2023年8月6日日曜日

AZLA(アズラ) SednaEarfit MAX 耳の穴が痒くなりにくい医療用シリコンを利用したイヤーチップ、しかも耳垢フィルター付き!SpinFit(スピンフィット)とも比較してみる

 

AZLA(アズラ)& SpinFit(スピンフィット)

耳に優しく音質も良い、医療用シリコン系イヤーチップの「AZLA(アズラ)とSpinFit(スピンフィット)」のご紹介です。

SONY WF-1000XM4(2021年6月頃)を購入した当時、低反発ウレタン系のイヤーチップ(コンプライ)を使っていました。ウレタン系は指の熱で一度縮め、耳に装着後ゆっくりと元の形にもどります。そして耳の穴の形状に合った形で留まります。ウレタン系は比較的簡単に密閉状態を作る事が出来ます。密閉度が高いので低音がよく出ます。半面高音は大人しくなります。しかし、耳の穴の痒みが出てき始めて困っていました。
SONY(ソニー) WF-1000XM4 + コンプライ



SpinFit(スピンフィット)

色々調べると「医療用シリコンを使ったイヤーチップが痒みが出にくい」と聞き、SpinFit(スピンフィット)に切り替えました。個人的に「シリコン系は密閉度を保つためのサイズ選びが難しく、高音はよく出るが低音が出にくい」と思っていました。しかし、SpinFitに切り替えてみてビックリ!確かに低音域の容量は若干減りますが、サイズさえ合えば十分に満足のいく、引きりまった低音が出ます。シリコン系は高音域をウレタンの様に吸収しないので、中音域の解像度は高くクリア!更に高音域の伸びや美しさがコンプライとはくらべものにならないくらい良いのです。SpinFitのこの音の良さの秘密は「首振りヘッド」にあります。イヤーチップの頭が耳の穴の曲がり具合に応じて動き、耳の穴をキッチリ塞ぐ構造になっています。密閉度が増し、深い低音域から美しい高音域まで出るのです。この安定した音質は2023年8月現在まで続いています。

SONY(ソニー) WF-1000XM4 + SpinFit (CP360)



(スピンフィット)ただ一つの残念
SpinFitに設定されていない機能があります。それは「耳垢フィルター」です。最近はイヤホンノズルに耳垢フィルターがオマケ程度、又は付いてないイヤホンがあるのです。





例えば最近お気に入りの「NuraTrue Pro707」です。SpinFitとの相性も抜群で重低音~中音域~超高音域まで、少し硬質ですが、淀みなく美しい音を出します。耳垢フィルターは付いているのですが、よく見るとスケスケで「付いてないのと同じ?」と少し心配です。個人的に耳掃除は欠かさないので、垢は出ないと思っているのですが、それでもやっぱり不安なのです。


Nura(ニューラ)True Pro707 + SpinFit (CP100+)


AZLA (アズラ) SednaEarfit MAX
色々調べて、そこで発見したのがAZLAです。そもそも「医療用シリコン」を利用したイヤーチップを造っているメーカーも少ないのにその中で耳垢フィルターまで装備しているのは奇跡的です。手持ちのイヤホンに合うサイズを調べるために先行投資です。とりあえずセット物を2種類買いました。


★AmazonAZLA SednaEarfit MAX [イヤーピース MS/M/MLサイズ各1ペア]
医療用シリコン スタンダードのセット品。(一般的なノズルの長さ用)
★AmazonAZLA SednaEarfit MAX(ML) ←個人的に一番よく使うサイズ
★AmazonAZLA SednaEarfit MAX(L) ←個人的に二番よく使うサイズ

★AmazonAZLA SednaEarfit MAX for TWS [イヤーピース M/ML/Lサイズ各1ペア]
医療用シリコン 短ノズルワイヤレスイヤホン用のセット品。(短いノズル用)



六角形(ハニカム)構造
粗目なので微細な耳垢は通過するかもしれません。
でも、無いよりは有った方が良い。精神的にも有った方が良い。




AZLA (アズラ) SednaEarfit MAXの音を聴いてみる

■Nura(ニューラ)True Pro707 + AZLA SednaEarfit MAX for TWS(Lサイズ)
Nura True Proはノズルが短いので奥行きのあるイヤーチップを装着するとケースに干渉します。また、少し幅の広いタイプでないと音がスカスカになります。Lサイズがベストでした。相変わらず高い解像度で奥行きもあり、音場も広く、重低音~超高音域までキッチリ出ます。SpinFitの時と遜色のない良い音が出ます。





■SONY(ソニー) WF-1000XM4 + AZLA SednaEarfit MAX(MLサイズ)
WF-1000XM4は適度な長さのノズルなので一般的タイプのイヤーチップを装着出来ます。ケースにも干渉しません。Mサイズだと低音がおとなしくなり中高音域の抜け感が増します。ただ、スタバなどに行くと外部の音がガンガン入ってきます。ノイズキャンセリングも焼け石に水状態でした。高い密閉感、適切なノイズキャンセリング効果、そして音質のバランスとしてはMLサイズがベストでした。深い低音~中音域~高音域まで乾いた音が出ます。MLのサイズ感がジャストなため音圧も抜群で、SpinFitと比べ低音域がアップしています。


【総括】
AZLA (アズラ) SednaEarfit MAX と SpinFit(スピンフィット)を比べた時、どちらもサイズが合えば遮音性は高く音質はクリアで、長時間聴いても疲れはありません。もちろん痒みも起こりません。音質についてもよく似ていますが、実際は構造が違い若干ですが音の個性やフィッティングが違います。

■AZLA (アズラ) SednaEarfit MAX
・耳に触れる部分に向かうほど厚みが薄くなる構造設
・蜂の巣型六角形(ハニカム)構造のコアレスワックスガード
・サイズがMS/M/ML/Lと細かく設定されているのには感動です。
・低音域にも高音域にも強いです。若干、中低音がパワフル。
・SpinFitに比べるとシリコンが少し肉厚。

■SpinFit(スピンフィット)
・360°自由に回転して耳の形状に沿ってフィット
・3Dクッション構造で耳の奥まで入りやすく、遮音性が更に向上
・サイズがSS/S/M/L/XL、個人的には間が欲しい所です。
・低音域にも高音域にも強いです。若干、中高音が繊細です。


最後に、耳の痒みにお嘆きの方、クリアな高音質を求められている方。
AZLA (アズラ) SednaEarfit MAX と SpinFit(スピンフィット)はお勧めです。中でも耳垢が気になり、イヤホンをもっと労わりたいなら、選択はAZLA (アズラ) SednaEarfit MAX一択となります。

※ブログの内容は、あくまでも私の耳との相性で書いています。
 個人差がありますので予めご了承ください。