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iFi Audio xDSD Gryphon |
最近、「SHANLING SONO」と「TRN VX Pro」の2タイプの変態有線イヤホンを買ったことにより、「有線イヤホンで良い音を聴きたい!」病がまた始まりました! ただ、DAPは卒業しているのであくまでも「スマートフォン+ポータブルアンプ(無線)+有線イヤホン」の組み合わせがマストです。
iFi Audio xDSD Gryphonの発売は実に約2年前の2021年11月頃です。「何故、今更Gryphonを買ったのか?」なのですが、価格が少し安くなっていたのとFiio BTR7の後継が中々出なかったからです。xDSD GryphonはBluetoothやオーディオコーデックが少し古い規格ですが、その音質は今でも非常に評価が高いのです。
「2年も前の商品が今に通用するのか?」「一体どんな音なのか?」「Fiio BTR7との違いは?」など興味は尽きません。
・セパレート化されたBluetooth、DAC、アンプ段、最大の性能を発揮するよう最適化
【開封】
外箱は非常にシンプルです。どこか有機的なそのデザインは美しいですが、大きく重いです。個人的には正直 xDSD GryphonとスマートフォンをUSBケーブルで接続し持ち歩く気は起きません。よって今後の xDSD Gryphonの評価・レビューはBluetooth接続を基本とします。




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入力(XBass、電源、USB、光、4.4㎜、3.5㎜) |
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液晶パネル、接続情報やボリューム情報を表示 |
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出力(3.5㎜、4.4㎜、電源、XSpace、XBass II、接続切換) |

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電源ボタン(長押:ON/OFF、一回:一時停止/再生、回す:ボリューム) |
デザイン、素材感・質感、操作系ボタンだけ見てもワクワクしてきます。大きく思い本体は、同じコンセプトである軽量小型のFiio BTR7 と比べてどうなのでしょうか?良い音であれば苦も無く持ち歩くと思いますが、音が悪かったらただの文鎮と化す可能性もあります。
プレイヤーアプリは「Neutron Music Player」を使用します。
設定等が複雑ですが、機能が多く音質が良いです。
※ノーマライゼーション(OFF)・イコライザー(OFF)に設定
オーディオビジュアル専用マシンのmotorola razr 40 ULTRAを利用します。
motorola razr 40 ULTRA ⇔ xDSD Gryphon とはBluetoothで接続します
■コーデック
motorola razr 40 ULTRAはクアルコムのスナップドラゴンサウンドに対応しています。
サブディスプレイでほぼすべての操作ができ、いざとなればフル画面も利用できます。ガジェット好きな方、目新しいスマホが好きな方にお勧めの逸品です。
どちらも、気持ちよく操作できます。音量・曲送り・曲戻し・一時停止/再生・ボリューム操作。必要最小限で理想の商品でした。また、カメラを起動しておけばシャッターも切れます。便利です。また、どちらもスイッチを入れると瞬時に繋がります。
★Amazon:B Blesiya BT009 Bluetoothリモコン ハンドル メディアボタン
★Amazon:LZYDD Bt ワイヤレス メディア 音楽 リモコン カメラ シャッター
中々便利です。が、何回か手が滑って落としてしまいました。
音楽操作だけの為の安いスマートウォッチも買おうかな。
★Amazon:シャオミ(Xiaomi) Smart Band 8 スマートウォッチ

リモコンに対する今後の期待
私は現在Pixelwatch2を持っています。基本的には「Pixel8Pro」と接続しています。Pixelwatch2はもちろん音楽コントロール機能はあります。しかも、すべてにおいて使いやすいです。さて、リモコンに対する今後の期待ですが、例えば今後出てくるPixelwatch3がマルチポイントに対応すればいいのです。そうすれば2機種のスマホの音楽コントロールが出来ます。技術的には全く問題ないはずなのですが。。。期待してます。
オーディオプレイヤーとしては「motorola razr 40 ULTRA」を使用。モバイルアンプの「xDSD Gryphon」とはBluetooth(aptX Adaptive)で接続します。有線接続はしませんので音質はどんな感じか気になる所です。
※サンプリング:48kHz/24bit、ビットレート:280kbps~420kbps可変
■まず先に、色々ないイヤホンで聴いてみての基本的な音質について
また、音場は心地よく広いです。広いからと言って音が散乱することもありません。音圧もシッカリあります。凄いのはボリュームを落としても、その音の存在感は変わりません。解像度は非常に高いです。
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USB-Cのポートが2つあります 一つは充電用なので間違わないように |
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接続されるとUSB Auduoと認識されます ボリュームは100%に |
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接続されると USB PCM 48K と表示されます ボリュームは最小から少しずつ上げていきます イヤホンのインピータンスにもよりますが 70~80位の間で落ち着くかなと思います |
まるでダイナミックドライバー1基の様な音の繋がりの良さ、しかも、低音域~高音域まで音の歪みやムラなくキッチリ鳴ります。音場は広いが引き締まる所は引き締まり伸びて行くところは伸びて行く、タイトで切れがある低音、存在感のあるドラムスやボーカルを聴かせる中音、繊細で美しい高音域、高い解像度ですべての音が見えるようです。音圧はありますが、ダイナミックドライバー特有の空気を振動させるような音圧ではなく上品な音圧です。古い楽曲も力強く美しく蘇ります。
xDSD Gryphonとの相性は抜群です。
評価:★★★★★(5点)
おぉ~凄いです。広い音場で広がりと直進的な圧の強い空気を振るわせるようなズッシリとした低音、存在感のある中音、クリアな高音、これが誠に美しい音質を奏でます。低音域のフォーカスもぼやけることなく、中音域の存在感と見通しのよい抜け感、耳に刺さることなく繊細で心地よいクリアな高音域。いつまでも聴いていたくなります。
xDSD Gryphonの性能を確実に表現出来ています。相性は抜群です。
評価:★★★★★(5点)
いやぁ~これまた凄いです。もともと音場の広いTRN VX Proですが、更に広い音場となります。しかも、どれ一つ音が逃げることなく広い空間の中で全ての音が聴こえるようです。深くシッカリとした低音、宝石の様な中音から超高音、全てがバランスよく鳴ります。一見音圧が低く感じますがそんなことはありません。ボリュームを下げても各音の存在感はそのままです。これが誠に美しい音質を奏でます。SHANLING SONOも良いですがTRN VX Proの心地よさは病みつきになります。
xDSD Gryphonとの組み合わせで更に環濠的な音質になります。相性は抜群です。
評価:★★★★★(5点)
ただ、実は最近優れたイヤホンが多々出てきており出番が少なくなっていました。「他のハイブリットに比べると音場が狭い」「Woodドライバーならではのウオーム感が逆に曇って切れの無い音に感じる」「高音域がもう少し欲しい」「EDM等を良く聴くのでもう少し抜け感や切れが欲しい」と言うのが主な理由でした。
うわぁ~HA-FW1500が帰って来ました!切れのある重低音がハートに響きます。比較的狭い音場が適度に広がりました。見通しも良くなり、ウオーム感はそのまましっかりとした輪郭と切れがあります。高音域もキラキラと心地よく今までになく柔らかく美しいです。今までで一番相性が良いと感じます。
はやりxDSD Gryphonのアンプ効果が大きいと思います。Woodドライバーを完全に鳴らしきっている感じです。優しく・心地よく・迫力もあり・抜けも良い、HA-FW1500の性能はまだまだ未知数と感じました。しかし、この深くて柔らかい心にしみる重低音は他のイヤホンでは出せません。ボリュームを絞ってもシッカリとした音圧を感じます。
しかし、HA-FW1500の低音は本当に素晴らしいです。車に17㎝のスピーカーを付けていますが、匹敵するくらいの心地よい低音を感じます。やっぱりダイナミックドライバーの空気を震わせる低音と音圧は良いですね。xDSD Gryphonとの相性は抜群です。
評価:★★★★★(5点)
高域・超高域用にKnowles製BAドライバー「SWFK-31736」、中域用にFIIOとKnowlesの共同開発によるカスタムBAドライバー、低域用に13.6㎜大口径 ベリリウムコーティング・ダイナミックドライバー採用した、4BA+1DDドライバ構成で、再生周波数帯域:5Hz~40kHzなのです。
むむむ!昔FH7は硬質な爆音の暴れん坊という認識だったのですが、xDSD Gryphonを通して聴くその音は今までのFH7へのイメージをガラリと変えます。何と言いますか「硬質な低音域の上に繊細な中高音域と力強い中低音が同居している。更に穏やかでもある。」そんな感じです。しいて言うなら、まるで「TRN VX ProxDSD Gryphon」と「SHANLING SONO」を足したような音なのです。そして、xDSD Gryphonの美しい音楽観を見事に再現します。FiiO FH7はKnowles製BAドライバーを使用していますが、今更ながらKnowlesの音は繊細で柔らかくて良いです。相性は抜群です。
評価:★★★★★(5点)
「razr 40 ULTRA+FiiO BTR7」と「razr 40 ULTRA+xDSD Gryphon」の違いを比べてみました。イヤホンはTRN VX Proを使用します。

押し寄せるシルキーで繊細な美しい高音域、耳に刺さる事もなく音場の広い壮大な美しい世界が広がります。中音域~超高音域は再生帯域による段付きは一切なく、広大な面上でフラットに広がる感じです。その中高音を支えるように深い重低音が奥から響いてきます。
ポータブル アンプ Bluetooth対応 |
xDSD Gryphon |
FiiO BTR7 |
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スペック | ||
入力 | Bluetooth、USB-C、S/PDIF同軸(3.5mm)/光(丸端子)、ライン入力(バランス4.4mm, シングル3.5mm) | Bluetooth、USB-C |
Bluetoothチップ | QCC5100シリーズ | QCC5124 |
Bluetoothバージョン | Bluetooth 5.1 | Bluetooth 5.1 |
Bluetooth対応 オーディオコーデック |
aptX, aptX HD, aptX Adaptive, aptX LL, LDAC HWA, AAC, SBC | aptX, aptX HD, aptX Adaptive, aptX LL, LDAC, AAC, SBC |
aptX Adaptive | 48kHz/24bit | 48kHz/24bit |
Bluetooth接続 | ほぼ瞬時に繋がります | 少し時間が掛かります |
対応フォーマット | (DSD)512/256/128/64 (PCM)768/705.6/384/ 352.8/192/176.4/96/ 88.2/48/44.1kHz (MQA)フルデコード対応~352.8/384kHz |
DSD256(Native) DSD128(DoP) PCM384kHz/32bitまで MQAレンダラー機能も搭載 |
液晶画面 | 入力・バッテリ・音源フォーマットンの種類など必要最低限の表示のみでます。 | 入力・バッテリ・音源フォーマットンの種類など必要最低限の表示のみでます。 |
DACチップ | バーブラウン製DACチップ | ES9219C x2 |
バッテリー | USB-C充電 (BC1.2準拠、最大1.9A給電) |
USB-C充電、Qi無線充電対応 9時間動作可能な880mAhバッテリー搭載 |
出力端子 | (バランス)4.4mm (シングル)3.5mm |
(バランス)4.4mm (シングル)3.5mm |
出力パワー | (バランス) 1000mW @ 32Ω 74mW @ 600Ω 6.7V max. @ 600Ω (シングル) 320mW @ 32Ω 40mW @ 300Ω 3.5V max. @ 600Ω |
(バランス) 320mW @ 32Ω (シングル) 160mW @ 32Ω |
S/N比 | (バランス)116dB(A)以下 (シングル)115dB(A)以下 |
(バランス)115dB (シングル)1118dB |
サイズ | 123x75x19 mm | 83.6 x 39.6 x 14.6 mm |
重量 | 215g | 68g |
音質比較 | ||
音場 | 約2倍の広さ ← ファーっと広がります |
目の前にこじんまりと スッキリした音場です |
奥行 | 約2倍の深さ ← 奥の方から低音が湧きます |
深さはありません 目の前近くで音がします |
音圧 | ズッシリとした上品な音圧 ボリュームを落としても感じる事のできる音圧です |
程度でスッキリとした な音圧です 可もなく不可もなく |
ホワイトノイズ | 全くありません 真っ暗闇の様です |
気になるほどではありませんが微かにノイズがあります |
音の厚み深み | 立体的な深みを感じます 音に艶やかな厚みを感じます |
全体的にはアッサリめで 厚みや深みはあまりない |
レスポンス |
繊細で上品なレスポンスです。音に切れがあるというか、音の一粒一粒が躍動しているのが分かります | アタック感も強くレスポンスも良いです。クールな切れ味を感じます |
低音 | 深く豊かな上質の低音です。存在感にみなぎっていますが、音場の奥の方から全体を取りまとめる様に湧き上がってきます | 楽曲によっては低音はでますが、あまり主張しません。音の切れはいいですが若干弱い気がします |
中音 | 解像度が高く、BTR7では聴こえなかったコーラスや楽器など中音域に埋もれていた音が聴こえてきます | 比較的フラットな中音域です。解像度は少し低く感じます。ボーカルがもう少し前に出ると良い |
高音 | シルキーで繊細な粒が見える様な高音が広がります。楽曲によっては上下左右にスーッと高音の余韻が伸びて行きます | よく出ますが、音場があまり広くないので、上下左右への高音が余韻があまりありません。 |
特徴 | 音が非常に生々しいです。フェードアウトしていく時の、微かな楽器の音や、かすれて消えていく声も聞こえて来ます。久々に感動する音です | 機動力・利便性・高音質・価格のバランスが非常に良い商品です。一つ持っていると重宝します |
操作性 | ほぼハードボタンで切り替えや設定が出来ます。非常に直感的に操作でき良いのですが、音楽の操作においては[一時停止/再生]しか出来ず非常に不便。ただ、ボリュームはカッコいい | 各種設定は画面を見ながら設定をします。非常に面倒で直感的に操作できません。ただ、音楽の操作においては[戻る][一時停止/再生][送る]、ボリュームボタンがあり便利 |
おすすめポイント | とにかくビックリするくらい音が良いです。いつまでも聴いていたくなる音質です。「これが本当にワイヤレスなのか?」と疑いたくなるような感動の音質です。 | マルチポイント対応で音質も良くコンパクトです。気軽に良い音を持ち出せます。性能と音質を考えて時に非常にコストパフォーマンスが高いです |
ここが惜しい | やはり大きく重いことが、素晴らしい音質とトレードオフです。また、バッテリの持ちがあまり良くありません。まぁ、パワーがあるので仕方ないですが | xDSD Gryphonを買って初めて分かったのですが、BTR7は癖が無く音質がスッキリし過ぎで面白味がありません。良い音なんですが、没頭感や感動は少ないです |
総括 | DACが素直な音をだし、アンプが上質な音を出します。新しい楽曲でも古いが曲でも分け隔てなく良い音になります。また、イヤホンの性能を100%引き出せます。が、逆に性能の悪いイヤホンの場合、聞くに堪えない音になります | 気軽に良い音を楽しめます。有線イヤホンを使用しますが、完全ワイヤレスイヤホンと変わらぬ機動性を発揮します。イヤホンを選ばず比較的どんなイヤホンでもそれなりに鳴ります。コストパフォーマンスが高いモバイルアンプです |
総合評価 | ★★★★★5.0 | ★★★☆☆3.5 |
【総括】
音源を無線で接続して、ここまで音の良い製品は中々ないのではないでしょうか?各イヤホンの個性を生かしつつ「xDSD Gryphon」の放つ美しい音質には脱帽します。本当にいつまでも耳を傾けていたくなります。また、最初から良い音なんですが、エージング200時間くらいすると更に見通しよく繊細になってきます。
※内容はあくまでも個人的な考えですのでご了承ください。
参考程度にお読みいただければ幸いです。