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Xperia 1 VII(セブン) |
一年前の2024年6月頃、Xperia 1 Ⅵ(シックス)スカーレットを購入しました。そして、今年2025年6月、Xperia 1 VII(セブン)の発売となりました。近年、Xperiaは発売する国を減らしておりSONYのスマートフォン撤退説まであったので心配していたのですが一安心です。
今回は、迷わず16GB/512GB(SIMフリーモデル)モスグリーンを購入しました。今回は多分、(1番)オーキッドパープル (2番)ストレートブラック(3番)モスグリーンの人気順だと思います。モスグリーンの色合いがグレーっぽくも見え、最近好みのニュアンスカラーだと感じたからです。
★Amazon:ソニー Xperia 1 VII モスグリーン 16GB・512GB SIMフリースマホ
(仕様)
■品名:Xperia 1 VII
■型番:XQ-FS44 G3JPCX0
■カラー:モスグリーン
■Soc:Snapdragon® 8 Elite Mobile Platform
■RAM/ROM:16GB/512GB(SIMフリーモデル)
■外部メモリ:microSDXC(最大2TB)
■OS:Android 16
※発売されたタイミングから起算して最大4回のOSバージョンアップが適用。
及び6年間のセキュリティアップデート
■ディスプレイ
約6.5インチ(有機EL)、フルHD+(1,080×2,340)
スペクト比19.5:9、HDR、リフレッシュレート最大1~120Hz
■メインカメラ
(超広角)16mm:有効画素数約4800万画素/F値2.0
(広角)24mm:有効画素数約4800万画素/F値1.9
(広角)48mm:有効画素数約1200万画素/F値1.9
(望遠)85-170mm:有効画素数約1200万画素/F値2.3-3.5
※テレマクロ撮影は焦点距離120mmのみ、マニュアルフォーカスで対応。
■フロントカメラ 有効画素数約1200万画素/F値2.0
■対応SIM:Nano SIM+eSIM
■対応バンド:(5G)n1/n3/n5/n28/n41/n66/n77/n78/n79
(4G)Band1/2/3/4/5/7/8/11/12/13/17/18/
19/21/26/28/38/39/40/41/42/66
■無線LAN:Wi-Fi7
■Bluetooth:Ver 6、LE Audio、Auracast、Snapdragon Sound対応
対応コーデック(LDAC,aptX Adaptive、LE AUDIO)
■オーディオ:フルステージステレオスピーカー
3.5mmオーディオジャック、DSEE Ultimate/360 Reality Audio/
■防水・防塵:IPX6/IPX8、IP6X
■生体認証機能:電源ボタン一体型指紋センサー
■外部ポート:USB Type-C、3.5mmオーディオジャック
■おサイフケータイ:対応
■バッテリー容量:5000mAh(4年後残容量80%)
バッテリー性能:いたわり充電、ワイヤレス充電
■サイズ:約74mm×約162mm×約8.2mm
■重量:約197g
※詳細はメーカーホームページをご覧ください
【開封】
ケースは、Xperia 1 Ⅵ(シックス)と全く同じタイプです。
撮影に使ったカメラの特性、光源の種類、光のあたり方の角度などによって色がまちまちに映っています。くすんだ薄いグリーンに見えたり、グレーに見えたりします。これは肉眼でもほぼ同じなのでご了承ください。また、個人的にはこのグレー交じりのニュアンスカラーが大好きなのです。
・カメラ部分
レンズの出っ張りの厚みと側面処理形状が少し違います。
Xperia 1 Ⅵ(シックス)は傾斜がついてます。Xperia 1 Ⅶ(セブン)は垂直。
・本体のエッジ部分
エッジ部分のデザイン処理が違います。
Xperia 1 Ⅵ(シックス)は窪んでいます。Xperia 1 Ⅶ(セブン)は傾斜になってます。
・重量
Xperia 1 Ⅵ(シックス約192g)、Xperia 1 Ⅶ(セブン約197g)
その差たったの5gですが実際手に持つと重いです。恐るべし5g。
・指紋認証センサー
Xperia 1 Ⅵ(シックス)は押し込んで認識、Xperia 1 Ⅶ(セブン)は触れるだけで認識。反応は良いんですが、ポケットやバックから出すときに起動してしまい、誤動作することも度々ありました。押し込みモードの(ON/OFFモード)があれば良いのにと思いました
【保護フィルム】
液晶の保護ガラスフィルムと、カメラレンズのガラスフィルム商品を探します。また、レンズのガラスフィルムは全体が透明の物を探します。たいてい黒色が多く、Xperia 本来のデザインが壊れてしまいます。ラッキーなことに液晶の保護ガラスフィルムとレンズのガラスフィルムのセット品を見つけました。
レンズのガラスフィルムはカメラ部の本来の色味の邪魔をしません。合わせて比較的薄いので目立ちません。
【ケース】
ケースは、落下時の耐衝撃性能よりも、最低限の保護とデザインを壊さない肉薄のクリアケースを探しました。


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カメラレンズのガラスフィルムを装着しても干渉無し |
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カメラの出っ張りの部分もしかり保護 |
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液晶保護ガラスフィルムを装着しても干渉無し |
【microSDXC】
Xperia 1 Ⅵ(シックス)で使用したSDをそのまま使います。
【ワイヤレス充電器を買う】
Xperia 1 Ⅵ(シックス)で使用した充電台をそのまま使います。
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【セットアップ、引っ越し】
ケースは、落下時の耐衝撃性能よりも、最低限の保護とデザインを壊さない肉薄のクリアケースを探しました。
SONY Xperia 1 Ⅶ(セブン)を起動すると、すぐさま Xperia 1 Ⅵ(シックス)への引っ越しがスタートします。それぞれのスマホを充電しながらセットアップできます。【色合わせチェック】
この夏もポロシャツとジーパンを多く着ます。色合わせしてみます。今回の「モスグリーン」はニュアンスカラーです。どんな色にも馴染むと思います。
【カメラチェック】
カメラレンズに保護ガラスを貼っているので、少し写りが気になるのですが、軽くチェックしてみました。カメラの主なモードは0.7倍・1倍・2倍・3.5倍・7.1倍・テレマクロ・動画・AIカメラワークなどがあります。
スタバ
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3.5倍 |
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2倍 |
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1倍 |
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0.7倍 |
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0.7倍 |
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1倍 |
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2倍 |
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3.5倍 |
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7.1倍 |
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テレマクロ |
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7.1倍 |
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3.5倍 |
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2倍 |
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1倍 |
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0.7倍 |
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太陽に近い方向を撮影しました フレアが出ています レンズのガラスフィルムの影響でしょう |
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太陽に近い方向を撮影しました フレアが出ています レンズのガラスフィルムの影響でしょう |
気になったところ
テレマクロのピント合わせですが、今回も変わらず自分でピントを合わせるのですが、Xperia 1 Ⅵ(シックス)ではピントが合うと被写体に模様が入ってピントの位置が分かったのですが、Xperia 1 Ⅶ(セブン)の場合は何も出ません。自分の視力のみが頼りです。
【音質チェック】
今までは、プレイヤーに「Neutron Music Player」を使用していましたが、最近OSのアップデート毎にデータの読み込みが遅くなり若干疲れておりました。今に新しいOSから排除される気もします。
今回からSONY Xperia 1 Ⅶ(セブン)に標準装備の「ミュージック」と言うアプリを使用します。データ読込も瞬間です。多分セキュリティ的にもOSに近い位置でSONYがチューニングしているからだと思います。どうして今まで使わなかったのか!自分を恨みました。
■有線イヤホン接続による音質チェック
Xperia 1 Ⅵ(シックス)の音質も良かったですが、Xperia 1 Ⅶ(セブン)はどこまで良くなっているのでしょうか?気になる所です。評価イヤホン「Performer 5+2(Performer7)」を利用します。理由は、同じセブンなのと音が良くて色が綺麗なので。
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現在、Performer7は4.4mmはバランスケーブルで 利用中なので3.5㎜→4.4㎜変換ケーブルを使用します。 ただ、この4.4㎜コネクタ部が意外と大きく重いのです。 手持ちで聴くときにこの組み合わせは意外と邪魔。 バックの中や机の上にスマホを置いて聴くときに使用します。 |
■AFUL (アフー)Performer 5+2(Performer7)(パフォーマーセブン)
低音域用:6mmダイナミックドライバー×2
中音域用:BAドライバー×2
高音域用:BAドライバー×2
超高音域用:Micro-planarドライバー×1
再生周波数帯域:10Hz~35,000Hz広帯域再生
インピーダンス:15Ω 感度:109dB/mW
イヤーチップ交換:(AZLA(アズラ) SednaEarfit MAX)[ L ]
変換ケーブル:3.5mm(オス)- 4.4mm(メス) 8芯 OFC
ケーブル交換(4.4㎜):(KBEAR 4989)4芯6N単結晶銅ケーブル
まずは、電子楽器を多用したEDM・ポップス・ロックなどのジャンルを聴いてみました。
適度に広がる音場、シッカリとした音圧、切れの良くどっしりとした低音、抜けも良く切れの良い中音、広がりや共鳴も美しい高音、いずれもPerformer7の性能をシッカリと表現しています。Xperia 1 Ⅶ(セブン)での音質ですが、正直、Xperia 1 Ⅵ(シックス)から少し抜けやクリア感がアップした感じでしょうか?劇的な変化はあまり感じませんでした。
次に、アコースティックな楽器を多用した比較的静かでお洒落な楽曲を聴いてみました。
ウッドベースやギターの微かなビビりとか繊細な広がり、ドラムスやバスドラの響きや切れや空気感、女性ボーカルの伸びなど、静かな楽曲ほど良くわかります。この繊細な表現がXperia 1 Ⅶ(セブン)の音質の魅力だと感じます。うっかりすると聴き落としそうな変化ですが、確実に進化していると感じました。
■無線 完全ワイヤレスイヤホン接続による音質チェック
これについては、Xperia 1 Ⅵ(シックス)もXperia 1 Ⅶ(セブン)も、Snapdragon Soundに準拠しており、コーデック(LDAC,aptX Adaptive、LE AUDIO)に対応しています。特にaptX Adaptiveにおける音質に違いはないと考えています。
偶然にも、Xperia 1 Ⅶ(セブン)同時に、SOUNDPEATS H3(Snapdragon Sound準拠 QCC3091 Bluetooth 5.4、コーデックはaptX Lossless/LDACに対応)完全ワイヤレスイヤホンを購入しました。そちらの評価にXperia 1 Ⅶ(セブン)を使用しています。出来れば、完全ワイヤレスイヤホン接続の音質チェックに関してはそちらをご覧ください。
【総括】
Xperia 1のデザインには変わらない良さがあります。「変わらないデザインに飽きてしまい、売り上げが落ちるのでは?」と言う声もあると思います。確かにあると思いますが、新しいデザインや筐体構造を起こすと開発費が爆上げし販売価格にも影響します。しかも、新しいデザインがカッコ悪かったら本末転倒でしょう。それが証拠にPixelなんかどんどんカッコ悪くなって行って、今では全く欲しいとも思わないです。
多分・・想像ですが「デザインは完成しているのだからキープコンセプトで!基本デザイン・基本構造に過度のお金を掛けない!お金は部分部分のブラッシュアップとソフトウェアに掛け、技術の進化にお金を掛ける」きっと、SONYはそんな英断をしたのだと思います。
実際、Xperia 1 Ⅶ(セブン)を手にしたときに目新しい感動は正直ありませんでした。ただ、「変わらない手になじむサイズ感、心地よいカラーと安心のデザイン、信頼の性能、安定した機能」など、やはり所有する喜びを感じます。
Xperia 1が初めての方で「カメラやオーディオ、画面の美しさやレスポンスの良さ等、本体性能が良くって少しくらい高くてもSONYが欲しい」という方は、Xperia 1 Ⅶ(セブン)がお勧めです。「SONYを応援したい!Xperia が欲しいけども金額が高すぎる!」と言う方は、New Xperia10シリーズをお待ちください(多分?出るでしょう?)。
現在、Xperia 1 Ⅵ(シックス)をお持ちのSONYファンの方は、迷わずXperia 1 Ⅶ(セブン)を買ってSONYを応援しましょう!
参考程度にお読みいただければ幸いです。