2024年8月12日月曜日

ASUS (エイスース)Zenbook S 16 (UM5606) 16インチ超薄型 AI機能搭載ノートパソコン!美しさも備え所有する喜びは格別です。簡単にレビューします。

 

ASUS Zenbook S 16

【はじめに】

下記は「私の理想のノートパソコン条件」です。

①液晶が16インチであること
②薄くて軽くて持ち運びが楽なこと
③JIS配列キーボードのみ、ど真ん中!テンキー不要!
④発色が良く色域がAdobeRGBにもきちんと対応していること
⑤ハイスペックで生成AIもスイスイ動くこと
⑥かっこいいデザインであること

しかし、未だ出会いはありません。たったこれだけの条件なのに。
「ThinkPad T16 Gen 2 AMD」やマウスコンピュータの「「DAIV Z6(i9+RTX 4070)」も良い所まで行っているのですが、キーボードが致命傷なのです。
でも、とうとう出たのです。凄いのがぁ~!(´;ω;`)ウゥゥ


【購入】

Amazon:ASUS Zenbook S 16

ASUS ノートパソコン Zenbook S 16 UM5606WA 16型 AMD Ryzen AI 9 HX 370 メモリ32GB SSD 1TB Windows 11 重量 1.5kg Wi-Fi 7 Type-C給電対応 有機ELパネル搭載 カードリーダー Copilotキー搭載 AI PC UM5606WA-AI9321GR/A


ASUSメーカーのキャッチ

ASUS Zenbook S 16

パフォーマンスと洗練さを組み合わせた、16インチ超薄型 AI機能搭載ノートパソコンです。筐体には、自然からインスピレーションを得たカラーを採用したハイテクセラミックである、新しい セラルミナム™ 素材を使用。超スリムなデザインながら高い硬度を誇り、長い間きれいに安心して使用いただけます。

静音性の高い冷却性能によって強化された最新の AMD Ryzen™ AI プロセッサーを搭載。さらに、外出先での使用も可能な薄さ1.1 cm1 の筐体に、16 インチ3K ASUS Lumina OLED2ディスプレイと臨場感あふれる 6 つのスピーカー オーディオが搭載されています。

AMD Ryzen™ AI

AMD Ryzen™ AI は、AMD の高度な Zen 5 CPU コアのパワーと XDNA 2 AMD Radeon™ 890M グラフィックス テクノロジーを組み合わせ、まったく新しいコンピューティング リソースである NPU を導入しています。NPU は、コラボレーション、ローカル AI アシスタントによる生産性の向上、優れたビデオ編集品質など、充実した AI 体験をシームレスに提供できるように設計されています。

さらに、NPU は非常に効率的であるため、バッテリーを大量に消費することなく、外出先でも AI 拡張機能を楽しむことができます。スムーズなマルチタスクが可能になり、CPU と GPU を解放してそれぞれの強みに集中させることができます。

新しい AI 体験とアプリケーションの実行も容易になり、消費電力はすべて最適化されます。AMD Ryzen™ AI は、背景のぼかし、視線追跡、ノイズキャンセリングなどの Windows Studio 効果を強力にサポートし、日常のデジタル エクスペリエンスを強化します。


仕様

品名:ASUS Zenbook S 16
型番:‎UM5606WA-AI9321GR/A

・OS:Windows 11 Home 64ビット
・カラー:スマイアグレー
・ディスプレイ:16.0型 OLED (有機EL)、グレア、2,880×1,800ドット (120Hz)
・色域:sRGBカバー率100%、DCI-P3カバー率100%、Adobe RGBカバー率94.3%
・本体サイズ:幅353.6mm×奥行き243.0mm×高さ11.9~12.9mm 約1.5kg
・バッテリー駆動:約13.8時間
・消費電力:最大約65W
・CPU:AMD Ryzen AI 9 HX 370 12コア/24スレッド プロセッサ
・NPU:AMD Ryzen AI (NPU パフォーマンス 最大 50 TOPS)
・メモリ:32GB LPDDR5X-7500
・スロット:オンボードメモリのみ
・ストレージ:1TB (PCI Express 4.0 x4接続 NVMe/M.2)
・グラフィックス:AMD Radeon グラフィックス (CPU内蔵)
・Office:なし
・キーボード:84キー日本語キーボード(キーピッチ:幅約19mm、縦約18mm)
       、イルミネートキーボード、JIS配列
・ポインティングデバイス:マルチタッチ・タッチパッド
・webカメラ:207万画素赤外線 (IR) カメラ内蔵
・オーディオ:ステレオスピーカー内蔵 (1W×4、0.8W×2)、
       アレイマイク内蔵、マイクロホン/ヘッドホン・コンボジャック×1
・USBポート:USB4 (Type-C/Power Delivery対応) ×2、※データ転送と映像出力/本機への給電をサポート、USB3.2 (Type-A/Gen2) ×1・外部ディスプレイ出力:HDMI×1、Type-C×2
・通信機能:無線LAN:IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax/be (Wi-Fi 7)、Bluetooth 5.4
・カードリーダー:microSDXC/SDHC/microSDメモリーカード
・その他:顔認証対応、Xbox Game Pass Ultimate (3ヶ月利用権)
・本体:購入日より12ヵ月間のインターナショナル保証+購入日より12ヵ月間のASUSのあんしん保証(日本国内保証・要登録)※製品購入後30日以内にMyASUSで製品登録が必要
・バッテリーおよびACアダプター:購入日より12ヵ月間の日本国内保証
・主な付属品:ASUS 65W USB Type-C アダプター、USB Type-C to Type-C ケーブル、製品マニュアル、製品保証書
詳しくはメーカーページをご覧ください


【開封】

色は迷わずグレー(スマイアグレー)を選択。底部と背面は少し高級感はありませんが、それ以外は完璧です。高級感に溢れています。最初ビックリしたのが天板の質感です。触った感じか何とも言えないサラサラっとした触り心地なのです。しいて言うなら「和紙」でしょうか、写真では表現しにくいのですが、ため息の出る美しさです。内箱も綺麗です。

購入前はもう少し黒に近いのかなと思ったのですが、光の加減や角度によっても濃淡も変わってきます。天板とキーボードは割合50%程度のグレー、それ以外の筐体はもう少し明るいグレーです。非常に上品なグレーです。












しばらく使いました。
細かい部分で少し疑問もあります。タッチパットが大きすぎます。ブラインドタッチで文字入力をしていると指や手の平が当たってカーソルが何処かへ移動したりします。設定でタッチパットを利用不可に出来るのですが、これが一度設定すると外部マウスを付けないと解除できません。たいていは「Bluetoothマウスを付けると自動的にタッチパット利用禁止、マウスを外すとタッチパットが復活」という設定が多いのですが、見当たりません。ちょっと不便です。

キーボードですが「キーピッチ:幅約19mm、縦約18mm」ブラインドタッチは問題ありません。ただ、リターンキー周りのキーが少し小さいのと、カーソルキーが小さいです。タッチパットを小さくしてその分キーピッチを19㎜の完全スクエアにして右端とカーソルにゆとりがあれば100点満点!完璧でしょう。この辺りは依然としてThinkPadが完璧です。
ThinkPad T16 Gen 2 AMD
同じ16インチノートPCテンキー付きなのに使いやすい。
Thinkpad初期の頃からするとコストカット感は否めませんが
それでも流石Thinkpad、キーボードは変わらず素晴らしいです。




【保護フィルム】
いつもなら液晶の保護フィルムを張るのですが今回は辞めました。
薄型のため液晶とキーボート間のクリアランスがあまりないように感じたためです。
若干の気休めですが、今回は液体タイプにしました。




【パソコンを開く

さて、ノートパソコンの場合「開け閉め」が多く発生します。
それがゆえに「気持ちよく片手で開けるか?」が大きなポイントになると考えています。そうしないとストレスが溜まるのです。私が過去に持っていたノートパソコン「片手で開けないワースト3」を発表します。

①本体が軽く「向こうへ向こうへ」動く。結果左手で本体を支え、右手で開いた。
②液晶側に引っ掛かりが無く、結果両手で貝を開くように開いた。
②ヒンジが固く本体も一緒に持ち上がる。結果両手で貝を開くように開いた。

さて、Zenbook S 16はどうでしょうか?
右手親指をフロント中央にかけます
片手で静かに上に持ち上げます。
本体はピクリとも浮くこともなく適度な重さでスッと開きます。
高級感さえ感じます。これは「片手開き個人ベスト1」の心地良さです。
また、ふたを閉めるときの気持ちよさもお伝えしておきます。

本体側、タッチパットの中央に凹みがあります。
本体側の凹みは、裏から見ると指を引っ掛けやすい構造となります。
デザインの美しさ、機能性、気遣いを感じます。





【スタバにて

若干、画面の映り込みが気になりますが、問題ありません。
やはりお洒落パソコンはスタバによく合います。惚れ惚れします。

実験:PhotoshopCCで生成AIを利用して猫を追加
こちらはオリジナル写真です
PhotoshopCCで生成AIを利用して猫を追加-1
キーボードの歪みなどがあるがパット見凄い
大体20秒くらいで描写完了。レスポンスもよい

PhotoshopCCで生成AIを利用して猫を追加-2
こういう事を行うのに特殊技術はいらないのです
「今後は技術より発想力が必要」と思ったのですが、
AIですから、多分もうそれさえも要らなくなるでしょう。






【BitLockerに怒られる】
多分ですが、サインインオプションのPINの変更を何度もやっていたら、どうもハッキングと勘違いされたらしく、ある日パソコンの電源を入れたらBitLocker様に怒られました。

■症状
設定➡アカウント➡サインインする方法➡PIN(WindowsHello) 設定変更
途中でPINを間違えたり、顔認証を消したり、これを何度かやっていたら「回復キーの入力」を求められる様になりました。もちろんバックアップも取っていないので焦りました。とりあえず再起動したら、出なくなったので今のうちに対応します。
※PCの電源を一度落とすと「回復キーの入力」が出るような気がします

■対策
①焦らず一度BitLockerによる暗号化を停止させます
 スタートメニュー画面➡検索で「回復キー」と押し「データ暗号化」を選択

 デバイスセキュリティー➡データ暗号化➡デバイスの暗号化を管理する

 ➡デバイスの暗号化(オン)になっている➡オフにする
 ※暗号化が解除されるのに時間がかかる

②「暗号化の解除が終了」したことを確認し、一度電源を落とし再度電源ON。「回復キーの入力」が出ないことを確認しました。ホッとしました。

③もう一度①を実行し今度はデバイスの暗号化を(オン)にする
 ※暗号化には時間がかかる

④暗号化が終了したら「回復キーのバックアップ」を作成
 スタートメニュー画面➡設定➡設定の検索に「回復キー」と入力

 ➡「回復キーのバックアップ」を選択

⑤「ファイルに保存する」と回復キーを印刷する(PDF出力)して保管しました。
また、Microsoftアカウントでログインをしている場合は「アカウントの管理」の「デバイス」にて回復キーが保管されているように思います。何かあったら別のパソコンでアカウントの確認をすれば「回復キー」がわかるのだと思いました。


BitLockerに怒られた時の対応は色々あると思います。今回は、あくまでも個人的な対応ですので、ご参考までに。
BitLockerとは、Microsoftが開発したディスク暗号化機能の一つで、Windows Vista以降のOSに搭載されています。 この機能は、コンピューターのデータを保護するために、ハードディスクやUSBメモリなどのストレージデバイスに保存されている情報を暗号化することができます。




【総括】
高価ですが、私の理想通りのノートパソコンでした。この満足度を考えるとコストパフォーマンスは高いのです。長く付き合える相棒です。大切に使ってゆこうと思います。

余談ですが、このカッコいい天板のデザインですが、どこかで見たことがあるような気がしていました。思い出しました。同じASUSのZenfone 11 Ultraです。デザインの一貫性は見事です。



※内容はあくまでも個人的な考えですのでご了承ください。
 参考程度にお読みいただければ幸いです。