2024年7月16日火曜日

AVIOT(アビオット)TE-W1-PNK(ピヤホン8)を購入しました。10mm+6mmのデュアルダイナミックドライバー音質はいかに!評価レビューします。

 

AVIOT TE-W1-PNK ピヤホン8

【はじめに】

今回、TE-ZX1(ピヤホン6)をベースに開発したと思われる「コアキシャル3Dシステム デュアルダイナミックドライバー(10mmダイナミック型+6mmダイナミック型)」を搭載した「TE-W1-PNK(ピヤホン8)」を購入しました。つい先日「10mmダイナミック型ドライバー+平面磁気駆型ドライバー+BA型ドライバーx3 搭載 TE-ZX1-PNK(ピヤホン7)」を購入したばかりなんですが・・・忙しい話です(笑。

TE-ZX1(ピヤホン6)は「コアキシャル2wayドライバー構成(10mmダイナミック型ウーファー+平面磁気駆動型ツイーター)」となっており、TE-W1-PNK(ピヤホン8)はこの(平面磁気駆動型ツイーター)部分を(6mmダイナミック)に置き換えた構造と思われます。

過去に、何台かデュアルダイナミックドライバーのイヤホンを聞いたことがありますが、「迫力はあるけれどもっさりしていて切れがなく、低音・中音は強いが高音域が弱い」そんなイメージで、いずれもすぐ手放した記憶しかありません。そういう理由でTE-ZX1(ピヤホン6)の購入は見合わせていたのですが、評判がいいので買いました。

(ピヤホン6)や(ピヤホン7)に比べると(ピヤホン8)は破格の値段です。この価格はどこかに手を抜いているわけでは無く、(ピヤホン6)や(ピヤホン7)の開発で多分、設計や製造工程がある程度完成しているのと、平面駆動ドライバーやBA型ドライバーに比べ、すでに完成し枯れた技術のダイナミックドライバーの製造コストが安いということだと思っています。なので音質とかに手を抜いているとは思っていません。

さて「TE-W1-PNK(ピヤホン8)」どんな音が出るのでしょうか?重低音の出方はPNKらしく想像はつくのですが、中高音域、音場、抜け、全体のバランスがどんな感じなのか期待で一杯です。


メーカーキャッチコピー

ピエール中野氏がデザイン、サウンドチューニングを
完全監修した、通称“ピヤホン”シリーズの8機目

同軸上にダイナミックドライバーを2基配置したデュアルダイナミックドライバー構成により、デュアルドライバーでありながら、ドライバー間の位相差を可能な限り低減。2基のドライバーがそれぞれの特性に合った帯域を奏でることで、低音から高音まで幅広い帯域をバランスよくカバーし、滑らかな音のつながりと優れた音場感を実現しました。

外からのノイズを検出する「フィードフォワード」マイクと、耳の中でノイズを検出する「フィードバック」マイクで、通常の2倍の、左右計4基のマイクを併用するハイブリッドアクティブノイズキャンセリングが、本モデルではさらに進化。周囲の状況に応じて騒音抑制の強度を自動的に調整する“アダプティブハイブリッドノイズキャンセリング”を搭載。

さらに、“TE-W1-PNK”の迫力ある重低音と、クリアな中高音を際立たせるため、AVIOT独自のアルゴリズムを採用。音楽のビートに干渉する帯域を中心にノイズを除去、さらに騒音でかき消されやすい低中音域を広帯域で軽減。電車や車の走行音、街中の雑踏や人の話し声といった環境音が気になる場所でも静寂をつくり出し、かつてない没入感を実現します。


購入

★AmazonAVIOT TE-W1-PNK(ピヤホン8)

アダプティブハイブリッドノイズキャンセリング ワイヤレスイヤホン ピエール中野氏完全監修 コアキシャル3Dシステム ハイレゾ対応 イヤホン デュアルダイナミックドライバー 金属製ノズル採用 マルチポイント対応 最大50時間再生 IPX4防水 医療用シリコンを採用


仕様


■型式:TE-W1-PNK
■コアキシャル3Dシステム
  デュアルダイナミックドライバー
 (10mmダイナミック+6mmダイナミック)
■通話用内蔵マイク:高性能MEMSマイク×3
■バッテリー容量:イヤホン片耳 72mAh、チャージングケース 390mAh
■最大通話時間:約8時間
■最大連続再生時間:イヤホン単体 約16時間
  チャージングケース併用時 約50時間
 ※ 使用環境により変動する可能性があります
■イヤホン本体充電時間:約1.5時間
■チャージングケース充電時間:約1.5時間
 ※ 約10分の充電で最大60分再生可能な急速充電対応
■充電ポート:USB Type-C、ワイヤレス充電対応
■防水性能:IPX4相当※イヤホン本体のみ
■Bluetooth version:5.3
■マルチペアリング:8デバイス
■マルチポイント:2デバイス
■対応コーデック:AAC,SBC,LDAC
■対応プロファイル:A2DP,HFP,HSP,AVRCP
■ノイズキャンセリング:搭載
■高音質ハイレゾ対応:帯域不明
■同梱物
シリコンイヤーピース:S-short/S-tall/M-short/M-tall/L-short/L-tall 各サイズ1ペア、セミハードケース、カラビナ、
USB Type-Cケーブル1本、ユーザーマニュアル、製品保証登録カード
詳しくはメーカーホームページをご確認ください


【開封】

蓋を開けると、いつものサル顔がお出迎え!
真っ先に思ったのが、真っ黒でツルツルのケースです。ピアホン6・7と同じ形状ですが、脂っこい手で、ピアホン6のケースを3年ほど触り続けた様な感じで、よく滑るケースです。また、蓋がグラグラします。(これ新品ですよな?・・・)本体もシンプルですが、要所要所にコストカットの努力が見られます。ノズルはピアホン6と同じ径のようです。



本体ヘッド部分とケースの外側は
よ~く見ると若干パープルのラメが入っている
光の当たり具合で色が変化します










【イヤーチップ交換】

ノズルの径はピアホン6と同じだったので最初「AZLA(アズラ) SednaEarfit MAX」の(M)を装着しましあた。しかし、ケースに収めるとピッタリ入っているのに充電ランプがつきません。「AZLA(アズラ) SednaEarfit MAX」は肉厚なシリコンなのですが、よく見るとイヤホン自体が少し浮いています。どうも、ピアホン6のケースより少し堀が浅く見えます。これではイヤホンをケースに収めた時にスイッチも切れない、充電もしないことになります。そこで傘の高さが短い「アズラ(AZLA) AZLA SednaEarfit MAX for TWS」を装着しました。今度は問題なくスイッチも切れ充電も開始しました。


ノズルの拡大写真
これはSONY Xperia 1 Ⅵのテレマクロで撮影しました。 


とかくイヤーチップ選びはむつかしいです。
シリコン系とウレタン系で音質は全然変わります。現在は耳の痒くならない医療用シリコンのイヤーチップに統一していますが、シリコンであっても、形状やサイズによって音質が変わります。いつも「傘の広いタイプ・普通のタイプ、Mサイズ・MLサイズ・Lサイズ」など何度か付けたり外したりしてます。

耳の穴に対して
①オーバーサイズ:密閉度が増し低音がアップするが、高音域の抜けが悪くなる
②ジャストサイズ:密閉度は程よく、低音域も高音域のバランスよく出ます
③タイトサイズ:密閉度が低くなり低音はスカスカになり音漏れもする

また、オーバーサイズになるかタイトサイズになるかはイヤホン自体のノズルの長さも関係してくるので本当に難しいです。



【タッチ・タップ】

タッチ・タップについては、初めての時は「どこをタップすればいいのか?」よくわからず腹を立てたものですが、現在ではピヤホン6・ピヤホン7から試行錯誤のすえ完璧に極めています(笑。
装着します
耳珠(じじゅ)の少し前あたりに
右であれば右手の中指の指先
左であれば左手の中指の指先
をあてます。

中指の指先を耳珠の部分で固定したまま、
人差し指を振り下ろし、タッチやタップます。
私の場合は、これで100%
(タッチやタップ・ダブルタップ・長押し)など
を外すことはありません






【聴いてみる】

評価に使う楽曲

評価にはいつものようにYouTubeの「お洒落なミュージック」に掲載しているような楽曲を使います。音源データのサンプリングレートは(44.1kHz)(48kHz)(96kHz)(192kHz)のハイレゾがメインです。ファイル形式はFLAC又はAACです。


プレイヤー

いつもの「Neutron Music Player」を使用します。
設定等が複雑ですが、機能が多く音質が良いです。WindowosPC版も存在しており、私の手持ちの全ての端末で統一できます。

ノーマライゼーション(OFF)
イコライザー(OFF)に設定




プレイヤー(スマートフォン)について

E-W1-PNK(ピヤホン8)とほぼ同時期に買った、買い立てホヤホヤの「SONY Xperia 1 VI(ソニー エクスペリア ワン マークシックス)」TE-W1-PNKの対応コーデックは「LDAC」となります。

「SONY Xperia 1 VI対応コーデック」
Snapdragon 8 Gen 3搭載なのでコーデックは基本全て対応

コーデック サンプリング  ビットレート
SBC 48kHz/16bit         192kbps
AAC 48kHz/16bit         非公開
aptX 48kHz/16bit         384kbps
aptX HD 48kHz/24bit     576kbps
aptX Adaptive 48kHz/24bit     280kbps~420kbps可変
aptX Adaptive 96kHz/24bit     260kbps~640kbps可変
LDAC         96kHz/24bit     990kbps/660kbps/330kbps
aptX Lossless             44.1kHz/16bit       最大1200kbpsでビットレート可変
LC3 48kHz/32bit         16kbps – 320kbps
LC3(plus) 96kHz/24bit         16kbps – 320kbps



聴いてみる(LDAC) <エージング5時間>

まずエージング10時間ほど放置、鳴らしっぱなしからのレビューです。
TE-W1-PNK(ピヤホン8)は、TE-Z1PNK(ピヤホン6)「コアキシャル2wayドライバー構成(10mmダイナミック型ウーファー+平面磁気駆動型ツイーター)」の(平面磁気駆動型ツイーター)部分を(6mmダイナミックドライバー)に置き換えた構造と思っているので、大体の音の想像はついています。

3Dスペーシアルモード
TE-W1-PNKには「3Dスペーシアルモード」と言うのが存在します。実際にON/OFFで音を聴いてみると確かに音質が変化を感じます。ただし、ベースになる音の方向性が変わる事はありません。

OFF時
・音全体が目の前でまとまりよく鳴ります
・音場は狭すぎず広すぎない。奥行きはあまり無いです
・低音はしっかり出ており、全体的に繊細で見通しの良い音質
ON時
・中高音域が一歩前に出てきます。音場の広がり・深みもUP
・音圧、音の厚みがUP(ゲインがUPしている感じです)
・低音域のUP、高音域の伸びUP、全体的に濃厚な音質になります

基本的にTE-W1-PNKは他のイヤホンに比べると音圧が高めです。「3DモードON」の状態で長時間のリスニングすると若干「耳が疲れたなー」と感じる時がありました。音質の評価については、できる限り脚色の無い音で評価したいので、以降は「3DモードOFF」の状態でおこないます。


TE-W1-PNK(ピヤホン8)の基本チューニングは
10mmダイナミック型ドライバー:低音~低音よりの中音帯域
  6mmダイナミック型ドライバー:高音よりの中音~高音の帯域
かな?と思っています。段付きのない重低音~高音域が鳴ります。

それでは、聴いてみます。「おぉ~、これは想像以上に凄いです」低音~高音まで段付きなく高いレスポンスとスピード感でグイグイなります。この一体感はシリーズ共通ですが、ピヤホン8も例外なく素晴らしい一体感です。TE-Z1PNK(ピヤホン6)と構造は近いと思うのですが、はやりドライバーの違いで音質は全く違います。現状、中低音が塊になってドカンと来る感じです。

ただ、エージング5時間段階では音の見通しや抜け感、輪郭のぼやけなどが気になります。はやりエージングは50時間以上は必要でしょう。しかし、ダイナミック型ドライバーらしい温かみのある音質と、濃は厚な低音、押しのある中音そしてダイナミックドライバー1基では中々出せない綺麗な高音域に驚きます。ダイナミックドライバー1基の場合は通常低音域に重くを置くと高音域が出にくくなります。

中高音の音質は意外と固めで、全体的に硬質な音がします。10㎜と6㎜ダイナミックドライバーの振動版素材ですが「若干違うのでは?」と感じています。例えば10㎜は繊維素材、6㎜はベリリウムなどの金属素材でしょうか?ただ、2つのドライバーの一体感を考えると「やはり同じ素材かな?」とも思ってしまいます。エージングにより固めの音質がどう変って行くのか気になるところです。

中音域
見通しや抜け感は全然ですが、ハッキリ言って存在感は凄いです。エージングが進めば激しくも心地よい中音になること間違いなしでしょう。

低音域
しっかり唸ってますが、切れもなく輪郭もボケ、現状中音域に埋もれ気味です。エージングが進めば乾いた切れのいい低音になると思います。

高音域
最初、期待していなかったのですが、どうして美しくクッキリとした、高音が出ています。ただ、現状はスーッと伸びていくような感じではなく、スパッと出る感じです。このたたりも今後エージングでどう変わるのか楽しみです。

音圧
それはもう凄い。なのに疲れはありません。

解像度
高いとは思うのですが、エージング5時間の為、見通しも輪郭もぼやけてモワ~っとしています。

音場
現状、奥行も広さもあまりありません。


気になるところ
ケースの蓋を開けると、すぐペアリングがはじまります。これはケースに収めたまま、音がなる可能性を意味しています。試しました。
①イヤホンをケースに戻します(ふたは開けたまま)
②スマートフォン側でBluetooth接続を確認したところ接続したままです
③この状態で音楽をプレイします
④ケースのふたを開けたままのイヤホンに耳を近づけましが、音はなっていませんでした
⑤ケースのふたを閉めると、ペアリングは解除されます




聴いてみる(LDAC) <エージング20時間>

高音域が左右に少し広がりだしました。全体的に輪郭がしっかりしてきましたが、依然として見通しが悪く解像度の高さを発揮できていません。音の立ち上がりのレスポンスや音圧は更に良くなって来た気がします。




聴いてみる(LDAC) <エージング30時間>

さらに高音域が繊細になってきました。「ふぁ~」の広がりや伸びが出てきました。驚いたのは高音域が耳に刺さりだしたことです。大抵はエージング前に刺さることが多いいのですが、時間差で刺さりが出ているのは面白いです。高音域の刺さりが減少してくるとさらにエージングが進んだ事になります。中低音は輪郭こそシッカリしてきました。しかし、依然として「中低音の固まり感が強く、パワーは凄いけれども見通しが今一つ」といった感じです。




聴いてみる(LDAC) <エージング50時間>

中低音の膨満感が落ち着いて低音と中音の輪郭がシッカリして、見通しも良くなってきました。低音と中音の解像度も上がってきて各楽器の音も認識しやすくなってきました。




聴いてみる(LDAC) <エージング100時間>

約100時間を突破しました。
当初は低音と中音が団子状態で”ぼわっ”としてましたが、エージングにより低音~高音域までの各帯域がしっかりと分離し解像度の高さがしっかりとわかるようになりました。「輪郭」「切れ」「見通し」「音場」が格段に良くなりました。もちろん高音域の刺さりもなくなりました。

TE-W1-PNK(ピヤホン8)の構成ですが、中音域を中心に後ろで重低音が唸ります。更に中音域から繋がりよく高音域が出ます。ただ、高音域の広がりはピヤホン6・ピヤホン7ほどではなく、どちらかと言うとサッパリしています。ただ、ダイナミックドライバーとしてはシッカリとよく出ている部類なので優秀です。

中音域
低音よりの中音域はずば抜けた存在感を発揮します。男性ボーカルも、女性ボーカルもクッキリ聴きやすいです。位置的には各楽器と同位置から少し前くす。見通しや抜け感が出てきているので太く”ずしっ”と来るのに重くなく心地よいです。しかし、はやり中音域が安定すると音楽が締まります。

低音域
以前は見通しが悪く”ボワッ”としていたので、中音と低音の聴き分けが難しかったのですが、エージングによりしっかりと認識できます。中音域と上手くミックスしながらも、しっかしとベースやバスドラの重低音を聴くことが出来ます。しかも、若干乾いた感じもあり、「切れ」「見通し」が格段にUPしました。中音も高音も生かしながらの低音の存在感は流石ピアホンです。

高音域
存在感はシッカリありますが、あまり前には出てこない高音域です。切れも良く、スッキリとした繊細で美しい高音域です。やはり、そこまでもスーッと伸びていくような高音域ではありません。ただ、「中低音がここまで出ているのに高音域の存在感もシッカリある」そんな素晴らしいチューニングに感じました。

音圧
相変わらずダイナミックドライバーらしい音圧があります。空気が震えます。しかし、抜けも良く見通しも良いので、以前の様に暴力的ではありません。

解像度
非常に高いですが(ピヤホン6・ピヤホン7)では聴こえていても(ピヤホン8)では聴こえにくい音があります。この辺りはドライバーの構造・構成¥性能上仕方がないです。

音場
こじんまりしています。各楽器は左右に良く分離していますが高音域が端まで伸びて行かないのでどうしても空間は広く感じません。ただ、広ければ良いというものでもありません、(ピヤホン8)は目の前でガッツリ聴き取りやすい音楽が展開されます。

とりあえず、エージングにより各ドライバーも程よく馴染んできたように思います。よって、音質評価はいったん終了です。今後、大きく音質に変化があればご報告します。




聴いてみる(LDAC) <エージング150時間>

音場が少し広がり高音域の余韻がスーッと伸びるようになりました。低音・中音域のグッとくる音圧はそのまま中音域の見通しが更によくなりました。個体差やイヤーチップの種類によっても違いますが、シリコン系のイヤーチップなら、エージング時間は約100時間から150時間くらいでいい感じになると思いました。




【ピアホン6・7.8を比較する】

現在所有している3台のピアホンを比べてみます。



それでは比較してみます
スマホは
Xperia 1 VI (コーデックは全てLDACで比較)

性能比較 TE-W1-PNK TE-ZX1-PNK TE-Z1PNK
デザイン シンプルでシックなデザイン洗練されたデザイン メカニカルでガシェット感あふれるデザイン 黒のシボ塗装、レトロで高級感に溢れたデザイン
ドライバ 10mmダイナミックx1
6mmダイナミックx1
10mmダイナミックx1
平面磁気駆動型x1
BA型x3
10mmダイナミックx1
平面磁気駆動型x1
Bluetooth Bluetooth Ver.5.3 Bluetooth Ver.5.3 Bluetooth Ver.5.2
コーデック SBC,AAC
LDAC(96kHz/24bit)
SBC,AAC
LDAC(96kHz/24bit)
SBC,AAC
LDAC(96kHz/24bit)
ホワイト
ノイズ
ほぼなし ほぼなし ほぼなし
ノイズ
キャンセ
リング
あり(効き目:自然)
ON/OFF音質変化:低
あり(効き目:自然)
ON/OFF音質変化:低
あり(効き目:自然)
ON/OFF音質変化:低
電波干渉
時の挙動
少ない
音が一瞬切れます。
ビットレートの変化。
※必ず電波干渉の起きる大きなマンションの横を歩いての測定です。
若干多い
音が一瞬切れます。
ビットレートの変化。
※必ず電波干渉の起きる大きなマンションの横を歩いての測定です。
若干多い
音が一瞬切れます。
ビットレートの変化。
※必ず電波干渉の起きる大きなマンションの横を歩いての測定です。
マルチ
ポイント
あり
現在未使用
あり
現在未使用
あり
現在未使用
タッチ
スイッチ
良い
慣れは必要
良い
慣れは必要
良い
慣れは必要
周波数
特性
不明ですが多分最低でも
20Hz-40,000Hzでしょう。ひょっとしたら
10Hz-40,000Hzくらいかもしれません
不明ですが多分最低でも
20Hz-40,000Hzでしょう。ひょっとしたら
10Hz-45,000Hzくらいかもしれません
不明ですが多分最低でも
20Hz-40,000Hzでしょう。ひょっとしたら
10Hz-45,000Hzくらいかもしれません
DAC
アンプ
不明(多分中国) 不明(多分中国) 不明(多分中国)
Qi
ワイヤレス充電
対応 非対応 非対応
装着
センサー
対応 非対応 非対応
フィット感 良好 良好 良好
ノズル 金属製ノズル(普通) 金属製ノズル(極太 金属製ノズル(普通)
イヤー
チップ
★Amazon
AZLA SednaEarfit MAX for TWS(ML)
※ケース干渉があり、チップ交換には注意が必要
★Amazon
AZLA SednaEarfit MAX for TWS(L)
※ノズルが太くチップ交換種類の幅はかなり狭い
★Amazon
AZLA SednaEarfit MAX for TWS(ML)
※ケース干渉もなく比較的チップの交換幅は広い
バッテリー イヤホン単体
約16時間
イヤホン単体
約8時間
イヤホン単体
約7時間
防滴仕様 IPX4 IPX4 IPX4
着脱時の
落下率
ケースから出しにくい
ケースもイヤホンもツルツルで落下の可能性が最も高い。
ノズル部分を人差し指で押さえ頭を少し浮かせて親指で持ち上げると取り出しやすい
ケースから出しやすい
イヤホンは比較的簡単に親指で持ち上げてケースから出すことができる。ケース自体はサラサラの表面で、丸みを帯びているので気を抜くと滑って落とす可能性はある。
ケースから出しやすい
イヤホンは比較的簡単に親指で持ち上げてケースから出すことができる。ケース自体はサラサラの表面で、丸みを帯びているので気を抜くと滑って落とす可能性はある。
重量
不明 不明 不明
メーカー
通販価格
あくまでも
参考価格
¥17,820 税込
★Amazon
TE-W1-PNK
ピヤホン8

発売日:2024年4月
¥44,550 税込
★Amazon
TE-ZX1-PNK
ピヤホン7

発売日:2024年2月
¥36,000 税込
★Amazon
TE-Z1-PNK
ピヤホン6

発売日:2022年12月
音質比較
音場 音場レベル4.6
程よい音場が心地よい。ただ、ピアホン6・7に比べるとこじんまりしている。若干中央に集まり気味。
音場レベル4.8
端っこの方で鳴る微かな高音も認識できます。自然な共鳴も素晴らしいです。奥行きはあまり感じませんが、左右上下に程よくあります。
音場レベル5
端っこの方で鳴る微かな高音も認識できます。自然な共鳴も素晴らしいです。左右にスーッと伸びる共鳴はダントツに美しく個性的。
音圧 音圧レベル5
過剰とも思われる音圧があります。迫力満点。
音圧レベル5
十分な音圧があります。迫力満点。
音圧レベル4.8
十分な音圧があります。非常に自然です。
解像度 解像度レベル4.5
ダイナミックx2とは思えない高い解像度が出ています。
解像度レベル5
ダイナミックと平面磁気駆動のドライバーにバランスドアーマチュアドライバーによりバランスのよい高い解像度が出ています。
解像度レベル4.8
特に平面磁気駆動のドライバーによりクリアで透明感のある高い解像度が出ています。特に中音域~超高音域の解像度は素晴らしい。
クリア感
抜け感
・クリア:4.5
・抜 け:4.5

ダイナミックらしい温和な音質で、クリア感よりも柔らかさが勝ります。エージングに時間を掛ければ抜けも良くなりますが、抜けよりも押し出しが強く感じます。
クリア:5
抜 け:5
エージングに時間はかかりますが平面磁気駆動型ドライバー及びBA型ドライバーのクリア感は最高です。ただし、抜け感についてはピアホン6のほうがわかりやすいです。
クリア:5
抜 け:5

エージングに時間はかかりますが平面磁気駆動型ドライバーのクリア感は最高です。更に中音域から超高音域までフラットに一気に音が立ち上がり抜けも抜群です。
高音 高音域レベル4.5
力ずよく繊細な高音が出ています。BA型ドライバーの様にキラキラ感はありませんが普通のシングルドライブでは出せない美しい高音域です。
高音域レベル5
平面磁気駆動型ドライバーの「スーッ」と伸びる高音と、BA型ドライバーの「キラキラ」の高音が非常にバランスしており濃厚です。
高音域レベル5
繊細でムラのない平面磁気駆動型ドライバー特有の「スーッ」と伸びる高音は美しいです。更に超高音域の空気感も感じます。
中音 中音域レベル5
10mmが重低音~中音、6mmが中音域~高音域までを受け持っていると思われます。非常に厚みのある中音域で若干目の前に固まっている感じ
中音域レベル5
ダイナミック・平面・BAのそれぞれのドライバーの中音域の帯域が上手くバランスしており濃厚な中音域が出ます。
中音域レベル4.5
フラットな立ち上がりの綺麗な中音域で、このまま高音域に繋がります。更にフラットがゆえにダイナミックの低音がより存在感を出します。
低音 低音域レベル5
これぞダイナミックドライバーの重低音!非常に厚みのあり濃厚。
低音域レベル4.5
BA型ドライバーの中音域が前に出るので、唸る重低音は若干裏方に。
低音域レベル5
唸るような重低音が出ます。ダントツにシンプルで美しい低音。
打楽器 切れよく文句なし。特にバスドラなどは重厚な圧を感じます。迫力満点。 全ての打楽器が濃厚で切れよく文句なし。シンバルんのシャリシャリ間も最高です。 バスドラはダイナミックドライバーで唸り、それ以外は平面ドライバーで切れ良く拡散、文句なし
ボーカル 男女ボーカルもシッカリと美しいです。ダントツで中音域の押しが強いです。 男女シッカリと美しいです。中音域にパワーがあるので、押しの強く生き生きしてます。 男女ボーカル共に繊細で美しい。ただ、フラットな出方で前に出てくる感じではない。
相性の良い
ジャンル
オールラウンド
特にアップテンポなロック、ポップス、アコースティックな楽曲が良い感じです。
オールラウンド
EDM、ロック、ポップス、フュージョンなど特に電子楽器を多用する楽曲が良い感じです。
オールラウンド
EDM、ロック、ポップス、フュージョン・ジャズ・クラシックも行けます。
一押し
ポイント
重低音~高音域までダイナミックドライバーならではの迫力に身を任せる
エージング前、初めて音を聴いた時「ボアっとして、力任せに大きな音を出すだけの、デュアルダイナミックドライバー」というイメージでした。しかし、エージングが進につれ、繊細で輪郭もしっかりし見通しも良く、重低音~高音域まで段付きの無い音質に変化してゆきました。また、限りなく全再生帯域を正確に表現しています。正直、普通のダイナミックドライバー1基にはもう戻れないと感じました。
解像度が高く、すべての楽曲がゴージャス、そして美しくバランスする
基本ピアホン6にBA型ドライバーをプラスし再チューニングしたイヤホンです。エージング前は正直グチャグチャな音で「大丈夫なの?」と心配しました。しかし、エージング後「素材も構造も違う5ドライバーのまとまりの良さ」にビックリします。高解像度、高い音圧、深い低音域、厚みのある中音域、どこまでも抜けるキラキラした高音域、一体感、どれをとっても素晴らしいです。
個性的で重低音と超高音域の空気感まで感じる、シンプルな美しさ
ダイナミック型ドライバーの迫力の低音と、中音域~高音域まで一気に立ち上がる平面駆動型ドライバーの音、それぞれの特性および存在感をしっかり感じながら、それでいてシンプルにまとめている。これほど特性の違う個性的ドライバーの音を大切にしながら一体化を持たせているイヤホンを他に知りません。見事です。ピアホン7・8が発売された今でも手放せない逸品です。
デメリット
と感じる所
個体差化もしれませんが、ケースの蓋がグラグラしており、耐久性に不安が残ります。また、ケース内が若干底上げしているのかイヤーチップのサイズ種類によってはケースに収まりません。 兎に角ノズルが極太でイヤーチップ選びと交換が大変でした。解像度が高く全ての音が押し寄せるので、個人的に長時間聴いていると若干疲れます。贅沢な悩みです(笑 はやり電波干渉に弱く感じます。物っと切れることは少ないのですが、ピットレートの変動(音の変動、揺れ)を感じる事がたまにあります。個体差化もしれません。
総合評価 ★★★★★5.0 ★★★★★5.0 ★★★★★5.0
比較結論

■抜け感・解放感
TE-Z1PNK(6) >>TE-ZX1-PNK(7) >>  TE-W1-PNK(8)

■音の柔らかさ
TE-ZX1-PNK(7) >> TE-Z1PNK(6)>> TE-W1-PNK(8)

■音の乾き
TE-ZX1-PNK(7) >> TE-Z1PNK(6)>> TE-W1-PNK(8)

■音の繊細さ
TE-ZX1-PNK(7) >> TE-Z1PNK(6) >> TE-W1-PNK(8)

■音場:左右への広さ 
TE-Z1PNK(6) >>TE-ZX1-PNK(7) >>  TE-W1-PNK(8)

■音場奥行 
TE-Z1PNK(6) ==TE-ZX1-PNK(7) =>  TE-W1-PNK(8)

■音場上下 
TE-W1-PNK(8) =>TE-Z1PNK(6)==  TE-ZX1-PNK(7) 

■解像度の高さ
TE-ZX1-PNK(7) >> TE-Z1PNK(6) >> TE-W1-PNK(8)

■レスポンス・スピード感
TE-Z1PNK(6) ==TE-ZX1-PNK(7) ==  TE-W1-PNK(8)

■低音の深み 
TE-Z1PNK(6) =>TE-W1-PNK(8) =>  TE-ZX1-PNK(7)

■中音(低音より)の厚み
TE-W1-PNK(8) >> TE-ZX1-PNK(7)>> TE-Z1PNK(6) 

■中音(高音より)の厚み
TE-ZX1-PNK(7) >> TE-W1-PNK(8)>> TE-Z1PNK(6) 

■中音・高音のキメの細かさ
TE-ZX1-PNK(7) => TE-Z1PNK(6) >> TE-W1-PNK(8)

■高音の煌めき
TE-ZX1-PNK(7) => TE-Z1PNK(6) >> TE-W1-PNK(8)

■高音の余韻・共鳴 
TE-Z1PNK(6)=> TE-ZX1-PNK(7)  >> TE-W1-PNK(8)

■押しの強さ・迫力 
TE-W1-PNK(8)>> TE-ZX1-PNK(7) => TE-Z1PNK(6) 

■音質のナチュラル度 
TE-W1-PNK(8)=> TE-ZX1-PNK(7) == TE-Z1PNK(6) 

■音質のトータルバランス 
TE-ZX1-PNK(7) => TE-W1-PNK(8)== TE-Z1PNK(6) 

■没入感
TE-Z1PNK(6) ==TE-W1-PNK(8) ==  TE-ZX1-PNK(7)

■疲れやすい
TE-ZX1-PNK(7) => TE-W1-PNK(8)== TE-Z1PNK(6) 

■各ドライバーの一体感
TE-Z1PNK(6) ==TE-ZX1-PNK(7) ==  TE-W1-PNK(8)

■古い楽曲のリフレッシュ度
TE-ZX1-PNK(7) =>TE-W1-PNK(8) ==  TE-Z1PNK(6)

■コストパフォーマンス
TE-W1-PNK(8) >>>TE-Z1PNK(6)>  TE-ZX1-PNK(7) 

■個人的な好み
TE-W1-PNK(8) ==TE-ZX1-PNK(7) ==  TE-Z1PNK(6)

全てにおいて言えることは、それぞれバラバラなドライバ構成の変態イヤホンを、重低音・低音をベースに一体感を持たせ音をまとめているということです。全て「似ているようで、似ていない」、「似ていないようで、似ている」そんな世界観を持つ素晴らしいイヤホンです。
多分、基本的に低音域を受け持つダイナミックドライブは3機種まったく同じドライバーユニットを使用していると思います。そうなると本来は「低音域の出方は全て同じ」になってもいいと思うのですが、実際はそうはなりません。3機種それぞれ相棒になっている他のドライバーの構成種類が全部違うからです。相棒になるドライバーによって低音の出方も変わってくるし、全体の音質は全く方向性がまったく異なります。
PNKシリーズの使命は、それぞれ構成の違うイヤホン毎の個性や方向性を壊さずに「唸るような低音を出すべくチューニングを行うこと」だと思います。そういう意味でこの3機種は全て成功していると思います。
そして「価格の違いが音質の違い」に決してなっていない所が凄いです。それぞれ、安くても高くでも満足のいく低音とバランスされた素晴らしい音を出します。AVIOTさん素晴らしいです。

 正直「全部、手放せない!」と言う結論です。




【異種対決 有線SHANLING SONO Vs 無線TE-W1-PNK】

今回、なぜ有線と無線かと言うと、ドライバーの構造にあります。いずれも2つのダイナミックドライバーがパッケージされており、意外と近い低音域と中音域を出すと感じたからです。ただ、SHANLING SONO(シャンリン ソーノ)はBA型ドライバーが1基プラスされているのと有線ということもあり音質的にTE-W1-PNK(ピヤホン8)が不利であることはご了承ください。スマートフォンにはSONY Xperia 1 VI(ソニー エクスペリア ワン マークシックス)を使用します。


低音域&中音域用:同軸デュアルダイナミックドライバー×1式
          ・バイオセルロースダイアフラム(低域)x1
          ・液晶ポリマーダイアフラム(中域)x1
高音域用:BAドライバー×1
再生周波数帯域:16Hz~40,000Hz広帯域再生

★AmazonTRN T2 Pro リケーブル 2Pin

2.5 3.5 4.4 mm 交換式プラグ イヤホンケーブル 16芯OFC銀メッキ線 イヤモニ バランスケーブル イヤフォン アップグレードケーブル (2pin, グレー)

SHANLING SONO(シャンリン ソーノ)の音を聴きます。
やはり「Xperia 1 VI」3.3㎜ジャックで聴く音は良いです。濃厚でパワーに溢れている、高い解像度、高い音圧、見通し・抜けが良い、輪郭がスッキリしています。さて、低音ですが、深く濃厚な切れのある低音がズシズシ来ます。中音域もシッカリしているのでボーカルやドラムスも抜群です。いくら聴いても飽きません。
はやり、シビアに比べてみると全体的にTE-W1-PNK(ピヤホン8)は「解像度が低い」「見通しや抜けが悪い」「高音域の煌めきがない」「音場の広がりが少ない」となってしまいます。ただ、流石にPNK、「低音」「濃厚なパワー感」に関しては遜色ないと感じます。しかし、体感的にTE-W1-PNK(ピヤホン8)は非常に満足できるものであり、完全ワイヤレスイヤホンで。圧縮した音源をにおいて、「有線イヤホンに肉薄する体感」をさせるのは凄いと感じます。








【総括】
TE-W1-PNK(ピヤホン8)は、TE-Z1PNK(ピヤホン6)とTE-ZX1-PNK(ピヤホン7) に比べても全く引けを取らない音質です。ドライバーが違うので全体的な音質は違うのですが「良い音」という意味ではすべて一貫しています。また、PNKらしく低音はもちろ満足できます。
そういう意味でも2万円を切る価格帯でこの音質は破格とも言えます。
次の(ピヤホン9)はどうなるのかなぁ~?きっと、また買うんだろうなぁ~(笑

やっぱりピヤホンの低音が好きな方、空気の振動を感じたい方、昔ながらのダイナミックドライバーの音が好きな方、非常にコストパフォーマンスのいい商品です。検討の一つにされてはいかがでしょうか。

※ウレタン系とシリコン系のイヤーピースの違いだけでも音質はガラリと変わってしまいます。内容はあくまでも個人的な環境下での考えですのでご了承ください。参考程度にお読みいただければ幸いです。