2026年1月9日金曜日

DUNU(ドゥヌ)DN 242「2DD+4BA+2Planar」片側8基のドライバー、5Wayクロスオーバー構成の美しいイヤホン。簡単にレビュー評価してみます。

 

DUNU(ドゥヌ)DN 242

【はじめに】


以前2024年12月に「6ドライバー搭載のDUNU(ドゥヌ)Da Vinci(ダビンチ)」を購入しました。そして2026年1月に「Da Vinciの後継機?」とも言われている「DUNU(ドゥヌ)DN 242」を購入しました。内容的にはDa Vinciをベースに更に多ドライバー化しチューニングしたような感じです。イヤホン本体(筐体)のサイズ感はほぼ同じです。個人的にはDa Vinciで大変満足しており別に買わなくても良かったのですが「Da Vinciの次に来る音ってどんなの?」と気になってしまい購入しました。


メーカーホームページの説明


≪多ドライバーが織りなす音響の饗宴≫

DN 242は、2基のダイナミックドライバー、4基のバランスドアーマチュア、2基のマイクロプラナードライバーを搭載。 8基のドライバー、3種類の構造、5ウェイ周波数分離によって、ユ ニットの境界を超えた音響の探求を実現。 すべては、音の細部への飽くなきこだわりのために。

≪ 精緻を極めたデュアルシステム5ウェイ構成≫ 超低域から超高域まで、完全独立の5チャンネル構成。 音導+電子クロスオーバーによるデュアルシステムが、各帯域を精密に制御。 優れた位相整合と滑らかな音のつながりを実現します。

 ≪沈み込みと透明感のバランスが際立つ低域≫ 10mmダイナミックドライバーが担う超低域は、この“音響交響曲”の土台。 過度な重低音を狙うのではなく、深海の海流のように静かで力強く、バスドラムの沈み込みは深くもキレがあり、ベースの低域も自然に伸びる。複雑な編曲の中でも低域の輪郭が鮮明に描かれます。

8mmダイナミックドライバーによる低域は、まるで繊細なフィルターのように余分な濁りを取り除き、ドラムの余韻やエレキベースの粒立ちをクリア に再現。 この2基のダイナミックドライバーによる役割分担が、「低域が強い=もっさりしている」という先入観を覆し、教科書的とも言える低域のレイヤー表現を実現しています。

≪繊細で温かみのある中高域≫ 4基のバランスドアーマチュアの協調によって、中高域はまさにボーカルと楽器の舞台。ボーカルは中央にしっかり定位し、密度がありながら硬さのない音像。男性ボーカルの厚みある質感も、女性ボーカルの繊細なブレスも、歌い手の感情まで正確に再現。

歯擦音の処理も絶妙で、耳に刺さらない自然なバランスを実現。楽器の表現も抜群で、バイオリンの高域ハーモニクスは明るくも鋭すぎず、ピアノの中音域には明瞭な粒立ちが感じられ、サックスの中域の厚みも余すことなく描写。

BAドライバーの高い解像力が遺憾なく発揮されつつも、“解像度のための解像度”には陥らず、音楽としての自然さと余裕がしっかりと保たれています。

≪空気感を纏う、極高域の描写≫ 極高域では、2基の高性能マイクロプラナードライバーがまさに音の「仕上げ」。無理に明るさを強調するのではなく、薄霧のように軽やかに広がる。トライアングルの倍音は自然に伸び、シンバルの余韻は儚く、録音に含まれる微細な空気感までも捉える精度を備えています。

主張しすぎることなく、しかし空間全体に「透明な空気感」をもたらし、サウンドステージに奥行きと広がりを加える――まさに音楽の空間表現における決定的な一手です。


【購入】

AmazonDUNU DN 242( 2DD+4BA+2Planar)片側8ドライバー 有線イヤホン

仕様

■製品:DUNU DN 242

■カラー:レッド(マーブル模様のある深みのある赤)

■ドライバー:

 (低音用)10 mmダイナミックドライバーx1

 (低音用) 8 mmダイナミックドライバーx1

 (中音用) カスタム BA型ドライバーx2

 (中高音用)カスタム  BA型ドライバーx2

 (高音用) カスタム マイクロプラナーツイーターx2

■インピーダンス: 35Ω

■感度:110dB/mW (@ 1 kHz), 125dB/Vrms (@ 1 kHz)

■周波数応答範囲: 5Hz-40kHz

■コネクター:標準2pin 0.78mmピン

■重量:約8.1 g (片側)

■付属:高純度4芯銀メッキ単結晶銅ケーブル。3.5mmシングルエンド、4.4mmバランス(Q-Lock Mini クイックスイッチモジュラープラグシステム)、S&Sイヤチップ4サイズ、Candyイヤチップ3サイズ、バランスイヤチップ3サイズ、イヤホンケース、クリーニングブラシ、標準プラグアダプタ

※詳細はメーカーホームページをご覧ください



【開封】
アニメ好きな方が喜びそうなパッケージです。
中の箱は黒でシンプルで好感が持てます。(Da Vinciと同じ箱です。)実際のイヤホンの色を見て「おっ」と思いました。Da Vinciとはまた違ったインパクトです。筐体はDa Vinciとほぼ同じで、高級感もあり造りもシッカリしていました。あくまでも個人的なイメージですが、「Da Vinciは非常に価値のある渋い骨董品で同じ柄を持っている人とは出会わない」DN242は「鮮やかなキラキラ宝石だが、他にも持っている人も確実にいる」と言った感じでしょうか。









【ケーブルとイヤーチップを交換】
有線イヤホンのチューニングで一番重要なのは「ケーブルとイヤーチップ」だと考えています。後にDa Vinciとの音の違いも確かめたいのでケーブルとイヤーチップ」はDa Vinciと全く同じ定番の構成とします。

Amazonアズラ(AZLA) SednaEarfit MAX [イヤーピース Lサイズ2ペア] テーパード構造 医療用シリコン スタンダード設計 一体型シリコンフィルター搭載 細軸ノズルアダプター付属 低刺激 快適フィット

AmazonTripowin Alteaアップグレードされた6N-OCC Litz 4コアHIFIイヤホンケーブル 高純度(99.9999%)6N単結晶銅ケーブル(0.78mm2pin差し込み式, 4.4mm)

まずイヤーチップの取り付け





ケーブルの取り付けをして完了






【聴いてみる】


■評価に使う楽曲
評価にはいつものようにYouTubeの「お洒落なミュージック」に掲載しているような楽曲を使います。音源データのサンプリングレートは(44.1kHz)(48kHz)(96kHz)(192kHz)のハイレゾがメインです。ファイル形式はFLACです。

プレイヤーは、SONY Xperia 1 Ⅶ(セブン)に標準搭載の「ミュージック(Xperia専用と思われます。)」と言うアプリを使用します。設定等も簡単ですしパソコン用のオーディオ管理ツール「ミュージックBee」で作成したプレイリストも転送後問題なく利用できます。また、非常にデータへのアクセスレスポンスも良く、操作もサクサクで、音質も抜群に良いです。

また、再生音質で「オーディオエフェクト」機能も搭載しています。動画再生時に効果がありそうです。ハイレゾでない音源をハイレゾ相当にアップリンクする機能もあります。流石SONYと言ったところです。Xperiaをご利用の方は是非「ミュージック」をお試しください。




■プレイヤー(スマートフォン)について
SONY Xperia 1 Ⅶ(セブン)を使用します。Socは最新のSnapdragon 8 Elite Mobile Platformです。BluetoothはVer 6でこちらも最新バージョン。コーデックもフル対応です。

対応コーデック

コーデック サンプリング  ビットレート
SBC 48kHz/16bit         192kbps
AAC 48kHz/16bit         非公開
aptX 48kHz/16bit         384kbps
aptX HD 48kHz/24bit     576kbps
aptX Adaptive 48kHz/24bit     280kbps~420kbps可変
aptX Adaptive 96kHz/24bit     260kbps~640kbps可変
LDAC           96kHz/24bit     990kbps/660kbps/330kbps
aptX Lossless            44.1kHz/16bit       最大1200kbpsでビットレート可変
LC3 48kHz/32bit     16kbps – 320kbps
LC3(plus) 96kHz/24bit         16kbps – 320kbps



■利用Bluetooth レシーバー

FiiO(フィーオ) FIIO BTR17に4.4㎜コネクタで有線接続します。
DAC:ES9069Q×2、アンプ:THX AAA 78+、Bluetoothチップ:QCC5181
・QCC5181搭載による最新鋭のワイヤレス性能でロスレスオーディオにも対応
・詳細な音質調整を可能にする10バンドの高精細ロスレスPEQを搭載
・デュアル「ES9069Q」DACによる高品位な音質再現
・「THX AAA 78+」アンプによる強力な出力と優れた音質
・4.4mmバランス出力:650mW (32Ω、THD+N<1%)
・周波数特性:20Hz~80kHz(<3dB)
・高音質かつクリーンにこだわった精密な電源設計
・業界最新のBluetooth5.4に対応
・主要な高音質コーデックを網羅
 aptX Lossless:1200 kbps
 LDAC:990 kbps
 aptX HD:576 kbps
 aptX Adaptive:420 kbps
 AAC:328 kbps

aptX Lossless対応:CD音源がBluetooth無線において有線接続と遜色ない音質で聴ける
最近ではDa Vinciや他の有線イヤホンに関してもスマホ+BTR17」の組合せで利用しています。現在ではこの組み合わせが私のスタンダードです。



■聴く前のエージング
個人的にイヤホンのエージングは絶対に必要と思っています。特にダイナミック型ドライバーと平面駆動ドライバーは振動版が馴染んで安定するまでに、最低でも50時間以上、理想は100時間程度だと思っています。エージングには「パソコン+FIIO KA15」を利用します。

パソコンのプレイヤーはMUSIC Bee
DACアンプはFIIO KA15
通常聴く時のボリュームの10%程度の音量で50時間流しっぱなしにします。
50時間エージング完了



ファーストインプレッション
エージング50時間越え(Bluetooth aptX Lossless接続、4.4㎜バランス接続)

DN 242の音を初めて音を聴きました。
正直「Da Vinciと何が違うの?」が率直な感想です。しばらくDN 242を聴いてからDa Vinciを聴きました。しばらくDa Vinci聴いてから再度DN 242を聴きなおしました。

性能比較DUNU DN 242Da Vinci
デザイン宝石の様な美しいレッド
Da Vinciとはまた違った美しさがあります。完熟トマトと言うかルビーと言うか、Da Vinciがとても地味に見えます。
どんな柄が届くか分からない
耳に良くフィットするデザイン。天然木目五つ葉カエデのスタビライジングウッドフェースプレートが魅力です。
ドライバ

(低音用)10mm DDx1
(低音用) 8mm DDx1
(中音用) カスタムBAx2
(中高音用) カスタムBAx2
(高音用) カスタム
Planarx1
超低域から超高域まで、完全独立の5チャンネル構成

(低音用)10mm DDx1
(低音用) 8mm DDx1
(中音用) BAx2
(中高音用) BAx1
(高音用) BAx1
高精度 3D プリント音響チャンバー
インピーダンス35Ω35Ω
感度
110 dB/mW
109 dB/mW
周波数応答範囲
5Hz-40,000Hz
5Hz-40,000Hz
ベント
なし
なし
本体素材樹脂?厳密には素材は不明樹脂?厳密には素材は不明
コネクター(0.78mm2pin差し込み式)
★Amazon6N単結晶銅ケーブル
(0.78mm2pin差し込み式)
Amazon6N単結晶銅ケーブル
フィット感良い良い
イヤーチップ★AmazonAZLA SednaEarfit MAX(L)★AmazonAZLA SednaEarfit MAX(L)
メーカー通販価格
あくまでも参考価格
価格53,699円前後
★AmazonDUNU DN 242
価格51,490円前後
★AmazonDa Vinci


圧倒的な解像度の高さ、濃厚な太い重低音、どこまでも抜けてゆく高音域、存在感のある中音域、圧倒的な音の厚み・深み、洗練された音質です。

高音:繊細で美しいです。「煌めき・クリア・共鳴・余韻」全てが素晴らしい。
中音:男女問わずボーカルの安定感が半端ないです。打楽器・弦楽器も素晴らしい。
低音:厚みがあり、濃厚で深い低音が出ます。暴力的ではない切れの良い低音です。
音場:音の広がりは、まるで小宇宙の様です。しかも、ギュッと全ての音が濃厚。
音圧:余裕の音圧です。ボリュームを絞っていてもシッカリと存在感があります。
解像度:DAPへの有線バランス接続時の解像度と比べても遜色ありません。


DN 242+FIIO BTR17 バランス接続の音質評価
上記、Da Vinciの音質をベースに要所要所がブラッシュアップされている様に感じました。

低音域
若干エージング不足を感じますが、ほぼ同じ感覚の低音です。
更なるエージングで良くなると思います。

中音域
Da Vinciに比べると更に繊細で高い解像度を感じます。

高音域
Da Vinciの高音域に微細な共鳴が加わり空気感を感じます。

音場
楽曲によっては高音域のラストがスッと広がり空気感が加わります。

音圧
Da Vinciとそう変わりません

解像度
そんなに違わないですがよく聴くと、Da Vinciに比べると中音域・高音域の解像度が高くなっていると感じます。4BA+2Planarの効果が高いです。

更なるエージングで音質に変化があったら、追加報告します。



【総括】
「DN 242」は「Da Vinciの後継機」ではなく、Da Vinci plus」という位置づけの方がシックリきます。「DN 242」も「Da Vinci」も音質は満足のゆけるものです。良い音と、他人と被らないプレートが気になる方はDa Vinci」、空気感のある高音域とプレートの赤が気になる方は「DN 242」がおすすめです。


※ケーブル交換、ウレタン系とシリコン系のイヤーピースの違いだけでも音質はガラリと変わってしまいます。内容はあくまでも個人的な環境下での考えですのでご了承ください。参考程度にお読みいただければ幸いです。