、低音・高音がアップします。
Tsx-400:遮音性アップ、低音域のアップ、高音域は少し抑える。私の定番です!Tsx-400はT20に標準添付されていますが、開封した余りが有るのでそちらを使います。










<音源は>
評価に使う音源は「お洒落なミュージック(YouTube)」に登録している、こんな感じの楽曲がメインで、CDから取り込んだデータおよびハイレゾダウンロードです。ファイル形式は全てFLACです。MediaGOでM15に転送しています。




エージング10時間(ファーストインプレッション)
10時間ほどプレイヤーに接続し、ブッ通しで鳴らし続けました。聴きたい衝動を抑えグッと我慢の10時間でした。その間、音の想像をしてみました。多分、スピード感があり「硬質」で「ソリッド」な音。

それでは、初めて聴いてみます。
ん?これは!低音域から高音域までがフラットに”バン”と立ち上がる感じです。平面駆動ドライバーの「RHA CL2 Planar」までとは言いませんが同じような感覚です。予想通り全体的に「硬質」で「切れ」の良い「スピード感」のある音です。ただ、想像したほどソリッドを感じません。
また、全体の見通しが良くありませんが解像度は高いです。特に高音域のキラキラした伸びはステンレススティールの筐体の効果もあると感じました。さらにonso05のケーブル特性により高音域が更にキンキンする感じです。低音域は深い低音と言うより、歯切れのいい引き締まった低音です(ボ~~ンではなくボンと言う感じ)。また、シンバルやドラムスの切れが凄く耳に刺さりそうです。ボーカルは各楽器と同じ位置で非常によく聴こえます。

高音:高音域の煌めき感が半端なく、楽曲によっては少し耳に刺さります。
中音:女性・男性問わずボーカルはシッカリ聞こえる。少し見通しが悪い。
低音:よく出ています。締りが良すぎて音の伸びや余韻をあまり感じません。
重低:周波数特性:16 Hz –なのでもう少し欲しい感じです。
音場:あまり広くありませんが、onso 05により少し広く、深くなっています。
音圧:音圧はしっかり出ています。現状、少しボリュームの取り方が難しいです。あまり上げると、高音が耳に刺さります。

現状エージング時間が短いので、「少し音が硬すぎ」「高音域の刺さり」「中音域の見通しが悪い」「低音域がもう少し欲しい」と感じました。しかし、この金額でこの音質は素晴らしいです。コストパフォーマンスは相当高いです。更なるエージングによる変化が楽しみです。ダイヤフラム(振動板)が馴染んでくると音が変わるはずです。


■急遽ケーブル交代
T20自体は硬質で高音域が良く出るイヤホンです。そこに銅と銀素材のonso 05を合わせたものですから、高音域に刺さりが出てきます。しばらく経っても高音域の刺さりが収まらず、聴き疲れするのでケーブルの見直しを行いました。


低音フェチとしては、美しい重低音もシッカリ欲しいので、バランスケーブルを(高純度無酸素銅)のonso 06に変更します。onso 06は音圧のある野太い深みのある音を出し、少し低音寄りのチューニングになります。T20との相性に期待が膨らみます。



エージング30時間(ケーブル変更後ファーストインプレッション)
onso 06(高純度無酸素銅)に交換すると、まず音圧が少し上がり濃厚で深い音になりました。高音域は耳に刺さることなく美しく鳴っています。onso 05の時に不足していた重低音も「ドーォン」と別物のイヤホンの様にかなり出ます。T20にはonso 06の方が合うと感じました。ドラムスのシンバルの刺さりは無くなりました。バスドラの迫力もアップしました。

高音:ステンレススティール筐体に響く繊細な高音域が美しい。キンキンしない。
中音:中音域の見通しも良くなってきました。
低音:余韻のある、締りの良い低音が良く出ます。バスドラも素晴らしいです。
重低:周波数特性:16 Hz –の本領発揮です。楽曲によって重低音が唸ります。
音場:程よく広いです。音は目の前から下の方にある感じです。onso 06により深みと艶もプラスされた感じです。
音圧:音圧は少しアップしました。また、ボリュームを上げても高音域が耳に刺さることはなくなりました。

ケーブル交換によりonso 05の時の「高音域の刺さり」「低音域がもう少し欲しい」はかなり改善されました。「硬質」「音のキレ味」「スピード感」はonso 06でも健在でこの辺りはT20の基本個性だと感じています。まだ、全体的に音に膜が一枚ある感じです。更にエージングです。



エージング50時間
M15でボリュームレベル50くらいで聴いていたのですが、エージング40時間あたりで急にレベル45~48で十分な音圧と音質になりました。「一皮むけたかな」と感じました。今までは「硬質な音」と言う感じでしたが、それが「硬質ではあるけれども、クリアで豊かな音」と言う感じに変わりました。
音の出方として、下の方に低音があってその上に高音が乗っかている様な感じです。そして、低音も高音もシッカリと主張があります。ボーカルは埋もれることなくシッカリと聴こえます。中音域は出ているのですが、ハッキリとした線引きがしにくいです。

高音:繊細な高音域が更に美しい。全体的にクリア。
中音:ボーカルのブレス音も聴こえます。十分な帯域が出ていると思います。
低音:ボワッと感が消え、安定した十分な低音が出ています。
重低:切れ、伸び、豊かな美しい重低音です。
音場:音場は変わりませんが深みやクリア感が増してきました。
音圧:音圧は少しアップし安定しました。

深みやクリア感が出てきました。Fiio M15の性能を十分に表現されています。T20の音の方向性が決まった気がします。100時間~200時間までは音の変化が期待できます。




エージング100時間
M15でボリュームレベル46でほぼ固定十分な音圧と音質になりました。エージングが進みダイヤフラム(振動板)がかなり馴染んできた感じがします。慣れもありますが「硬質な音」と言うイメージは薄れ、「レスポンスが良い」「良く伸びる切れのある低音」「クールで煌めく高音」「深くでクリア」そんな音です。
また、重低音~低音域も文句なしです。深くてクリアで切れのある音です。アコースティックのクラシックやジャズを聴くなら、重低音が特徴のWoodイヤホン「VC HA-FW1500」がゆったりして良いですが、それ以外のジャンルはT20が良いです。今後T20の出番は相当多いいです。



エージング200時間
エージングが進み、更にダイヤフラム(振動板)が馴染んできました。音場も少し広がりました。低音~中音~高音域まで、広い帯域が余裕で鳴ります。「硬質」「高レスポンス」「クリア」と言う基本性能はそのままに、少し角の取れたマイルドな音も感じます。楽曲によっては「時に激しく」「時に優しく」そんな表現もプラスされた気がします。エージングは終了です。
また、ボーカルの位置ですが、エージングが終わってもほとんど変わりませんでした。各楽器とほぼ同じ位置です。個人的には、もう少し前に出ていても良いかなと感じました。





■聴いてみる②
評価プレイヤーをHiBy R8SSに変更してみます。

HiBy R8SS:重厚なステンレススティール筐体と高性能DAC及びアンプにより、濃厚で深く、繊細で煌めきある音がでます。
onso 06:選び抜かれた(高純度無酸素銅)のみケーブルです。音圧のある野太い深みのある音を出します。濃厚な低音~透き通るような高音域まで表現します。
Tsx-400:遮音性アップ、低音域のアップ、高音域は少し抑える。私の定番です!

M15に比較して、音圧が少し上がります。音の輪郭がでて少しソリッドになります。低音がアップし切れが良くなります。音場・奥行や横への広がりは少しアップします。高音域は音場の外に向かってキラキラと余韻を残しながら拡散してゆきます。また、共にステンレススティール筐体ですから、音の一体感を感じます。段付きのない、どこまでも広がる繊細な音に包まれます。T20はR8SSの煌めく世界観をシッカリと表現します。いい感じです。

さて、個人的に「T20がM15とR8SSのどちらと相性が一番いいか?」を考えた場合ですが、答えは「どちらも一番」です。(笑

また、個人的にM15とR8SSを最も美しく聴くことの出来る手持ちのイヤホンは?「Fiio(フィーオ) FiiO FH7 ハイブリッド型イヤホン」及び「AKG(アーカーゲー)N5005 ハイブリッド型イヤホン」の両イヤホンを挙げます。





■聴いてみる③
評価プレイヤーをHIDIZSのAP80Proシリーズに変更してみます。
HIDIZS(ヒディス)AP80ProSS Rose Gold:316Lステンレス鋼ボディー
HIDIZS(ヒディス)AP80ProCP Limited Edition:純銅ボディー

onso 06:選び抜かれた(高純度無酸素銅)のみケーブルです。音圧のある野太い深みのある音を出します。濃厚な低音~透き通るような高音域まで表現します。
Woodhifi Lin08:単結晶同のバランス接続用 変換 2.5mm 4極(オス)→ 4.4mm 5極(メス)8芯 の変換ケーブル。数本変換ケーブルを持っていますが、個人的にはこれが一番いい音が出ます。
Tsx-400:遮音性アップ、低音域のアップ、高音域は少し抑える。私の定番です!



HIDIZSのAP80Proはコンパクトで低価格なのにバランス接続が可能で音質も素晴らしいDAPなのです。お出かけのお供には欠かせません。音圧もありアンプ性能に不満はありません。解像度は非常に高く、比較的あっさりとはしますが、低音~高音域まで美しく迫力のある音を出します。音場は横へ少し広く深さはあまりありません。どちらかと言うと音が目の前に展開されます。しかし、ボーカルや各楽器が埋もれることもなくシッカリと聴き取れます。このサイズ、この価格でこの音は驚きです。

そしてそこに、AP80ProSS Rose Gold(316Lステンレス鋼ボディー)又はAP80ProCP Limited Edition(純銅ボディー)のエッセンスが加わります。銅は深みとクリア感がホンノリ加わります。ステンレスボディーはソリッドで煌めく余韻がホンノリ加わります。また、T20との相性は抜群で、AP80Proの音がワンランクアップした感じがします。AP80ProとT20の組み合わせは相当にコストパフォーマンスが高いです。



■聴いてみる④
評価プレイヤーをHIDIZSのAP80Proシリーズに変更してみます。
HIDIZS(ヒディス)AP80ProSS:アルミニュウムボディー
HIDIZS(ヒディス)AP80 Pro Titanium Alloy:チタン合金ボディー

onso 06:選び抜かれた(高純度無酸素銅)のみケーブルです。音圧のある野太い深みのある音を出します。濃厚な低音~透き通るような高音域まで表現します。
Woodhifi Lin08:単結晶同のバランス接続用 変換 2.5mm 4極(オス)→ 4.4mm 5極(メス)8芯 の変換ケーブル。数本変換ケーブルを持っていますが、個人的にはこれが一番いい音が出ます。
Tsx-400:遮音性アップ、低音域のアップ、高音域は少し抑える。私の定番です!


HIDIZSのAP80Proシリーズのベースマシンであるアルミニュウム筐体を持つAP80Proと、多分、最終限定商品であろう、チタン合金筐体のAP80 Pro Titanium Alloy(タイタニウム アロイ)で聴いてみました。上記のAP80ProのCP及びローズゴールドと同じで素晴らしい組み合わせです。全体的にAP80Proシリーズとの相性は素晴らしいと思いました。


特に、AP80 Pro Titanium Alloyとの組み合わせにおいては、「豊かな音圧」「繊細な音の切れ」「音場の広さ」「音の深み」「低音」「高音」「共鳴の美しさ」「見通しの良さ」「ボーカルの美しさ」「クリア感」「空気感」など、個人的には120点の出来栄えです。古い楽曲~最近のものまでオールジャンル対応で心に響きます。よくもここまで1つのダイナミック型ドライバーで低音と高音域がきっちと共存できるものだと感心します。T20 Wirelessに比べると、上位機種である平面駆動のRHA CL2 Planarがとてもお上品に思えてきます。





■比べてみる①
標準的なダイナミック型ドライバーを搭載したJVC HA-FW1500と比較をしてみます。プレイヤーにはFiio M15を使用します。


製品名 RHA T20 Wireless JVC HA-FW1500
タイプ DualCoilダイナミック ダイナミック型
カラー ブラック(ステンレススティール) ブラック(Wood)
ユニット DualCoil(デュアルコイル)×1
ダイヤグラム(振動板)のサイズや素材など詳細はよくわからないRHAは謎が多い
口径11mm ウッドドームドライバーユニット×1
周波数特性 16 Hz – 40,000 Hz (有線)
 20 Hz – 20,000 Hz (ワイヤレス)
6Hz ~ 52,000Hz
感度 90dB/mW 103dB/1mW
インピーダンス 16Ω 16Ω
重量
(ケーブル含まず)
39g 15.0g
メーカー通販価格
あくまでも参考価格
¥32,978 ¥65,780
おすすめ
バランスケーブル

onso 06 4.4(5極)-MMCX(L/R)
バランス接続用イヤホンケーブル 1.2m、コネクタ:4.4(5極)-MMCX(L/R)
導体:高純度無酸素銅、ジャケット:tpu

onso 05 4.4(5極)-MMCX(L/R)
バランス接続用イヤホンケーブル 1.2m、コネクタ:4.4(5極)-MMCX(L/R)
導体:PCOCC+銀メッキ4N-OFCハイブリッド、ジャケット:PVC
評価
(解像度)
非常に高い
(高音)
繊細にそしてクッキリと伸びも良くクリア
(中音)
低音と高音でも中音は埋もれません。ボーカルは各楽器とほぼ同位置
(低音)
硬質で切れが良くパンチがある
(音場)
適度な広さ。奥行きもある。
(音圧)
感度はHA-FW1500よりもかなり低くインピータンスは一緒です。でもHA-FW1500並に音量が出ます。シッカリとした音圧があるボリュームは45~48
(解像度)
非常に高い
(高音)
シッカリと出ている。T20に比べると少しマイルド
(中音)
低音域の中に埋もれ気味だがボーカルはシッカリ出ている
(低音)
ウオーム感ある優しい低音
(音場)
少し狭い。
(音圧)
T20に比べると感度は高い。ボリュームを不用意に上げると爆音になります。シッカリとした音圧があるボリュームは43~46
総括 T20とHA‐FW1500は対極にあるダイナミック型ドライバーだと思う。
T20はステンレス筐体とDualCoilによる「硬質」「スピード感」「クリア感」、HA‐FW1500はWood筐体とWoodドライバーによる「濃厚」「ウオーム感」「重厚感」と言った所でしょうか。HA-FW1500をしばらく聴いてから、T20に変更すると、半端ないクリア感とソリッド感が襲ってきます。のんびりとクラシックやジャズ、アコースティックな楽曲を聴くならHA-FW1500。EDMやロック・ポップスなどを気持ちよく聞くならT20と言った所でしょうか。T20はこの価格帯でこの音質、コストパフォーマンスは相当高いです。

【T20のチューニング】低音の不足解消と高音域の刺さりを軽減する
(バランスケーブル)高音域を抑え低音域を持ち上げる為に高純度無酸素銅のonso 06を使用。(イヤーチップ)遮音性アップと低音域の引き締めアップ高音域の刺さりを気持ち抑えるためコンプライ(耳垢フィルター付き)を使用。

【HA‐FW1500のチューニング】重低音の引き締めと高音域のクリア化
(バランスケーブル)低音を引き締め高音域をアップさせる為にPCOCC+銀メッキのonso 05を使用。(イヤーチップ)遮音性アップと低音域の引き締めアップ高音域の刺さりを気持ち抑えるためコンプライ(耳垢フィルター付き)を使用。

面白いのは、T20とHA‐FW1500は意外と真逆の性能と言えます。なのでチューニングも真逆です。試しにケーブルのonso 05 と onso 06 を逆にすると私の耳には辛いことになります。

※あくまでも、onsoのケーブル、コンプライのイヤーチップとの組み合わせにおいての感想です。組み合わせやチューニングの違いによって全く音は異なります。






■比べてみる②
同じRHAの平面駆動(平面磁気ドライバー)を搭載したRHA CL2 Planarと比較をしてみます。プレイヤーにはFiio M15を使用します。


製品名RHA T20 WirelessRHA CL2 Planar
タイプDualCoilダイナミック平面駆動
カラーブラック(ステンレススティール)ブラック(ジルコニア)
ユニットDualCoil(デュアルコイル)×1
ダイヤグラム(振動板)のサイズや素材など詳細はよくわからないRHAは謎が多い
平面駆動(10mm平面磁気ドライバー)×1
※平面駆動の素材や仕組みなどはよくわからない謎
周波数特性16 Hz – 40,000 Hz (有線接続時)16 - 45,000Hz(有線接続時)
感度90dB/mW89dB/1mW
インピーダンス16Ω15Ω
重量
(ケーブル含まず)
39g9g
メーカー通販価格
あくまでも参考価格
¥32,978¥62,700
おすすめ
バランスケーブル
onso 06 4.4(5極)-MMCX(L/R)
バランス接続用イヤホンケーブル 1.2m、コネクタ:4.4(5極)-MMCX(L/R)
導体:高純度無酸素銅、ジャケット:tpu
onso 05 4.4(5極)-MMCX(L/R)
バランス接続用イヤホンケーブル 1.2m、コネクタ:4.4(5極)-MMCX(L/R)
導体:PCOCC+銀メッキ4N-OFCハイブリッド、ジャケット:PVC
評価
(解像度)
非常に高いが中音域辺りの見通しが現状もう少し欲しい感じ
(高音)
繊細にそしてクッキリと伸びも良くクリア
(中音)
低音と高音でも中音は埋もれません。ボーカルは各楽器とほぼ同位置
(低音)
硬質で切れが良くパンチがある
(音場)
適度な広さ。奥行きもある
(音圧)
シッカリとした音圧があるボリュームは45~48
(解像度)
サラリと全音が出ている感じで非常に高い
(高音)
繊細でクリア、先の先まで出ている感じ
(中音)
低音・高音域に埋もれることなく表現。ボーカルは一歩手前にいる感じ。
(低音)
とても自然な低音
(音場)
適度で奥行きがある
(音圧)
感度もインピータンスもT20より低めです。全体的にマイルド、一歩踏み込んだ音量調整は必要、ボリュームは55~60
総括RHA CL2 PlanarはT20の上位の位置づけ?ドライバーの方式は違えど同じ系統の音作りと言う感じがします。CL2 PlanarもT20も「高解像度」「硬質・ソリッド感」「スピード感」「クリア感」「低音」「高音」などが開発コンセプトなのかなと思いました。CL2 Planarを初めて聴いた時は、「一線上から全部の音が一気に出て来る」「鉄板から音が出ている感じ」「ハイブリッド型並みに低音・中音・高音がハッキリ出る」など、あまりのぶっ飛んだ音に驚きましたが、エージングも進み、ケーブルやイヤーチップのチューニングで今では普通に良い音のイヤホンになっています。今、音を比べていますが、「CL2 Planarは繊細でマイルドな音」、「T20は全ての音にパンチがある」そんな感覚です。また、ボーカルですが、T20も問題は無いですが、CL2の方がハッキリと聴きとりやすく感じました。

T20とCL2 Planarの高音域とハウジング素材についての妄想
フッと思いました。使用するハウジング素材によって共鳴振動の吸収の度合いが違うので音にも違いが出ると思います。
(素材)
T20:ステンレススティール・・金属特有の共鳴振動あり
CL2:ジルコニア(セラミック)・・不要な共鳴振動を軽減
(周波数特性に与える効果)
T20:16 - 40,000Hz・・程よい高帯域を共鳴させ、高音をだす
CL2:16 - 45,000Hz・・高帯域まで出るがよけいな振動を抑え高音をだす
これこそがT20の高音域が耳に刺さる原因と感じました。
※注意!全くの個人的な妄想なのでご了承ください


【T20のチューニング】低音の不足解消と高音域の刺さりを軽減する
(バランスケーブル)高音域を抑え低音域を持ち上げる為に高純度無酸素銅のonso 06を使用。(イヤーチップ)遮音性アップと低音域の引き締めアップ高音域の刺さりを気持ち抑えるためコンプライ(耳垢フィルター付き)を使用。

【CL2 Planarのチューニング】フラットな音場に波を起こし立体的に
(バランスケーブル)低音を引き締め高音域をアップさせる為にPCOCC+銀メッキのonso 05を使用。(イヤーチップ)遮音性アップと低音域の引き締めアップ高音域の刺さりを気持ち抑えるためコンプライ(耳垢フィルター付き)を使用。

ここでも、T20とCL2 Planarはケーブルチューニングが逆となります。T20は高音域を抑え低音域を持ち上げる為にonso 06。CL2 Planarはフラットな音に抑揚をつけるため高音域と低音域を持ち上げるonso 05をチョイスしました。

※あくまでも、onsoのケーブル、コンプライのイヤーチップとの組み合わせにおいての感想です。組み合わせやチューニングの違いによって全く音は異なります。




■イヤーピース(イヤーチップ)の変更
素晴らしい遮音性と吠える重低音、長年にわたって利用してきたコンプライのイヤピースですが、近年耳にかゆみを覚えるようになり変更することにしました。刺激の少ないシリコンを使った「スピンフィットCP100+」と言う商品です。音質についても中々のものです。








【総括】
ここまでコストパフォーマンスの高いイヤホンは中々ないと思います。傾向としてはドンシャリタイプとも言えますが、下品ではなくどんな楽曲にも合います。古い楽曲や録音の悪い楽曲も聴きごたえのある硬質でクリアな音にしてくれます。非常に暖かいウオーム感あふれる、そして、低音~高音まで出すドンシャリ傾向のJVC HA-FW1500の音質とはどこか似ているけれども、包み込むムードは対極にある気がします。どちらも良いです。

個人的にはバランスケーブルチョイスが難しかったですが、それも楽しみの一つ!ケーブルのチューニングが上手く行けば”ドハマり”すると思います。(笑

コストパフォーマンスの良さ、どんなDAPでも、歪みのない高い音圧で、そして、低音~高音まで高解像度で表現します。合わせて、ステンレススティールのハウジングがもたらす、クリアで切れがある硬質な音質は最高なのです。
個人的に思うのはT20 WirelessはRHAの最高傑作と言っても言い過ぎではないと感じました。2021年2月現在、比較的入手が難しいようです。見つけたらすぐゲットしたいイヤホンだと思いました。T20 Wireless
個人的には2021年のNo1イヤホンだと感じています。



おまけ

★以前ダイナミック型イヤホンの「Astell&Kern(アステルアンドケルン) AK T8iE MkII」と言うのを所有していました。カタログデータでは「周波数特製 8-48,000Hz」とありました。しかし、T20と比べると低音も高音も全くダメで意外と早く手放したのを覚えています。「カタログ数値だけでは音は分からないなぁ~」と思いました。RHAの技術は凄いです。

小さくて美しいイヤホンでした。




★ちょっと気になったのが、先日購入した「JPRiDE(ジェイピーライド) Premium 2020 LIBERTY」と言うハイブリッド型のイヤホンですが、よく見るとダイナミック型ドライバーが「特許技術 デュアルコイルDD」となっています。

RHA T20 のDualCoil(デュアルコイル)

RHA T20 Wireless のDualCoil(デュアルコイル)

JPRiDE(ジェイピーライド) Premium 2020 LIBERTY
Dual Coil Dynamic Driver(デュアルコイルDD

見れば見る程構造がよく似ています。いずれもマグネットの外側と内側にボイスコイルは配置されています。(英国のRHAが開発した「DualCoil(デュアルコイル)」)に対して(JPRiDE 特許技術 デュアルコイルDD)とあります。
この二つは同じ構造なのか?違うのか?・・・・私にはわかりません!
音は”雲泥の差”なんですけどね!(笑


※ウレタン系とシリコン系のイヤーピースの違いだけでも音質はガラリと変わってしまいます。内容はあくまでも個人的な環境下での考えですのでご了承ください。参考程度にお読みいただければ幸いです。