2011年2月6日日曜日

Eee PC 1215Nを購入!再びASUSのATOM搭載マシンにチャレンジする

ASUS EeePC 1215N
(写真真中:1215N 左上:901x 左Ziio7)

私は過去にイーモバイルの「契約するとnetPC Eee901Xが100円でもらえる」という素晴らしい戦略にまんまと引っかかり喜び勇んで契約をした。購入初日は満足していたのだが3日目から私のご機嫌は一気に悪くなっていった。 SSDの容量不足!画面の解像度の低さ!ATOMのかったるさ、おまけに当時のイーモバイルの遅いこと・・・。後の祭りだった(^^、) 2年間この最悪の環境を使わないといけないと思うとテンションは下がりまくり、以来EeePC901Xは押入れを温めることとなる。
それ以降、私の人生の中にイーモバイルとATOMの選択肢は存在していなかった。
※現在 EeePC901Xはリナックスサーバーとして役目を果たしています。


時は流れ、現在インフラはWiMAX!超ご機嫌である。そしてある日突然、モバイルPCが欲しくなった。さあ、機種選定の時!この時間が一番楽しい。
条件としては、 ①安いこと ②12インチから13.3インチ ③気軽に持ち運びが出来ること ④バッテリは4~5時間程度。
当初 AMDかインテルCeleronかCorei3あたりのCPUで検討していた(あえて視界からATOMの文字を排除していた)。しかしある記事を目にする。EeePC1215Nに搭載されたATOM+nDIVIAのIONである。詳細は割愛するがIONの評価は高くATOMのお話にならないグラフィックをアプリケーションの状況に応じてIONに切り替えるらしい。つまりATOMの不得意分野をnDIVIAのIONがカバーするということらしい。

●デュアルコアATOMしかもデスクトップ用
●次世代ION (CUDAに対応)
●USB3.0
●12.1インチという最近では減ってきたサイズ
(13.3インチは正直ボディーがでかくなり気軽に持ち運びできない)

悩んだ、同等金額のi3マシンを買うか、ATOMにリベンジするか!
ほんとに悩んだ、その時何故か黒モデルのみアマゾンで激安になった!
なぜだ!・・・・ポチ



★ファーストインプレッション(^^)

【画面及びボディーサイズ ○】

モバイルではこのサイズが最適と思われる、老眼の私でもなんとか文字が見えるし解像度も標準的。ワイド液晶の昨今、12.1インチの横幅はほぼA4サイズ、持ち運びには最適。重量もマズマズ。


【キーボード ○】

EeePCの他のモデルはあまり評価は良くなかったので心配したが、このマシンはかなり良い!
タワミもなくクリック感も適度、端から端まで使ったキーボードはキーピッチも良好。最近はやりのキャラメルトップも打ちやすい!ちょっとシフトと矢印キー周りが変則だが慣れの範囲だ。


【静粛性 △のち◎】

ファンの音は殆どせず良好なのだが、そのため余計ハードディスクのカリカリ音が気になって仕方ない。 1週間後に保証対象外を覚悟でインテルSSDに載せ替える。その後、激静粛!激速!となり◎。 しかしSSD組み込みの際、カバーの一部プラスティックのピンを飛ばしてしまい(涙)


【CPU&グラフィック(ATOM&ION) エンコードに過度の期待をしないのなら◎】

Adobe CS4 をメインで使っているのだが現状使用感に問題なし!
フォトショップで3Dもグリグリ回る!ただ気になったこともある、AbbeCS4のアップデートでアプリがインストール出来ないものが5個ほどあった。 IONのデバイスドライバをアップデートしたところインストール不可が2個に減った。 IONとの相性に問題があるのか?
現在使用中に不具合が出ることはないが、ちょっと気になる。


【ここは改善の余地あり】

①USBのコネクタが固い ②タッチパットのボタンが固い ③もうちょっと軽くできないか?
と、この程度の不満しかない


【総括】

久々のATOMはIONのおかげで別物に生まれ変わっていた。
グラフィックパワーを必要としないアプリでは内蔵の省電力のグラフィックを使い、パワーを必要とするグラフィックにはIONが使われる。 省電力とパワーと両立した素晴らしいマシンだと思う。


特にIONは素晴らしいと思う。 最近のnDIVIAはほんとうに凄い、アンドロイドのスマートフォンやタブレットの世界では現在最も成功しているのではないだろうか?インテルにとって何時かnDIVIAは目の上のタンコブになるだろう!(^_^;) さらに、2011年2月に発覚したインテル・チップセット6シリーズのバク、nDIVIAにとっては追い風になる気がしてならない。

2011年02月にはARM・nDIVIA・Qualcommはクアッドコアのタイムスケジュールも発表している。本当にこの分野の進化は留まることを知らない、ARMの設計の進歩とnDIVIAやQualcommの開発スケジュールのレスポンスの良さ!そして過渡期であるがゆえのGoogleOSの開発スピードを面白さ! インテル&マイクロソフト軍団は背中に張り付いたARM&グーグル軍団をきっと疎ましく思っているに違いない。
果たして2012年後半、この業界の構図はどうなっているだろうか?

EeePCのクアッドコアARMチップ搭載のグーグルCromOSマシンやAndroidを見てみたいと思うのは私だけだろうか・・・?でたらキット買うと思う!いや絶対買う!その時はAdbeさんもきっちり乗っかていてほしい。


話はそれましたが、 EePC1215N とても良いマシンです!
モバイルマシンをご検討の方は選択肢のひとつにしてはいかがでしょうか。



スペック

OS Windows® 7 Home Premium 32ビット 正規版
表示機能 液晶ディスプレイ:12.1型ワイドTFTカラー液晶(LEDバックライト)


解像度:1,366×768ドット(WXGA)


グラフィックス機能:次世代NVIDIA® ION™(NVIDIA® Optimus™ Technology対応)


ビデオメモリ:512MB


外部ディスプレイ出力:最大1,920×1,080ドット
CPU/チップセット CPU名:インテル® Atom™ プロセッサー D525


動作周波数:1.8GHz


2次キャッシュメモリ:512KB×2
LAN機能 100BASE-TX/10BASE-T(RJ45)
メモリ 標準/最大:2GB/4GB


仕様:DDR3-800(PC3-6400)


メモリスロット:SO-DIMMスロット×2(空きスロット×0)
無線機能 無線LAN:IEEE802.11b/g/n


Bluetooth機能:Bluetooth 3.0+HS
記録装置 ハードディスクドライブ:約320GB
Webカメラ 30万画素Webカメラ内蔵
オーディオ機能 サウンド規格:インテル® ハイデフィニション・オーディオ準拠


スピーカー:ステレオスピーカー内蔵


マイク:デジタルマイク内蔵
インターフェース 外部ディスプレイ出力:D-Sub 15ピン×1、HDMI出力×1


USBポート:USB 3.0×2、USB 2.0×1


カードリーダー:SDHCメモリーカード、SDメモリーカード、SDXCメモリーカード、マルチメディアカード
バッテリー バッテリー駆動時間:約4.7時間


バッテリー充電時間:約3.9時間
電源 電源:ACアダプターまたはリチウムイオンバッテリー(6セル)


消費電力:最大約34.8W


エネルギー消費効率 (2007年度基準):I 区分0.00039(AAA)
サイズ 幅296mm×奥行き203mm×高さ23~37mm


※突起部除く/バッテリー装着時
質量 約1.4kg


※バッテリー装着時
詳細スペックは ASUSホームページ

下記 アマゾン参考リンク